ワンキャリアのスカウトを送る時期・時間の考え方|時期と時間を分けて決める
ワンキャリアのスカウトを「いつ送るか」には、二つの問いが混ざっています。「どの時期に送るか」(年度の中のどこか)と、「どの曜日・時間に送るか」です。前者は年度の公表内容と自社の選考の予定で決まり、後者は送る側の都合と自社の台帳で決まります。結論から言うと、時期は、年度の公表内容と自社の方針、自社の選考とイベントの予定、企業ページと体験談が整っているか、で決めます。学生が動く時期を決めつけません。時間は、「一般に返信が多い曜日・時間」を探して合わせるのではなく、「送る人がまとめて読める枠」と「返信に対応できる時間」から決め、送ったあとに自社の返信の時間を台帳で見て、月に一度寄せます。 この記事では、時期と時間を分ける理由、時期の決め方、一般論に合わせる発想が続かない理由、時間を決める軸、学生の状態による違い、手順、選考の山と連休と試験期間の扱い、分担を整理します。この記事では、時期と時間の具体は書きません。年度と自社の状況と台帳で決めるのが、確かな方法です。他媒体の考え方はOfferBoxの送信タイミングとWantedlyのスカウトを送る曜日・時間の考え方で書きました。
この作業の目的|時期を外さず、送る側が続けられ、返信に対応できるようにする
目的は三つです。
- 時期を外さない:年度の公表内容と自社の選考の予定に合った時期に送る。早すぎても、遅すぎても、学生の動きと合わない
- 送る側が続けられる:まとめて読んで書ける枠に送る
- 返信に対応できる:返信が来たときに、翌日までに返せる時間に送る
「学生が読みやすい時間」は、四つ目です。三つが成り立ったうえで、台帳で寄せます。
時期と時間を、分けて考える
| 時期(年度の中のどこか) | 時間(曜日・時間帯) | |
|---|---|---|
| 決める軸 | 年度の公表内容と自社の方針、選考とイベントの予定、企業ページと体験談の状態 | 送る人の枠、返信対応の時間、台帳 |
| 変える頻度 | 年度ごと | 月に一度 |
| 外すと起きること | 学生の動きと合わない。年度の扱いとずれる | 返信が遅れる。送る枠が崩れる |
| 参考にするもの | 自社の前年度の記録 | 自社の台帳 |
「時期」の問いを「時間」の答えで返すと、ずれます。「何曜日が良いか」より先に、「いまの時期に送ってよいか」を確かめます。
時期の決め方
- 年度の公表内容と自社の方針を確認する:広報と選考の時期の扱い。この記事では具体は書かない
- 自社の選考とイベントの予定を見る:スカウトで誘う先(話す場か選考か)が、その時期に用意されているか
- 企業ページと自社の体験談が整っているか:整っていない時期に送ると、文面のあとで離れる。ワンキャリアのスカウトの基本
- 返信に対応する人と面接の枠が、その時期にあるか:繁忙期に送らない
- 学生が動く時期を決めつけない:早期の学生、後期の学生、それぞれの状態に合わせる。早期(低学年向け)掲載の考え方、後期掲載の考え方
「企業ページと体験談が整っているか」が、時期の中で最も見落とされます。契約したから送る、他社が送り始めたから送る、では、整わないまま送ることになります。年間の計画は年間掲載計画の組み方で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「返信率が高い曜日と時間があり、それに合わせれば返信が増える」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウトの運用を見ていますが、会社ごとに、返信が来る曜日と時間は違います。送っている学生の状態(授業がある時期か、選考の山か、長期休みか)で変わり、同じ会社でも時期で変わります。当社が時間の相談を受けるとき、最初に伝えるのは「一般論は当てはまらないので、自社の台帳を見てください」です。台帳が無い会社には、まず送る人の都合で送り、返信の曜日と時間を数か月分残してもらいます。それが、その会社にとっての答えになります。時間より先に、時期と、企業ページの状態を確かめるほうが、結果に効きます。
「一般に良い時間」に合わせる発想が、続かない理由
| 理由 | 何が起きるか |
|---|---|
| 自社の学生には当てはまらない | 授業がある学生、選考中の学生、休み中の学生で、読む時間が違う |
| 送る側の都合と衝突する | 「その時間は会議」で、送れない週が出る |
| 返信に対応できない時間になる | 夜に送って返信が来ても、翌朝まで放置。ワンキャリアでは体験談に書かれる |
| 時間を合わせることが目的になる | 文面と絞り込みより、時間に意識が向く |
| 情報が古い・変わる | 学生の行動は変わる |
「返信は文面と絞り込みと企業ページで決まり、時間はその次」が順番です。
時間を決める軸
| 軸 | 決め方 |
|---|---|
| 送る人がまとめて読める枠 | 週に決まった時間を確保する。会議や繁忙と重ならない枠。この枠で読んで書いて送る |
| 返信に対応できる時間 | 返信が来る時間帯に、対応する人が見られる。夜や休日に送るなら、翌朝すぐ対応する形を決めておく |
| 学生が読む時間 | 送ってから、返信の曜日・時間を台帳で見る。自社の学生の傾向が見えたら寄せる |
最初の二つは、送る前に決められます。三つ目は、送ったあとに分かります。
学生の状態で、読む時間は違う
| 学生の状態 | 読む時間の傾向(考え方) |
|---|---|
| 授業がある時期 | 授業の合間、夜。平日の日中は読みにくい |
| 選考の山の時期 | 面接の合間、移動中。返信は落ち着いた時間に |
| 長期休みの時期 | 昼にも読む。アルバイトの時間帯は人による |
| 試験期間 | 読んでも返信が遅れる。送る量を減らす |
| 内定を持って続けている時期 | 時間があるが、比べる段階。返信は慎重 |
