ワンキャリアで文系学生向けに掲載するとき|「最初の1年」を書く
文系学生に向けた掲載は、「総合職」「営業職」の名前と、「学生時代の経験を活かせる」「人物重視」の言葉で終わりがちです。ところが、文系学生は、職種名から仕事の中身を想像できず、体験談で「総合職の中身は何だったか」「配属はどう決まったか」「営業の実態はどうか」を読んでから来ます。結論から言うと、文系学生向けの掲載は、職種名で終わらせず、仕事の中身が見えにくい職種ほど「最初の1年」と「誰に何をどう」を書きます。職種ごとの最初の1年、営業なら誰に何をどう売るか、配属の決まり方、文系で入った社員の話、選考で学生時代の何をどう聞くか。「文系」で一括りにせず、業界が見えにくい会社ほど仕事の場面で書きます。 この記事では、文系学生が体験談で読んでいること、やりがちな失敗、置くもの、一括りにしないこと、業界が見えにくい会社の書き方、分担を整理します。OfferBoxで文系学生に送る文面はOfferBoxで文系学生にオファーを送るときの文面で書きましたが、考え方は同じで、「仕事の中身を具体的に、経験は行動の型で」です。
この作業の目的|職種名から仕事を想像できない学生に、最初の1年を見せる
文系学生の多くは、「営業」「企画」「総合職」と書かれても、その仕事が具体的に何をするのか分かりません。理系の技術職と違い、大学で学んだことと仕事が対応していないからです。
目的は、職種名の代わりに「最初の月に何をするか」「誰に何をどう売るか」を書き、学生が「この仕事なら自分にできそうか」を判断できる状態にすることです。
文系学生が、体験談で読んでいること
| 読んでいること | 掲載への意味 |
|---|---|
| 総合職の中身は何だったか | 「総合職」の名前で終わらせない。配属先ごとの最初の1年 |
| 配属はどう決まったか(希望は通ったか) | 配属の決まり方を事実で |
| 営業の実態(新規か既存か、数字の圧力、顧客の種類) | 誰に何をどう売るかを具体的に |
| 面接で何を聞かれたか(学生時代の何を、どう) | 選考で学生時代の何をどう聞くかを書く |
| 文系で入った人がどうしているか | 文系で入った社員の話 |
| 「人物重視」の中身 | 抽象語を場面に |
「配属はどう決まったか」は、文系学生の体験談で最も多く書かれることの一つです。ここに企業ページで答えないと、「希望が通らないのでは」の不安が残ります。
やりがちな失敗
| 失敗 | 文系学生からどう見えるか |
|---|---|
| 職種名だけ(「総合職」「営業職」「企画職」) | 何をするか分からない |
| 「学生時代の経験を活かせる」「コミュニケーション力」の抽象語 | 誰にでも書ける。自分のことではない |
| 配属の決まり方が無い | 「総合職で入って、どこに行くか分からない」 |
| 選考で何を見るかが「人物重視」「総合的に判断」 | 準備の方向が無い。体験談に「何を見ているか分からなかった」 |
| 営業の実態(誰に何をどう)が無い | 体験談の「営業は大変だった」だけが残る |
| 業界の説明が長く、仕事の話が短い | 業界を知っても、自分が何をするかは分からない |
| 「文系歓迎」「文系でも活躍」 | 文系を一括りにしている。自分の専攻や経験は関係ないのか |
| 文系で入った社員の話が無い | 「文系はどうなるのか」が体験談だけ |
最も多いのは、最初の「職種名だけ」です。会社側は「総合職」で分かると思っていますが、学生には中身が無い言葉です。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「文系学生には、業界や会社の魅力を伝えることが先で、仕事の細部は入ってから」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載を支えていますが、文系学生の体験談を読むと、「総合職で入ったが何をするのか分からなかった」「配属が希望と違った」「営業の実態が掲載と違った」が多く書かれています。学生は、業界の魅力を知りたいのではなく、「自分は最初の1年に何をするのか」を知りたいのです。当社が文系向けの掲載を整えるとき、最初にやるのは、「総合職」の一語を、配属先ごとの「最初の月に何をするか」に展開することです。展開できない配属先があれば、それは「まだ決まっていない仕事」で、掲載に出す前に社内で決めます。
