OfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面|仕事の中身から書く
文系学生にオファーを送るとき、理系学生と違って「研究」のような分かりやすい接点がなく、何に触れればよいか迷う、という声を聞きます。結論から言うと、文系学生への文面で最も効くのは「仕事の中身を具体的に書くこと」と「経験を行動の型で拾うこと」の2つです。文系学生が応募する職種は仕事の中身が見えにくいことが多く、学生自身も「何をする仕事か」が分からないまま業界で選んでいます。仕事の中身が見えた瞬間に、その学生の経験とつながります。 この記事では、文系学生の文面を、仕事の中身の書き方、経験の拾い方、業界志望が広い学生への入り方、職種ごとの入り方、やりがちな失敗、人事と現場の分担の順で整理します。文面の基本はオファー文面の基本、理系学生の場合は理系学生にオファーを送るときの文面で書きました。
この作業の目的|「何の仕事か」を先に見せる
営業、企画、人事、経理、マーケティング、総合職。文系学生が対象になる職種は、名前を聞いても「1日何をしているか」が分かりにくいものが多くあります。学生は、仕事の中身が分からないので、業界や会社の知名度で選びます。
オファーの文面は、この状態を変えられます。「この仕事は、朝から夕方まで、こういうことをしている」が見えると、学生は「自分にできそうか」「やりたいか」で判断できるようになります。業界や知名度で選んでいた学生が、仕事の中身で自社を見る。これが、文系学生への文面の目的です。
仕事の中身が見えた上で、その学生の経験とつなげると、「自分宛」になります。
手順1|仕事の中身を、場面で書く
文面の本文の「仕事の中身」を、文系学生向けには特に具体的にします。抽象語ではなく、場面で書きます。
| 職種 | 抽象的な書き方(避ける) | 場面で書く(型) |
|---|---|---|
| 営業 | 顧客との関係構築 | 週に何社かを訪ね、困っていることを聞き、社内に持ち帰って提案を作る |
| 企画 | 新しい価値の創造 | 数字と現場の声を集め、来期に何をやるかの案を作り、会議で説明する |
| 人事 | 人と組織の成長支援 | 採用の面談に出て、入社した人の最初の数ヶ月を見て、制度を直す |
| 経理・管理 | 会社の基盤を支える | 毎月の数字を締め、ずれを見つけ、現場に確認しに行く |
| マーケティング | ブランド価値の向上 | 誰に何を届けるかを決め、出したものの反応を見て、次を変える |
| 総合職 | 幅広い業務 | 配属の決まり方と、最初の配属先の候補で何をするかを書く |
場面で書くと、学生は「これなら自分の〇〇の経験に近い」と、自分から接点を見つけます。抽象語だと、接点が見つかりません。仕事の中身は、テンプレートの本文に職種ごとに用意します。作り方はオファー文面テンプレートを作るときの注意で書きました。
手順2|経験を、行動の型で拾う
文系学生の自由記述には、ゼミ、アルバイト、サークル、留学、インターン、ボランティアなどが書かれています。ここから拾うのは、経験の「内容」ではなく「行動の型」です。読み方の基本は学生プロフィールの読み方で書いたとおりです。
- アルバイトで何をしたか:「接客をした」ではなく、「常連客の顔を覚えて声をかけた」「シフトの穴を埋めるために後輩に頼む工夫をした」。人との関わり方の型
- サークルで何をしたか:「副部長だった」ではなく、「新入生が辞めないように、最初の月の練習を変えた」。組織での動き方の型
- ゼミで何をしたか:「〇〇を研究した」ではなく、「資料が足りなくて、自分で聞き取りに行った」。調べ方の型
- 留学で何をしたか:「〇〇に留学した」ではなく、「言葉が通じない中で、こう工夫した」。慣れない環境での動き方の型
- 続けたこと:期間や継続が書かれていると、続け方の型
拾った行動の型を、手順1で書いた仕事の場面につなぎます。「常連客の顔を覚えて声をかけた、と書かれていて、うちの営業は週に何社かを訪ねて困りごとを聞く仕事なので、同じ動き方だと思いました」のように。経験の内容(接客、副部長)ではなく、行動の型(人を覚える、組織を動かす)でつなぐと、業界や職種が違っても接点になります。
エージェントベストの見解
