OfferBoxとLabBaseの違い|幅広く送るか理系で絞るか
「理系の学生を採りたい。OfferBoxとLabBaseのどちらがいいか」という相談を、製造業や研究開発職を持つ会社から受けます。結論から言うと、どちらもスカウト型ですが、対象とする学生の幅が違います。採用する職種が研究・技術系に限られるなら専門特化の媒体を先に確認し、文系総合職も同時に採るならOfferBoxで一本化する形が素直です。 OfferBoxは株式会社i-plugが運営する、就職活動中の学生を幅広く対象とするスカウト型サービス。LabBaseは株式会社LabBaseが運営する、理系学生を対象としたスカウト型サービスです。この記事ではLabBaseの仕様や料金には触れず、対象の幅の違いが採用の設計にどう効くかと、文面を書く人の分担、併用するときの役割を整理します。
対象の幅が違う|幅広い学生か、理系の専門性で絞るか
スカウト型の媒体は、企業が学生のプロフィールを検索し、文面を書いて送る型です。この動き方はOfferBoxもLabBaseも同じで、OfferBoxとキミスカの違いで書いたとおり、型の違いでは比べられません。
違いは、登録している学生の幅にあります。OfferBoxは文系・理系を問わず、就職活動中の学生が幅広く登録しています。LabBaseは理系学生を対象とすると公表されています。この幅の違いが、次の3点に効きます。
| 観点 | 幅広い学生を対象とする媒体 | 理系の専門性で絞る媒体 |
|---|---|---|
| 検索の起点 | 学部・志望業界・適性などの条件 | 専攻・研究分野などの専門性 |
| 文面で触れるもの | 志望や適性、会社の仕事 | 研究内容と仕事のつながり |
| 文面を書ける人 | 人事でも書ける | 研究内容を読める現場の人が要ることが多い |
| 同時に採れる職種 | 文系総合職・技術職を同じ媒体で | 研究・技術系に集中 |
「理系を採りたい」という一言でも、研究職に限るのか、技術営業や生産管理も含むのかで、先に確認する媒体は変わります。
採用する職種で判断が分かれる
先に検討する形を、職種の構成で置きます。
- 研究職・開発職に限って採る。専攻や研究分野で絞りたい → 専門特化の媒体を先に確認する。ただし、研究内容を読んで文面を書ける人が社内に要る
- 技術職と文系総合職を同じ年度に採る → OfferBoxで一本化し、条件検索で理系と文系を分けて送る。管理表と選考フローが1つで済む
- 理系を採りたいが、専攻は問わない。人物や志向で選びたい → OfferBoxの適性や志向の条件で絞る運用が向く
- 研究職を少人数、それ以外を多めに採る → 併用の候補。研究職は専門特化の媒体、それ以外はOfferBoxで分担する
- まだスカウト型を使ったことがない → 1つから始める。当社が窓口になれるOfferBoxからご案内できる
エージェントベストの見解
同じ理系採用でも、当社が専門特化の媒体を先に確認するよう勧めるのは、「研究内容を読んで文面を書ける人が、社内で採用に時間を割ける会社」に限っています。専攻や研究分野で絞って送る運用は、文面で研究内容に触れられて初めて効きます。人事だけで送ると、研究内容に触れられず、条件で送る運用と変わらなくなります。その場合は、幅広い学生を対象とするOfferBoxで、志向や適性の条件で絞り、人事が書ける文面で毎週送るほうが、運用が止まりません。逆に、研究所や開発部門の若手が採用に協力してくれる会社は、専門性で絞る媒体で現場の名前で送ると、承認された学生の温度が違います。媒体の対象の幅ではなく、社内で「研究内容を読んで書ける人の時間」があるかで決めるのが、あとで止まらない選び方です。
文面を書く人の分担が違う
対象の幅は、文面を書く人の分担に直結します。
幅広い学生に送る媒体では、文面の主役は会社の仕事と、学生の志向や適性です。人事が型を作り、条件ごとに一文を変えて回せます。現場の協力は面談以降で足ります。
専門性で絞る媒体では、文面の主役は学生の研究内容と、自社の仕事のつながりです。研究内容を読み、「その研究のこの部分が、この開発のここに近い」と書くには、現場の人が要ります。人事が下書きし、現場が研究の部分を足す、という分担が現実的です。
| 作業 | 幅広い学生に送るとき | 専門性で絞って送るとき |
|---|---|---|
| 検索条件を決める | 人事 | 人事と現場で相談 |
