ワンキャリアの後期掲載の考え方|「まだ間に合う」と書かず事実で見せる
選考が進んだ後の時期にもワンキャリアの掲載を続ける会社は、「まだ間に合います」「追加募集」と書きたくなります。ところが、この時期の学生は、体験談を最も読み込んでいる学生で、「間に合う」の言葉は「人が集まらなかった会社」と読まれます。結論から言うと、後期の掲載は、「まだ間に合う」と書かず、体験談を読み込んだ学生に、選考の流れの速さと段階の少なさ、いま募集している事実、面接に出る人、連絡の目安を、事実で見せます。後期は体験談が最も多い時期で、企業ページと体験談の整合が最も厳しく見られます。後期のイベントは少人数で短期間、選考に近い形にし、後期の学生に合う聞き方をします。時期の扱いは、年度の公表内容と自社の方針を確認します。 この記事では、後期の学生の状態、「間に合う」の言葉が与える印象、後期に置くもの、後期のイベントの型、体験談が最も多い時期への対応、後期の学生に合う聞き方、分担を整理します。OfferBoxを後期に使う進め方はOfferBoxを後期に使うときの進め方で書きました。考え方は同じで、ワンキャリアは「体験談が最も多い時期」という点が加わります。
この作業の目的|後期の学生が「この会社は、いま本当に採っている」と分かる状態にする
後期の学生は、多くの会社の体験談を読み、選考を経験しています。「この会社は、いま本当に採っているのか」「選考はどのくらい速いのか」「なぜこの時期に募集しているのか」を、事実で確かめようとします。
目的は、その問いに、事実で答えることです。「間に合う」という呼びかけではなく、「いま募集しているコース、選考の流れ、面接に出る人、連絡の目安」を書けば、後期の学生は判断できます。
後期の学生の状態
| 状態 | 掲載への意味 |
|---|---|
| 内定を持ったまま続けている | 比べる材料を持っている。条件と仕事の具体で比べる |
| 留学や部活動から切り替えた | 時間が無い。選考の速さと段階の少なさを知りたい |
| 納得できず探し直している | 「なぜ納得できなかったか」を持っている。働く人の話と実態を読む |
| 体験談を読み込んでいる | 企業ページと体験談のずれに、最も敏感 |
| 「間に合う」に慣れている | その言葉を見ると、「集まらなかった会社」と読む |
| 決める時間が短い | エントリー後の連絡の速さが、他の時期より重い |
「体験談を読み込んでいる」が、後期の学生の最も大きな特徴です。前期の学生より、企業ページの言葉を疑って読みます。
「まだ間に合う」の言葉が、与える印象
| 言葉 | 後期の学生からどう見えるか |
|---|---|
| 「まだ間に合います」 | 「集まらなかった会社」「急いでいる会社」 |
| 「追加募集」 | 「予定どおりに採れなかった」 |
| 「今からでも」「最後のチャンス」 | 煽り。信用されない |
| 「〇名限定」「先着」 | 数で押している |
| 「即日面接」(速さを煽る言葉として) | 速さは事実として書けば伝わる。煽ると軽く見える |
代わりに書くのは、事実です。「〇〇コースは、現在も募集しています。選考は△△と□□の二段階で、面接は◇◇が出ます。エントリー後、〇〇までに連絡します」。これで、「いま採っている」「速い」「誰と話すか」が伝わります。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「後期は学生が少ないので、目立つ言葉で呼びかけないと来ない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載を支えていますが、後期に「まだ間に合う」「追加募集」と書いた会社の掲載は、体験談を読み込んだ後期の学生に「人が集まらなかった会社」と読まれ、来ても「なぜ集まらなかったのか」を疑いながら来ます。逆に、「現在も〇〇コースを募集しています。選考は二段階で、面接は△△が出ます」と事実だけを書いた会社には、後期の学生が「いま本当に採っている」と判断して来ます。当社が後期の掲載を整えるとき、最初にやるのは、呼びかけの言葉を全部消し、募集の事実と選考の速さと面接に出る人を書くことです。後期は、言葉ではなく事実で選ばれる時期です。
