ワンキャリアで文系学生にスカウトを送る文面|最初の月の場面で誘う型
文系学生へのスカウトは、「総合職を募集しています」「営業職で、コミュニケーション力を活かせる方を」という形になりがちです。ところが、文系学生は、職種名から仕事の中身を想像できず、「コミュニケーション力」は誰にでも書ける言葉だと知っています。結論から言うと、文系学生へのスカウトは、職種名ではなく「最初の月に何をするか」で誘い、学生時代の活動で人とどう関わったかの場面を読み、それを最初の月の「誰に何をどう」の場面と重ね、選考で学生時代の何をどう聞くかを一文添え、文系で入った入社してまもない社員と話す場に誘います。仕事の中身が見えにくい職種ほど、場面で書きます。「文系歓迎」と一括りにせず、配属の決まり方が気になる学生には、企業ページのその部分へ誘導します。 この記事では、文系学生が体験談で読んでいること、やりがちな失敗、プロフィールで読む箇所、4段の型の文系向けの書き方、見えにくい職種の書き方、送り主、企業ページとの整合、分担を整理します。企業ページの文系向けの書き方はワンキャリアで文系学生向けに掲載するとき、OfferBoxの文系向けの文面はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面で書きました。
この作業の目的|職種名から仕事を想像できない学生に、最初の月を見せる
文系学生の多くは、「営業」「企画」「総合職」と書かれても、その仕事が具体的に何をするのか分かりません。大学で学んだことと仕事が対応していないからです。
目的は、職種名の代わりに「最初の月に何をするか」を文面で見せ、学生時代の場面と重ねて、「この仕事なら自分にできそうか」を判断できる文面にすることです。
文系学生が、体験談で読んでいること
| 読んでいること | 文面への意味 |
|---|---|
| 総合職の中身は何だったか | 職種名ではなく、最初の月の仕事を書く |
| 配属はどう決まったか | 文面で触れるか、企業ページのその部分へ誘導 |
| 営業の実態(新規か既存か、数字の圧力) | 「誰に何をどう」を一文で。隠さない |
| 面接で学生時代の何を聞かれたか | 「選考で学生時代の何をどう聞くか」の一文を入れる |
| 文系で入った人がどうしているか | 送り主と話す人を、文系で入った社員に |
「配属はどう決まったか」は、文系学生の体験談で最も多く書かれることの一つです。文面に全部は書けませんが、「配属の決まり方は企業ページの〇〇に書いています」と一言添えると、学生は確かめに行けます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 文系学生からどう見えるか |
|---|---|
| 職種名だけで誘う(「総合職を募集」「営業職で」) | 何をするか分からない |
| 「コミュニケーション力を活かして」「主体性のある方」 | 誰にでも書ける。自分のことではない |
| 「文系歓迎」「文系でも活躍」 | 一括り。「でも」が下に見ている |
| 配属の決まり方に触れない | 「総合職で入って、どこに行くか分からない」の不安が残る |
| 業界の説明が長い | 業界を知っても、自分が何をするかは分からない |
| 学生時代の活動を「経験」として褒める | 「素晴らしいご経験」は読んでいない印 |
| 営業の実態を隠して「やりがい」だけ | 体験談の「営業は大変だった」だけが残る |
| 学部名から始める(「〇〇学部の方に」) | 検索で拾える情報 |
最も多いのは、最初の「職種名だけ」です。会社側は「総合職」で分かると思っていますが、学生には中身が無い言葉です。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「文系学生には、業界や会社の魅力を伝える文面のほうが返信が来る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウトの運用を見ていますが、文系学生の体験談を読むと、「総合職で入ったが何をするのか分からなかった」「配属が希望と違った」「営業の実態が違った」が多く書かれています。学生は、業界の魅力を知りたいのではなく、「自分は最初の月に何をするのか」を知りたいのです。当社が文系向けの文面を整えるとき、最初にやるのは、「総合職」「営業職」の一語を、「最初の月は〇〇から始まります」の一文に置き換えることです。置き換えられない募集があれば、それは「最初の月が決まっていない募集」で、文面より先に社内で決めます。