申し込んだあと、文系学生向けの文面で最初の月に起きやすいのは、「仕事の中身が書けず、会社紹介になる」ことです。理系向けなら研究に触れる、技術職なら技術に触れる、という接点が見えやすいのに対し、営業や企画の文面は「何に触れればいいか」が分からず、結果として会社の説明で埋まります。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてOfferBoxの契約後の運用を見ていますが、文系向けの文面で承認が出ている会社は、仕事の中身を「場面」で書き、学生の経験を「行動の型」で拾って、その2つをつないでいます。会社の説明は、ほとんどありません。逆に、会社の説明が中心の文面は、学生に「どの会社も同じ」と映ります。文系学生への文面で最初に用意するのは、会社の説明ではなく、職種ごとの「1日の場面」です。これがあれば、文面は書けます。無ければ、どの学生にも会社紹介を送ることになります。
手順3|業界志望が広い学生には、仕事内容で入る
文系学生には、志望業界を絞っていない学生、複数の業界を並行している学生が多くいます。自社の業界を志望していないからといって切らないのは、検索条件の組み方で書いたとおりです。
こうした学生への入り方は、業界ではなく仕事内容です。
- 業界の説明から入らない:「〇〇業界に興味はありませんか」は、興味が無い学生には届かない
- 仕事の場面から入る:「うちの営業は、こういう1日です」。業界を問わず、仕事として読める
- 学生の行動の型とつなぐ:「あなたの〇〇の動き方は、この仕事のここに近い」
- 業界は、あとから一言:「業界は△△ですが、仕事の中身はいまの話のとおりです」
業界志望が広い学生は、「仕事の中身で選びたい」と思っていることが多く、仕事内容で入る文面がそこに合います。志望業界が自社と一致している学生には、業界から入っても構いませんが、その場合も仕事の中身は書きます。
手順4|「文系でも」と書かない
「文系でも活躍できます」「文系出身の社員も多い」という書き方は、避けます。理由は3つです。
- 属性で見られていると学生が感じる:「文系のあなた」ではなく「あなた」に送っている、と伝えるべき
- 技術職に文系学生を誘う場合でも、同じ:「文系でも技術職になれます」ではなく、「この技術職の最初の仕事はこうで、あなたの〇〇の型が要ります」と、仕事と行動でつなぐ
- 「でも」は、前提として不利があると言っている:学生には、その前提自体が引っかかる
文系か理系かは、学生が自分を語るときの言葉であって、企業が学生を見る軸ではありません。文面では、学部ではなく、行動の型と仕事の場面で話します。理系学生に「理系のあなたなら」と書かないのと同じです。
手順5|職種ごとの入り方
文系学生が対象になる主な職種で、入り方の型を並べます。学生ごとに変えるのは冒頭だけで、職種ごとの型は本文に用意します。3層の考え方はオファーを学生ごとに変える範囲で書きました。
| 職種 | 拾う行動の型 | 入り方 |
|---|---|---|
| 営業 | 人を覚える、聞く、頼む、続ける | 「人と関わる場面で、あなたはこう動いていた」 |
| 企画 | 調べる、まとめる、案を出す、説明する | 「情報を集めて形にした経験が書かれていた」 |
| 人事・総務 | 人の様子を見る、環境を整える、支える | 「周りの人が動きやすいように工夫した、と書かれていた」 |
| 経理・管理 | 正確にやる、ずれを見つける、確認する | 「細かい作業を長く続けた経験が書かれていた」 |
| マーケティング | 反応を見る、変える、試す | 「やってみて反応を見て直した、と書かれていた」 |
| 総合職 | 上のどれか、学生の自由記述に近いもの | 配属の決まり方と、最初の配属先の候補を添える |
型は、自社の仕事の実態に合わせて直します。「営業は人を覚える型」と決めつけず、自社の営業で活躍している人の行動の型から作ります。ペルソナの作り方は採りたい学生像を言葉にするで書きました。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 仕事の中身が抽象語 | 学生が接点を見つけられない | 場面で書く |
| 経験の内容(接客、副部長)で触れる | 内容は他の学生と同じ。自分宛にならない | 行動の型で触れる |
| 業界から入る | 業界を志望していない学生に届かない | 仕事の場面から入る |
| 「文系でも」と書く | 属性で見られていると感じる | 行動の型と仕事の場面で話す |
