理系学生の取り合いに負けるときのOfferBox運用|負ける4つの中身
理系の学生に、OfferBoxで送っている。承認は来る。面談まで来ることもある。ところが、選考の途中で「他社に決めた」が続く。理系の学生は多くの会社から声がかかっていて、取り合いになり、負けている。結論から言うと、「負ける」の中身を四つに分けます。承認から面談までが他社より遅い、研究内容を読まずに送っている、研究職以外に誘うときに研究を無視している、研究室の忙しい時期に送っている。中身ごとに直します。多くのオファーを受ける理系学生は、「研究を読んだ会社」と「理系というだけで送ってきた会社」を読み分けます。研究内容そのものではなく「研究の進め方」を自由記述から拾って一文にし、社内に研究を読める人がいなくても入り方を選び、面談に技術の人を出し、承認への対応を最速にし、時期に配慮し、条件で負ける分を仕事の具体で見せます。 この記事では、四つの中身、学生が読み分けるもの、研究の進め方の拾い方、読める人がいない場合、面談、速さ、時期、条件、分担を整理します。理系向けの文面の基本はOfferBoxで理系学生にオファーを送るときの文面、理系に特化した媒体との違いはOfferBoxとLabBaseの違いで書きました。この記事は、「負けている」ときの直し方です。
この作業の目的|「理系だから」ではなく「この学生だから」で届く
理系学生の取り合いで負ける会社の多くは、「理系の学生」に送っています。勝っている会社は、「この研究の進め方をしている学生」に送っています。
目的は、送る側の視点を「理系」から「この学生」に変え、多くのオファーの中で「読んだ会社」として残ることです。
「負ける」の、四つの中身
| 中身 | サイン | 直し方 |
|---|---|---|
| 1. 速さで負ける | 承認から面談まで日数がかかっている。「他社の面談を先に入れた」 | 承認に当日返し、面談の枠を先に確保する |
| 2. 読んでいないで負ける | 文面に、学生の研究に触れる一文がない。「理系の方に」で始まる | 自由記述から「研究の進め方」を一文で拾う |
| 3. 誘い方で負ける | 研究職以外に誘うとき、研究を無視して「営業でも活躍できます」 | 研究の進め方と、その仕事の重なりを書く |
| 4. 時期で負ける | 研究室の忙しい時期(学会、論文、実験の山)に送り、読まれない | 時期を学生ごとに読み、外す |
「1」は運用の速さ、「2」「3」は文面、「4」は時期です。どれで負けているかは、辞退の理由と、承認から面談までの日数と、送った文面を見れば分かります。
多くのオファーを受ける理系学生が、読み分けるもの
- 「理系の方に」「研究を活かして」で始まる文面:理系なら誰にでも送っている、と読まれる
- 研究テーマの名前だけを引用した文面:プロフィールの見出しをコピーした、と読まれる
- 研究の「進め方」に触れた文面:「〇〇の条件を変えて比べたと書かれていて」。読んだ、と読まれる
- 仕事の場面が、研究の進め方と重なっている文面:「うちの△△も、条件を変えて比べる仕事です」
- 技術の人の名前で来た文面:人事の名前より、読まれる
読み分けの基準は、「研究テーマ」ではなく「研究の進め方」を読んだかどうかです。テーマは見出しで分かりますが、進め方は自由記述を読まないと書けません。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「理系学生の取り合いは、大手や専門の会社に条件で負けるので、うちでは勝てない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用を見ていますが、理系学生で面談以降に残っている会社は、条件で勝っている会社ではなく、「研究の進め方を読んで、仕事の場面と重ねて書いた」会社と、「承認に当日返して、技術の人が面談に出た」会社です。学生の側から見ると、多くのオファーの中で、研究の進め方を読んだ会社は少なく、そこで残ります。当社が理系の取り合いの相談を受けるとき、最初にやるのは、条件の比較ではなく、送った文面に「研究の進め方」の一文があるかと、承認から面談までの日数を見ることです。この二つで、「負ける」の多くが直ります。
研究内容そのものより、「研究の進め方」を拾う
- 自由記述を読み、テーマではなく「どう進めたか」を探す:「条件を変えて比べた」「先行研究を読んで仮説を立てた」「装置を自分で組んだ」「データの取り方を変えた」
- 一文で引用する:「〇〇の条件を変えて比べたと書かれていて」
- その進め方と、自社の仕事の場面を重ねる:「うちの△△の仕事も、条件を変えて比べることの連続です」
- 研究テーマの専門を、理解している必要はない:進め方は、専門が違っても読める
- テーマを褒めない:「素晴らしい研究ですね」は、読んでいなくても書ける
研究の進め方の拾い方はOfferBoxで理系学生にオファーを送るときの文面の手順2で書きました。
社内に、研究を読める人がいない場合
| 体制 | 入り方 |
|---|---|
| 技術の人が読める | 技術の人が自由記述を読み、一文を人事に渡す。名義も技術の人 |
| 技術の人は読めないが、面談には出られる | 人事が「進め方」を拾って書き、技術の人が確認し、技術の人の名義で送る |
| 技術の人がいない | 人事が「進め方」を拾い、自社の仕事の「進め方」と重ねる。名義は人事。研究の専門には触れない |
「研究を読める人がいないから、理系には送れない」ではなく、「進め方」なら誰でも読めます。入り方の分け方はOfferBoxで理系学生にオファーを送るときの文面の手順1で書きました。
面談に、技術の人を出す
- 理系の学生の面談に、人事だけが出ると、「仕事の話が聞けない」で終わる
