ワンキャリアの募集コースの考え方|学生が選べる単位への分け方と書き方
ワンキャリアで募集を掲載するとき、「総合職」として一つにまとめるか、職種や地域でコースに分けるか、という判断があります。一つにまとめると、学生は「自分はどの仕事をするのか」が分からず、分けすぎると、各コースの中身が薄くなります。結論から言うと、募集コースは、「仕事の中身」「最初の1年」「選考の流れ」「勤務地」のいずれかが違うなら分け、違わないなら分けません。分けた各コースには、仕事の具体と最初の1年、こんな人、選考の流れ、配属の決まり方を書きます。ワンキャリアの学生は体験談で「どのコースの選考か」を読んでから見るので、コースの分け方が体験談と揃っていることが前提です。「総合職」で一つにまとめる、分けすぎて薄い、コース名だけで中身が無い、コース間で選考の流れが混ざる、が学生の迷う形です。 この記事では、コースを分ける目的、分ける軸、やりがちな失敗、各コースに書くこと、職種未定コースの書き方、増やす・減らす判断、分担を整理します。設定できる区分の種類や名称は変わることがあるので、現在の仕様は管理画面とヘルプで確認してください。本選考の掲載の書き方は本選考を掲載するときの書き方で書きました。
この作業の目的|学生が「自分はどれか」を選べて、選んだ先の中身が分かる状態にする
学生は、体験談を読むときに「〇〇コースの一次面接では」「△△職の選考は」と、コースの単位で読んでいます。掲載のコースが体験談と違う単位だと、「自分が受けるのはどれか」が分かりません。
コースを分ける目的は、「学生が自分はどれかを選べて、選んだコースの仕事の具体・最初の1年・選考の流れが分かる」ことです。分けること自体が目的ではなく、選べて、中身が分かることが目的です。
分ける軸
| 軸 | 違うなら分ける | 違わないなら分けない |
|---|---|---|
| 仕事の中身 | 営業と開発のように、やることが違う | 同じ職種で、担当する商材が違うだけ |
| 最初の1年 | 最初の月に何をするかが違う | 同じ研修、同じ配属の流れ |
| 選考の流れ | 段階や面接官や何を見るかが違う | 同じ流れで、配属だけあとで決まる |
| 勤務地 | 地域で募集が分かれ、転勤の有無が違う | 全国で同じ扱い |
| 雇用の形 | 正社員と、それ以外 | 同じ |
「一つでも違えば分ける」が原則です。特に、選考の流れが違うのに一つにまとめると、体験談で「同じコースなのに流れが違った」と書かれ、学生が混乱します。
やりがちな失敗
| 失敗 | 学生からどう見えるか |
|---|---|
| 「総合職」で一つにまとめる | 自分が何をするか分からない。体験談の「〇〇職の選考」と結びつかない |
| 分けすぎて、各コースの中身が薄い | どのコースも「詳しくは説明会で」。選べない |
| コース名だけで、中身が無い | 「営業コース」「技術コース」の名前だけ。最初の1年が無い |
| コース間で、選考の流れが混ざって書かれている | 「自分のコースはどの流れか」で迷う |
| 配属の決まり方が書いていない | 「コースを選んでも、配属は別なのでは」と疑う |
| 体験談のコースの呼び方と、掲載のコース名が違う | 結びつかない |
| コースごとの「こんな人」が全部同じ | 分けた意味が無い |
最も多いのは、最初の「総合職で一つ」です。社内では「入ってから決める」が自然でも、学生からは「何をするか分からない募集」に見えます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「コースを分けると応募が分散するので、一つにまとめたほうが母集団が大きくなる」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載を支えていますが、一つにまとめた募集は、学生が「自分はどれか」を判断できず、体験談の「〇〇職の選考」とも結びつかないので、応募は分散しないのではなく、そもそも来ません。分けた募集は、各コースの応募は少なくても、来る学生は「このコースの最初の1年」を読んで来ているので、選考で話が具体になります。当社がコースの相談を受けるとき、最初にやるのは、「最初の1年が違う仕事が、社内にいくつあるか」を数えることです。その数が、コースの数の目安です。母集団の大きさより、学生が選べることが先です。