これは「傾向の考え方」で、自社の学生がどうかは台帳で確かめます。絞り込みで対象を決めたら、その学生がいつ読むかを、送って見ます。
手順
- 時期を確かめる:年度の公表内容、自社の予定、企業ページの状態、返信対応と面接の枠
- 送る人の枠を決める:週に何回、どの時間帯に、まとめて読んで書いて送るか
- 返信に対応する人と、対応できる時間を決める:返信の通知が届く形にする
- その枠で送り始める:時間の工夫はまだしない
- 返信が来た曜日と時間を、台帳に残す:送った曜日・時間と、返信の曜日・時間
- 数か月分溜まったら、傾向を見る
- 傾向があれば、送る枠を寄せる:送る人の都合と両立する範囲で
- 月に一度、一要素だけ変えて試す:曜日だけ、時間帯だけ。文面と同時に変えない
「まず送る側の都合で送り、あとで寄せる」が順番です。
選考の山、連休、試験期間の扱い
- 自社の選考の山:返信に対応できない時期は、送る量を減らす。対応できないのに送ると、返信を待たせ、体験談に書かれる
- 連休の前後:連休中は読まれても返信が遅れる。連休明けに対応が集中しないよう、送る量を調整する
- 試験期間:学生は読んでも返信が遅れる。送る量を減らし、返信を急がせない
- 年度の切れ目:年度の公表内容の扱いが変わる。確認してから
- イベントや説明会の直前:誘う先がある時期は、送る意味が大きい。ただし、企業ページが整っていること
「対応できない時期に送らない」が、時期の原則です。送ることより、返信に対応できることが先です。
台帳に残す
| 残すこと | 使い方 |
|---|---|
| 送った時期・曜日・時間 | 送る枠の記録 |
| 返信が来た曜日・時間 | 学生が読んでいる時間の手がかり |
| 送ってから返信までの間隔 | すぐ返す学生か、数日後か |
| 学生の状態(授業期・選考中・休み中) | 状態ごとの傾向 |
| 返信への対応までの時間 | 対応が遅れていないか |
「返信への対応までの時間」は、送る時間の話とは別ですが、同じ台帳に残すと、「返信は来ているのに対応が遅い」が見えます。ワンキャリアでは、この遅れが体験談に書かれます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 時期を年度の公表内容と自社の方針で確認する | 人事 |
| 企業ページと体験談の状態を確かめる | 人事 |
| 送る枠を決める | 送る人(人事か、入社してまもない社員) |
| 返信に対応する人と時間を決める | 人事 |
| 台帳に曜日・時間を残す | 送った人 |
| 数か月分の傾向を見る | 人事 |
| 月に一度、一要素試す | 人事 |
| 選考の山・連休・試験期間の調整 | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、時期を確かめる観点、決める軸の整理、台帳の型、傾向の見方、試し方の設計までで、年度の公表内容の確認、送ること、返信への対応、枠の確保は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは順番の話です。当社がワンキャリアのスカウトの相談で「いつ送るのが良いか」と聞かれたとき、答える前に確かめるのは、年度の公表内容と自社の方針に合った時期か、企業ページが整っているか、自社の体験談に「掲載と違った」が無いか、返信に翌日までに対応できているか、の四つです。この四つが成り立っていない会社で、送る時間を工夫しても、返信は変わりません。四つが成り立っている会社は、送る時間を変えても、返信の差は小さいことがほとんどです。当社が時間の話をするのは、四つが整ったあとで、台帳が数か月分溜まってからです。それまでは、「時期を確かめて、送る人が続けられる時間に送ってください」とだけお伝えしています。時間は、最後に調整するものです。
まとめ
- 「いつ送るか」は、時期(年度の中のどこか)と時間(曜日・時間帯)を分けて考える。時期を時間の答えで返さない
- 時期は、年度の公表内容と自社の方針、選考とイベントの予定、企業ページと体験談の状態、返信対応と面接の枠で決める。学生が動く時期を決めつけない
- 時間は「一般に良い時間」ではなく、送る人がまとめて読める枠と、返信に対応できる時間から決める
- まず送る側の都合で送り、返信の曜日・時間を数か月残し、傾向があれば寄せ、月に一度一要素ずつ試す
- 選考の山・連休・試験期間は、返信に対応できるかで送る量を調整する。返信への対応の速さのほうが、送る時間より結果に効く
よくある質問
夜に送ったほうが、学生が読みやすいのではないですか
授業やアルバイトがある学生なら、そういう傾向はあります。ただし、夜に返信が来て、翌朝まで対応しないなら、学生を待たせます。ワンキャリアでは、その遅れが体験談に書かれます。送る時間より、返信への対応の速さのほうが効きます。夜に送るなら、翌朝すぐ対応する形を決めてからにします。
契約したので、すぐに送り始めたいのですが、時期として問題ありませんか
年度の公表内容と自社の方針を確認し、企業ページと自社の体験談が整っているかを見てからです。契約の時期と、送り始める時期は別です。整わないまま送ると、文面で興味を持った学生が企業ページで離れ、最初の印象が薄いまま残ります。整える期間を先に置きます。
ワンキャリアのスカウトを送る時期と時間の設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、時期を確かめる観点、決める軸の整理、台帳の型、傾向の見方、試し方の設計を支えられます。年度の公表内容の確認、送ること、返信への対応、枠の確保は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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