上位大学の学生から承認が取れないときの考え方|大学名以外を読んだ一文
いわゆる上位大学の学生に、OfferBoxで送っている。開封はされるが、承認が来ない。「うちのような会社では、上位大学の学生は相手にしてくれない」と感じる。結論から言うと、承認が取れない理由を、大学名のせいにしません。この学生は、大学名で選ばれ慣れていて、大学名だけで送られた型通りのオファーを多く受け取っています。その中で残るのは、「大学名以外を読んだ」と伝わる一文がある文面です。大学名で絞る条件を外し、行動で選び、承認が来ない理由を「文面・速さ・仕事の具体・条件」で見ます。他社と同じ文面にならない工夫をし、大学名で選ばない学生を見落とさず、上司の「上位大学から採れ」には、記録で答えます。 この記事では、この学生が受け取っている文面、大学名で絞ると起きること、理由の見方、行動で選ぶこと、一文、他社と違う文面、見落とさないこと、上司への答え方、分担を整理します。大学群を条件にする判断はOfferBoxで大学群を広げるべきか、ワンキャリアでの同じ課題はワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方で書きました。
この作業の目的|「大学名で送る会社」から、「読んで送る会社」に見えるようにする
大学名で選ばれ慣れている学生にとって、大学名で送られたオファーは、区別がつきません。区別がつくのは、「自分のことを読んだ」と分かる文面です。
目的は、この学生の中で「読んで送ってきた少数の会社」に入ることです。大学名を条件に入れることではありません。
この学生が、受け取っている文面
- 大学名だけで送られた文面:「〇〇大学の皆さまに」「貴学の学生の方に」。学生は「大学名で検索した会社」と読む
- 型通りの文面:会社説明、事業の全体、「成長できる環境」。多くの会社が同じ型で送っていて、区別がつかない
- 多くのオファー:一つ一つを読む時間がなく、冒頭で読むか読まないかを決めている
- 「特別」と持ち上げる文面:「優秀な貴方に」。学生は慣れていて、読まない
- 大学名以外を読んだ一文がある文面:少ない。残る
この学生の受け取り方は、「大学名で送られること」に慣れているという点で、他の学生と違います。慣れているものは、読まれません。
大学名で絞って送ると、起きること
| 起きること | 何が起きるか |
|---|---|
| 学生に「大学名で送ってきた」と読まれる | 文面に大学名以外の材料がなく、型通りになる |
| 条件が狭くなり、読む対象が減る | 少ない学生に、多くの会社が集中する |
| 「こんな人」の行動を持つ学生が、大学名で消える | 大学名は「こんな人」と別の軸 |
| 承認が来ないと、「上位大学は無理」になる | 直す場所が文面なのに、大学名のせいにする |
| 上司の「上位大学から採れ」が、条件を狭くする方向に働く | 記録がないと戻せない |
大学名で絞ることの考え方はOfferBoxで大学群を広げるべきかで書きました。「大学名で絞る」と「大学名で送られたと読まれる」は、つながっています。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「上位大学の学生は、知名度のある会社しか承認しないので、うちが送っても無駄だ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用を見ていますが、承認が来ていない会社の文面を見ると、「〇〇大学の皆さまに」で始まり、会社説明が続いています。この文面は、大学名で選ばれ慣れている学生には、他の多くの会社と区別がつきません。逆に、大学名に一切触れず、自由記述の行動を一文で引用し、仕事の場面を書いた文面は、知名度のない会社からでも承認が来ています。学生の側から見ると、「知っている会社の型通りの文面」と「知らない会社の読んで書いた文面」のどちらを開くかは、会社名だけでは決まりません。当社が上位大学の相談を受けるとき、最初にやるのは、文面から大学名と会社説明を抜くことです。
承認が取れない理由を、大学名のせいにしない
| 見る場所 | 何を見るか | 直し方 |
|---|---|---|
| 文面 | 大学名に触れているか。学生の一文があるか。会社説明で埋まっていないか | 大学名を抜き、行動の一文を入れ、仕事の場面を書く |
| 速さ | 承認への対応、面談までの日数 | 当日返し、枠の先押さえ。OfferBoxの即日対応 |
| 仕事の具体 | 「最初の1年」が場面で書かれているか。大きな会社では任されない仕事があるか | 現場の一文を厚くする |
| 条件 | 募集要項に事実で書かれているか。承認後に初めて分かる形になっていないか | 先に事実で。給与水準を強みにできない会社のOfferBoxの伝え方 |
| 開封 | 件名で開かれているか | 件名を冒頭の一文から。OfferBoxのオファーの件名 |
四つを見て、どれも整っているのに承認が来ないときに、初めて「この学生は自社の狙いと合わないかもしれない」と考えます。順番を逆にしないことが要点です。
大学名を条件から外し、行動で選ぶ
- 検索条件から、大学名を外す:「見る」ことは残し、「絞る」条件から外す
- 「こんな人」の行動で絞る:「自分で始めて続けた」「人を巻き込んだ」「条件を変えて試した」
- 行動で絞ると、大学名に関係なく「こんな人」に近い学生が出る:その中に、上位大学の学生も含まれる
- 上位大学の学生「だけ」を狙わない:狙いを「こんな人」に戻す
- 絞り方は、OfferBoxの検索結果が多すぎて絞れないとき
「上位大学から承認が取れない」は、「大学名で絞って送っている」ことの結果であることが多く、絞り方を変えると、症状そのものが変わります。
「大学名以外を読んだ」と伝わる一文
- 自由記述から、行動を一文で引用する:「〇〇のサークルで、△△を自分で始めて三年続けたと書かれていて」
- 大学名に触れない:一切。「貴学」も使わない
- その行動と、自社の仕事の場面を重ねる:「うちの□□の仕事は、自分で始めて続けることの連続です」