| 文面の型を作る | 人事 | 人事が下書き、現場が研究の部分を足す |
| 送る・一次返信 | 人事(外に出せる) | 人事(外に出せる) |
| 面談 | 人事+現場 | 現場が中心 |
「現場の時間をどこで使うか」が分かれ目です。文面の段階から現場の時間を使える会社は、専門性で絞る運用が活きます。面談以降でしか現場の時間を使えない会社は、幅広い媒体で人事が回す運用が先です。
併用するときの分担
研究職とそれ以外を同じ年度に採る会社で、両方を使う場合の分担です。
- 職種で分ける:研究職・開発職は専門性で絞る媒体、技術営業・生産管理・文系総合職はOfferBox。同じ職種を両方から追わない
- 文面の型を分ける:研究内容に触れる型と、志向や適性に触れる型。混ぜない
- 書く人を分ける:研究内容に触れる文面は現場が関わり、それ以外は人事が回す。同じ人が両方を抱えると、研究内容を読むほうから止まる
- 管理表を1つにする:誰に、どの媒体から、どの職種で、いつ送ったかを一覧で持つ。理系の学生は両方に登録していることがあるため
- 選考フローは職種ごとに1本:入口が違うだけで、同じ職種なら同じ流れに乗せる
分担の考え方はOfferBoxとdodaキャンパスの違いでも書いています。スカウト型を2つ使うときの管理の注意は共通です。
エージェントベストの見解
自社で持つべきなのは、どこまでか。当社が線を引くなら、採りたい職種ごとの学生像と、研究内容に触れる文面の部分は社内で持ちます。研究内容と自社の仕事のつながりは、社外の人には書けないからです。一方で、幅広い学生に送る側の検索・送信・一次返信は、外に出せる作業です。当社がOfferBoxの運用代行を受けるときも、この線で分けます。研究職の採用で現場の時間が貴重な会社ほど、人事と現場の時間を研究職の文面と面談に集中させ、それ以外の職種の送る作業は外に出す設計にすると、両方が止まらずに回ります。「理系を採りたい」という相談を受けたとき、当社が最初に聞くのは媒体の希望ではなく、「研究内容を読める人が、週に何時間、採用に使えるか」です。
まとめ
- OfferBoxとLabBaseはどちらもスカウト型。違いは対象とする学生の幅で、幅広い学生か、理系の専門性で絞るか
- 研究職に限って採るなら専門特化の媒体を先に確認し、文系総合職も同時に採るならOfferBoxで一本化する
- 専門性で絞る運用は、研究内容を読んで文面を書ける現場の人の時間があって初めて効く
- 併用するなら職種で分け、文面の型と書く人を分け、管理表は1つにする
- 決め手は媒体の対象の幅ではなく、社内で「研究内容を読んで書ける人の時間」があるか
よくある質問
理系を採りたいなら、専門特化の媒体を選ぶべきですか
研究職・開発職に限って採り、研究内容を読んで文面を書ける人が社内にいるなら、先に確認する価値があります。ただし、人事だけで送る体制なら、研究内容に触れられず、条件で送る運用と変わらなくなります。その場合は、幅広い学生を対象とするOfferBoxで志向や適性の条件で絞るほうが、運用が続きやすいです。
文系総合職と技術職を同じ年度に採ります。媒体は分けるべきですか
研究職を専攻で絞る必要がなければ、OfferBoxで一本化し、条件検索で理系と文系を分けて送る形が、管理表と選考フローが1つで済みます。研究職だけ専攻で絞りたいなら、その職種だけ専門特化の媒体を足す併用が候補になります。
LabBaseの申込も御社経由でできますか
当社が販売パートナーとして窓口になるのは、OfferBox・Wantedly・ワンキャリアの3媒体です。LabBaseの申込は各社の窓口になりますが、理系採用で媒体を1つにするか分けるか、人事と現場の分担をどう組むかは、OfferBoxの運用を見ている立場からご相談いただけます。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/10 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
どの媒体にするか、決めきれない方へ
- 新卒・中途・インターンの取り扱い媒体を、貴社の採用計画に合わせて横並びで比較します
- 媒体選定・お見積りは無料。申込前提でなくて構いません
- 料金は各媒体の正規料金のまま。代理店を通しても上乗せはありません
この記事の内容に合うサービス:OfferBox運用代行 ↗入社承諾時のみ20万円の完全成果報酬