- 技術の人が、自分の仕事の「進め方」を話す:「先週、〇〇の条件を変えて三回試した」
- 学生の研究の進め方を、技術の人が聞く:「その条件は、どう決めたか」。学生は、研究の話を聞いてくれる人に残る
- 研究職以外に誘う場合も、技術に近い人を出す:「営業だが、技術の話ができる人」
- オンラインで、画面で仕事を見せる:装置、データ、図面
面談に出る人の確保は現場がOfferBoxの面談に協力してくれないときで書きました。
承認への対応を、最速にする
- 理系の学生は、複数の会社と並行している:承認から面談までの日数が、そのまま順番になる
- 承認に当日返す:朝と夕方の二回、承認を確認する
- 面談の枠を、送る前に技術の人と押さえておく:承認が来てから探すと、日数が延びる
- 面談の日程を、翌週の中で提示する:「来月」では遅い
- 面談のあと、翌日までに次の段の案内:間を空けない
速さの型はOfferBoxの即日対応で書きました。「2」の文面が良くても、「1」の速さで負けると、面談まで来ません。
研究室の時期に、配慮する
- 自由記述に、学会・論文・実験の時期が書かれていれば、それを外す
- 書かれていなければ、送るときに「研究室のお忙しい時期でしたら、時期をずらして構いません」と添える
- 面談の日程を、学生の都合で幅を持たせる:「平日の夜」「土曜」など、自社の方針で
- 返事が遅くても、時期のせいかもしれないと見る:再送は一度だけ。OfferBoxのオファーの再送
- 年度の公表内容と、学生の学年の動きを確認して、送る時期を決める
時期の配慮はOfferBoxで理系学生にオファーを送るときの文面の手順5で書きました。
条件で負ける分を、仕事の具体で
- 条件で他社に及ばないなら、隠さず募集要項に事実で:給与水準を強みにできない会社のOfferBoxの伝え方
- 「入社した年に、〇〇の設備を自分で使える」「二年目から△△を一人で持てる」:大きな会社では任されない場面
- 技術の人の「最初の1年」を、場面で
- 研究の進め方が、そのまま仕事で使えることを見せる:「研究で条件を変えて比べた経験が、うちの□□でそのまま要る」
条件で負ける分は、条件で埋めず、仕事の具体で埋めます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「負ける」の中身を四つのどれかに分ける | 人事 |
| 自由記述から「研究の進め方」を拾う | 技術の人か人事(体制で) |
| 一文と仕事の場面を重ねて書く | 人事。技術の人が確認 |
| 面談に出て、進め方の話をする | 技術の人 |
| 承認に当日返し、面談の枠を先に押さえる | 人事と技術の人 |
| 時期の配慮 | 送る人 |
| 条件を募集要項に事実で書き、仕事の具体を厚くする | 人事と管理部門と技術の人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、四つの中身の切り分け、「進め方」の拾い方の型、体制別の入り方、面談の型、速さの型までで、進め方を読むこと、面談、条件の決定は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは数字の読み方の話です。理系の取り合いで「負けている」と言う会社の記録を見ると、承認は来ていて、「負けている」のは面談以降です。当社が見るのは、承認から面談までの日数と、辞退の理由の中の「他社の面談が先だった」の数です。この二つが多ければ、負けているのは文面ではなく速さで、文面を直しても変わりません。逆に、承認そのものが少なければ、文面の「進め方」の一文がないことが多く、速さを上げても承認が来ません。「負けている」を、承認の数と、承認から面談までの日数と、辞退の理由で分けて読むと、直す場所が一つに絞れます。
まとめ
- 「負ける」の中身は、速さ・読んでいない・誘い方・時期、の四つ。辞退の理由と承認から面談までの日数と文面で分ける
- 多くのオファーを受ける理系学生は、「研究テーマ」ではなく「研究の進め方」を読んだかで読み分ける。進め方は専門が違っても読める
- 研究を読める人がいなくても、体制に合わせて入り方を選ぶ。面談には技術の人を出し、進め方の話をする
- 承認に当日返し、面談の枠を送る前に押さえ、翌週の中で提示する。研究室の時期を外し、返事が遅くても時期のせいかもしれないと見る
- 条件で負ける分は隠さず事実で書き、大きな会社では任されない仕事の場面で埋める
よくある質問
技術の人が「学生の研究は専門外で読めない」と言います
読むのは研究の内容ではなく、「進め方」です。「条件を変えて比べた」「装置を自分で組んだ」は、専門が違っても分かります。技術の人には、「専門を理解しなくてよいので、どう進めたかだけ読んでほしい」と伝えます。それでも難しければ、人事が進め方を拾い、技術の人は面談で自分の仕事の進め方を話す形に分けます。
承認が来ても、面談の前に「他社に決めた」と言われます
速さで負けています。承認から面談までの日数を見て、当日返しと、面談の枠の先押さえと、翌週の中での提示に変えます。文面を直す前に、ここを直します。面談までの日数が縮んでも変わらないなら、次に文面と面談の中身を見ます。
理系学生の取り合いの相談は、御社にできますか
できます。当社は、四つの中身の切り分け、「進め方」の拾い方の型、体制別の入り方、面談の型、速さの型を支えられます。進め方を読むこと、面談、条件の決定は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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