ワンキャリアとリクナビの違い|採用の流れのどこで効くかが違う

媒体比較・選び方媒体比較 更新日 2026/9/10

「リクナビでエントリーは集まるが、選考の途中で減っていく」「ワンキャリアを足せば、それが止まるのか」という相談を受けます。結論から言うと、この2つは採用の流れの中で効く段階が違います。リクナビはエントリーの入口で効き、ワンキャリアは選考中から内定承諾までの、学生が判断する段階で効きます。 リクナビは株式会社リクルートが運営する就職情報サイト、ワンキャリアは株式会社ワンキャリアが運営する、クチコミと選考体験談を土台にした新卒向けの媒体です。この記事ではリクナビの仕様や数値には触れず、効く段階の違いを、時期、数字の読み方、社内の準備の順番、併用の分担の順で整理します。

採用の流れのどこで効くかが違う

新卒採用の流れを、大きく4つの段階に分けます。

  1. 知る:学生が自社の存在を知る
  2. 応募する:エントリーし、説明会や選考に進む
  3. 判断する:選考の途中で、自社を続けるかを決める
  4. 承諾する:内定を受けるかを決める

ナビ型のリクナビが主に効くのは、1と2です。学生が募集情報を検索し、一覧から自社を見つけ、エントリーする。入口の母集団を作る段階です。

ワンキャリアが主に効くのは、3と4です。選考の途中で「この会社の面接はどうだったか」を体験談で読み、内定を受ける前に「先に受けた学生はどう言っているか」をクチコミで読む。学生が判断する段階です。

段階リクナビワンキャリア
知る検索の一覧で見つかるイベントやスカウトで接点を作る
応募するエントリーの窓口になる掲載情報から選考に進む
判断する掲載原稿を読み返す選考体験談を読む
承諾する―クチコミを読む

「エントリーは集まるが、選考の途中で減る」という症状は、1と2は機能していて、3と4で離脱している状態です。この段階で学生が読んでいるものを、企業が整えていないことが多いです。

時期の使い方が違う

ナビ型は、就職活動の解禁時期に合わせて学生が一斉に動きます。企業は解禁前に掲載原稿と説明会を整え、解禁後に応募対応が集中します。

ワンキャリアは、学生が自社を調べるタイミングで読まれます。それは解禁後の選考中だけでなく、インターンの前、内定が出たあと、承諾を決める直前など、年間を通じて起きます。企業ページとイベント情報は解禁前に整えますが、体験談は学生が書くものなので、企業が動く時期とは関係なく増えていきます。

つまり、ナビ型は「時期に合わせて動く」運用、ワンキャリアは「学生が読む前に整えておく」運用です。

エージェントベストの見解

媒体を比べるときにエントリー数を持ち出す会社は多いのですが、エントリー数は入口の母集団の大きさであって、採用の進捗ではありません。ナビ型でエントリーが多くても、選考の途中で減っていくなら、入口を広げても結果は変わりません。当社が3媒体すべての販売パートナーとして相談を受けるとき、先に確認するのは「どの段階で、どれくらい減っているか」です。入口で足りないなら、ナビ型の掲載原稿とOfferBoxのようなスカウト型で広げます。選考の途中で減っているなら、ワンキャリアの体験談を読み、選考の運用を直します。内定後に減っているなら、クチコミと内定者への接し方を見ます。段階ごとに効く媒体が違うので、「エントリーが少ないからワンキャリア」「辞退が多いからリクナビ」のような組み合わせは、段階と媒体がずれています。数字は、どの段階の数字かを見てから、媒体の話をすることを勧めます。

社内の準備の順番が違う

ナビ型の準備は、掲載原稿と説明会です。人事が中心になって整え、解禁に間に合わせます。

ワンキャリアの準備は、企業ページとイベント情報に加えて、自社の選考体験談を読み、選考の運用を直すことです。体験談に「面接の連絡が遅い」「面接で何を見ているか分からない」とあれば、面接官である現場社員と一緒に直します。企業ページを整えるだけでは、学生が読んでいるものは変わりません。この点はワンキャリアとマイナビの違いでも書きました。

準備リクナビワンキャリア
人事が整えるもの掲載原稿・説明会企業ページ・イベント情報
人事が読むもの応募者の情報自社の選考体験談・クチコミ
現場に頼むこと説明会の登壇・面接面接の進め方の変更
準備の期限解禁前学生が判断する前(年間を通じて)

「現場に面接の進め方を変えてもらえるか」が、ワンキャリアの準備ができるかの分かれ目です。

この条件ならどちらを先に検討するか

優劣ではなく、先に検討する順番として置きます。

併用するときの分担

リクナビを残したままワンキャリアを足す会社が多いので、その前提で分担を書きます。

  1. 入口はナビ型に:掲載原稿と説明会で、エントリーの母集団を作る
  2. 判断の段階はワンキャリアで:応募した学生が選考の途中で読む体験談と企業ページを整える
  3. 選考の運用を直す:体験談に書かれた点を、面接官と一緒に直す。直した結果は、ナビ型から来た学生にも効く
  4. 時期で切り替える:解禁前はワンキャリアの企業ページと体験談の確認、解禁後はナビ型の応募対応、というように人事の時間を段階で分ける
  5. 選考フローは1本にする:入口が違うだけで、途中から別扱いにしない

ナビ型から来た学生が、選考の途中でワンキャリアの体験談を読む流れは、企業が併用していなくても起きています。併用するかどうかにかかわらず、自社の体験談を読んでおくことは、ナビ型の成果にも効きます。

エージェントベストの見解

これをやる前に、先に決めておかないと効果が出ないことがあります。それは「選考体験談に書かれたことのうち、直すものを1つ決めて、面接官と合意する」ことです。当社が契約後の運用まで見ている経験では、ワンキャリアに載せてから体験談を読み始めた会社は、直せる点が多すぎて手がつかず、企業ページを整えるだけで止まります。逆に、申込前に体験談を読み、「面接の結果連絡を早める」のように1つだけ決めて面接官と合意した会社は、載せた時点で運用が動き始めます。ナビ型の掲載原稿は人事だけで整えられますが、ワンキャリアの準備は現場との合意が要ります。この合意が取れるかどうかを、申込前に確認してから決めることを勧めます。取れないなら、先にナビ型で入口を整え、合意が取れる時期を待ってからワンキャリアを足す順番のほうが、費用が無駄になりません。

まとめ

よくある質問

エントリーが少ないのですが、ワンキャリアで増えますか

ワンキャリアが主に効くのは、学生が判断する段階です。入口の母集団が足りないなら、ナビ型の掲載原稿を見直すか、OfferBoxのようなスカウト型で企業から届ける形を先に検討することを勧めます。段階と媒体を合わせてから決めると、費用が無駄になりません。

選考の途中で辞退が多いです。リクナビの原稿を直せば減りますか

掲載原稿は主に入口で読まれるものなので、選考の途中の判断には効きにくいです。学生がその段階で読んでいるのは、ワンキャリアの選考体験談であることが多いです。自社の体験談を読み、書かれた点を面接官と一緒に直すほうが、途中の辞退には効きやすいです。

リクナビの申込も御社経由でできますか

当社が販売パートナーとして窓口になるのは、OfferBox・Wantedly・ワンキャリアの3媒体です。リクナビの申込は各社の窓口になりますが、ナビ型と併用するときの段階の分け方や、体験談への向き合い方は、ワンキャリアの運用を見ている立場からご相談いただけます。OfferBoxとの比較はOfferBoxとリクナビの違い、3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/10 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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