プロフィールで、読む箇所
| 読む箇所 | 何が書かれているか | 文面での使い方 |
|---|---|---|
| 学生時代の活動で、人とどう関わったか | アルバイトでお客さまと、サークルでメンバーと、企画で外部と | 「〇〇で△△の人と関わっていたと書かれていたのを読んで」 |
| 詰まった場面と、そのとき何をしたか | 「意見が割れて」「企画が通らず」「お客さまに断られて」 | 「そのとき□□をされた点が」 |
| 興味 | 「〇〇に興味がある」「△△をやってみたい」 | 仕事と重なれば |
| 好きだったこと | 「〇〇が好きだった」「△△が面白かった」 | 本人の言葉で |
| 専攻 | 判断に使う。文面には書かない | 「専攻は問わない」なら、触れない |
「人とどう関わったか」が、文系向けの読む箇所の中心です。文系の仕事の多くは、人と関わる仕事で、学生時代の「誰とどう関わったか」が、最初の月の「誰に何をどう」と重なります。読む観点はガクチカを読んでスカウトを書く方法で書きました。
4段の型を、文系向けに
| 段 | 文系向けの書き方 |
|---|---|
| 1. 学生時代の場面を読んだ一文 | 「アルバイトで、お客さまに断られたあと△△をされたと書かれていたのを読んで」。活動の種類ではなく、人と関わった場面 |
| 2. 最初の月の「誰に何をどう」との重なり | 「うちの〇〇職は、最初の月に先輩と一緒に□□業界のお客さまを訪ねて、話を聞くところから始まります。断られたあとにどうするか、という場面が、そのまま重なります」。企業ページの「最初の1年」と同じ言葉 |
| 3. 選考で学生時代の何をどう聞くかの一文 | 「選考では、学生時代に何をしていたかを、場面で聞きます。大きなことでなくて構いません。詳しくは企業ページに」 |
| 4. 文系で入った社員と話す場 | 「〇〇学部から入った二年目の△△が、最初の1年に何をしたかを話します。選考ではありません」 |
「2段目で『誰に何をどう』を書く」が、文系向けの要点です。「営業」ではなく「□□業界のお客さまを訪ねて話を聞く」と書くと、学生は自分の学生時代の場面と比べられます。ビジネス職の「誰に何をどう」の考え方はビジネス職向けスカウト文面の型で書きました。
仕事の中身が見えにくい職種ほど、場面で書く
| 職種 | 職種名だけ | 場面で |
|---|---|---|
| 営業 | 「営業職」 | 「□□業界のお客さまに、〇〇を提案する。最初の月は先輩に同行して、お客さまがどんな人かを見る」 |
| 企画 | 「企画職」 | 「〇〇の企画を、△△の人と組んで作る。最初の月は、いまある企画の資料を読んで、一つ手直しする」 |
| 総合職 | 「総合職」 | 「最初の半年は〇〇と△△を経験して、その後に配属を決める。配属の決まり方は企業ページに」 |
配属の決まり方への触れ方
文面に全部は書けませんが、触れないと不安が残ります。
- 一文で、企業ページへ誘導する:「配属の決まり方は、企業ページの〇〇に書いています」
- 希望どおりにならないことがあるなら、企業ページに書いてあることを前提に:文面で「希望を尊重します」と書かない。守れないことを書かない
- 職種が決まっている募集なら、その旨を:「この募集は〇〇職として採ります」
- 企業ページに「配属の決まり方」が無いなら、文面より先に企業ページ:ワンキャリアの募集コースの考え方
送り主は、文系で入った入社してまもない社員
- 文面の2段目(最初の月の場面)を、その人が書く:「文系で入って、最初の月に何をしたか」は、最近経験した人にしか言えない
- 送り主が「〇〇学部から入った」と分かると、学生に近い:「自分と同じ立場の人からの連絡」
- 4段目の話す場に、その人が出る:送り主と話す人が同じ
- その人の時間は、読んで書くことと面談だけ:分担はワンキャリアのスカウトを誰が送るか
「文系」で、一括りにしない
- 「文系歓迎」「文系でも」と書かない:一括りの言葉
- 学部名で絞らず、学生時代の場面で読む:法学と経済と文学と教育で、興味の方向は違うが、人との関わり方は専攻に依らない
- 型は一つで、2段目の重ね方を学生の場面で変える:専攻ごとに型を作らない
- 「こんな人」は、学生時代の状態で:「サークルで企画を立てた人」「アルバイトでお客さまと話すのが好きだった人」