後期に置くもの
| 置くもの | 書き方 |
|---|---|
| いま募集しているコース | 「〇〇コースは、現在も募集しています」。事実として。募集していないコースは、募集終了と明記 |
| 選考の流れの速さと、段階の少なさ | 「選考は△△と□□の二段階」「エントリーから結果まで、〇〇の目安」。数字は自社で決めた目安を、守れる範囲で |
| 面接に出る人 | 誰が出るか。後期は、面接に出る人が変わることがある。変わったら掲載も |
| 連絡の目安 | 「エントリー後、〇〇までに最初の連絡」。書いたら守る。後期は特に速く |
| なぜこの時期に募集しているか | 事実で一文。「〇〇の事業が増え、△△職を追加で募集」「予定の人数に満たず」でも事実なら書く。隠すより、事実のほうが信じられる |
| 働く人の話(後期に入った人の話があれば) | 「後期に決めて入った人が、いまどうしているか」 |
| 条件 | 前期と同じ事実で。後期だけ変えない。掲載に条件をどこまで書くか |
「なぜこの時期に募集しているか」は、書きにくい項目ですが、後期の学生が最も知りたいことの一つです。「予定の人数に満たず」も、事実なら隠さず、その理由(辞退が出た、事業が増えた)を添えれば、学生は「正直な会社」と読みます。
後期のイベントの型
| 型 | 中身 |
|---|---|
| 少人数の選考の説明 | 選考の流れと、各段階で何を見るかを、面接に出る人が話す。質問の時間を長く。すぐに選考に進める案内を |
| 短期間で完結する会 | 説明と、その場での面談の予約まで。何度も来させない |
| 内定を持っている学生向けの相談会 | 「決めきれないこと」を聞ける。押さない。比べる材料を渡す |
| 後期に入った社員の話 | 「後期に決めた人が、どう決めて、いまどうしているか」 |
後期のイベントは、「何度も来させない」が原則です。後期の学生は時間が無く、一度の会で選考の入口まで案内します。イベントの掲載の基本はイベントページの作り方で書きました。
体験談が最も多い時期への対応
後期は、その年度の選考を受けた学生の体験談が最も増えている時期です。
- 後期の掲載を出す前に、その年度の体験談を読む:前期の選考で何が書かれたか
- 「掲載と違った」があれば、後期の掲載で事実を直す:「〇〇の段階を、△△に変えた」と書けるなら書く
- 「連絡が遅かった」があれば、後期は連絡の目安を短くし、守る:後期の学生は、前期の体験談を読んでから来る
- 前期の体験談で「良い」と書かれたことは、後期の掲載でも具体的に
- 後期の選考の体験談も書かれる:後期の対応が、翌年の前期の学生に読まれる
「後期の対応が、翌年の前期に読まれる」は、後期の掲載で見落とされやすい点です。後期に雑な対応をすると、翌年の最初の学生がそれを読みます。
後期の学生に合う、聞き方
面接やイベントで、後期の学生に聞くことは、前期と少し変えます。
- 「就職活動はどうでしたか」を聞かない:内定を持っている、納得できていない、切り替えたばかり。答えにくい
- 「なぜ、いまも探しているのですか」を聞かない:理由を問い詰める形になる
- 「いま、仕事を選ぶうえで大事にしていることは」を聞く:経験を経て、考えが具体になっている
- 「うちについて、体験談で気になったことは」を聞く:読み込んでいるので、具体的な問いを持っている
- 「他社と比べて、聞いておきたいことは」を聞いてよい:比べる段階にいる。隠さず答える
- 決める時間を、短く設定してよいが、押さない:「〇〇までに返事をいただければ」と目安を伝え、それ以上は追わない
「なぜいまも探しているか」を聞かないのは、後期の学生への配慮です。聞かないことの考え方はカジュアル面談で聞くこと・聞かないことで書きましたが、後期の学生には、この一つが加わります。
時期の扱い
後期の時期、どこまでを後期と呼ぶか、後期の選考の扱いは、年度の公表内容と自社の方針を確認して決めます。この記事では、時期の具体は書きません。
- 募集を終える時期を、掲載に書く:「〇〇まで募集」。事実として。書いたら守る