各コースに書くこと
| 書くこと | 中身 |
|---|---|
| 仕事の具体と最初の1年 | そのコースで、最初の月・最初の3か月・1年目の終わりに何をしているか。書き方は新卒向け募集記事の書き方と同じ |
| こんな人 | そのコースに来てほしい人。学生時代の状態で。コースごとに違う言葉で |
| 選考の流れと、各段階で何を見るか | そのコースの流れ。他のコースと同じなら「〇〇コースと同じ」と書く |
| 配属の決まり方 | コースを選んだら、配属はどう決まるか。「コースの中で、面談で決める」「入社後の研修を経て決める」など、事実で |
| 勤務地と転勤 | そのコースの勤務地、転勤の有無。自社の制度に沿って |
| 働く人の話 | そのコースの入社してまもない社員。企業トップページの「働く人」から誘導 |
| 他のコースとの違い | 「△△コースと迷う方へ」と、違いを一文で |
「他のコースとの違い」を書くと、学生は迷わず選べます。「営業コースと企画コースの違いは、最初の1年に顧客と直接話すかどうかです」のように。
職種未定コースの書き方
「入社してから決める」形のコースも、書き方次第で、学生が選べるものになります。
- 「未定」ではなく、「決め方」を書く:「最初の半年で〇〇と△△を経験し、本人の希望と面談で決める」
- 決まるまでの最初の1年を、具体的に:職種は未定でも、最初の月に何をするかは決まっている
- 決まったあとの職種の候補を、並べる:「〇〇、△△、□□のいずれか。それぞれの仕事の具体は各コースの説明に」
- 職種別コースと、職種未定コースの違いを書く:「職種を決めている人は各コースへ。迷っている人はこちら」
- 選考で何を見るかを、職種別と分けて書く:職種未定は「どの仕事にも向く土台」を見る、など
「決め方を書く」が要点です。「未定」の一言は、学生には「何をするか分からない」で、「決め方」があれば「決まるまでの道が分かる」になります。
コースを増やす・減らす判断
| 判断 | 見るもの |
|---|---|
| 増やす | 一つのコースに、最初の1年が違う仕事が混ざっている。体験談で「同じコースなのに違う」と書かれている。面談で「どの仕事か分からなかった」と言われる |
| 減らす | 各コースの応募が少なく、中身が薄い。コース間で最初の1年も選考も同じ。運用の手間で更新が止まっている |
| そのまま | 学生が「自分はどれか」を選べていて、各コースに中身がある |
増やすときは、各コースに書くことを埋められるかを先に確かめます。埋められないなら、増やしません。減らすときは、まとめたコースに「他のコースとの違い」を書き直します。
体験談とコースを揃える
体験談は学生の投稿です。学生が自社のコースや職種をどう呼んでいるかは、自社の体験談を読んで確かめます。
- 自社の体験談で、学生がどの呼び方でコースを書いているかを読む:「営業職」「〇〇コース」「総合職」
- 掲載のコース名を、体験談の呼び方と揃える:体験談と違う名前にすると、結びつかない
- コースを変えたら、「今年度から〇〇コースを△△と□□に分けた」と書く:過去の体験談との対応が分かる
- コースごとの選考の流れが体験談と揃っているかを、選考後に読む:企業ページを更新し続ける方法
「コース名を体験談と揃える」は、ワンキャリアに特有の注意です。社内の正式名称より、学生が体験談で使っている呼び方のほうが、学生には通じます。
他の媒体との揃え方
OfferBoxやWantedlyでも、募集は職種ごとに分けます。3媒体で、コースの単位と名前を揃えます。
- 同じ職種は、同じ名前で:媒体ごとに違う名前にしない
- 最初の1年の記述を、3媒体で共通に:材料は一つ。コンテンツを資産として貯める考え方
- ワンキャリアだけ、選考の流れをコースごとに厚く書く:学生が体験談と照らして読むことがあるから
