採用人数が少ない会社のOfferBox運用の集中のさせ方|合う一人に絞る
採用人数が少ない。一人か二人を、OfferBoxで採る。人数が少ないと、「少ないのだから軽く」と考えるか、逆に「取りこぼさないために数を送る」と考えがちです。どちらも、少ない人数の採用には合いません。結論から言うと、採用人数が少ないときは、送る数を増やさず、「読める数」を「合う学生」に集中させます。「こんな人」を一人に絞り、送る数を読める数に固定し、承認した学生を最後まで一人が見ます。辞退の予備を持ち、面談を長めに深くし、時期を絞って集中します。少ない人数の運用でも、型と台帳と内定者は残します。 この記事では、少ないときの失敗、「こんな人」の絞り方、集中のさせ方、最後まで見ること、予備、面談、時期、残すもの、分担を整理します。人数が多い場合は採用人数が多い会社のOfferBox運用の分担、人事一人の運用は人事1人でOfferBoxを回す方法で書きました。
この作業の目的|少ない人数を、「合う一人」で埋める
採用人数が少ない会社の目的は、多くの学生に会うことではなく、「こんな人」に合う一人か二人に届き、その学生を最後まで見て、承諾まで持っていくことです。
数を追うと、合わない学生に時間を使い、合う学生への時間が減ります。人数が少ないほど、一人あたりに使える時間は増やせるはずで、それを使います。
人数が少ないときに、起きやすい失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 少ないのに、数を送る | 「一人採るのに、多く送っておけば安心」で、読まずに送る形になる。承認が来ても合わない |
| 「こんな人」が曖昧なまま | 一人を採るのに、「誰でもよい」で送り、承認した学生の中から選べない |
| 承認が来ると、全員に同じ時間を使う | 合う学生と合わない学生を分けず、面談の時間が分散する |
| 辞退で振り出しに戻る | 一人に絞りすぎて予備がなく、辞退で最初からやり直し |
| 「少ないから軽く」で、型も台帳も作らない | 翌年、同じことを最初からやる |
| 面談を短く済ませる | 少ない人数なら深く話せるのに、多い会社と同じ型で済ませる |
共通するのは、「人数が少ない」ことを、運用の設計に反映していないことです。多い会社の運用を小さくしただけでは、合いません。
「こんな人」を、一人に絞る
- 採る人数が一人なら、「こんな人」も一人に書く:「〇〇と△△と□□」ではなく、「〇〇を自分で始めて続けた人」
- 活躍している若手から逆算する:いまいる社員で、「この人がもう一人いれば」の一人。OfferBoxで採りたい学生像を言葉にする
- 譲れない条件を、一つか二つに:少ない人数ほど、条件を絞れる
- 面接官と、その一人に合意する:少ない人数の採用で、面接官ごとに「こんな人」が違うと、最終で決まらない
「一人に絞る」ことで、検索も文面も面談も、その一人に向けて組めます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「採用人数が少ないのだから、OfferBoxの運用は軽くてよい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、OfferBoxの運用を見ていますが、少ない人数の会社で結果が出ているのは、運用を軽くした会社ではなく、一人あたりに使う時間を増やした会社です。送る数を絞り、承認した学生を一人が最後まで見て、面談を深くする。少ない人数だからこそ、多い会社にはできない濃さで一人を見られます。逆に、「軽く」で型も台帳も作らず、数だけ送った会社は、承認が来ても選べず、辞退で振り出しに戻り、翌年も同じことをしています。当社が少ない人数の相談を受けるとき、最初にやるのは、送る数を減らすことと、「こんな人」を一人に書くことです。
送る数を読める数に固定し、合う学生に集中する
- 送る数は、「読める数」で固定する:採る人数が少なくても、増やさない。OfferBoxの送信ペースの決め方
- その数を、「こんな人」に最も近い学生から埋める:検索で出た学生を、自由記述で並べ替える
- 一通あたりの時間を、多い会社より長く取る:自由記述を全部読み、触れる一文を二つ拾ってもよい
- 「こんな人」から遠い学生には、送らない:数を埋めるために送らない
- 週に送る数が少なくても、止めない:数通でも、読んで書いた数通のほうが、読まずに送った数十通より結果が出る
読む相手の選び方はOfferBoxのプロフィールの読み方で書きました。
承認した学生を、最後まで一人が見る
- 承認が来たら、送った人がそのまま面談・選考・内定後まで見る:担当を途中で変えない
- 学生ごとに、「合う度合い」を面談後に一行で残す:全員に同じ時間を使わず、合う学生に寄せる
- 合う学生には、面談を追加してよい:「もう一度話す」を、こちらから提案する
- 合わないと分かった学生には、早めに伝える:時間を引き延ばさない
- 内定後も、同じ人が話す相手になる:少ない人数なら、できる。OfferBoxで内定を出したあとのフォロー
「一人が最後まで見る」は、人数が多い会社にはできない、少ない会社の強みです。
辞退の予備を持つ
- 採る人数の分だけ内定を出さない:辞退の予備を、内定の段階で持つ。人数は自社の方針で
- 予備の学生にも、同じ濃さで向き合う:「予備」として扱わない。本人には分からない
- 辞退が出たときに、振り出しに戻らない形にする:面談まで進んだ学生の記録を残し、時期をずらして再び声をかけられるようにしておく
