OfferBoxのオファー文面がマンネリ化したとき|型より空欄を直す
OfferBoxのオファー文面が、同じになってきた。書いていて飽きた。承認が徐々に減ってきた気がする。「型を変えなければ」と考える。結論から言うと、マンネリの正体は「型」ではなく、「型の空欄が埋まらなくなったこと」です。学生の一文がプロフィールの見出しになり、現場の一文が古い場面の使い回しになり、送る人自身が読まずに型に流し込んでいる。型を変えても、空欄が埋まらなければ同じです。型は変えず、学生の一文の拾い方と現場の一文の鮮度を戻し、承認が来た文面と来なかった文面を並べて、直す場所を決めます。型を変える判断は、記録が出てからです。 この記事では、三つの正体、型を変えるのが答えでない理由、学生の一文の戻し方、現場の一文の戻し方、並べて見ること、型を変える判断、名義と送る人、使わない材料、分担を整理します。文面の基本はOfferBoxのオファー文面の基本、型の作り方はOfferBoxのオファー文面テンプレートを作るときの注意で書きました。
この作業の目的|「飽きた」を、「空欄が埋まっていない」に置き換える
送る人が「飽きた」と感じるとき、学生の側では「テンプレになった」と読まれ始めています。両方の元は同じで、型の空欄に、その学生とその現場の材料が入っていないことです。
目的は、型を変えることではなく、空欄を埋め直すことです。空欄が埋まっていれば、型は同じでも、一通ごとに違う文面になります。
マンネリの、三つの正体
| 正体 | サイン | 何が起きているか |
|---|---|---|
| 1. 学生の一文が、「見出し」になっている | 「〇〇サークルに所属されていて」「△△学部で学ばれていて」 | 自由記述を読まず、プロフィールの項目名を引用している。学生には「読んでいない」と読まれる |
| 2. 現場の一文が、古い | 一年前に聞いた「最初の月に〇〇」を、全学生に使い回している | 場面が古く、現場の実態と離れ始めている。送る人も、書き飽きている |
| 3. 送る人が、読まずに流し込んでいる | 一通あたりの時間が短くなった。承認が減っているのに気づかない | 型に慣れて、読む工程を飛ばしている。「型に埋める」が「型に流し込む」になった |
三つは、順に起きます。読まなくなり、一文が見出しになり、現場の一文も古いまま、承認が減ります。
「型を変える」は、答えではない
- 型を変えても、空欄が埋まらなければ、新しい型のテンプレになる:数週間で同じ状態に戻る
- 型を変えると、承認が来ていた文面の構造を捨てることになる:良かった部分まで変わる
- 「飽きた」は送る人の感覚で、学生は毎回初めて読む:学生にとって、型の新しさは関係ない
- 学生が読み分けるのは、「自分のことを読んだか」だけ:型ではない
- 型を変える判断は、記録が出てから:承認が来た文面と来なかった文面を並べて、型の構造に問題があると分かってから
型の構造(学生の一文→仕事の場面→何を見るか→話す場)は、変える理由がない限り保ちます。構成の考え方はOfferBoxのオファー文面の構成で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「文面がマンネリ化したので、新しい型を作ってほしい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用を見ていますが、「マンネリ化した」と言う会社の最近の文面を読むと、型は最初の頃と同じで、変わったのは空欄の中身です。最初の頃は自由記述から拾った一文が入っていて、最近はプロフィールの見出しが入っています。現場の一文も、最初に聞いたものがそのまま使われています。この状態で新しい型を渡しても、空欄の埋め方が同じなら、新しい型がすぐにマンネリになります。当社がマンネリの相談を受けるとき、最初にやるのは、型を作ることではなく、最初の頃の承認が来た文面と、最近の文面を、空欄の中身で並べることです。並べると、型ではなく空欄が変わったことが、送る人にも見えます。
学生の一文の拾い方を、戻す
- 自由記述を、最初の頃と同じ時間をかけて読む:一通あたりの時間を、最初の頃に戻す
- 「見出し」ではなく、「本人が書いた行動」を拾う:「〇〇サークル」ではなく、「〇〇で△△を自分で始めて三年続けた」
- 拾えない学生には、送らない:拾えないまま見出しで埋めると、テンプレになる
- 一文を二つ拾ってもよい:一つの一文に慣れたら、二つ目で「読んだ」が強まる
- 拾った一文を、台帳に残す:「見出し」で埋めた文面が、台帳を見れば分かる
読み方はOfferBoxのプロフィールの読み方で書きました。「戻す」だけで、マンネリの半分は消えます。
現場の一文の鮮度を、戻す
- 現場に、「今週の一日」を聞き直す:一年前の「最初の月」ではなく、今週、新人が何をしたか
- 場面を、募集ごとに二つか三つ持つ:一つを使い回さず、学生の一文に近い場面を選ぶ
- 入社してまもない社員に、「先月、何をしたか」を聞く:最も新しい「最初の1年」
- 現場の一文を、年に何度か更新する起点を決める:「年度の切れ目」「新人が入ったとき」「送る人が飽きたとき」
- 古い一文を捨てない:承認が来ていた一文は、場面の候補として残す
現場から一文を聞く型はOfferBoxの運用に現場社員を巻き込む方法で書きました。聞き直すのは一つで、短い時間で足ります。
承認が来た文面と、来なかった文面を並べる
- 台帳から、承認が来た文面と来なかった文面を、数通ずつ