- OfferBoxは、学生ごとにどのコースを案内するかを判断する:オファー文面の中で
Wantedlyの募集記事の分け方は募集記事を複数出す考え方で書きました。考え方は同じで、ワンキャリアはそこに「体験談と揃える」が加わります。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 分ける軸に照らして、コースを決める | 人事と責任者 |
| 各コースの最初の1年を書く | 人事(その職種の人と新卒入社の人に聞いて) |
| 各コースの選考の流れと何を見るかを書く | 人事と、面接に出る人 |
| 配属の決まり方を決めて書く | 責任者と人事 |
| 体験談のコースの呼び方を読み、名前を揃える | 人事 |
| 3媒体でコースの単位と名前を揃える | 人事 |
| 増やす・減らすを判断する | 人事と責任者(選考後に) |
運用代行や代理店が支えられるのは、分ける軸の整理、各コースに書くことの型、職種未定コースの書き方、体験談との揃え方の点検、3媒体の揃え方の整理までで、コースの決定、配属の決まり方の決定、最初の1年の中身、選考の流れの決定は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないとコースが名前だけになることがあります。「各コースの最初の1年が、社内で決まっているか」です。当社がワンキャリアのコースの整理を支えるとき、分ける軸と書くことの型は当社が出せますが、「営業コースの最初の月は何をするか」は、その職種の責任者にしか言えません。決まっていないコースを作ると、コース名だけで中身が無く、学生は選べず、体験談に「コースを選んだ意味が分からなかった」と書かれます。当社が最初にお願いするのは、コースを決める前に、各コースの責任者に「最初の月、3か月、1年目の終わり」を聞いてもらうことです。答えが出るコースだけを作ります。答えが出ないなら、そのコースはまだ作らず、職種未定コースの「決め方」に含めます。
まとめ
- コースは、仕事の中身・最初の1年・選考の流れ・勤務地・雇用の形のいずれかが違うなら分け、違わないなら分けない
- 「総合職」で一つにまとめる、分けすぎて薄い、名前だけ、選考の流れが混ざる、配属の決まり方が無い、が学生の迷う形
- 各コースに、仕事の具体と最初の1年、こんな人、選考の流れと何を見るか、配属の決まり方、勤務地、働く人、他のコースとの違いを書く
- 職種未定コースは「未定」ではなく「決め方」と「決まるまでの最初の1年」を書く
- コース名と単位を体験談の呼び方と揃え、3媒体で揃え、選考後に増やす・減らすを判断する。各コースの最初の1年が決まっているコースだけを作る
よくある質問
入社後にジョブローテーションがあり、職種を固定できません
職種未定コースとして、「決め方」と「ローテーションの最初の1年」を書きます。「最初の半年は〇〇と△△を経験し、その後に本人の希望と面談で決める」のように、決まるまでの道を書けば、学生は選べます。「未定」の一言だけにしません。
コースを分けたら、あるコースだけ応募がほとんどありません
そのコースの「最初の1年」と「こんな人」が薄くないかを見ます。薄ければ足します。中身があっても来ないなら、体験談でそのコースがどう書かれているかを読みます。それでも来ないなら、そのコースは他と統合し、「他のコースとの違い」を書き直します。
ワンキャリアの募集コースの設計は、御社に相談できますか
できます。当社は、分ける軸の整理、各コースに書くことの型、職種未定コースの書き方、体験談との揃え方の点検、3媒体の揃え方の整理を支えられます。コースの決定、配属の決まり方、最初の1年の中身、選考の流れの決定は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの掲載の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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