ワンキャリアのスカウトの受諾率を毎週見直す方法|毎週・月・年度の役割分け
スカウトの受諾率は、毎週見たほうがよいのか、月に一度でよいのか。毎週見ると直したくなり、直すと何が効いたか分からなくなります。月に一度だと、受諾への対応の遅れや、新しい体験談での指摘に気づくのが遅れます。結論から言うと、受諾率は毎週、短い時間で「先週と比べて」だけを見て、異常に早く気づくために使い、直すのは月に一度、一か所だけにします。文面と絞り込みの設計を変えるのは、年度の切れ目です。毎週見るのは、送った数、受諾の数と型、受諾への対応の速さ、面談の日程が決まった数、受諾が来た文面の一文、新しい体験談のスカウトへの言及、の6つで、週の会は台帳を開いて短く終えます。 この記事では、毎週と月と年度の役割の違い、毎週見る項目、毎週直してはいけない理由、週の会の持ち方、異常のサインとその週にやること、時期による違い、月と年度へのつなぎ、分担を整理します。月と年度の見方はワンキャリアのスカウト運用のKPI設計で書きました。他媒体の週次はOfferBoxの週次レビューとWantedlyのスカウトの返信率を毎週見直す方法で書きました。
この作業の目的|遅れと放置に、その週のうちに気づく
ワンキャリアで、その週のうちに気づかないと取り返しにくいものがあります。受諾への対応の遅れ、新しく書かれた体験談でのスカウトへの指摘、設定の誤りで送れていないこと。これらは、月末まで待つと、学生に「放置している会社」と読まれ、体験談に書かれます。
毎週の見直しの目的は、これらに「その週のうちに気づく」ことです。文面の良し悪しを毎週判断することではありません。
毎週と月と年度の役割
| 毎週 | 月 | 年度 | |
|---|---|---|---|
| 目的 | 異常に早く気づく | 細い段を見つけ、一か所直す | 文面と絞り込みの設計を見直す |
| 見るもの | 6つの項目を先週と比べて | 段ごとの数、前月からの変化、面接の言葉 | 段ごとの前年との変化、体験談の言葉 |
| やること | 異常があれば、その週に対処(運用) | 一か所直す(型の一文、読む観点) | 設計を直す(文面の型、絞り込みの条件、送る人) |
| 時間 | 短く | 短い会を一回 | 年に一回 |
週で対処するのは「運用の異常」(対応の遅れ、送っていない、設定の誤り)で、月で直すのは「型の一か所」、年度で直すのは「設計」です。新卒の周期が年単位なので、設計の変更は年度に置きます。
毎週見る項目
| 項目 | 見方 | 異常のサイン |
|---|---|---|
| 送った数 | 先週と比べて | ゼロに近い(送る枠が取れていない、設定の誤り) |
| 受諾の数と型 | 前向き・質問・断りの内訳。先週と比べて | 受諾ゼロが続く。断りばかり |
| 受諾への対応の速さ | 受諾から最初の対応までの時間 | 翌日までに返せていないものがある |
| 面談の日程が決まった数 | 受諾した学生のうち、日程が決まった数 | 受諾は来ているのに日程が決まらない(往復が長い、学生の都合に合わない候補) |
| 受諾が来た文面の一文 | 受諾が来た文面の、学生の一文を並べて眺める | 特に無し。月の見直しの材料として溜める |
| 新しい体験談のスカウトへの言及 | 自社の体験談に、新しくスカウトについて書かれていないか | 「テンプレだった」「返信が遅かった」 |
「受諾への対応の速さ」と「新しい体験談のスカウトへの言及」が、毎週の確認で最も重い項目です。前者は運用の問題でその週に直せ、後者はその週に気づかないと翌年まで残ります。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「毎週数字を見ているのだから、毎週改善すべきだ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウトの運用を見ていますが、毎週文面を変えている会社は、どの文面が効いているか分からなくなり、数か月後に「結局、何が良いのか分からない」で止まります。週の受諾の数は少なく、たまたま受諾が来た週と来なかった週の差が大きいので、それに反応して直すと、ぶれを追いかけることになります。しかも新卒は年周期で、学生の状態が週で変わります。当社が毎週の見直しの型を渡すとき、最初に伝えるのは「毎週は見るだけ。文面を直すのは月に一度、設計を変えるのは年度」です。見ることと直すことを分けると、毎週の見直しは短く済み、年度の直しは根拠を持って一か所に絞れます。
