業界イメージが不利な会社のOfferBox文面|仕事の一日を場面で書く
業界のイメージが、学生にとって不利に働く。「きつい」「古い」「地味」「不安定」といった像を、学生が最初から持っている。OfferBoxで送っても、業界名を見た時点で読まれない気がする。結論から言うと、業界イメージを文面で否定しようとすると逆効果になります。「業界のイメージと違って」「実は」と書くほど、学生はイメージを思い出します。代わりに、「業界」ではなく「その仕事の一日」を場面で書き、学生が持っている像と実態の差を、学生自身に見つけてもらいます。イメージに触れるなら事実で一行だけ、イメージが実態と合っている部分は隠さず、送る相手はイメージに引っかからない学生から選び、企業ページと面談で実態を見せます。 この記事では、否定が逆効果になる理由、場面で書く方法、差を学生に見つけてもらう書き方、触れ方、隠さない部分、送る相手、企業ページと面談、若手の言葉、分担を整理します。文面の基本はOfferBoxのオファー文面の基本、避けるべき書き方はOfferBoxのオファー文面で避けることで書きました。
この作業の目的|「業界」を読ませず、「仕事」を読ませる
学生が持っている業界イメージは、文面で変えられません。文面でできるのは、「業界」ではなく「この会社のこの仕事」を読んでもらうことです。
目的は、業界のイメージを塗り替えることではなく、業界の像が入る前に、仕事の一日を読んでもらい、「思っていたのと違うかもしれない」と学生自身に思ってもらうことです。
イメージを否定すると、逆効果になる理由
| 書き方 | 学生が受け取ること |
|---|---|
| 「〇〇業界のイメージと違って、当社は…」 | 「〇〇業界のイメージ」を先に思い出す。そのあとの文が言い訳に見える |
| 「きついと思われがちですが、実は…」 | 「きつい」が残る。「実は」の先は疑われる |
| 「古い業界ですが、当社は新しい」 | 「古い業界」と「新しい」の両方が抽象で、判断できない |
| 「安定しています」「将来性があります」 | 根拠のない断言は、不安を増やす |
| 業界名を隠す | 承認後や面談で分かり、「隠していた」が残る |
共通するのは、「イメージを先に持ち出している」ことです。持ち出した時点で、学生はイメージで読みます。
「業界」ではなく、「その仕事の一日」を場面で書く
- 業界名は、一言で事実として:「〇〇を作っている会社です」。強調も弁解もしない
- 仕事の一日を、場面で書く:「朝は〇〇の確認から始まり、昼前に△△の打ち合わせ、午後は□□を一人で進める」
- 入社した年の仕事を、具体で:「入社した年は、先輩と二人で〇〇の案件を持つ」
- その仕事で、何を考えるかを一文で:「毎日、〇〇をどう良くするかを考えている」
- 業界の説明は、しない:業界の構造や市場は、学生が判断する材料にならない
場面で書くと、学生は「業界」ではなく「この仕事」を読みます。「思っていたのと違う」は、書き手が言うのではなく、学生が場面を読んで自分で気づくものです。文面の構成はOfferBoxのオファー文面の構成で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「業界のイメージが悪いから、文面でイメージを変えなければならない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用を見ていますが、「業界のイメージと違って」から始まる文面は、開封されても承認まで進みにくく、「業界」に一切触れずに仕事の一日を場面で書いた文面のほうが、承認まで進んでいます。学生の側から見ると、前者は「イメージを気にしている会社」で、後者は「仕事の話をしてきた会社」です。当社が業界イメージの相談を受けるとき、最初にやるのは、文面から「イメージ」「実は」「〇〇と思われがち」を全部抜くことです。抜いたあとに残るのが、仕事の場面だけになっていれば、文面はそれで足ります。
差を、学生自身に見つけてもらう書き方
- 像と違う事実を、「違う」と言わずに置く:「きつい」の像がある業界で、「午後は自分の判断で進め、退社の時間は自分で決めている」を場面で書く。「きつくない」とは書かない
- 一つの場面で足りる:全部の像に反論しない。一つの場面が像と違えば、学生は「他も違うかもしれない」と思う
- 若手の言葉を、そのまま置く:「入社した年の〇〇さんは『△△だと思っていたが、□□だった』と言っています」。会社が言うより、若手が言うほうが届く
- 数字や実績で反論しない:数字は業界の像を消さない。場面が消す
「違う」と言わないことが要点です。「違う」と書いた時点で、比較の軸が「像」になります。
イメージに触れるなら、事実で一行だけ
触れないのが基本ですが、触れないと不自然な場合は、事実で一行だけです。
- 「〇〇の仕事なので、△△の時間帯に働くことがあります」:事実
- 「□□業界の中でも、当社は✕✕を専門にしています」:事実
- 「思われがちですが」「実は」「イメージと違って」は使わない
- 一行で終え、そのあとは場面に戻る
事実で一行なら、学生は「隠していない」と受け取ります。弁解で三行なら、「気にしている」と受け取ります。
イメージが、実態と合っている部分を隠さない
業界イメージの一部は、実態と合っています。合っている部分を隠すと、面談や入社後に「やはりそうだった」が残ります。
- 合っている部分は、事実として企業ページに書く:「〇〇の時期は、△△の作業が続きます」