企業ページの文系向けの部分と、揃える
- 企業ページに「職種ごとの最初の1年」があるか:文面の2段目は、そこから
- 企業ページに「配属の決まり方」があるか:文面から誘導する先
- 企業ページに「選考で学生時代の何をどう聞くか」があるか:文面の3段目と同じ内容
- 企業ページに「文系で入った社員の話」があるか:4段目の話す人が、そこに出ている
企業ページの文系向けの部分が無ければ、文面より先に企業ページです。書き方はワンキャリアで文系学生向けに掲載するときで書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 職種ごとの最初の月を言葉にする | 各職種の責任者と、文系で入った入社してまもない社員(人事が聞いて型に) |
| 選考で学生時代の何をどう聞くかを言葉にする | 面接に出る人(人事が聞いて型に) |
| 配属の決まり方を企業ページに書く | 責任者と人事 |
| 学生時代の場面を読み、一文と重なる点を書く | 文系で入った入社してまもない社員 |
| 型、絞り込み、受諾対応、台帳 | 人事 |
| 話す場に出る | 文系で入った入社してまもない社員 |
運用代行や代理店が支えられるのは、文系向けの型、読む箇所の整理、職種を場面に置き換える型、配属への触れ方の整理、企業ページとの整合の確認までで、最初の月の言語化、配属の決まり方の決定、読んで書くこと、話す場に出ることは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと文面が「総合職」の一語に戻ることがあります。「最初の月に何をするか」が、募集ごとに決まっていることです。当社がワンキャリアの文系向けのスカウトを支えるとき、型と読む箇所は当社が出せますが、「営業の最初の月は、先輩に同行して〇〇のお客さまを訪ねる」という中身は、その職種の責任者と、最近それを経験した社員にしか言えません。決まっていない募集に文面を書くと、2段目が「幅広い業務」に戻り、学生は「何をするか分からない」で閉じます。当社が最初にお願いするのは、募集ごとに「最初の月、3か月、1年目の終わり」を責任者に聞いてもらうことです。答えが出る募集から、文面を作ります。答えが出ない募集は、文面より先に、社内で最初の月を決めます。
まとめ
- 文系学生へのスカウトは、職種名ではなく「最初の月に何をするか」で誘う。「コミュニケーション力」「文系歓迎」は誰にでも書ける言葉
- 読む箇所は、学生時代の活動で人とどう関わったか、詰まった場面と行動、興味、好きだったこと。専攻は判断に使い文面に書かない
- 4段は、学生時代の場面を読んだ一文→最初の月の「誰に何をどう」との重なり→選考で学生時代の何をどう聞くか(大きなことでなくて構いません)→文系で入った社員と話す場
- 仕事の中身が見えにくい職種(営業・企画・総合職・事務・CS)ほど、「最初の月」の場面で書く。配属の決まり方は企業ページへ誘導
- 送り主は文系で入った入社してまもない社員。「文系」で一括りにせず、型は一つで2段目の重ね方を変える。企業ページの文系向けの部分と揃える
よくある質問
総合職で、最初の月に何をするかが配属先で違います
配属先の候補ごとの「最初の月」を、企業ページに書いておき、文面では「最初の半年は〇〇と△△を経験して、その後に配属を決めます。配属先ごとの最初の月は企業ページに」と一文で誘導します。文面に全部は書かず、「決まるまでの最初の期間に何をするか」を書けば、学生は想像できます。
営業の数字の目標を、文面に書くべきですか
文面には書かず、企業ページの「条件」や「最初の1年」に事実として書き、文面からは「営業の実態は企業ページに」と誘導します。文面で隠すと、体験談の「数字の圧力」だけが残ります。企業ページで「目標はあり、〇〇の形で決まる」と事実で書いてあれば、文面から誘導するだけで足ります。
文系向けのスカウトは、御社に相談できますか
できます。当社は、文系向けの型、読む箇所の整理、職種を場面に置き換える型、配属への触れ方の整理、企業ページとの整合の確認を支えられます。最初の月の言語化、配属の決まり方の決定、読んで書くこと、話す場に出ることは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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