- 空欄の中身で比べる:学生の一文が「行動」か「見出し」か、現場の一文が「新しい」か「古い」か
- 型の構造で比べる:順番、長さ、話す場への誘い方
- 空欄で差が出ていれば、空欄を直す:型は変えない
- 型の構造で差が出ていれば、そこだけ変える:全部を変えない
- 月に一度、この並べ方で見る:マンネリは、気づく前に記録に出る
承認率の見方はOfferBoxの承認率が低いときに疑う3つの原因で書きました。
型を変える判断は、記録が出てから
- 空欄を戻して一か月見て、承認が戻れば、型は変えない
- 空欄を戻しても承認が戻らず、並べて型の構造に差があれば、その部分だけ変える:件名、冒頭、長さ、誘い方
- 変えるのは一か所ずつ:全部を変えると、何が効いたか分からない
- 変えた前後の承認を、台帳で比べる
- 「飽きたから」で型を変えない:記録がないまま変えると、承認が来ていた構造を捨てることがある
型の見直しの手順はOfferBoxのオファー文面テンプレートを作るときの注意の注意5で書きました。
名義を変える・送る人を変える
- 名義を、人事から現場の若手に変える:同じ型でも、「送っている私は〜」の一文が変わり、送る人の側の新鮮さも戻る
- 送る人を、一時的に交代する:飽きた人が読まなくなっているなら、別の人が読む
- 送る人を増やして、一人あたりの数を減らす:一通あたりの読む時間が戻る
- 名義を変えるときは、名義の人が文面を確認する:名前だけ貸さない
名義の考え方はOfferBoxのオファー文面テンプレートを作るときの注意の注意3で書きました。
使わない材料
- 季節や時期の挨拶:「新年度になり」「暑い日が続きますが」。学生には関係がなく、テンプレに見える
- 時事の話題:文面の鮮度は、学生の一文と現場の一文で出す
- 会社の新しいニュース:「〇〇賞を受賞しました」。学生の「自分宛」にならない
- 文面の装飾:記号、強調、絵文字。読まれ方は変わらず、軽く見える
- 「他の学生とは違う」と持ち上げる言葉:読まれない
鮮度を出す材料は、学生の一文と現場の一文の二つだけです。他の材料で鮮度を出そうとすると、型が崩れます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 最初の頃の文面と最近の文面を、空欄の中身で並べる | 人事 |
| 学生の一文の拾い方を戻す(読む時間を戻す) | 送る人 |
| 現場に「今週の一日」を聞き直す | 人事が聞き、現場が答える |
| 承認が来た文面と来なかった文面を月に一度並べる | 人事 |
| 型を変えるかの判断 | 人事と責任者 |
| 名義を変える・送る人を変える | 人事と名義の人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、並べる表の型、空欄の戻し方の整理、現場への聞き直しの型、型の一か所ずつの変え方の案までで、読むこと、現場の一文を聞くこと、送ること、型を変える判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。当社がOfferBoxで「文面がマンネリ化した」という相談を受けたとき、新しい型を作る前に、空欄を戻して一か月見てもらいます。逆に、型を先に変えると、承認が戻ったとしても、それが型のせいか、型を変えたことで送る人が読み直したせいかが分かりません。多くの場合、後者で、新しい型に慣れた頃に、また空欄が見出しになり、またマンネリになります。当社が勧める順番は、空欄を戻す、一か月見る、並べる、型の構造に差があればそこだけ変える、です。「飽きた」は送る人の側の合図で、直すのは型ではなく、読む工程です。
まとめ
- マンネリの正体は型ではなく、空欄が埋まらなくなったこと。学生の一文が見出しになり、現場の一文が古く、送る人が読まずに流し込んでいる
- 型を変えても、空欄の埋め方が同じなら新しい型がすぐマンネリになる。学生は毎回初めて読み、型の新しさは関係ない
- 学生の一文は、読む時間を最初の頃に戻し、見出しではなく本人が書いた行動を拾う。現場の一文は「今週の一日」を聞き直し、場面を二つか三つ持つ
- 承認が来た文面と来なかった文面を空欄の中身と型の構造で並べ、差が出た場所だけを直す。型を変えるのは記録が出てから、一か所ずつ
- 名義や送る人を変えることで送る人の側の新鮮さを戻す。季節の挨拶や時事や会社のニュースで鮮度を出さない
よくある質問
送る人が一人で、読む時間を戻すと送る数が減ります
減らします。読まずに送った数より、読んで送った数のほうが、承認は来ます。送る数を減らして読む時間を戻し、一か月の承認を比べれば、減らしたほうが面談まで進む数が多いことが記録で見えます。数を保ったまま読む時間を戻すことはできません。
現場が「同じ仕事だから、一文は変わらない」と言います
「最初の月に何をするか」は同じでも、「今週、新人が何をしたか」は毎週違います。聞くのは、仕事の説明ではなく、今週の場面です。「先週、〇〇の案件で新人が△△をした」。場面は毎週生まれていて、それを一つ聞くだけで、一文は新しくなります。
文面のマンネリの見直しは、御社に相談できますか
できます。当社は、並べる表の型、空欄の戻し方の整理、現場への聞き直しの型、型の一か所ずつの変え方の案を支えられます。読むこと、現場の一文を聞くこと、送ること、型を変える判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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