文系学生向けスカウト文面の型|最初の月の仕事を場面で見せる
文系の学生にスカウトを送る。「文系の方も歓迎」「営業職募集」「〇〇業界に興味のある方へ」。学生には、職種名から仕事が想像できず、「文系でも」は「本当は理系がほしい」と読まれ、業界志望の決めつけは「自分のことではない」と読まれます。結論から言うと、文系学生向けの文面は、職種名から仕事を想像できない学生に、「最初の月に何をするか」を場面で先に見せ、学生時代の行動の型(自分で始めた・続けた・人を巻き込んだ・条件を変えて試した)と重ねる四段の型で書きます。「文系でも」と書きません。仕事の中身が見えにくい職種ほど場面で書き、業界志望が広い学生には仕事内容で入ります。三つの媒体で、骨組みは同じです。 この記事では、文系学生が開かない文面、読む箇所、四段の型、場面で書くこと、業界志望が広い学生、職種ごとの入り方、避ける言葉、分担を整理します。文面全体の骨組みはスカウト文面の基本構成、新卒向けの型は新卒向けスカウト文面の型で書きました。媒体ごとの文系向けはOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面、ワンキャリアで文系学生にスカウトを送る文面で書きました。
この作業の目的|「何の仕事か」を、先に見せる
理系の学生には研究があり、仕事との重ね方が見えやすいのに対し、文系の学生は、職種名(営業、企画、人事、事務)から仕事の中身を想像できないことが多くあります。「営業」と書かれても、朝から夕方まで何をするかが分かりません。
目的は、職種名ではなく「最初の月に何をするか」を場面で先に見せ、学生が「自分がその仕事をしている場面」を想像できる文面にすることです。
文系学生が、開かない文面
| 文面 | 学生が受け取ること |
|---|---|
| 「文系の方も歓迎」「文系でも活躍」 | 本当は理系がほしい。文系は二番目 |
| 「営業職募集」「総合職」(職種名だけ) | 何をする仕事か分からない |
| 「〇〇業界に興味のある方へ」 | 業界を決めていない。自分のことではない |
| 「コミュニケーション力」「人柄」「協調性」 | 抽象語。何を見られるか分からない |
| 「幅広い業務に携われます」 | 何をするかが決まっていない会社 |
| 「〇〇学部の皆さまへ」 | 学部名で送った。読んでいない |
共通するのは、「何の仕事か」が場面で書かれていないことです。文系学生が読んでいることはワンキャリアで文系学生にスカウトを送る文面の「文系学生が、体験談で読んでいること」で書きました。
プロフィールで、読む箇所
- 学生時代の行動の型:「自分で始めた」「続けた」「人を巻き込んだ」「条件を変えて試した」「困ったときに〇〇した」
- 行動の中身より、行動の型:サークルでも、アルバイトでも、ゼミでも、「型」が同じなら重ねられる
- 業界志望:書かれていても、決めつけに使わない。「広い」学生が多い
- 読まない箇所:学部名、学科名、資格、語学の点数。これは見出し
- 拾うのは、行動の型を一つ
行動の型で拾う考え方はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面の手順2、ガクチカの読み方はワンキャリアの学生のガクチカを読んでスカウトを書く方法で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「文系学生は専門がないので、読む材料が少なく、人柄で選ぶしかない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、三つの媒体の文系向けの文面を見ていますが、「人柄」「コミュニケーション力」で送った文面は、学生に「何を見られるか分からない」として読まれず、返信が来ていません。文系学生の自由記述には、「自分で始めた」「続けた」「人を巻き込んだ」という行動の型が、理系学生の研究と同じくらい具体に書かれています。読む材料が少ないのではなく、専門ではなく行動の型を読む、というだけです。当社が文系向けの文面の相談を受けるとき、最初にやるのは、「人柄」を抜いて、自由記述から行動の型を一つ拾い、「最初の月に何をするか」の場面と重ねることです。
四段の型
| 段 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 1. 行動を読んだ一文 | 学生時代の行動の型を一つ、学生の言葉のまま | 「〇〇のイベントを、自分で企画して、周りを巻き込んで実現したと書かれているのを拝見しました」 |
| 2. 「最初の月に何をするか」との重なり | 最初の月の仕事を場面で書き、行動の型と重ねる | 「うちの△△の仕事は、最初の月に□□の企画を先輩と二人で持ち、社内の人を巻き込んで進めます。周りを巻き込んで実現する進め方が近いと思いました」 |
| 3. 選考で何を見るか | 学生が準備できる形で | 「選考では、学生時代に自分で始めて続けたことの話を聞きます。業界の知識や志望動機は聞きません」 |
| 4. 話す場 | 誰と、どんな形で、選考ではないこと | 「選考ではなく、この文面を書いた私と、オンラインで短い時間、仕事の一日の話をする場です。一言だけご返信ください」 |
「2」で「最初の月」を先に見せることが、文系向けの要点です。職種名では想像できない仕事を、場面で想像できるようにします。
仕事の中身が見えにくい職種ほど、場面で書く
| 職種名 | 職種名だけでは | 場面で書くと |
|---|---|---|
| 営業 | 何を誰に売るか分からない | 「朝は〇〇の確認、午前は△△への訪問に同行、午後は□□の提案書を先輩と作る」 |
| 企画 | 何を企画するか分からない | 「最初の月は、✕✕の企画の会議に出て、議事録と次の案を一つ作る」 |
| 人事 | 採用か労務か分からない | 「最初の月は、〇〇の面談に同席し、二か月目から△△の連絡を持つ」 |