置くもの
| 置くもの | 書き方 |
|---|---|
| 職種ごとの最初の1年 | 配属先ごとに、最初の月・3か月・1年目の終わり。「総合職」なら、配属先の候補ごとに。募集コースの考え方 |
| 営業なら、誰に何をどう | 顧客の種類、商材、新規か既存か、一人で持つ範囲、契約後に関わるか。ビジネス職向けスカウト文面の型の考え方 |
| 配属の決まり方 | 「入社後の研修で希望を聞き、〇〇で決める」「希望どおりにならないこともある」なら、そう書く。事実で |
| 文系で入った社員の話 | 「〇〇学部で入って、いま△△をしている」。入る前と後の違い |
| 選考で、学生時代の何をどう聞くか | 「学生時代に何をしていたかを、場面で聞きます。大きなことでなくて構いません」。抽象語(主体性)を場面に。本選考を掲載するときの書き方 |
| 専攻と仕事の関係 | 「専攻は問いません」なら、その旨と、実際の社員の専攻の幅 |
| 「こんな人」を学生時代の状態で | 「サークルで企画を立てたことがある人」「アルバイトでお客さまと話すのが好きだった人」。経験ではなく状態 |
「配属の決まり方」を事実で書くことが、文系向けの掲載の要点です。「希望どおりにならないこともある」と書くのは勇気が要りますが、書かないと体験談に「希望が通らなかった」だけが残ります。
「文系」で、一括りにしない
- 専攻で仕事との距離が違う:法学と経済と文学と教育では、興味の方向が違う。「文系歓迎」の一言で一括りにしない
- 「こんな人」を、専攻ではなく学生時代の状態で書く:専攻で絞らず、何をしていたかで
- 文系で入った社員の話を、複数の専攻で置く:一人の話だと「その専攻だけ」に見える
- 「文系でも活躍」と書かない:「でも」が、文系を下に見ている印になる
- 理系向けと文系向けで、企業ページを分けるか、一つの中で分けるか:仕様と自社の状況で。分けるなら理系学生向けに掲載するとき
「文系でも」の「でも」を消すだけで、印象は変わります。
業界が見えにくい会社の書き方
文系学生に向けた掲載で、自社の業界や事業が学生に馴染みが無い場合があります。
- 業界の説明を長くしない:説明しても、自分が何をするかは分からない
- 仕事の場面で書く:「〇〇業界の△△に、□□を提案する仕事。最初の月は先輩に同行して、顧客がどんな人かを見る」
- 顧客が誰かを書く:「顧客は〇〇をしている会社の△△部門の人」。学生が想像できる形で
- 「こういう場面で、この仕事の面白さがある」を、社員の話で:業界の魅力ではなく、仕事の場面
- 業界用語を使わない:使うなら一言の説明
「業界を知ってもらう」より「仕事の場面を見せる」が、業界が見えにくい会社の書き方です。イベントでも同じで、「業界研究セミナー」より「この仕事の1日を話す会」が、文系学生には届きます。イベントの型は説明会を掲載するときの書き方で書きました。
営業職の書き方
文系学生の多くが、営業職の募集を見ます。営業の実態は、体験談で最も書かれることの一つです。
| 書くこと | 書き方 |
|---|---|
| 誰に売るか | 企業か個人か、規模、業界、部門 |
| 何を売るか | 商材の種類、契約の形 |
| どう売るか | 新規か既存か、紹介か、提案の型、案件の期間 |
| 一人で持つ範囲 | 提案から契約後まで持つか、分業か |
| 数字の扱い | 目標があるか、どう決まるか、達成しなかったらどうなるか。事実で。数字そのものは書かなくてよい |
| 最初の1年 | 「最初の月は同行、3か月目に小さな案件を一人で、1年目の終わりに〇〇」 |
| 営業で入った社員の話 | 文系で営業に入った人の、入る前の不安と、いまの実態 |