| 会社の説明が中心 | どの会社も同じに映る | 仕事の場面を先に用意する |
| 職種の型を一般論で作る | 自社の実態と合わず、面談で「違う」となる | 活躍している人の行動から作る |
| 総合職で配属の決まり方を書かない | 「何の仕事か分からない」で閉じられる | 決まり方と最初の配属先の候補を書く |
最も多いのは、「経験の内容で触れる」です。「アルバイトをされていましたね」は読んだ証拠にはなりますが、「自分宛」にはなりません。「どう動いたか」に触れます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 職種ごとの仕事の場面を書く | 人事が下書き、現場が「1日の実態」で直す |
| 職種ごとの行動の型を作る | 人事(活躍している人に聞く) |
| 自由記述から行動の型を拾う | 読む人(人事、現場の若手、または運用代行) |
| 冒頭で行動の型と仕事の場面をつなぐ | 読んだ人 |
| 業界志望が広い学生への入り方 | 人事(型を用意) |
| 名義と面談 | 職種の現場社員 |
「職種ごとの仕事の場面」は、現場に「昨日1日、何をしましたか」と聞くと出てきます。人事が想像で書くと抽象語になります。運用代行に出す場合、行動の型を拾って冒頭を書く作業は代行が行えますが、仕事の場面は企業の現場のものです。代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
同じ「文系学生を採りたい」という相談でも、当社が「仕事の場面を先に作りましょう」と言うのは、職種名を聞いても1日の中身が想像しにくい会社です。営業、企画、総合職。この職種名だけでは、学生は判断できず、企業側も文面で触れる場面が無い。逆に、仕事の中身が誰にでも分かる会社(店舗の運営、施設の管理など)は、場面の説明は短くて済み、行動の型でつなぐ部分に時間を使えます。当社がOfferBoxの運用代行で文系向けの文面を作るとき、最初の打ち合わせで現場に「昨日1日、何をしましたか」と聞くのは、このためです。この答えが、テンプレートの本文になり、企業ページの仕事の中身になり、募集要項の仕事内容になります。文系学生への文面は、学生の読み方より、自社の仕事の場面を言葉にできているかで決まります。
まとめ
- 文系学生への文面で効くのは、仕事の中身を場面で書くことと、経験を行動の型で拾うこと
- 仕事の場面は、現場に「昨日1日、何をしたか」と聞いて作る。抽象語は避ける
- 経験は内容(接客、副部長)ではなく、行動の型(人を覚える、組織を動かす)で拾い、仕事の場面につなぐ
- 業界志望が広い学生には、業界ではなく仕事の場面から入る
- 「文系でも」と書かない。学部ではなく、行動の型と仕事の場面で話す
よくある質問
文系学生の自由記述は、アルバイトやサークルばかりで、触れるものがありません
内容ではなく、行動の型を見ます。「接客をした」の中に「常連客の顔を覚えた」があれば、それが型です。「副部長だった」の中に「新入生が辞めないように練習を変えた」があれば、それが型です。行動が書かれていない学生には、触れる材料が少ないので、送る優先度を下げます。
総合職で募集していて、配属が決まっていません。文面に何を書けばよいですか
配属の決まり方(いつ、どう決まるか)と、最初の配属先の候補と、それぞれで何をするかを書きます。「幅広い業務」では学生が判断できません。候補の中で、その学生の行動の型に近い仕事を1つ挙げて、そこに触れると「自分宛」になります。
文系学生への文面は、運用代行に頼めますか
行動の型を拾って冒頭を書く作業は、当社が行えます。職種ごとの仕事の場面は、企業の現場に聞いて作ります。当社がOfferBoxの運用代行を受けるときは、最初の打ち合わせで現場に1日の場面を聞き、テンプレートの本文にします。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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- 検索条件・オファー文面・承認後の面談まで、いまの運用を一緒に点検します
- 運用代行は入社承諾時のみ課金の完全成果報酬(20万円/1名)
- これから申し込む場合も、料金はOfferBoxの正規料金のままです
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