- 辞退の理由を聞き、次に活かす:少ない人数なら、一件ごとに聞ける。OfferBox経由の内定辞退が続くときに見直すこと
予備を持たずに一人に絞り切ると、辞退で全部が戻ります。
面談を、長めに深くする
- 少ない人数なら、面談の時間を長く取れる:多い会社の型(短時間・複数同時)を使わない
- 現場の人が、一つの場面だけでなく、一日を話す:「先週の一日」を、朝から順に
- 学生の話を、深く聞く:自由記述の一文の、その先まで
- 仕事を見せる時間を取る:画面、実物、職場
- 面談を二回にしてもよい:一回目で仕事、二回目で人。OfferBoxの面談設計
深い面談は、承認した学生を「合う・合わない」で分ける材料になり、学生の側にも「この会社は自分を見ている」が残ります。
時期を絞って、集中する
- 一年中送らない:「こんな人」が動く時期に絞って、その時期に集中する。年度の公表内容と自社の方針を確認
- 集中する時期は、送る・返す・面談を優先する:他の業務と並べない
- 時期の外は、材料を集める:型の見直し、企業ページ、現場の一文
- 時期を逃したら、次の時期を待つ:時期の外に無理に送らない
少ない人数なら、集中する時期は短くて済みます。年間の組み方はOfferBoxの年間スケジュールで書きました。
少ない人数の運用でも、残すもの
| 残すもの | 理由 |
|---|---|
| 型 | 翌年、同じ「こんな人」に、同じ形で送れる |
| 台帳 | 面談まで進んだ学生の記録。辞退が出たときと、翌年の材料 |
| 「こんな人」の一枚 | 面接官との合意。翌年に見直す起点 |
| 内定者 | 翌年の面談に出てもらう。OfferBoxの内定者の活用 |
| 辞退の理由 | 一件ごとに |
「少ないから残さない」が、翌年に最初からやり直す原因です。少ない人数なら、残す量も少なくて済みます。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「こんな人」を一人に絞り、面接官と合意する | 人事と面接官 |
| 送る数を読める数に固定し、合う学生から送る | 人事(一人) |
| 承認した学生を最後まで見る | 送った人 |
| 面談を長めに深く | 現場の人と人事 |
| 辞退の予備の人数を決める | 責任者 |
| 集中する時期を決める | 人事と責任者 |
| 型・台帳・「こんな人」・内定者を残す | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、「こんな人」を絞る型、送る相手の並べ替え、面談の型、残すものの型までで、「こんな人」の決定、読んで書くこと、面談、予備の判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは向き不向きの話です。OfferBoxは、採用人数が少ない会社に向いています。人数が少ないほど、一人あたりに使える時間が増え、「読んで書く」「一人が最後まで見る」「面談を深く」が、無理なくできます。向いていないのは、少ない人数なのに「多く送って選ぶ」形を取る会社です。その形は、人数が多い会社の運用を小さくしただけで、少ない人数の強みを使っていません。当社が少ない人数の会社に申込前にお伝えするのは、「送る数は少なくてよい、その代わり一人に時間を使えるか」です。使えるなら、OfferBoxは合います。使えず、数で選びたいなら、別の経路のほうが合うことがあります。
まとめ
- 人数が少ないときの失敗は、少ないのに数を送る・「こんな人」が曖昧・全員に同じ時間・予備なしで辞退で振り出し・軽くして型も台帳も残さない
- 「こんな人」を一人に絞り、面接官と合意する。送る数は読める数で固定し、合う学生から埋め、遠い学生には送らない
- 承認した学生は送った人が最後まで見る。合う度合いを一行で残し、合う学生に時間を寄せ、合わない学生には早めに伝える
- 辞退の予備を内定の段階で持ち、面談を長めに深くし、時期を絞って集中する
- 少ない人数でも、型・台帳・「こんな人」・内定者・辞退の理由を残す。少ないなら残す量も少ない
よくある質問
一人を採るのに、送る数が少なすぎて不安です
不安は、送る数ではなく、承認と面談の記録で解きます。読んで書いた数通で承認が来て面談まで進んでいれば、その形で足ります。来ていなければ、数を増やすのではなく、「こんな人」と送る相手と文面を見直します。数を増やして安心する形は、読まずに送る形に戻ります。
一人しか採らないのに、予備の内定を出してよいのでしょうか
予備の人数と、出す・出さないは、自社の方針で決めてください。この記事では判断しません。予備を持たない場合は、面談まで進んだ学生の記録を残し、辞退が出たときに時期をずらして声をかけられる形にしておくことが、振り出しに戻らない方法です。
採用人数が少ない会社の運用は、御社に相談できますか
できます。当社は、「こんな人」を絞る型、送る相手の並べ替え、面談の型、残すものの型を支えられます。「こんな人」の決定、読んで書くこと、面談、予備の判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、OfferBoxの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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