ワンキャリアのスカウト文面の書き方|短く書く4段の構成と例の型
ワンキャリアのスカウト文面は、会社の紹介から始まり、募集の説明が続き、「ぜひエントリーを」で終わるものになりがちです。ところが、受け取る学生は、複数の会社からスカウトを受け取り、体験談で各社の実態を読み比べていて、会社の紹介から始まる文面は最初の数行で閉じられます。結論から言うと、ワンキャリアのスカウト文面は、「プロフィールの何を読んだか」「この仕事の最初の1年との重なり」「選考の流れと何を見るかの一文」「話す場か選考かの案内」の4段を、短く書きます。会社の説明は企業ページに、条件は掲載に任せ、文面には書きません。体験談を読んだ学生が持っている問い(選考はどうか)に、文面で先に一言答えると、企業ページを読みに行く理由になります。煽り、応募の依頼、条件の羅列、抽象語、選考を急がせる言葉を避けます。 この記事では、文面の役割、4段の構成と書き方、会社の説明を書かない理由、先に答える書き方、避ける言葉、送る前のチェック、型の作り方、分担を整理します。誰に送るかはワンキャリアのスカウト対象の絞り方で書きました。他媒体の文面はOfferBoxのオファー文面の基本とWantedlyのスカウト文面の書き方で書きました。
この作業の目的|読んで、企業ページと体験談に行き、話す場か選考に来てもらう
ワンキャリアのスカウト文面の役割は、応募させることではなく、「この会社の話を聞いてみよう」と思ってもらい、企業ページと自社の体験談を見に行かせ、話す場か選考に来てもらうことです。
文面で全部を説明しようとすると長くなり、読まれません。文面は入口で、中身は企業ページと体験談にあります。文面に書くのは、「なぜあなたに送ったか」「最初の1年はこうだ」「選考はこう見ている」「次はこれ」の4つだけです。
4段の構成
| 段 | 書くこと | 長さ |
|---|---|---|
| 1. 学生時代を読んだ一文 | プロフィールの活動か興味のどこを読んだか。本人の言葉で | 1〜2文 |
| 2. 最初の1年との重なり | その活動や興味が、この仕事の最初の月・最初の1年とどう重なるか。企業ページの「最初の1年」と同じ言葉 | 2〜3文 |
| 3. 選考で何を見るかの一文 | 「選考は〇〇と△△で、学生時代の話を場面で聞きます。詳しくは企業ページに」 | 1〜2文 |
| 4. 話す場か選考かの案内 | 「まず仕事の話を聞く場があります」か「選考にご案内します」か。誰が話すか | 1〜2文 |
署名は、送り主の名前と、入社してまもないなら「入社〇年目」のような近さが分かる一言と、会社名です。会社の説明、事業の説明、募集要項は入れません。
1段目|学生時代を読んだ一文
- プロフィールの具体的な箇所を挙げる:「文化祭の企画を三年間続けてこられたと書かれていたのを読んで」
- 本人の言葉をそのまま使う:「リーダーシップを発揮」に言い換えない
- 大学名や専攻から始めない:「〇〇大学の△△学部の方に」は、読んでいない証拠
- 褒めない:「素晴らしい活動」は、読んでいなくても書ける
- 会社名や職種から始めない:相手の話から始める
学生のプロフィールの箇所ごとの一文の作り方は新卒向けスカウト文面の型で書きました。ワンキャリアでも同じです。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「ワンキャリアの学生は選考に敏感なので、文面では選考の話を避けて、仕事の魅力だけを書くべきだ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウトの運用を見ていますが、選考の話を避けた文面を受け取った学生は、企業ページで選考の流れを探し、無ければ体験談だけで判断します。逆に、文面で「選考は〇〇と△△で、学生時代の話を場面で聞きます」と一言添えた会社は、学生が「この会社は、選考を隠さない」と読み、企業ページを読みに行きます。当社がワンキャリアの文面を整えるとき、他の媒体の型に「選考で何を見るかの一文」を足すのは、この理由です。学生は体験談で選考を読んでいるので、会社の側からも一言添えると、確かめる流れがつながります。
