スカウトの件名の付け方|書き出しの「相手の一文」を縮めて作る
スカウトの件名を、どう付けるか。「株式会社〇〇からのスカウト」「〇〇職のご案内」「特別オファー」。一覧の中で、他社の件名と並んで、区別がつかない。開かれなければ、書き出しも本文も読まれません。結論から言うと、件名は、一覧の中で「開く理由」を一言で渡す場所です。会社名、「スカウトのご案内」、「特別に」、職種名だけ、では渡せません。開かれる件名は、書き出しの「相手の一文」を縮めたものです。件名を先に考えず、書き出しを書いてから縮めます。相手の型ごとに件名の型を持ち、件名と書き出しが同じ一文から出ている形にします。件名を変えるときは、件名だけを変えて見ます。三つの媒体で、この考え方は同じです。 この記事では、件名の役割、開かれない型、開かれる件名、先に考えないこと、型の持ち方、書き出しとの関係、開封の読み方、変えるときの見方、媒体ごとの違い、分担を整理します。書き出しはスカウトの書き出しで読まれるかが決まるで書きました。この記事は、その前の「件名」に絞ります。
この作業の目的|一覧の中で、「自分宛」を一言で分からせる
相手は、多くのスカウトを一覧で見ています。一通ずつ開いて判断するのではなく、件名で「自分宛か、誰にでも送っているか」を判断し、前者だけを開きます。
目的は、件名の一言で「この会社は自分のことを読んで送ってきた」と分かる形にすることです。件名は、文面の入口の入口です。
開かれない件名の、型
| 件名 | 相手が受け取ること |
|---|---|
| 「株式会社〇〇からのスカウト」 | 会社名だけ。知らない会社なら、開く理由がない |
| 「スカウトのご案内」「採用のご連絡」 | 全部の会社が同じ件名。区別がつかない |
| 「特別オファー」「厳選した方へ」 | 慣れている相手には読まれない。全員に送っていると分かる |
| 「〇〇職募集」「エンジニア募集中」 | 職種名だけ。検索条件で送ったと分かる |
| 「【重要】」「★」などの記号と装飾 | 目立たせようとしていることが分かり、引く |
| 長すぎて、一覧で切れる | 肝心の言葉が表示されない。表示の幅は媒体の現在の仕様で確認 |
共通するのは、「相手が書いたこと」が件名に入っていないことです。相手のことが入っていない件名は、誰にでも送れる件名です。
開かれる件名は、書き出しの「相手の一文」を縮めたもの
- 書き出しの最初の一文:「〇〇のサークルで、△△を自分で始めて三年続けたと書かれているのを拝見しました」
- それを縮める:「△△を三年続けたと拝見して」
- 相手が書いた言葉を、なるべく残す:「△△」は相手の言葉のまま。言い換えると、読んでいない印象になる
- 会社名は、件名に入れなくてよい:送る人の名前と会社名は、媒体の画面に表示されている。表示のされ方は現在の仕様で確認
- 一文で足りる:短く。一覧で切れない長さで
開かれる件名は、「相手が書いたことが、件名に書かれている」件名です。それは、相手のプロフィールを読まなければ書けません。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「件名は目立たせるのが大事なので、『特別』や記号を使って一覧で際立たせる」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、三つの媒体の文面を見ていますが、「特別」「限定」「記号」を使った件名は、一覧の中で「目立たせようとしている件名」として、むしろ避けられています。多くのスカウトを受け取っている相手は、目立つ件名に慣れていて、目立つこと自体が「全員に送っている」の合図になっています。逆に、「△△を三年続けたと拝見して」のような、地味で、相手が書いた言葉が入っている件名は、一覧の中で「自分のことだ」として開かれています。当社が件名の相談を受けるとき、最初にやるのは、目立たせる工夫を外して、書き出しの一文を縮めることです。
件名を先に考えず、書き出しを書いてから縮める
- 件名から考えると、会社名や「ご案内」や職種名になる:相手のことが入る前に、送る側の都合で決まる
- 書き出しの「読んだ一文」を先に書く:相手のプロフィールを読み、行動を一つ拾って、一文にする
- その一文を、一覧で切れない長さに縮める:これが件名
- 件名と書き出しが、同じ一文から出ている:開いた相手が、件名で見た言葉を書き出しでもう一度見て、「自分宛」が確かになる
- 件名を先に作ってから書き出しを合わせない:順番が逆になると、件名に合わせて書き出しが型になる
「書き出し→件名」の順番が、件名の付け方の全部です。書き出しの書き方はスカウトの書き出しで読まれるかが決まるで書きました。
相手の型ごとに、件名の型を持つ
- 相手の型(職種や志向)が複数あるなら、型ごとに件名の「型」を持つ:「〇〇を続けたと拝見して」「〇〇を作ったと拝見して」「〇〇のために△△されていると拝見して」
- 型の空欄に、相手が書いた言葉を入れる:型は同じでも、空欄が相手ごとに変わる
- 型を増やしすぎない:二つか三つで足りる。増やすと、どの型を使うかで迷う
- 型の考え方は、文面全体と同じ:スカウトを一通ずつ変える範囲の決め方の三層の分け方
- 媒体ごとの型の作り方はOfferBoxのオファーの件名の手順2
型があれば、件名を考える時間は「書き出しを縮める時間」だけになります。
