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OfferBoxとWantedlyの違い|新卒採用で使うなら
「新卒採用にWantedlyは使えますか。OfferBoxとどう違いますか」という相談は、スタートアップや若い会社から多く受けます。結論から言うと、OfferBoxは新卒の学生に絞って企業からオファーを送る媒体、Wantedlyは新卒も中途も含めて、会社の想いに共感した人が集まる媒体です。 どちらも「企業から動ける」点は共通していますが、届く相手と、企業が用意するものが違います。この記事では、その違いが新卒採用の設計にどう効くかを整理します。
届く相手が違う|学生に絞るか、学生を含む幅広い層か
OfferBoxに登録しているのは就職活動中の学生です。卒年で区切られ、プロフィールには大学・学部・志望業界・適性検査の結果などが並びます。企業はそこから条件で絞り込み、オファーを送ります。
Wantedlyに登録しているのは、学生だけではありません。働いている人、転職を考えている人、いまは考えていない人、副業を探している人。その中に新卒の学生も含まれます。ウォンテッドリー株式会社が「ビジネスSNS」と呼んでいるとおり、採用の場であると同時に、会社と人がつながる場です。
| 観点 | OfferBox | Wantedly |
|---|---|---|
| 登録している人 | 就職活動中の学生 | 学生を含む幅広い層(中途・副業も) |
| 卒年での絞り込み | できる(卒年ごとに運用) | 新卒向けの募集として設計する |
| 企業から動く手段 | オファー(1人ずつ) | ダイレクトスカウト+募集記事・ストーリー |
| 集まる理由 | 条件と適性のマッチ | 会社の想い・カルチャーへの共感 |
新卒だけを、条件で絞って採りたいならOfferBoxが素直です。新卒と中途を同じ会社ページで集めたい、あるいは「条件より価値観で集めたい」ならWantedlyが向きます。
企業が用意するものが違う
この2つは、企業側で用意するものの量と種類が違います。
OfferBoxで必要なのは、検索条件と、オファー文面です。企業ページや募集要項もありますが、成果を左右するのは「誰に、どんな文面を送るか」です。
Wantedlyで必要なのは、会社ページ、募集記事、ストーリー(会社の日常や考えを書く記事)、そしてスカウト文面です。「なにをやっているのか」「なぜやるのか」「どうやっているのか」を言葉にし、写真を添え、更新し続けることが前提になります。
つまり、OfferBoxは「送る」ことに時間を使い、Wantedlyは「書いて見せる」ことに時間を使います。
エージェントベストの見解
新卒採用でWantedlyを検討する会社に、当社がまず聞くのは「会社の想いを、社内の誰かがすでに言葉にしているか」です。ミッションやバリューが言葉になっていて、代表や社員が自分の言葉で語れる会社は、Wantedlyの会社ページとストーリーが自然に書けます。逆に、それがまだ言葉になっていない会社は、Wantedlyを始めてから「何を書けばいいか分からない」で止まります。その場合は、先にOfferBoxで学生に会い、面談で自社の何が響くかを掴んでから、Wantedlyの記事に落とすほうが順番として無理がありません。どちらの販売パートナーでもある当社は、この順番を先に提案できます。
運用の時間の使い方が違う
OfferBoxは、卒年ごとに運用の山があります。オファーを送る時期に集中して動き、承認された学生と面談し、選考に乗せる。年間の中で「送る期間」がはっきりしています。
Wantedlyは、通年で動きます。募集記事は出しっぱなしでは読まれにくく、ストーリーの更新やスカウトの送信を続けることで、会社ページに人が来る状態を保ちます。新卒採用の時期だけ動かすより、中途採用と合わせて年間で回すほうが、投じた時間に対して成果が安定します。
- OfferBox:卒年ごとに山を作る運用。送る期間に集中する
- Wantedly:通年で育てる運用。新卒だけで使うより、中途と合わせて使うと安定する
新卒採用しか予定がなく、中途採用の予定がない会社がWantedlyだけを使うと、新卒の時期以外に会社ページが動かず、費用に対して手応えが薄く感じられることがあります。
新卒採用での組み合わせ方
両方を使うなら、次の分担が分かりやすいです。
- 学生への直接アプローチはOfferBox:卒年・大学・適性で絞ってオファーを送る
- 会社の見せ方はWantedly:会社ページとストーリーを、学生が面談前後に読む「会社の説明書」として使う
- 中途採用はWantedlyに寄せる:新卒のために整えた会社ページを、中途採用でもそのまま使う
OfferBoxのオファー文面から、Wantedlyの会社ページやストーリーへリンクを貼る使い方もあります。オファーで興味を持った学生が、会社の日常を読んでから面談に来る。この流れができると、面談での「思っていたのと違う」が減ります。
料金の型が違う
金額は各社の料金表によりますが、型の違いを押さえておきます。
OfferBoxには定額のプランと、採用が決まったときに費用が発生する成功報酬型があります。新卒1人あたりの費用を後ろに置きたい会社に成功報酬型が選ばれやすい傾向があります。
Wantedlyは契約期間で決まる定額で、採用人数によらず成功報酬はかかりません。募集記事やストーリーの掲載数に制限がなく、スカウト通数はプランによって決まります。採用人数が多いほど1人あたりの費用が下がる型です。
新卒を少数採る会社はOfferBoxの成功報酬型、新卒と中途を合わせて継続的に採る会社はWantedlyの定額、という組み合わせになりやすい理由がここにあります。
エージェントベストの見解
相談で多い思い込みは「Wantedlyはスタートアップ向け、OfferBoxは大手向け」という区分です。実際には、どちらにもいろいろな規模の会社がいます。分かれ目は規模ではなく「条件で絞って届けたいか、共感で集めたいか」と「新卒だけか、中途もか」の2軸です。この2軸で置くと、シード期のスタートアップでも新卒を条件で絞りたいならOfferBoxが先ですし、従業員数百名の会社でも中途と合わせて共感で集めたいならWantedlyが先になります。当社は3媒体すべての販売パートナーなので、どちらを勧めても当社の収益は変わりません。だからこそ、この2軸で率直に言えます。
まとめ
- OfferBoxは学生に絞って企業からオファーを送る媒体、Wantedlyは学生を含む幅広い層が共感で集まる媒体
- OfferBoxは「送る」に、Wantedlyは「書いて見せる」に時間を使う
- OfferBoxは卒年ごとの山、Wantedlyは通年で育てる運用。新卒だけならOfferBoxが素直
- 併用するなら、学生への直接アプローチはOfferBox、会社の見せ方と中途はWantedly
- 分かれ目は規模ではなく「条件か共感か」「新卒だけか中途もか」の2軸
よくある質問
新卒採用だけの予定でも、Wantedlyは使えますか
使えます。ただし通年で会社ページを育てる媒体なので、新卒の時期だけ動かすと手応えが薄く感じられることがあります。新卒だけならOfferBoxを先に検討し、中途採用の予定が出てきたらWantedlyを足す順番が無理のない形です。
OfferBoxとWantedlyの両方に会社紹介を書くのは二度手間ですか
二度手間にならない使い方があります。Wantedlyの会社ページとストーリーを「会社の説明書」として整え、OfferBoxのオファー文面や企業ページからそこへ誘導する。学生が面談前に会社の日常を読める状態にすると、面談の質が上がります。
どちらも販売パートナー経由で申し込めますか
はい。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーです。料金は各社の正規料金のままで、申込の手続きとその後の運用のご相談を当社が窓口として受けます。