「数字の扱い」を事実で書くことが、営業職の掲載で最も避けられがちで、最も体験談に書かれる項目です。「目標はある。達成しなかったら〇〇」と書けば、学生は「隠していない」と読みます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 配属先ごとの最初の1年を言葉にする | 各配属先の責任者と、文系で入った社員(人事が聞いて書く) |
| 営業の「誰に何をどう」を言葉にする | 営業の責任者 |
| 配属の決まり方を決めて事実で書く | 責任者と人事 |
| 選考で学生時代の何をどう聞くかを決める | 面接に出る人(人事が聞いて書く) |
| 文系で入った社員の話を、複数の専攻で聞く | 人事 |
| 「こんな人」を学生時代の状態で書く | 人事 |
| 文系学生の体験談を読み、揃える | 人事と面接に出る人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、置くものの型、職種名の展開の整理、営業職の書き方の型、一括りにしない書き方のチェックまでで、最初の1年の言語化、配属の決まり方の決定、選考で何を聞くかの決定、面接は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと掲載が「総合職」の一語に戻ることがあります。「配属の決まり方」です。当社がワンキャリアの文系向けの掲載を支えるとき、置くものの型と職種名の展開は当社が出せますが、「配属はどう決まるのか」「希望が通らないことがあるのか」は、社内の事実です。決まっていない、または書きたくない場合、掲載は「総合職として幅広く」に戻り、文系学生の体験談に「配属が希望と違った」と書かれます。当社が最初にお願いするのは、責任者に「配属は、何を見て、誰が、いつ決めますか。希望どおりにならないことはありますか」を聞いてもらうことです。その答えを事実で書けば、文系学生は「隠していない」と読み、配属後の体験談も「掲載どおりだった」になります。
まとめ
- 文系学生は、職種名から仕事を想像できず、体験談で「総合職の中身」「配属の決まり方」「営業の実態」を読んでから来る
- 置くのは、職種ごとの最初の1年、営業なら誰に何をどう、配属の決まり方(希望どおりにならないことも含めて事実で)、文系で入った社員の話、選考で学生時代の何をどう聞くか
- 職種名だけ、「経験を活かせる」「人物重視」の抽象語、配属の決まり方が無い、業界の説明が長い、「文系でも」、が失敗
- 「文系」で一括りにせず、「こんな人」を学生時代の状態で書き、複数の専攻の社員の話を置く
- 業界が見えにくい会社は、業界の説明より仕事の場面で。営業職は「数字の扱い」まで事実で書く
よくある質問
総合職として採り、配属は入社後に決めるので、最初の1年が書けません
配属先の候補ごとに、最初の1年を書きます。「〇〇に配属なら最初の月は△△、□□に配属なら◇◇」のように。全部を書かなくても、主な候補だけで足ります。加えて、配属が決まるまでの最初の期間(研修)で何をするかを書けば、「総合職」の中身が見えます。決まり方も一緒に書きます。
営業の数字の目標を書くと、学生が引きませんか
目標の有無と扱いを書かないと、体験談の「数字の圧力が大変だった」だけが残り、そのほうが引きます。「目標はあり、〇〇の形で決まる。達成しなかったら△△」と事実で書けば、「隠していない会社」と読まれ、合う学生が来ます。数字そのものは書かなくてよく、扱いを書きます。
ワンキャリアの文系向けの掲載は、御社に相談できますか
できます。当社は、置くものの型、職種名の展開の整理、営業職の書き方の型、一括りにしない書き方のチェックを支えられます。最初の1年の言語化、配属の決まり方の決定、選考で何を聞くかの決定、面接は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
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