毎週直してはいけない理由
- 週の数字は少なく、ぶれる:たまたまの増減に反応することになる
- 受諾は遅れて来る:今週送った文面の受諾は、来週以降にも来る。今週の数字は先週の文面の結果
- 学生の状態が週で変わる:試験期間、選考の山、休みで、受諾の来方が変わる
- 一か所ずつ直せなくなる:毎週直すと、複数の変更が重なり、何が効いたか分からない
- 送る人が疲れる:毎週「変えろ」と言われると、続かない
- 体験談との整合が崩れる:文面が毎週変わると、前の週の学生と今週の学生で受け取ったものが違う
例外は、「明らかな誤り」です。文面の誘導先の企業ページが古い、社名や職種名が間違っている、受諾の通知が届いていない。これらは設計ではなく誤りなので、その週に直します。
週の会の持ち方
- 出る人:送る人と、受諾に対応する人。人事が両方なら一人で
- 時間:短く。台帳を開いて、6つの項目を先週と比べるだけ
- 順番:対応の速さ→新しい体験談の言及→受諾の数と型→面談の日程→送った数→受諾が来た一文
- 記録:異常があったかどうかと、その週にやったこと、を一行
- 直さない:気づいたことは「月の見直しで見る」「年度で見る」と書いて置いておく
「対応の速さ」と「新しい体験談」を最初に見るのは、その週に気づかないと取り返しにくい二つだからです。
異常のサインと、その週にやること
| サイン | 考えられること | その週にやること |
|---|---|---|
| 送った数がゼロに近い | 送る枠が取れていない。読む対象がいない。設定の誤り | 送る人の枠と設定を確かめる。絞り込みの結果が空なら月の見直しへ |
| 受諾ゼロが数週続く | 文面か絞り込みか企業ページか体験談の問題。または通知の設定の誤り | 通知と送信の設定を確かめる。誤りがなければ月の見直しへ |
| 断りが続く | 募集と合わない学生に送っている | 絞り込みは月の見直しで。その週は、送る数を減らして読む時間を増やす |
| 対応が遅れている | 対応する人の枠が無い。通知が届いていない | その週に、対応する人と通知を直す。スカウトが受諾されたあとの連絡 |
| 受諾は来るが日程が決まらない | 日程の候補を出していない。平日の日中だけの候補 | 返信の型を「学生の都合に合わせた候補を出す」形に、その週に直す |
| 新しい体験談に「テンプレだった」 | 読まずに送っている | その週から、読める数まで送る数を減らす。月の見直しで絞り込みを |
| 新しい体験談に「返信が遅かった」 | 対応の遅れ | その週に対応する人と通知を直す。体験談には反応して書き換えない |
「その週にやること」の多くは、確かめることと記録することです。直すのは、対応する人・通知・返信の型・送る数の4つで、これらは設計ではなく運用です。
選考の時期と、試験期間で週の見方を変える
| 時期 | 週の見方 |
|---|---|
| 選考の山(面接が動いている) | 「対応の速さ」を毎日見る。週の会では、遅れが無かったかを確かめる |
| 試験期間 | 受諾が遅れるのは正常。「受諾ゼロが続く」を異常と見ない。送る数を減らす |
| 体験談が増える時期(選考の山のあと) | 「新しい体験談の言及」を重く。増えた分を読み、要点を記録 |
| 長期休み | 学生の返信の時間帯が変わる。台帳で見る |
| それ以外の時期 | 6つを短く。異常が無ければ一行で終える |
「試験期間の受諾ゼロを異常と見ない」が、学生向けのスカウトに特有の注意です。社会人向けと同じ見方をすると、正常な遅れを異常と判断して直してしまいます。
受諾が来た文面の一文を、溜める
毎週、受諾が来た文面の「学生の一文」を並べて眺めます。直すためではなく、月の見直しの材料として溜めるためです。
- どんな箇所を挙げたときに受諾が来たか:活動か、興味か、選考を先に書いたか
- 受諾が来なかった文面の一文と、並べて見る:具体の濃さが違うか
- 月の見直しで、読む観点を一つ直す:「活動の箇所を挙げると受諾が来やすい」なら、読むときに活動を先に見る