- 「優秀」「特別」と持ち上げない:慣れていて、読まれない
- 選考で何を見るかを一文で:「選考では、大学名ではなく、続けたことの話を聞きます」。書いてよい
読み方はOfferBoxのプロフィールの読み方で書きました。「大学名以外を読んだ」は、大学名に触れないことと、行動の一文があることの、両方で伝わります。
他社と同じ文面に、ならない工夫
- 冒頭を、学生の一文から始める:会社名からでも、挨拶からでもなく
- 会社説明を、一言にする:「〇〇を作っている会社です」。それ以上は企業ページに
- 仕事の場面を、他社が書かない具体で:「入社した年に、△△の設備を自分で使える」「二年目から□□を一人で持てる」
- 送る人の名前と、その人の一文:「送っている私は、入社した年に✕✕をしていました」
- 「話す場」に誘う:選考ではなく。多くの会社が「エントリーを」と書く中で、違いになる
工夫の詳しくはワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方の「他社と同じ文面にならない工夫」で書きました。媒体は違いますが、学生の受け取り方は同じです。
大学名で選ばない学生を、見落とさない
- 上位大学の学生「だけ」を狙うと、行動で近い他の学生を見落とす
- 「こんな人」の行動で絞った結果に、大学名に関係なく送る
- 過去の内定者と活躍している社員の「行動」を書き出す:大学名でなく行動で共通点を見ると、狙いが広がる
- 上位大学の学生から承認が来なくても、行動で近い学生から来ていれば、運用は回っている
見落としの防ぎ方はOfferBoxで狙った学生が見つからないときの検索の直し方の「狙いが狭すぎる」で書きました。
上司の「上位大学から採れ」への、答え方
- 否定しない:「上位大学の学生に届く形にする」と受ける
- 「大学名で絞って送る」と「大学名以外を読んで送る」の違いを、記録で示す:大学名で絞った期間と、行動で絞った期間の、承認の数
- 「上位大学の学生からも、行動で選んだ結果として承認が来る」形を目指す:「だけ」を狙わない
- 過去の活躍社員の「行動」を書き出して見せる:大学名ではなく行動が共通していることが多い
- 記録がないうちは、小さく試す:OfferBoxの運用方針を上司に納得してもらう資料の作り方
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 承認が来ない理由を四つ(文面・速さ・仕事の具体・条件)で見る | 人事 |
| 検索条件から大学名を外し、行動で絞る | 人事 |
| 自由記述から行動の一文を拾い、大学名に触れずに書く | 人事(送る人) |
| 仕事の場面を、大きな会社では任されない具体で | 現場の人 |
| 条件を募集要項に事実で | 管理部門 |
| 上司に記録で答える | 人事 |
| 「こんな人」を行動で決め直す | 人事と責任者 |
運用代行や代理店が支えられるのは、理由の切り分け、行動で絞る条件の案、文面の型、他社と違う文面の工夫、上司への答え方の型までで、読んで書くこと、仕事の具体、条件の決定、「こんな人」の決定は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。上位大学の学生から承認が取れない会社から、「上位大学向けの文面の型がほしい」と求められることがあります。当社は、「上位大学向け」の型を作りません。大学名で選ばれ慣れている学生に、「上位大学向け」に作った文面を送ると、それは「大学名で送ってきた文面」で、学生には他の多くの会社と同じに読まれます。当社がお渡しするのは、「大学名に一切触れず、行動の一文と仕事の場面で書く」型で、それは他の学生に送る型と同じです。違うのは、この学生には「大学名に触れない」ことがより重い、という点だけです。「上位大学向け」という発想そのものが、大学名で送る発想で、そこから離れることが、この学生に届く最初の一歩です。
まとめ
- 大学名で選ばれ慣れている学生は、大学名だけで送られた型通りの文面を多く受け取っていて、区別がつかない。残るのは「大学名以外を読んだ」一文がある文面
- 承認が取れない理由を大学名のせいにせず、文面・速さ・仕事の具体・条件の四つを見る。四つが整ってから狙いを考える
- 検索条件から大学名を外し、「こんな人」の行動で絞る。上位大学の学生「だけ」を狙わず、行動で近い学生を見落とさない
- 文面は大学名に一切触れず、自由記述の行動を一文で引用し、仕事の場面と重ね、「優秀」「特別」と持ち上げない
- 上司の「上位大学から採れ」は否定せず、大学名で絞った期間と行動で絞った期間の承認の記録で答える
よくある質問
大学名を条件から外すと、上司に「何のために上位大学を狙うのか」と言われます
「上位大学の学生に届く形にする」ための変更だと伝えます。大学名で絞って送ると、学生に「大学名で送ってきた」と読まれて承認が来ない。大学名を外して行動で絞ると、上位大学の学生を含めた「こんな人」に近い学生に、「読んで送った」文面で届く。両方の期間の承認の記録を並べて示すのが、最も早い方法です。
行動で絞っても、上位大学の学生からは承認が来ません
行動で絞った結果、行動で近い学生から承認が来て、面談まで進んでいるなら、運用は回っています。上位大学の学生からだけ来ないなら、四つ(文面・速さ・仕事の具体・条件)を、その学生に送った分だけ見直します。それでも来ないなら、その学生の狙いと自社の仕事が合っていない可能性があり、「こんな人」の行動で来ている学生に集中します。
上位大学の学生への運用は、御社に相談できますか
できます。当社は、理由の切り分け、行動で絞る条件の案、文面の型、他社と違う文面の工夫、上司への答え方の型を支えられます。読んで書くこと、仕事の具体、条件の決定、「こんな人」の決定は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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