広報・PRの長期インターンを採る|社外発信の確認の流れ
広報・PRの長期インターンでは、学生が書いた文章や作った投稿が、会社の名前で社外に出ていきます。SNSの運用、プレスリリースの下書き、オウンドメディアの記事、取材の調整。どれも会社の顔として読まれる仕事です。結論から言うと、広報・PRの長期インターンは「誰が確認してから外に出すか」の流れを募集前に決めておけば、学生に任せられる発信の幅を広げられます。 確認の流れがないまま学生に投稿を任せると、意図しない表現が出たときに会社として説明がつかなくなります。この記事では、学生向けの長期インターン求人サイトInfraで広報・PRを募集する会社に向けて、確認の流れと任せ方を整理します。
広報を志望する学生が描いている仕事
広報・PRの長期インターンに応募してくる学生は、SNSに慣れていて、文章を書くことが好きな学生が多い傾向があります。
- 会社の公式SNSを運用したい
- 記事やインタビューの文章を書きたい
- メディアに取り上げられる仕事に関わりたい
- イベントの企画や運営をしたい
学生がSNSに慣れていることは、広報の仕事に生きる強みです。ただし、個人のアカウントでの発信と、会社の名前での発信は、求められる配慮がまったく違います。この違いを最初に伝えておかないと、学生は個人の感覚のまま会社の発信をしてしまいます。
任せる発信と、任せない発信
広報の仕事を学生に任せるときは、発信の種類によって線を引きます。
学生が下書きし、社員が確認して出すもの
- 公式SNSの日々の投稿
- オウンドメディアの記事
- 社員インタビューの原稿
- イベントの告知
社員が書き、学生が補助するもの
- プレスリリース
- 取材への回答
- 決算や人事などの公式な発表
学生には任せないもの
- 炎上や苦情への対応
- 報道機関からの問い合わせへの回答
- 未公開の情報に関わる発信
プレスリリースや取材への回答は、会社としての正式な見解になるため、社員が持つのが基本です。学生には、資料の準備や、過去のリリースの整理といった補助を任せます。
確認の流れを決める
学生の下書きが外に出るまでの流れを、次のように決めておきます。
- 学生が下書きする:投稿文、画像、記事
- 担当社員が確認する:事実の誤り、表現の配慮、会社の方針との一致
- 必要なら関係部署が確認する:商品の情報なら商品担当、採用の情報なら人事
- 公開する:誰が公開の操作をするかも決めておく
SNSの日々の投稿は件数が多く、毎回すべてを確認すると社員の負担が大きくなります。慣れてきたら、決まった型の投稿は担当社員の確認だけでよい、新しい種類の投稿は関係部署の確認も入れる、のように段階を分けると回しやすくなります。
確認の基準も、紙一枚にまとめて学生と共有しておきます。使わない言葉、扱わない話題、画像に写してはいけないもの。基準が文字になっていると、学生も自分で確認できるようになります。
エージェントベストの見解
広報の長期インターンを始める会社に当社がよく伝えるのは、「確認する社員の返事の速さが、そのまま発信の量を決める」ということです。学生が下書きを出しても、確認する社員が忙しくて数日返事がないと、旬の話題に乗った投稿は出せなくなります。学生は下書きを書いては待つことになり、やがて書く気力を失います。順番としては、まず確認する社員を一人決め、その人が一日のどの時間に確認するかを決めておく。たとえば「毎日夕方に、その日の下書きをまとめて見る」と決めるだけで、学生は書くリズムを作れます。確認を複数の社員に分散させると、誰が見るのか曖昧になりがちです。確認の窓口は一つに絞ることを勧めます。
学生の私的なSNSとの切り分け
広報のインターンで見落とされやすいのが、学生個人のSNSとの関係です。
- インターン先を公開してよいか:プロフィールに会社名を書いてよいか
- 業務の様子を投稿してよいか:オフィスの写真、仕事の内容
- 会社の公式アカウントと個人アカウントの取り違え:投稿先を間違えないための工夫
三つ目は、実際に起きやすい事故です。同じ端末で公式アカウントと個人アカウントを切り替えていると、投稿先を間違えることがあります。公式アカウントの操作は会社の端末だけで行う、投稿の前に画面を確認する、といったルールを決めておきます。