2段目|最初の1年との重なり
学生は職種名から仕事を想像できないので、2段目は「最初の月に何をするか」で書きます。
- 企業ページの「最初の1年」から、一文を取る:「うちの〇〇職は、最初の月に△△から始めます」
- その一文と、1段目の活動を重ねる:「文化祭の企画を続けてこられたあなたなら、その△△が想像できると思い」
- 企業ページと同じ言葉で:文面で「△△」と書き、企業ページで「□□」と書くと、つながらない
- 重なる点は一つに絞る:複数書くとテンプレに近づく
- 「経験を活かせる」「即戦力」は書かない:学生に経験は無い
企業ページの「最初の1年」が無ければ、文面より先に企業ページです。書き方は企業ページで最初に書くことで書きました。
3段目|選考で何を見るかの一文
ワンキャリアの文面に特有の段です。
- 段階と、何を見るかを一文で:「選考は〇〇と△△の二段階で、学生時代の話を場面で聞きます」
- 企業ページの「選考の流れ」と同じ内容で:文面だけ違うことを書かない
- 「正解はありません」を添えられれば添える:学生が身構えない
- 「詳しくは企業ページに」で誘導:文面で流れの全部を書かない
- 時期に関わることは、年度の公表内容と自社の方針を確認して:この記事では具体は書かない
体験談に「何を見ているか分からなかった」と書かれている会社ほど、この一文が効きます。学生の問いに、会社の側から先に答えます。「何を見るか」の書き方は本選考を掲載するときの書き方で書きました。
4段目|話す場か、選考か
- どちらかを、曖昧にせず書く:「まず仕事の話を聞く場があります」か「選考にご案内します」か
- 話す場なら、誰が話すかを:「入社二年目の〇〇が、仕事の中身を話します。選考ではありません」
- 選考なら、最初の段階で誰と何を話すかを:「一次は〇〇職の△△と、学生時代の話を」
- 選考との関係は、年度の公表内容と自社の方針を確認して書く:書いたら守る
- 急がせない:「〇日までに」「すぐに」は書かない
- 返信の方法を一言:「このメッセージに返信してもらえれば、日程を調整します」
「話す場と書いて、選考に入れる」は、体験談に書かれます。書いたとおりに進めます。
会社の説明を、書かない理由
- 長くなり、1段目が埋もれる
- 企業ページと重なる:学生は企業ページを見に行く
- どの学生にも同じ段落が入り、テンプレに見える
- 会社の話から始まる文面になる
会社の説明は企業ページに書き、文面からは「企業ページに書いています」で誘導します。企業ページが整っていなければ、文面で補うのではなく、先に企業ページを整えます。
避ける言葉
| 避ける言葉 | 理由 |
|---|---|
| 「ぜひエントリーを」「ご応募ください」 | 応募の依頼。話す段階を飛ばす |
| 「〇日までに」「すぐに」「今すぐ」 | 急がせる。「集まっていない会社」 |
| 「限定」「特別に」「厳選して」 | 煽り。体験談を読み込む学生ほど離れる |
| 「素晴らしい活動」「優秀な学生」 | 褒め言葉。読んでいなくても書ける |
| 「成長」「挑戦」「若手が活躍」 | 抽象語。どの会社も書く |
| 条件の羅列(初任給、勤務地、休日) | 求人票。掲載に任せる |
| 「弊社は〇〇業界で△△な企業で」 | 会社の説明。企業ページに |
| 「経験を活かせる」「即戦力」 | 学生に経験は無い |
| 「〇〇大学の方に」「△△学部の方に」 | 読んでいない証拠 |
送る前のチェック
- 1段目に、プロフィールの具体的な箇所が、本人の言葉であるか
- 2段目の「最初の1年」が、企業ページと同じ言葉か
- 3段目の「選考で何を見るか」が、企業ページの選考の流れと同じか
- 4段目が「話す場」か「選考」か、曖昧でないか。書いたことを守れるか
- 会社の説明と条件の羅列が無いか
- 避ける言葉が無いか
- 時期と選考との関係を、年度の公表内容と自社の方針で確認したか
- スクロールせずに4段が読めるか
- 企業ページと自社の体験談が、受け止められる状態か
1と3と4の3つだけでも、毎回見ます。
型の作り方