- その部分を、どう扱っているかを添える:「その時期は□□の体制にしています」。改善の予定を約束しない
- 合っていない部分は、場面で見せる:文面で
- 合っている部分と合っていない部分を、社内で先に分ける:文面を書く前に
隠さないことで、承認した学生は「分かって来た」学生になります。
送る相手を、イメージに引っかからない学生から選ぶ
- 自由記述で、その仕事に近い行動を書いている学生:「〇〇を作った」「△△を続けた」。業界の像より、行動が近い学生
- その業界に触れている学生:「□□に興味がある」。少ないが、いれば最初に
- 業界より「仕事の中身」で選んでいる記述のある学生:「大きな会社より、自分で進められる仕事を」
- 業界のイメージそのものを志向に書いている学生は、後回し:「安定した大企業」「華やかな仕事」と書いている学生に、像を覆す文面は届きにくい
読み方はOfferBoxのプロフィールの読み方、検索の絞り方はOfferBoxの検索結果が多すぎて絞れないときで書きました。
企業ページと面談で、実態を見せる
- 企業ページに、仕事の一日を写真と文で:文面の場面の続き
- 若手社員の「入る前と入った後」を、本人の言葉で:「〇〇だと思っていたが、△△だった」
- 合っている部分を、事実で:隠さない
- 面談で、仕事を画面か実物で見せる:像より、見たものが残る
- 面談に、若手を出す:学生に近い人が、自分の言葉で話す
企業ページの作り方はOfferBoxの企業ページで伝えること・伝えないこと、面談の設計はOfferBoxの面談設計で書きました。
内定者と若手の言葉を、次の文面に使う
- 内定者に「業界の像をどう乗り越えたか」を聞く:本人の同意のうえで、次の文面と企業ページに
- 若手に「入る前の像と、入った後」を聞く:一文で
- その言葉を、会社が加工しない:本人の言葉のまま
- 承認した学生に、面談で「なぜ承認したか」を聞く:像を越えた理由が、次の文面の中心になる
内定者の活かし方はOfferBoxの内定者の活用で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 文面から「イメージ」「実は」を抜く方針を決める | 人事と責任者 |
| 仕事の一日と入社した年の場面を書く | 現場の人 |
| 像と合っている部分と合っていない部分を分ける | 人事と現場 |
| 合っている部分を企業ページに事実で書く | 人事 |
| 若手と内定者の言葉を集める | 人事 |
| 面談で仕事を見せ、若手が出る | 現場の若手 |
| 送る相手を行動で選ぶ | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、文面の型、場面の集め方、企業ページの項目の整理、送る相手の読み方までで、仕事の場面を書くこと、合っている部分の判断、若手の言葉を集めること、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。業界イメージが不利な会社から、「文面で業界の良さを伝えたい」「業界の将来性を書きたい」という要望を受けることがあります。当社は、それを文面に入れません。学生は「業界」を選ぶためにオファーを読むのではなく、「この仕事を自分がするか」を判断するために読みます。業界の良さや将来性は、学生がすでに持っている像と正面からぶつかり、像のほうが強く残ります。当社がお願いするのは、業界の話を文面から抜いて、現場の人に「入社した年の一日」を一つ話してもらい、それを場面で書くことです。像を変えるのは会社の言葉ではなく、場面を読んだ学生自身です。
まとめ
- 業界イメージを文面で否定すると、学生はイメージを先に思い出す。「イメージと違って」「実は」「思われがち」を全部抜く
- 「業界」ではなく「その仕事の一日」と「入社した年」を場面で書き、像と実態の差を学生自身に見つけてもらう。「違う」と書かない
- イメージに触れるなら事実で一行だけ。像と合っている部分は隠さず企業ページに事実で書き、どう扱っているかを添える
- 送る相手は、その仕事に近い行動を自由記述に書いている学生から。像そのものを志向に書いている学生は後回し
- 企業ページと面談で実態を見せ、若手と内定者の「入る前と入った後」を本人の言葉のまま使う
よくある質問
業界名を書いた時点で読まれない気がします
業界名は一言で事実として書き、そのあとを仕事の場面にします。業界名を隠すと、承認後や面談で分かり、「隠していた」が残ります。業界名を書いても、そのあとの場面が具体なら、学生は場面を読みます。読まれないのは、業界名のあとに業界の説明が続く場合です。
像と合っている部分を書くと、承認が減りませんか
減ります。ただし減るのは、その部分を知ったら来ない学生で、その学生は面談か入社後に辞めていた学生です。合っている部分を最初から知って承認した学生は、面談以降に進みます。承認の数ではなく、面談以降に残る数で見ます。
業界イメージが不利な会社の文面は、御社に相談できますか
できます。当社は、文面の型、場面の集め方、企業ページの項目の整理、送る相手の読み方を支えられます。仕事の場面を書くこと、合っている部分の判断、若手の言葉を集めること、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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