ワンキャリアで地方の学生にスカウトを送る考え方|勤務地を先に伝える文面
ワンキャリアでは、自社の勤務地から離れた地域の学生のプロフィールも見えます。良い学生が見つかっても、「遠いから」で送らないか、送っても勤務地に触れず、受諾のあとで「面接は本社で」となって終わる、ということが起きます。ワンキャリアでは、その終わり方が体験談に「面接のために遠くまで行った」「勤務地を知らずに受けた」と書かれます。結論から言うと、地方の学生にスカウトを送るときは、送る前に「勤務地と転勤、オンラインで完結する段階、来社が要る段階と交通費の扱い、移住の支援の有無」を決め、文面に勤務地の一文とオンラインで話せることを入れ、その土地との縁をプロフィールで読んだならそれを一文に使います。「来てもらう前提」を外さないまま送ると、受諾後にずれ、体験談に残ります。 この記事では、地方の学生が体験談で読んでいること、やりがちな失敗、送る前に決めること、文面に入れること、地方企業と都市部の企業それぞれの場合、受諾後の進め方、分担を整理します。他媒体の考え方はOfferBoxで地方の学生にオファーを送る考え方とWantedlyで遠方の候補者にスカウトを送るときで書きました。ワンキャリアは「体験談に書かれる」が加わります。
この作業の目的|「遠いから無理」を、学生が受諾の前に判断できるようにする
地方の学生にとって、最初の疑問は「この会社で働くには、引っ越しが要るのか」「面接のために、どこまで行くのか」です。文面にそれが無いと、受諾する前に諦めるか、受諾してから分かって終わります。
目的は、勤務地と選考の形を文面で先に伝え、「遠くても受けられる」か「引っ越しが要る」かを、学生が受諾の前に判断できるようにすることです。判断できれば、来る学生は合う学生だけになり、受諾後のずれが無くなります。
地方の学生が、体験談で読んでいること
| 読んでいること | 文面と運用への意味 |
|---|---|
| 「面接のために遠くまで行った」「何度も往復した」 | オンラインで完結する段階を作り、文面に書く |
| 「交通費が出なかった」「出ると思ったら出なかった」 | 交通費の扱いを、自社の制度に沿って文面か企業ページに |
| 「勤務地を知らずに受けて、面接で知った」 | 勤務地を文面の最初のほうに |
| 「移住の支援があると思ったら無かった」 | 有無を事実で |
| 「地方から受けたのは自分だけで、話が合わなかった」 | 地方から入った社員がいれば、その人が話す |
この体験談は、次の年の地方の学生も読みます。「遠くまで行った」が書かれている会社に、地方の学生は受諾の前に諦めます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 学生からどう見えるか |
|---|---|
| 勤務地に触れない | 受諾後に「本社は〇〇です」で終わる。体験談に書かれる |
| 「転居可能な方」で絞る | 移住を考えていない学生は来ない。考えている学生にも冷たく見える |
| 来社前提の話す場に誘う | 遠くの学生は来られない |
| 交通費の扱いに触れない | 来社を頼まれても、負担が分からず断る |
| 移住の支援が無いのに「移住歓迎」 | 面談で実態が分かる。体験談に書かれる |
| その土地との縁を読まずに送る | 「なぜ自分に」が無い |
| 地方の学生と都市部の学生に、同じ文面を送る | 地方の学生が最初に知りたいことが無い |
最も多いのは、最初の「勤務地に触れない」です。文面は仕事の話だけで、学生は勤務地を確かめるために企業ページを見て、遠いと分かって閉じます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「地方の学生に送っても、どうせ来ない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウトの運用を見ていますが、地方の学生が来ないのは、遠いからではなく、文面に勤務地と選考の形が無く、体験談に「遠くまで行った」が書かれているからです。オンラインで完結する段階があり、それが文面に書いてあり、来社が要る段階と交通費の扱いが企業ページに事実で書いてあれば、地方の学生は受諾の前に判断でき、合う学生は来ます。当社が地方の学生への文面を整えるとき、最初にやるのは、「この募集は、どこに住んでいれば受けられて、どこまでオンラインで進められるか」を一文で書くことです。遠さは、文面で先に伝えれば、障害ではなく条件の一つになります。