| 事務・管理 | 何の事務か分からない | 「最初の月は、□□の処理を先輩と一緒に。二か月目から一人で」 |
| 総合職 | 何も分からない | 「配属は〇〇の形で決まり、最初の月は△△を」 |
「見えにくい職種ほど、場面で」が要点です。場面の書き方はワンキャリアで文系学生にスカウトを送る文面の「仕事の中身が見えにくい職種ほど、場面で書く」、職種ごとの入り方はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面の手順5で書きました。
業界志望が広い学生には、仕事内容で入る
- 文系学生の多くは、業界を決めていない:「〇〇業界に興味のある方へ」は、決めつけになる
- 業界ではなく、仕事の内容で入る:「〇〇の仕事」ではなく「人を巻き込んで企画を実現する仕事」
- 業界名は、「なにを」の一言で事実として:「△△を作っている会社です」
- 業界のイメージが不利なら、業界に触れず、一日の場面で:業界イメージが不利な会社のOfferBox文面
- 入り方はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面の手順3
「文系でも」と、書かない
- 「文系でも活躍できます」は、「本当は理系がほしい」と読まれる
- 「文系・理系問わず」も、「問わず」の時点で、どちらでもいいと読まれる
- 文系学生に送るなら、文系学生に向けて書く:「文系」という言葉を出さない
- 理系の学生と同じ募集なら、文面は行動の型で分けて、文理では分けない:「条件を変えて試した」学生には、文理を問わず同じ仕事の場面で重ねる
- 書かない理由はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面の手順4
避ける言葉
- 「文系でも」「文系歓迎」「文理不問」:二番目の合図
- 「営業職募集」「総合職」だけ:仕事の中身がない
- 「〇〇業界に興味のある方」:決めつけ
- 「コミュニケーション力」「人柄」「協調性」「明るい方」:抽象語。何を見られるか分からない
- 「幅広い業務」「様々な経験」:決まっていない
- 「〇〇学部の皆さまへ」:学部名で送った
- 「志望動機」:まだ志望していない
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「文系でも」と抽象語を文面から抜く | 人事 |
| 学生時代の行動の型を一つ拾う | 送る人 |
| 「最初の月に何をするか」を職種ごとに場面で話す | 現場の人 |
| 「選考で何を見るか」を決める | 面接官と人事 |
| 四段の型を職種ごとに作り、1と2を相手ごとに埋める | 人事。現場が確認 |
| 話す場に出て、仕事の一日を話す | 現場の人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、四段の型、行動の型の読み方、職種ごとの場面の書き方の見本、避ける言葉の点検までで、行動を拾うこと、「最初の月」を話すこと、送ること、話す場に出ることは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。当社が文系向けの文面の相談を受けたとき、学生のプロフィールの読み方より先に、「最初の月に何をするか」を現場が場面で言えるかを確かめます。文系学生に向けた文面で最も多い止まりは、「2」の場面がなく、職種名だけで書かれていることです。「1」の行動をどれだけ丁寧に拾っても、重ねる先の場面がなければ、学生には「何の仕事か分からない」として読まれます。当社が勧める順番は、職種ごとに「最初の月」の場面を現場から一つ聞く、学生の行動の型を一つ拾う、重ねる、です。「1」より「2」が先で、それは理系向けの文面と逆の順番です。
まとめ
- 文系学生は、職種名から仕事を想像できない。「文系でも」「営業職募集」「〇〇業界に興味のある方」「コミュニケーション力」の文面を開かない
- 読むのは、学生時代の行動の型(自分で始めた・続けた・人を巻き込んだ・条件を変えて試した)。学部名・資格・業界志望は見出しか決めつけで使わない
- 四段の型は、行動を読んだ一文→「最初の月に何をするか」との重なり→選考で何を見るか→話す場。「2」で最初の月を先に見せる
- 仕事の中身が見えにくい職種(営業・企画・人事・事務・総合職)ほど、朝から夕方の場面で書く。業界志望が広い学生には、業界ではなく仕事内容で入る
- 「文系でも」「文理不問」と書かない。二番目の合図になる。文系学生に送るなら、文系という言葉を出さずに、その学生に向けて書く
よくある質問
総合職で、配属が決まっておらず、「最初の月」を書けません
配属の決め方と、決まるまでに何をするかを、場面で書きます。「配属は入社後〇〇の形で決まります。決まるまでの最初の月は、△△と□□の部署をそれぞれ数日ずつ回り、先輩の仕事に同席します」。「幅広い業務」ではなく、決まっていないことを事実で書き、その間の場面を書きます。決まっていないことは、隠すより書くほうが、学生には判断できます。
学生の自由記述がアルバイトの話ばかりで、仕事と重ねにくいです
アルバイトでも、行動の型は拾えます。「アルバイトで〇〇のやり方を自分で変えて、△△になった」なら「自分で変えて試した」型で、「新人の教え方を工夫した」なら「人を巻き込んだ」型です。行動の中身(アルバイトか、サークルか)ではなく、型で重ねます。型が同じなら、自社の「最初の月」の場面と重ねられます。
文系学生向けスカウト文面の型は、御社に相談できますか
できます。当社は、四段の型、行動の型の読み方、職種ごとの場面の書き方の見本、避ける言葉の点検を支えられます。行動を拾うこと、「最初の月」を話すこと、送ること、話す場に出ることは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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