Wantedlyのスカウトの返信率を毎週見直す方法|毎週見る項目
スカウトの返信率は、毎週見たほうがよいのか、月に一度でよいのか。毎週見ると直したくなり、直すと何が効いたか分からなくなります。月に一度だと、返信対応の遅れや文面の異常に気づくのが遅れます。結論から言うと、返信率は毎週、短い時間で「先週と比べて」だけを見て、異常に早く気づくために使い、直すのは月に一度、一か所だけにします。毎週見るのは、送った数、返信の数と型、返信への対応の速さ、面談の日程が決まった数、返信が来た文面の一文、の5つで、週の会は台帳を開いて短く終えます。 この記事では、毎週と月の役割の違い、毎週見る項目、毎週直してはいけない理由、週の会の持ち方、異常のサインとその週にやること、月の見直しへのつなぎ、分担を整理します。月の見方はスカウト運用のKPI設計で書きました。OfferBoxでの週次の考え方はOfferBoxの週次レビューで書きましたが、Wantedlyでも同じ形です。
この作業の目的|異常に早く気づき、直すのは月に回す
毎週の見直しの目的は、「異常に早く気づく」ことです。返信がまったく来ていない、返信が来ているのに対応が遅れている、断りが続いている。これらは、月末まで待つと、一か月分の送信が無駄になります。
一方で、毎週直すことは目的に入っていません。返信は、送ってから来るまでに時間がかかり、週の数字は少なく、ぶれます。週の数字で直すと、ぶれに反応して直すことになり、何が効いたか分からなくなります。
「毎週見て、月に直す」の分担で、早さと正確さの両方を保ちます。
毎週と月の役割
| 毎週 | 月 | |
|---|---|---|
| 目的 | 異常に早く気づく | 細い段を見つけ、一か所直す |
| 見るもの | 送った数、返信の数と型、対応の速さ、面談の日程、返信が来た一文 | 段ごとの数、先月からの変化、面談の言葉 |
| 比べる相手 | 先週 | 先月 |
| やること | 異常があれば、その週に対処 | 一か所直す |
| 時間 | 短く | 短い会を一回 |
週で対処するのは「運用の異常」(対応の遅れ、送っていない、設定の間違い)で、月で直すのは「設計」(文面、絞り込み、面談)です。
毎週見る項目
| 項目 | 見方 | 異常のサイン |
|---|---|---|
| 送った数 | 先週と比べて | ゼロに近い(送る枠が取れていない) |
| 返信の数と型 | 前向き・質問・断りの内訳。先週と比べて | 返信ゼロが続く。断りばかり |
| 返信への対応の速さ | 返信から最初の対応までの時間 | 翌日までに返せていないものがある |
| 面談の日程が決まった数 | 返信した人のうち、日程が決まった数 | 返信は来ているのに日程が決まらない(往復が長い) |
| 返信が来た文面の一文 | 返信が来た文面の、相手の一文を並べて眺める | 特に無し。月の見直しの材料として溜める |
「返信への対応の速さ」が、毎週見る中で最も大切です。これは設計ではなく運用の問題なので、その週に直せます。対応が遅れているなら、対応する人の枠か、通知の設定を、その週に見ます。返信対応の型は返信が来たあとの進め方で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「毎週数字を見ているのだから、毎週改善すべきだ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyのスカウトの運用を見ていますが、毎週文面を変えている会社は、どの文面が効いているか分からなくなり、数か月後に「結局、何が良いのか分からない」で止まります。週の返信の数は少なく、たまたま返信が来た週と来なかった週の差が大きいので、それに反応して直すと、ぶれを追いかけることになります。当社が毎週の見直しの型を渡すとき、最初に伝えるのは「毎週は見るだけ。直すのは月に一度」です。見ることと直すことを分けると、毎週の見直しは短く済み、月の直しは根拠を持って一か所に絞れます。
毎週直してはいけない理由
- 週の数字は少なく、ぶれる:たまたまの増減に反応することになる
- 返信は遅れて来る:今週送った文面の返信は、来週以降にも来る。今週の数字は先週の文面の結果
- 一か所ずつ直せなくなる:毎週直すと、複数の変更が重なり、何が効いたか分からない
- 送る人が疲れる:毎週「変えろ」と言われると、続かない
- 文面の型が安定しない:型が毎週変わると、送る人ごとにばらつく
例外は、「明らかな誤り」です。文面の誘導先の募集記事が閉じている、会社名や職種名が間違っている、返信の通知が届いていない。これらは設計ではなく誤りなので、その週に直します。
週の会の持ち方
- 出る人:送る人と、返信に対応する人。人事が両方なら一人で
- 時間:短く。台帳を開いて、5つの項目を先週と比べるだけ
- 順番:対応の速さ→返信の数と型→面談の日程→送った数→返信が来た一文
- 記録:異常があったかどうかと、その週にやったこと、を一行
- 直さない:気づいたことは「月の見直しで見る」と書いて置いておく
「対応の速さ」を最初に見るのは、その週に直せる唯一の項目だからです。他は、見て記録するだけです。
異常のサインと、その週にやること