送る前に、決めること
- この募集の勤務地と転勤:実態で。「勤務地は〇〇。転勤は△△」
- オンラインで完結する段階:最初の話す場と、選考のどこまでがオンラインか
- 来社が要る段階と、交通費の扱い:「最終だけ来社。交通費は〇〇」。自社の制度に沿って。出せないなら出せないと
- 移住の支援の有無:あるなら形を。無いなら無いと。自社の制度に沿って
- 地方から入った社員がいるか:いれば、話す場に出てもらう
- 年度の公表内容と自社の方針:時期の扱い
1と2が決まっていないと、文面に書けません。決まっていなければ、地方の学生には送りません。
文面に入れること
通常の4段に、次を足します。
| 入れること | 書き方 |
|---|---|
| 勤務地の一文 | 「勤務地は〇〇です。転勤は△△」。実態のとおりに。2段目か3段目に |
| オンラインで話せること | 「最初の話す場はオンラインで、来てもらう必要はありません」 |
| 選考でどこまでオンラインか | 「選考も〇〇までオンラインで、来社は△△だけです。交通費は企業ページに」 |
| その土地との縁を読んだなら | 「〇〇のご出身と書かれていたので」。プロフィールに書かれている場合だけ。推測しない |
| 移住の支援があるなら | 一文で。無ければ書かない |
4段の基本はワンキャリアのスカウト文面の書き方で書きました。地方の学生には、勤務地と選考の形の一文が、選考で何を見るかの一文と同じくらい要ります。
地方企業が、都市部の学生に送る場合
地方に拠点がある会社が、都市部の学生に送る場合は、次を足します。
- Uターン・Iターンの読み手に分けて、一文を変える:出身が分かればUターン向け、「地方で働きたい」と書いていればIターン向け
- 仕事の具体を、都市部の会社と同じ水準で:「地方だから」で薄くしない。地方企業がワンキャリアに掲載するときの伝え方
- 移ってきた社員が、話す場に出る:「自分も遠くから来た」人の話が、最も具体的
- 来てもらうときの形を、先に用意する:交通費、見られるもの、社員と話せる時間。一度の来社で確かめられるように
- 企業ページに「住む場所と通勤」「移住の支援の有無」があるか:文面から誘導する先
「仕事の具体が先で、土地の魅力はあと」は、文面でも同じです。
都市部の企業が、地方の学生に送る場合
都市部に勤務地がある会社が、地方の学生に送る場合は、次を足します。
- 上京や転居が要ることを、文面で先に:「勤務地は〇〇で、転居が要ります」。隠さない
- オンラインで完結する段階を、最初に:「話す場と一次はオンラインです」
- 来社の交通費の扱いを、企業ページに事実で:文面から誘導
- 地方から入った社員がいれば、その人が話す:「自分も地方から来た」
- 住まいの探し方や支援があれば、企業ページに:無ければ無いと
「転居が要ることを先に」が、都市部の企業の場合の要点です。隠しても、受諾後か体験談で分かります。
受諾後の進め方
- 話す場はオンライン:来社を前提にしない。日程は、学生の授業と、時差があれば配慮
- 来社は、学生が望んだときだけ:「見に来たい」と言われたら。交通費の扱いを先に伝える
- 勤務地と選考の形を、話す場の最初に確かめる:「文面に書いたとおり、〇〇の形です。この形で問題ないですか」。ずれがあれば、ここで分かる
- 移住の話は、学生から出たときに:会社側から「引っ越せますか」と聞かない
- 選考の流れを、オンラインで進める形で伝える:来社が要る段階を、改めて
- 土地の情報を渡す:地方企業の場合は、社員の暮らしの場面。都市部の企業の場合は、住まいの探し方
受諾後の基本はスカウトが受諾されたあとの連絡で書きました。地方の学生には、「勤務地と選考の形を最初に確かめる」が加わります。
絞り込みでの扱い
- オンラインで完結する段階があるなら、勤務地で絞らない:対象を広く
- 来社が多い選考なら、通える範囲か、移住を考えている学生(プロフィールで分かる範囲)に