- 募集ごとに、2段目の「最初の1年」の一文と、3段目と、4段目を用意する:企業ページから取る
- 1段目は、毎回書く:相手ごとに違う。型にしない
- 2段目の「重なる点」は、相手ごとに書く:最初の1年のどこと重なるかは、相手で変わる
- 送る人が複数いるなら、見本を一通作る:「この形で」と渡す
- 返信が来た文面と、体験談へのスカウトの言及を、台帳に残す
どこまで相手ごとに変え、どこを型にするかは、ワンキャリアのスカウトを相手ごとに変える範囲で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 募集ごとの型(2段目の一文、3段目、4段目)を作る | 人事と、その職種の責任者と面接に出る人 |
| プロフィールを読み、1段目と重なる点を書く | 読んだ人(人事か、入社してまもない社員) |
| 送る前のチェック | 書いた人 |
| 見本を作って揃える | 人事 |
| 時期と選考との関係を確認する | 人事 |
| 話す場や面接に出る | 入社してまもない社員、面接に出る人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、4段の型、募集ごとの型の作成、避ける言葉のチェック、見本の作成までで、相手の一文と重なる点を書くこと、送ること、時期の確認、話す場と面接は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
自社で持つべきなのは、どこまでか。当社がワンキャリアのスカウト文面を支えるとき、4段の型、募集ごとの2段目から4段目、避ける言葉のチェック、見本は当社が出せます。ただし、1段目の「プロフィールの何を読んだか」と、3段目の「選考で何を見るか」の中身は、社内にしかありません。前者はプロフィールを読んだ人の言葉で、後者は面接に出る人が言葉にしたものです。当社が3段目を「学生時代の話を場面で聞きます」と書いても、面接に出る人が実際にそう聞かなければ、体験談に「スカウトに書いてあったことと違った」と書かれます。当社が最初にお伝えするのは、「型は当社、一文は社内、選考の中身は面接に出る人」の分担です。型があれば、社内の人が書くのは数文で済みます。
まとめ
- ワンキャリアのスカウト文面は、学生時代を読んだ一文→最初の1年との重なり→選考で何を見るかの一文→話す場か選考か、の4段を短く。会社の説明と条件は書かない
- 1段目は本人の言葉で、大学名や専攻から始めない。2段目は企業ページの「最初の1年」と同じ言葉で、重なる点を一つ
- 3段目は、体験談を読んだ学生の問いに先に答える。企業ページの選考の流れと同じ内容で、「正解はありません」を添える
- 4段目は、話す場か選考かを曖昧にせず、誰が話すかを書き、急がせず、書いたら守る
- 煽り、応募の依頼、急がせる言葉、条件の羅列、抽象語、大学名で始める、を避ける。型は募集ごとに、1段目と重なる点だけ毎回書く
よくある質問
文面が短いと、熱意が伝わらないのではないですか
熱意は、長さではなく、「あなたを読んだ」という一文で伝わります。長い文面は、会社の説明が長いだけで、学生には「誰にでも送っている」と読まれます。短い文面で、プロフィールの具体的な箇所を挙げたもののほうが、「自分に送っている」と伝わります。
選考の話を文面に入れると、学生が身構えませんか
「選考は〇〇と△△で、学生時代の話を場面で聞きます。正解はありません」のように、何を見るかを添えると、身構えるより準備の方向が分かります。避けるのは、選考を急がせる言葉と、「エントリーを」の依頼です。選考の流れを隠すほうが、体験談を読んだ学生には「隠している」と見えます。
ワンキャリアのスカウト文面は、御社に相談できますか
できます。当社は、4段の型、募集ごとの型の作成、避ける言葉のチェック、見本の作成を支えられます。相手の一文と重なる点を書くこと、送ること、時期の確認、話す場と面接は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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