ワンキャリアのスカウトを後期に使うときの進め方|後期の文面の4段と対応の速さ
選考が進んだ後の時期にスカウトを送る会社は、「まだ間に合います」「追加募集です」と書きたくなります。ところが、この時期の学生は、体験談を最も読み込んでいる学生で、「間に合う」の言葉を「人が集まらなかった会社」と読みます。結論から言うと、後期のスカウトは、「まだ間に合う」と書かず、学生時代の場面を読んだ一文のあとに、「いま募集している事実」と「選考の段階の少なさ」を一文で伝え、すぐ話せる場に誘います。その年度の自社の体験談を読んでから送り、受諾後の対応を前期よりさらに速くし、後期の学生に「なぜいまも探しているのか」を聞きません。後期の対応は、翌年の前期の学生が読む体験談に書かれます。 この記事では、後期の学生の状態、やりがちな失敗、後期の文面の4段、体験談を読んでから送ること、受諾後の速さ、聞かないこと、翌年への影響、分担を整理します。後期の掲載はワンキャリアの後期掲載の考え方、OfferBoxの後期の進め方はOfferBoxを後期に使うときの進め方で書きました。時期の扱いは、年度の公表内容と自社の方針を確認します。
この作業の目的|後期の学生が「この会社は、いま本当に採っていて、速い」と分かる文面にする
後期の学生は、多くの会社の体験談を読み、選考を経験しています。「この会社は、いま本当に採っているのか」「選考はどのくらい速いのか」「なぜこの時期に募集しているのか」を、事実で確かめようとします。
目的は、その問いに文面で先に答えることです。「間に合う」という呼びかけではなく、「いま募集していて、選考は二段階で、最初の話す場はすぐ設定できる」と書けば、後期の学生は判断できます。
後期の学生の状態
| 状態 | 文面と運用への意味 |
|---|---|
| 内定を持ったまま続けている | 比べる材料を持っている。最初の1年の具体と、選考で何を見るかで比べる |
| 留学や部活動から切り替えた | 時間が無い。選考の速さと段階の少なさを文面で |
| 納得できず探し直している | 「なぜ納得できなかったか」を持っている。企業ページの実態を読む |
| 体験談を最も読み込んでいる | 文面と企業ページと体験談のずれに、最も敏感 |
| 「間に合う」に慣れている | その言葉を見ると閉じる |
| 受諾後、決める時間が短い | 対応の速さが、前期より重い |
「体験談を最も読み込んでいる」が、後期の学生の最も大きな特徴です。前期の学生より、文面の言葉を疑って読みます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 後期の学生からどう見えるか |
|---|---|
| 「まだ間に合います」「追加募集」 | 「集まらなかった会社」「急いでいる会社」 |
| 「今からでも」「最後のチャンス」 | 煽り。信用されない |
| 前期と同じ文面をそのまま | 後期の学生が知りたい「いま募集しているか」「速いか」が無い |
| 受諾後の対応が、前期と同じ速さ | 後期の学生は時間が無い。他社に決まる |
| 何度も来させる(話す場→一次→二次と、別の日に) | 時間が無い学生は、途中で離れる |
| 「なぜいまも探しているのか」を聞く | 問い詰められている |
| その年度の体験談を読まずに送る | 前期の選考で書かれた「掲載と違った」を知らない |
最も多いのは、最初の「間に合う」です。後期の学生には、この言葉そのものが「集まらなかった」の印です。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「後期は学生が少ないので、目立つ言葉で呼びかけないと受諾が来ない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウトの運用を見ていますが、後期に「まだ間に合う」「追加募集」で送った会社の文面は、体験談を読み込んだ後期の学生に「人が集まらなかった会社」と読まれ、受諾が来ても「なぜ集まらなかったのか」を疑いながら来ます。逆に、「〇〇職は現在も募集しています。選考は二段階で、最初の話す場は今週中に設定できます」と事実だけを書いた会社には、後期の学生が「いま本当に採っていて、速い」と判断して受諾します。当社が後期の文面を整えるとき、最初にやるのは、呼びかけの言葉を全部消し、募集の事実と選考の速さと話せる時期を書くことです。後期は、言葉ではなく事実で選ばれる時期です。