- 募集を終えたら、掲載を「終了」の形に:募集していないのに掲載が残ると、エントリーした学生に断ることになる
- 翌年の前期の掲載との切り替えの時期を、計画に:年間掲載計画の組み方
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 呼びかけの言葉を消し、募集の事実を書く | 人事 |
| 選考の流れの速さと段階を決める | 責任者と人事 |
| 「なぜこの時期に募集しているか」を事実で書く | 責任者と人事 |
| 連絡の目安を決め、守る | 人事(連絡の担当) |
| 面接に出る人が変わったら掲載を直す | 人事 |
| その年度の体験談を読み、後期の掲載に反映する | 人事 |
| 後期の学生に合う聞き方を、面接に出る人に渡す | 人事 |
| 募集を終えたら、掲載を終了の形に | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、後期に置くものの型、呼びかけの言葉の置き換え、イベントの型、聞き方の型、体験談の反映の観点までで、募集の事実の決定、選考の速さの決定、連絡を守ること、面接は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと後期の掲載が「集まらなかった会社」に見えることがあります。「なぜこの時期に募集しているか」を、事実で一文、言えることです。当社がワンキャリアの後期の掲載を支えるとき、置くものの型と言葉の置き換えは当社が出せますが、「なぜ後期に募集しているか」は、社内の事実です。「予定の人数に満たなかった」なら、その理由(辞退が出た、事業が増えた、選考を見直した)を添えれば、後期の学生は「正直な会社」と読みます。隠して「追加募集」とだけ書くと、「何かあったのか」と疑われます。当社が最初にお願いするのは、責任者に「後期に募集する理由を、一文で」と聞いてもらうことです。その一文が書けるなら、後期の掲載は事実で組めます。書けないなら、後期の掲載より、その理由を社内で整理するのが先です。
まとめ
- 後期の学生は、内定を持って続けている・切り替えた・探し直している・体験談を読み込んでいる。「間に合う」「追加募集」は「集まらなかった会社」と読まれる
- 後期に置くのは、いま募集しているコースの事実、選考の速さと段階の少なさ、面接に出る人、連絡の目安、なぜこの時期に募集しているかの事実、条件(前期と同じ)
- 後期のイベントは少人数・短期間・選考に近い形で、何度も来させない
- 後期は体験談が最も多い時期。その年度の体験談を読んでから後期の掲載を出し、後期の対応が翌年の前期に読まれることを意識する
- 後期の学生に「なぜいまも探しているか」を聞かず、「大事にしていること」「体験談で気になったこと」を聞く。時期は年度の公表内容と自社の方針で確認し、募集を終えたら掲載を終了の形に
よくある質問
「予定の人数に満たなかった」と書くのは、会社の印象が下がりませんか
隠して「追加募集」とだけ書くほうが、後期の学生には「何かあった会社」と読まれます。「予定に満たず、〇〇の理由で追加で募集しています」と事実と理由を書けば、「正直な会社」と読まれます。後期の学生は体験談を読み込んでいるので、隠しても伝わります。事実を書くほうが、印象は保てます。
後期は、選考を速くしすぎると雑に見えませんか
速さそのものは、後期の学生には歓迎されます。雑に見えるのは、速さではなく、「何を見ているか」が無いことと、連絡が遅れることです。段階を減らしても、各段階で何を見るかを書き、連絡の目安を守れば、「速くて丁寧」と読まれます。
ワンキャリアの後期の掲載は、御社に相談できますか
できます。当社は、後期に置くものの型、呼びかけの言葉の置き換え、イベントの型、聞き方の型、体験談の反映の観点を支えられます。募集の事実の決定、選考の速さの決定、連絡を守ること、面接は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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