Wantedlyのカジュアル面談で聞くこと・聞かないこと|聞く項目と聞き方

Wantedlyスカウト運用 更新日 2026/9/11

カジュアル面談で、会社側は何を聞いてよいのか。聞かなさすぎると相手のことが分からず、聞きすぎると面接になります。結論から言うと、カジュアル面談で聞くのは「どこを読んで来たか」「いま何をしているか」「何を知りたいか」「どんな働き方を考えているか」「気になっていること」の5つで、志望動機、転職理由の深掘り、他社の選考状況、評価のための質問、仕事に関係ない個人の事情は聞きません。聞く目的は、相手を評価することではなく、相手が何を求めて来たかを知り、それに合わせて話すことと、記事の材料を得ることです。 この記事では、聞く目的、聞くこと、聞かないこと、聞き方、答えにくそうなときの扱い、記録と使い方、分担を整理します。面談の流れの設計はカジュアル面談の設計で書きました。この記事は、その中の「聞く」部分に絞った話です。

この作業の目的|相手が求めて来たものに合わせて話し、記事の材料を得る

カジュアル面談で聞く目的は2つです。

評価は、目的に入っていません。カジュアル面談で評価をすると、相手は「面接だった」と感じ、記事と面談の関係が崩れます。評価は、次の段階で行います。

聞くこと

聞くこと聞き方の例(型)なぜ聞くか
どこを読んで来たか「スカウトの文面か、募集記事か、ストーリーか、どこを読んで話を聞こうと思いましたか」効いている記事が分かる。話の入口になる
いま何をしているか「いまは、どんな仕事をされていますか」。学生なら「いまは何に時間を使っていますか」相手の状況に合わせて話す
何を知りたいか「今日、聞いておきたいことはありますか」。最初に聞く話す内容を合わせる。最後に回すと時間が無くなる
どんな働き方を考えているか「働き方で、こういう形がいい、というのはありますか」リモート、時間、場所の希望。募集と合うかを双方で見る
気になっていること「記事を読んで、気になったことや、分からなかったことはありますか」記事に足りない部分が分かる。不安を解消できる

5つとも、「相手が話したいことを話せる」質問です。答えに正解が無く、評価に使われないと分かる聞き方にします。

「何を知りたいか」を最初に聞くのが要点です。多くの面談で、質問の時間は最後に回され、時間が足りなくなります。最初に聞けば、その答えに沿って面談を進められます。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「カジュアル面談でも、志望度は確かめておきたい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの契約後の運用を見ていますが、カジュアル面談で「なぜうちに興味を持ったのですか」「転職を考えている理由は」と聞いた会社では、相手が身構え、その後の質問が減り、面談が短く終わります。相手は「話を聞きに来た」段階で、志望度はまだ無いのが普通です。志望度は、面談で仕事の場面を聞いたあとに生まれます。当社が面談の質問を整えるとき、最初に外すのは志望動機と転職理由です。代わりに「どこを読んで来ましたか」を入れます。この質問は、相手にとって答えやすく、会社にとっては記事の材料になり、面談の入口にもなります。志望度を聞く代わりに、志望度が生まれる面談にします。

聞かないこと

聞かないことなぜ聞かないか代わりに
志望動機まだ無い。聞くと面接になる「どこを読んで来たか」
転職理由の深掘り答えにくい。評価に見える「いま何をしているか」で、相手が話す範囲だけ
他社の選考状況相手が身構える。カジュアル面談で聞くことではない聞かない。次の段階で必要なら
経歴の詳細な確認面接になるプロフィールに書かれている範囲で足りる
評価のための質問(「あなたの強みは」「失敗から学んだことは」)面接の質問聞かない
給与の希望カジュアル面談で聞くと、条件交渉に見える相手から聞かれたら、会社の条件を答える。労働条件は遅くとも初回の面接までに明示する
仕事に関係ない個人の事情(家族、健康、出身、信条など)聞くべきでない。採用選考で配慮が求められる事項に関わる聞かない。働き方の希望は、相手が話す範囲で
「いつから来られますか」決めていない。急かされたと感じる聞かない。次の段階で