後期の文面の4段
| 段 | 後期向けの書き方 |
|---|---|
| 1. 学生時代の場面を読んだ一文 | 前期と同じ。本人の言葉で。後期の学生ほど、読んだかどうかを見抜く |
| 2. 最初の1年との重なり | 前期と同じ。企業ページの「最初の1年」と同じ言葉で |
| 3. いま募集している事実と、選考の段階の少なさの一文 | 「〇〇職は現在も募集しています。選考は△△と□□の二段階で、面接には◇◇が出ます。詳しくは企業ページに」。数字は自社で決めた事実を、守れる範囲で |
| 4. すぐ話せる場 | 「最初の話す場は、オンラインで、今週中に設定できます。選考ではありません」。すぐ設定できることを、事実として |
「3段目に『いま募集している事実』を入れる」が、後期の要点です。前期の文面の「選考で何を見るか」の位置に、「いま募集していて、段階が少ない」が入ります。何を見るかは、企業ページへ誘導します。4段の基本はワンキャリアのスカウト文面の書き方で書きました。
「なぜこの時期に募集しているか」は、文面には書かず、企業ページの後期の掲載に事実で書き、そこへ誘導します。後期の掲載の書き方はワンキャリアの後期掲載の考え方で書きました。
その年度の体験談を、読んでから送る
後期は、その年度の前期の選考を受けた学生の体験談が、最も増えている時期です。
- 前期の選考で、何が書かれたかを読む:「掲載と違った」「連絡が遅かった」「何を見ているか分からなかった」
- 「掲載と違った」があれば、後期の企業ページで事実を直してから送る:直さずに送ると、後期の学生がそれを読んで離れる
- 「連絡が遅かった」があれば、後期は対応をさらに速くし、守る:後期の学生は、前期の体験談を読んでから受諾する
- 前期の体験談で「良い」と書かれたことは、企業ページで具体的に:後期の学生が確かめられる
- スカウトへの言及があれば、文面の型を見直す:「テンプレだった」があれば、読める数まで減らす
後期の学生は、前期の学生の体験談を読んだうえで受諾します。読まれるほど不利になる状態で送っても、受諾は来ません。
受諾後の対応を、前期よりさらに速く
後期の学生は、決める時間が短く、他社と並行しています。
- 受諾への対応は、翌日ではなく当日に:前期の「翌日まで」を、後期は「その日のうちに」
- 話す場の日程を、複数の候補で、直近から:「今週中に」と文面に書いたなら、その候補を
- 話す場と一次を、同じ日か続けて:何度も来させない。後期の学生は、一度で選考の入口まで進みたい
- 面接に出る人の枠を、後期用に確保しておく:受諾が来てから探さない
- 選考の各段階の間を、空けない:段階の少なさを文面に書いたなら、実際に速く
- 辞退の返事にも、当日にお礼を:後期の対応は、翌年の前期に読まれる
受諾後の基本はスカウトが受諾されたあとの連絡で書きました。後期は、そのすべてを一段速くします。
後期の学生に、聞かないこと
話す場や面接で、後期の学生に聞くことは、前期と少し変えます。
- 「就職活動はどうでしたか」を聞かない:内定を持っている、納得できていない、切り替えたばかり。答えにくい
- 「なぜ、いまも探しているのですか」を聞かない:理由を問い詰める形になる
- 「内定はありますか」を聞かない
- 「いま、仕事を選ぶうえで大事にしていることは」を聞く:経験を経て、考えが具体になっている
- 「うちについて、体験談で気になったことは」を聞く:読み込んでいるので、具体的な問いを持っている
- 「他社と比べて、聞いておきたいことは」を聞いてよい:比べる段階にいる。隠さず答える
- 決める時間の目安を伝えてよいが、押さない:「〇〇までに返事をいただければ」と伝え、それ以上は追わない
聞かないことの基本はスカウト経由の初回面談の設計で書きました。後期の学生には、「なぜいまも探しているか」が加わります。
後期の対応が、翌年の前期に読まれる
後期に受諾した学生も、体験談を書きます。その体験談は、翌年の前期の学生が読みます。
- 後期に「間に合う」で誘い、対応が遅れ、何度も来させた会社の体験談は、翌年の前期の学生が最初に読む
- 後期に、事実で誘い、当日に対応し、一度で選考の入口まで進めた会社の体験談は、翌年の前期の学生に「速くて正直な会社」と読まれる
- 後期は、その年度の採用の終わりであると同時に、翌年度の体験談の始まり
時期の扱い