公式アカウントのログイン情報を誰が持つかも、ここで決めておきます。学生に共有する場合は、インターンの終了と同時にパスワードを変える手順まで決めておくと、終わったあとの管理が楽になります。アカウントの権限の考え方は長期インターン生の情報管理で詳しく扱っています。
個人のSNSでの発信については、禁止するより「会社名を出す場合は、未公開の情報と社内の写真は載せない」のように範囲を示すほうが、学生にとっても守りやすい形になります。秘密保持の範囲と合わせて、雇用契約や誓約書の中で確認しておきます。
原稿の書き方
Infraの原稿では、学生が「自分の書いたものがどう外に出るか」を想像できるように書きます。
- 担当する発信:SNS、記事、イベントなど、具体的に
- 確認の流れ:社員が確認してから公開すること
- 一緒に働く社員:広報の担当者が何人いるか
- 過去の例:インターン生が書いた記事や投稿の例があれば
- 求める力:文章を書くことが好き、写真や画像を作れる、など
確認の流れを原稿に書いておくと、「自分の文章がそのまま出るのは不安」という学生も応募しやすくなります。
労働条件の面では、雇用として受け入れるなら最低賃金と労働時間のルールの範囲で週の稼働を組みます。授業との兼ね合いで稼働が変わる学生も多いため、発信の担当を一人に集中させない配置にしておくと安心です。
エージェントベストの見解
広報の長期インターンは、採用広報とつなげて考えると、会社にとっての価値が大きくなります。学生が書く社員インタビューや会社の日常の記事は、同世代の候補者にとって読みやすいものになりやすく、新卒採用の材料としても使えます。当社は長期インターンの媒体と新卒向けの媒体を両方扱っていますが、新卒の候補者が会社を調べるとき、公式SNSやオウンドメディアの記事を読んでいることは珍しくありません。そこに学生の目線で書かれた記事があると、候補者は入社後の自分を想像しやすくなります。ただし、採用広報として使うなら、学生に「会社の良いところを書く」役を任せるのではなく、「自分が働いて気づいたこと」を書いてもらうことです。宣伝の言葉より、気づきの言葉のほうが、候補者には信頼されます。
まとめ
- 広報・PRの長期インターンは、社外に出るまでの確認の流れを募集前に決める
- SNSや記事は学生が下書きし、プレスリリースや取材対応は社員が持つ
- 確認の窓口は一人に絞り、確認する時間を決めておくと発信の量が保てる
- 公式アカウントと個人アカウントの取り違えを防ぐルールを作る
- 採用広報につなげるなら、学生に「働いて気づいたこと」を書いてもらう
よくある質問
学生に公式SNSのアカウントを任せきりにしてもよいですか
任せきりにするのは避けたほうが安心です。日々の投稿は学生が作っても、公開前の確認と、問題が起きたときの対応は社員が持つ形にしておきます。慣れてきたら確認を簡略化することはできますが、責任の所在は会社に残しておきます。
学生の書いた記事に、学生の名前を出してもよいですか
本人の同意があれば出すことはできますが、出す範囲と期間は事前に決めておく必要があります。インターン終了後も記事が残る場合、名前を残すかどうかを本人と確認しておくと、後から困ることがありません。
炎上が起きたとき、学生はどう動けばよいですか
学生には「気づいたらすぐ担当社員に知らせる」ことだけを求め、対応そのものは社員が引き取る形にしておきます。学生が自分の判断で投稿を消したり、返信したりすると、かえって事態が大きくなることがあります。連絡の手順は、受け入れ時に一枚の紙にまとめて渡しておくと安心です。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
長期インターンの採用と受け入れ、まとめて相談できます
- 求人原稿の作成から応募対応・面接設定まで、Infraの運用を代理店として支援します
- 継続して採るならサブスクリプション、まず1名ならデポジット(成果報酬)。採用計画から選べます
- 受け入れ体制や、新卒採用へのつなぎ方も一緒に考えます
この記事の内容に合うサービス:長期インターン採用(Infra) ↗月額5万円〜/成果報酬9万円〜