- その土地との縁を、条件に入れられるなら入れる:出身地、学校の所在地。仕様は管理画面で確認
- 地方の学生は、台帳に印を付ける:受諾後の進め方が違う。ワンキャリアのスカウト対象の絞り方
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 勤務地と転勤を実態で確かめる | 人事(その職種の人に) |
| オンラインで完結する段階を決める | 人事と面接に出る人 |
| 交通費と移住の支援を確認する | 人事と管理部門 |
| 地方の学生に送るかを、募集ごとに決める | 人事と責任者 |
| 文面に勤務地と選考の形の一文を入れる | 人事(型に) |
| プロフィールで縁を読み、一文を書く | 送る人 |
| オンラインで話す | 入社してまもない社員(地方から入った人がいれば) |
| 話す場の最初に、勤務地と選考の形を確かめる | 話す人か人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、送る前に決める項目の一覧、文面に足す一文の型、受諾後の進め方の型、地方企業と都市部の企業それぞれの整理までで、勤務地と選考の形の決定、支援の決定、話す場に出ることは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと受諾後にずれ、体験談に書かれることがあります。「選考のどこまでをオンラインで進められるか」です。当社がワンキャリアで地方の学生へのスカウトを支えるとき、文面に入れる一文は当社が型にできますが、「話す場と一次はオンライン、最終だけ来社」という中身は、面接に出る人が決めることです。「面接は全部来社」のままでは、地方の学生には文面に何を書いても、受諾の前に諦められるか、受諾後に「遠くまで行った」と体験談に書かれます。当社が最初にお願いするのは、面接に出る人に「どの段階をオンラインにできますか」と聞いてもらうことです。その答えが、文面の一文になり、地方の学生に送るかどうかも、その答えで決まります。
まとめ
- 地方の学生は、体験談で「遠くまで行った」「勤務地を知らずに受けた」を読んでいる。文面で勤務地と選考の形を先に伝える
- 勤務地に触れない、「転居可能な方」で絞る、来社前提、交通費に触れない、移住歓迎の実態不一致、が受諾後のずれと体験談を生む
- 送る前に、勤務地と転勤、オンラインで完結する段階、来社が要る段階と交通費、移住の支援の有無、地方から入った社員の有無を決める
- 文面に、勤務地の一文、オンラインで話せること、選考でどこまでオンラインか、その土地との縁を読んだならその一文を入れる
- 地方企業はUターン・Iターンで一文を変え仕事の具体を同じ水準で。都市部の企業は転居が要ることを先に。受諾後はオンラインで完結し、話す場の最初に勤務地と選考の形を確かめる
よくある質問
面接は対面で行う方針で、オンラインにできません
その方針なら、地方の学生には、来社が要ることと交通費の扱いを文面と企業ページに事実で書き、来社は一度で済む形(一度の来社で複数の段階を行う、見学と面接を同じ日に)にします。それでも来る学生は、その負担を受け入れて来ています。隠して受諾を得るより、書いて受諾を得るほうが、体験談に「遠くまで行った」と書かれる形が減ります。
地方の学生に、交通費を出す制度がありません
出せないなら、出せないと企業ページに事実で書き、文面からそこへ誘導します。そのうえで、オンラインで完結する段階を増やし、来社は学生が望んだときだけにします。出せないことを隠して来社を頼むと、体験談に「交通費が出なかった」と書かれます。この記事では、出すべきかどうかは書きません。
地方の学生へのスカウトは、御社に相談できますか
できます。当社は、送る前に決める項目の一覧、文面に足す一文の型、受諾後の進め方の型、地方企業と都市部の企業それぞれの整理を支えられます。勤務地と選考の形の決定、支援の決定、話す場に出ることは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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