後期の時期、どこまでを後期と呼ぶか、後期の選考の扱いは、年度の公表内容と自社の方針を確認して決めます。この記事では、時期の具体は書きません。
- 募集を終える時期を決め、企業ページに書き、文面もその前に止める:募集していないのにスカウトを送らない
- 募集を終えたら、受諾待ちの学生に連絡し、掲載を終了の形に
- 翌年の前期の準備との切り替えを、年間の計画に:ワンキャリアの年間掲載計画の組み方
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| その年度の体験談を読み、企業ページを直す | 人事 |
| 「いま募集している事実」と「選考の段階」を決める | 責任者と人事 |
| 後期の文面の型を作る | 人事 |
| プロフィールを読み、一文を書く | 送る人(入社してまもない社員) |
| 受諾に当日対応する | 人事(後期は当日) |
| 面接の枠を後期用に確保する | 面接に出る人 |
| 話す場と一次を続けて行う | 人事と面接に出る人 |
| 後期の学生に合う聞き方を、話す人に渡す | 人事 |
| 募集を終えたら、文面を止め、掲載を終了の形に | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、後期の文面の型、呼びかけの言葉の置き換え、体験談の読み方の観点、受諾後の速い対応の型、聞かないことの一覧までで、募集の事実の決定、選考の速さの決定、当日対応、面接は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと後期のスカウトが「集まらなかった会社」に見えることがあります。「なぜこの時期に募集しているか」を、企業ページに事実で書いておくことです。当社がワンキャリアの後期のスカウトを支えるとき、文面の型と言葉の置き換えは当社が出せますが、「なぜ後期に募集しているか」は、社内の事実です。文面から企業ページに誘導したとき、そこに「予定の人数に満たず、〇〇の理由で追加で募集しています」と事実と理由が書いてあれば、後期の学生は「正直な会社」と読みます。無ければ、「何かあった会社」と疑います。当社が最初にお願いするのは、責任者に「後期に募集する理由を一文で」と聞いてもらい、企業ページに書くことです。その一文があれば、後期のスカウトは事実で組めます。
まとめ
- 後期の学生は、内定を持って続けている・切り替えた・探し直している・体験談を最も読み込んでいる・時間が無い。「間に合う」は「集まらなかった会社」と読まれる
- 後期の文面の4段は、学生時代の場面を読んだ一文→最初の1年との重なり→いま募集している事実と選考の段階の少なさの一文→すぐ話せる場。「なぜこの時期か」は企業ページに事実で
- その年度の体験談を読んでから送り、「掲載と違った」があれば企業ページを直してから
- 受諾への対応は当日に、話す場と一次を続けて、面接の枠を後期用に確保し、何度も来させない
- 「なぜいまも探しているか」を聞かず、「大事にしていること」「体験談で気になったこと」を聞く。後期の対応は翌年の前期の学生が読む体験談に書かれる
よくある質問
「予定の人数に満たなかった」と企業ページに書くのは、印象が下がりませんか
隠して「追加募集」とだけ書くほうが、後期の学生には「何かあった会社」と読まれます。「予定に満たず、〇〇の理由で追加で募集しています」と事実と理由を書けば、「正直な会社」と読まれます。後期の学生は体験談を読み込んでいるので、隠しても伝わります。事実を書くほうが、印象は保てます。
後期は、選考を速くしすぎると雑に見えませんか
速さそのものは、後期の学生には歓迎されます。雑に見えるのは、速さではなく、「何を見ているか」が無いことと、連絡が遅れることです。段階を減らしても、企業ページに各段階で何を見るかを書き、受諾に当日対応すれば、「速くて丁寧」と読まれます。
後期のスカウトは、御社に相談できますか
できます。当社は、後期の文面の型、呼びかけの言葉の置き換え、体験談の読み方の観点、受諾後の速い対応の型、聞かないことの一覧を支えられます。募集の事実の決定、選考の速さの決定、当日対応、面接は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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