「聞かないこと」の一覧を、面談に出る人に渡しておきます。特に、仕事に関係ない個人の事情は、雑談の流れで聞いてしまいやすく、採用の場では配慮が求められる事項です。事前に一覧にしておくと、防げます。

聞き方

「相手の言葉で返す」は、スカウト文面で「相手の言葉をそのまま使う」のと同じ考え方です。読んだこと、聞いたことを、相手の言葉で示します。

答えにくそうなときの扱い

答えにくそうな様子は、質問が「聞かないこと」に近づいている印です。その場で引き、あとで見直します。

聞いたことの記録と使い方

面談で聞いたことは、2つに分けて残します。

分け方残すこと使い方
相手についてのこといま何をしているか、何を知りたかったか、働き方の希望、気になっていたこと次の段階に進んだときに、同じことを聞き直さない。相手に合わせた次の案内
記事についてのことどこを読んで来たか、分からなかったこと、記事と違ったこと会社ページ・募集記事・ストーリーを直す材料。一行で人事に送る

「記事についてのこと」は、面談に出る人が一行で人事に送ります。これが、コンテンツの見直しの材料になります。四半期の見直しでの使い方はコンテンツを四半期で見直す方法で書きました。

相手についてのことは、採用の目的の範囲で扱い、面談に関係ない情報は残しません。

社内の分担

作業誰が
聞くこと・聞かないことの一覧を作る人事
面談に出る人に一覧を渡す人事
聞く話す人と人事(役割を分ける。人事が進行と最初の質問、話す人が仕事の話)
答えにくそうなときに引く聞いた人
記事についての一行を人事に送る話す人
相手についてのことを次の段階に引き継ぐ人事
質問を見直す人事(月に一度)

運用代行や代理店が支えられるのは、聞くこと・聞かないことの一覧の型、聞き方の型、記録の型、質問の見直しの案までで、面談で聞くこと、記録すること、次の段階への引き継ぎは企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

これをやる前に、先に決めておかないと面談が面接になることがあります。「聞かないことの一覧を、面談に出る人に渡す」ことです。当社がWantedlyのカジュアル面談の質問を整えるとき、聞くことより先に、聞かないことを決めます。聞くことは、面談の流れの中で自然に出ますが、聞かないことは、決めておかないと、慣れた面接の質問がそのまま出ます。特に、志望動機と転職理由は、面接に出慣れた人ほど無意識に聞きます。当社は、面談に出る人に「この5つは聞かない」と書いた一枚を渡すことを、面談を始める前の条件にしています。一枚があれば、面談はカジュアルなまま保てます。無ければ、話す人が変わるたびに面接に戻ります。

まとめ

よくある質問

相手のことを何も聞かないと、次の段階に進めるか判断できません

5つの質問で、相手が何を求めているか、働き方の希望、気になっていることは分かります。それで「次の段階に進むか」は双方で判断できます。経歴の詳細や志望度の確認は、次の段階で行います。カジュアル面談は、その手前の場です。

相手から給与や条件を聞かれたら、答えてよいですか

答えます。Wantedlyは募集に給与や待遇を載せることを控えるよう案内しているので、面談の場が条件を伝える機会になります。社内で確認した内容を、そのまま伝えます。正式な選考に進む場合は、遅くとも初回の面接までに労働条件を明示するよう、公式ヘルプで案内されています。会社側から聞くことと、相手から聞かれて答えることは別で、聞かれたことに曖昧に答えると信用を失います。条件の書き方は募集記事の条件の書き方で書きました。

カジュアル面談の質問の設計は、御社に相談できますか

できます。当社は、聞くこと・聞かないことの一覧の型、聞き方の型、記録の型、質問の見直しの案を支えられます。面談で聞くことと、記録することは、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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