開封の動きの、読み方
- 管理画面で開封の動きが見えるかは、現在の仕様を管理画面とヘルプで確認する
- 見えるなら、件名の効果は開封の動きで見る:件名を変えて、開封が変わったか
- 見えないなら、返信の数で間接的に見る:件名を変えて、返信が変わったか
- 開封が多くて返信が少ないなら、件名ではなく書き出しか本文:件名の役割は「開かせる」まで
- 開封が少ないなら、件名と、送る人の名義と、送る時間帯:Wantedlyのスカウトに返信が来ないときの対応の「1. 開かれていないとき」
件名の効果は、「開かれたか」で見ます。開かれたあとは、件名の仕事ではありません。
件名を変えるときは、件名だけ
- 件名を変えるなら、書き出しと本文と締めは変えない:何が効いたか分かるように
- 一か月、開封の動き(または返信)を見る
- 変わったら、次の部分へ。変わらなければ、件名を戻して次へ
- 件名の候補を二つ並べて、相手の型ごとに分けて送る:どちらが開かれるかを見る。ただし、相手の型が同じでないと比べられない
- 記録を残す:「〇月、件名を△△から□□に。開封の動き:✕✕」
媒体ごとに、変わる点
| 媒体 | 件名の材料 | 注意 |
|---|---|---|
| OfferBox | 学生の自由記述の行動 | 学生は多くのオファーを受け取る。一覧で切れない短さで。OfferBoxのオファーの件名 |
| Wantedly | 相手のストーリーやプロフィールの「なぜ」 | 相手の「なぜ」の言葉を件名に。Wantedlyのスカウトの件名 |
| ワンキャリア | 学生の行動と、読んだ体験談への反応 | 「体験談の〇〇に反応されていて」も件名になる。ワンキャリアのスカウトの件名 |
材料は違いますが、「書き出しを縮める」「相手が書いた言葉を残す」「会社名と装飾を入れない」は同じです。件名の表示の幅や、送る人の名前の表示のされ方は、媒体ごとに現在の仕様で確認してください。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 開かれない型の件名を外す | 人事 |
| 相手の型ごとに件名の型を作る | 人事 |
| 書き出しを書いてから件名を縮める | 送る人 |
| 件名だけを変えて、開封か返信を一か月見る | 人事 |
| 開封の動きが見えるかを現在の仕様で確かめる | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、開かれない型の点検、件名の型、縮め方の見本、開封の読み方の整理までで、相手を読むこと、書き出しを書くこと、縮めること、送ることは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。当社が件名の相談を受けたとき、件名の案を出すことから始めません。先に、書き出しの最初の一文を見ます。書き出しが「相手が書いた行動」から始まっていれば、件名はそれを縮めるだけで、考える必要がありません。書き出しが会社説明なら、件名をどう工夫しても、開かれたあとに閉じられます。当社が勧める順番は、書き出しを直す、それを縮めて件名にする、件名だけを変えて一か月見る、です。件名は、文面の中で最も短く、最も「考えたくなる」部分ですが、書き出しが決まれば、考えずに決まる部分です。
まとめ
- 件名は、一覧の中で「開く理由」を一言で渡す場所。会社名・「スカウトのご案内」・「特別に」・職種名だけ・記号と装飾・長すぎて切れる、は開かれない
- 開かれる件名は、書き出しの「相手の一文」を縮めたもの。相手が書いた言葉をなるべく残し、会社名は入れなくてよい
- 件名を先に考えず、書き出しを書いてから縮める。件名と書き出しが同じ一文から出ていると、開いた相手の「自分宛」が確かになる
- 相手の型ごとに件名の型を二つか三つ持ち、空欄に相手の言葉を入れる。件名を変えるときは件名だけを変えて、開封か返信で一か月見る
- 開封の動きが見えるかは現在の仕様で確認。開封が多くて返信が少ないなら、件名ではなく書き出しか本文
よくある質問
会社名を件名に入れないと、誰からのスカウトか分からず開かれないのでは
送る人の名前と会社名は、多くの媒体で一覧に表示されています(表示のされ方は現在の仕様で確認してください)。件名に会社名を重ねて入れる必要はなく、その分を相手の一文に使います。相手が開く理由は、「どの会社からか」より「自分のことが書かれているか」です。知らない会社ほど、会社名より相手の一文のほうが開かれます。
相手の型が多くて、件名の型が増えてしまいます
型は二つか三つに絞り、空欄で相手ごとの違いを出します。「〇〇を続けたと拝見して」「〇〇を作ったと拝見して」の二つで、多くの相手に対応できます。型が増えると、送る人がどの型を使うかで迷い、時間が増えます。型を増やすより、空欄に入れる「相手の言葉」を丁寧に拾うほうが、開封は変わります。
スカウトの件名は、御社に相談できますか
できます。当社は、開かれない型の点検、件名の型、縮め方の見本、開封の読み方の整理を支えられます。相手を読むこと、書き出しを書くこと、縮めること、送ることは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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