| サイン | 考えられること | その週にやること |
|---|---|---|
| 送った数がゼロに近い | 送る枠が取れていない。読む対象がいない | 送る人の枠を確かめる。絞り込みの結果が空なら、月の見直しに回す |
| 返信ゼロが数週続く | 文面か絞り込みか会社ページの問題。または通知の設定の誤り | 通知と送信の設定を確かめる。誤りがなければ月の見直しへ |
| 断りが続く | 募集と合わない相手に送っている | 絞り込みの条件を月の見直しで。その週は、送る数を減らして読む時間を増やす |
| 対応が遅れている | 対応する人の枠が無い。通知が届いていない | その週に、対応する人と通知を直す |
| 返信は来るが日程が決まらない | 日程の候補を出していない。往復が多い | 返信の型を「候補を出す」形に、その週に直す |
| 質問だけの返信が多い | 募集記事に足りない情報がある | 質問の内容を記録し、月の見直しで募集記事に足す |
「その週にやること」の多くは、確かめることと記録することです。直すのは、対応する人・通知・返信の型の3つで、これらは設計ではなく運用です。
返信が来た文面の一文を、溜める
毎週、返信が来た文面の「相手の一文」を並べて眺めます。直すためではなく、月の見直しの材料として溜めるためです。
- どんな箇所を挙げたときに返信が来たか:経験か、興味か、最近の動きか
- 返信が来なかった文面の一文と、並べて見る:具体の濃さが違うか
- 月の見直しで、読む観点を一つ直す:「興味の箇所を挙げると返信が来やすい」なら、読むときに興味を先に見る
一文の見方はスカウトを相手ごとに変える範囲で書きました。毎週は眺めるだけで、直すのは月です。
月の見直しへのつなぎ
毎週の記録を、月の見直しに渡します。
- 四週分の一行の記録:異常があった週、やったこと
- 返信が来た一文と、来なかった一文:溜めたもの
- 質問だけの返信の内容:募集記事に足りないこと
- 「月の見直しで見る」と書いて置いておいたこと
月の見直しでは、これに面談の言葉を足し、段ごとの数を並べて、一か所を直します。手順はスカウト運用のKPI設計で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 週の会を開く | 人事 |
| 台帳を先週と比べる | 人事 |
| 対応の速さを見て、その週に直す | 返信に対応する人と人事 |
| 明らかな誤りを直す | 気づいた人 |
| 一行の記録 | 人事 |
| 返信が来た一文を溜める | 送った人 |
| 月の見直しに渡す | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、毎週見る項目の型、異常のサインの一覧、週の会の型、月へのつなぎの型までで、台帳を付けること、対応の速さを直すこと、送ることは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと毎週の見直しが「直す会」になることがあります。「毎週は見るだけ、直すのは月」を、送る人と上司と合意しておくことです。当社がWantedlyのスカウトの運用を支えるとき、週の会に上司が出ると、「今週返信が少ないのはなぜだ、文面を変えろ」となりやすく、送る人は毎週文面を変え始めます。当社が最初にお願いするのは、週の会を「対応の速さと異常の確認」に限り、文面と絞り込みの話は月の会でする、と上司に伝えてもらうことです。この合意があれば、週の会は数分で終わり、月の会で根拠を持って直せます。無ければ、毎週の数字のぶれに運用が振り回されます。
まとめ
- 毎週の見直しは「異常に早く気づく」ため。直すのは月に一度、一か所
- 毎週見るのは、送った数、返信の数と型、返信への対応の速さ、面談の日程が決まった数、返信が来た一文の5つ。先週と比べるだけ
- 週の数字は少なくぶれ、返信は遅れて来るので、毎週直すと何が効いたか分からなくなる。明らかな誤りだけ、その週に直す
- その週に直せるのは、対応する人・通知・返信の型の3つ。他は確かめて記録する
- 返信が来た一文を溜め、四週分の記録と質問の内容を月の見直しに渡す。「毎週は見るだけ」を上司と合意しておく
よくある質問
返信が来ない週が続くと、不安で文面を変えたくなります
まず、通知と送信の設定に誤りがないかを確かめます。誤りがなければ、返信は遅れて来るので、数週は待ちます。それでも続くなら、月の見直しで、文面より先に会社ページと募集記事を見ます。週ごとに文面を変えると、原因が分からなくなります。
毎週の見直しに、どのくらい時間をかければよいですか
台帳を開いて、5つの項目を先週と比べ、一行記録する。それで終わりです。長くなるなら、直す話をしています。直す話は月に回します。
スカウトの週次の見直しは、御社に相談できますか
できます。当社は、毎週見る項目の型、異常のサインの一覧、週の会の型、月へのつなぎの型を支えられます。台帳を付けること、対応の速さを直すこと、送ることは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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