一文の見方はワンキャリアのスカウトを相手ごとに変える範囲で書きました。毎週は眺めるだけで、直すのは月です。
月と年度へのつなぎ
毎週の記録を、月と年度の見直しに渡します。
- 四週分の一行の記録:異常があった週、やったこと
- 受諾が来た一文と、来なかった一文:溜めたもの
- 新しい体験談のスカウトへの言及:要点で
- 「月の見直しで見る」「年度で見る」と置いたこと
月の見直しでは、これに面接の言葉を足し、段ごとの数を並べて、型の一か所を直します。年度の見直しでは、一年分の記録と体験談で、文面の型と絞り込みの条件を見直します。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 週の会を開く | 人事 |
| 台帳を先週と比べる | 人事 |
| 対応の速さを見て、その週に直す | 受諾に対応する人と人事 |
| 新しい体験談を読み、要点を記録する | 人事 |
| 明らかな誤りを直す | 気づいた人 |
| 一行の記録 | 人事 |
| 受諾が来た一文を溜める | 送った人 |
| 月と年度の見直しに渡す | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、毎週見る項目の型、異常のサインの一覧、週の会の型、月と年度へのつなぎの型までで、台帳を付けること、対応の速さを直すこと、送ること、体験談を読むことは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと毎週の見直しが「直す会」になることがあります。「毎週は見るだけ、文面を直すのは月、設計を変えるのは年度」を、送る人と上司で合意しておくことです。当社がワンキャリアのスカウトの運用を支える中で、週の会に上司が出ると、「今週受諾が少ないのはなぜだ、文面を変えろ」となりやすく、送る人は毎週文面を変え始めます。新卒は年周期で、試験期間や選考の山で受諾の来方が変わることを、上司に先に伝えてもらいます。この合意があれば、週の会は数分で終わり、月の会で型の一か所を、年度の会で設計を、根拠を持って直せます。無ければ、毎週の数字のぶれと学生の時期の変化に、運用が振り回されます。
まとめ
- 毎週の見直しは「異常に早く気づく」ため。文面を直すのは月に一度一か所、設計を変えるのは年度
- 毎週見るのは、送った数、受諾の数と型、受諾への対応の速さ、面談の日程が決まった数、受諾が来た一文、新しい体験談のスカウトへの言及の6つ。先週と比べるだけ
- 週の数字は少なくぶれ、受諾は遅れて来て、学生の状態が週で変わるので、毎週直すと何が効いたか分からなくなる。明らかな誤りだけ、その週に直す
- その週に直せるのは、対応する人・通知・返信の型・送る数の4つ。他は確かめて記録する
- 試験期間の受諾ゼロは異常と見ない。受諾が来た一文と体験談の言及を溜め、月と年度に渡す。「毎週は見るだけ」を上司と合意しておく
よくある質問
受諾が来ない週が続くと、不安で文面を変えたくなります
まず、通知と送信の設定に誤りがないかを確かめます。次に、試験期間や選考の山でないかを見ます。どちらでもなければ、受諾は遅れて来るので、数週は待ちます。それでも続くなら、月の見直しで、文面より先に企業ページと体験談を見ます。週ごとに文面を変えると、原因が分からなくなります。
新しい体験談に「テンプレだった」と書かれました。すぐ文面を直すべきですか
文面を書き換える前に、その週から読める数まで送る数を減らします。テンプレと書かれる原因は、文面の言葉ではなく、読まずに送っていることです。月の見直しで絞り込みを見直し、読んで一文を書ける数で送る形にします。体験談に反応して文面の言葉だけを変えても、読んでいなければ同じことが書かれます。
ワンキャリアのスカウトの週次の見直しは、御社に相談できますか
できます。当社は、毎週見る項目の型、異常のサインの一覧、週の会の型、月と年度へのつなぎの型を支えられます。台帳を付けること、対応の速さを直すこと、送ること、体験談を読むことは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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