OfferBoxのオファー送信ペースの決め方|面談枠から逆算する手順

OfferBox運用ノウハウ 更新日 2026/9/10

「週に何人に送ればいいのか」という質問に、決まった答えはありません。結論から言うと、送るペースは「採る人数」からではなく「面談できる枠」から逆算し、「読む時間」で確かめます。多く送るほどよいのではなく、承認された学生と会える数が、送る数の上限です。 上限を超えて送ると、承認が溜まり、案内が遅れ、学生が離れます。この記事では、ペースの決め方の手順、毎週一定か山を作るかの判断、送りすぎと送らなさすぎのサイン、ペースを直す時期、人事と現場の分担を整理します。具体的な通数は書きません。自社の面談枠と読む時間で決まる数だからです。送る時期の考え方はオファーを送る時期と時間帯の考え方で書きました。

この作業の目的|「送る」と「会う」を釣り合わせる

OfferBoxの運用は、送る、承認される、返信する、面談する、の流れです。送る数だけを増やすと、承認が増え、返信と面談が追いつかなくなります。逆に、面談枠が余っているのに送る数が少ないと、枠が空いたまま時期が過ぎます。

送るペースを決めるとは、この流れの中で「送る」と「会う」を釣り合わせることです。釣り合っていれば、承認された学生を待たせず、面談枠を空けず、担当の時間も読めます。

手順1|面談できる枠から逆算する

最初に決めるのは、送る数ではなく、面談できる枠です。

  1. 週に面談できる枠を出す:誰が、何曜日に、何枠。面接官の予定から
  2. 承認から面談に進む割合を置く:前年の実績があればそれを使う。無ければ仮に置き、最初の月で置き直す
  3. 面談枠に必要な承認の数を出す:枠を、承認から面談に進む割合で割る
  4. 承認に必要な送る数を出す:承認の数を、送信から承認される割合で割る。この割合も前年か仮で
  5. これが、週に送る数の上限:これ以上送ると、承認が面談枠を超える

この逆算で出る数は、自社の面談枠と割合で決まるので、他社の数とは比べられません。他社が週に多く送っていると聞いても、自社の面談枠が少なければ、その数は送れません。

「割合」は最初は仮でよく、最初の月の実績で置き直します。仮の数字が外れても、置き直せば直ります。決めずに送り始めるほうが、あとで直せません。

手順2|読む時間で確かめる

面談枠から出た送る数を、読む時間で確かめます。送る数が出ても、その数の学生のプロフィールを読み、冒頭を書く時間が無ければ、送れません。

確認見ること
週に読む時間はあるか読む人の週の時間を合計する
学生ごとに使える時間はどれくらいか読む時間を送る数で割る
その時間で冒頭が書けるか個別化の深さの段階と照らす。深さの考え方はオファーを学生ごとに変える範囲
足りないなら送る数を減らす、読む人を増やす、読む作業を外に出す、のどれか

面談枠が上限を決め、読む時間が実際に送れる数を決めます。両方を満たす数が、その週のペースです。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「多く送るほど採れる」というものです。実際には、送る数が面談枠を超えた瞬間から、承認された学生を待たせることになり、待たされた学生は他社に進みます。多く送って多く承認されても、会えなければ母集団にはなりません。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてOfferBoxの契約後の運用を見ていますが、「送っているのに採れない」という相談の一部は、送りすぎです。承認が溜まり、返信が数日空き、面談の案内が遅れ、承認した学生の多くが辞退している。この状態で送る数をさらに増やしても、辞退が増えるだけです。送る数を減らして、承認に当日返信し、翌週に面談する。それだけで面談に進む数が増えた会社があります。送る数は、多いほどよいのではなく、会える数と釣り合っているのがよい。この見方に変えると、ペースの決め方が変わります。

手順3|毎週一定にするか、山を作るか

ペースには、毎週一定に送る型と、時期によって山を作る型があります。

型向く会社注意
毎週一定通年で少しずつ採る。担当の時間が毎週同じ。面談枠も毎週一定学生の動きの山を外すと、動いている学生に届きにくい時期がある
山を作る学生が動く時期に合わせて数を出す。面談枠を山の時期に集中できる山の時期に面談枠が足りないと、承認が溜まる
両方毎週一定を土台に、学生が動く時期だけ上乗せする上乗せの分だけ面談枠も上乗せする

どの型でも、「送る数の増減に合わせて、面談枠も増減する」が条件です。送る数だけ山を作って面談枠が一定だと、山の時期に承認が溜まります。

担当が1人で、面談枠も限られているなら、毎週一定が回りやすいです。学生の動きの山に合わせたいなら、その時期の面談枠を先に確保してから、送る数を上乗せします。時期の考え方は送る時期の記事で書きました。

手順4|送りすぎと送らなさすぎのサインを見る

ペースが合っているかは、次のサインで分かります。

送りすぎのサイン

送らなさすぎのサイン

送りすぎのサインが出たら、送る数を減らすか、面談枠と返信の担当を増やします。送らなさすぎのサインが出たら、送る数を増やすか、読む時間を確保します。

手順5|ペースを直す時期

ペースは、送り始めてから直します。直す時期を決めておきます。

  1. 最初の月の終わり:仮で置いた割合(承認される割合、面談に進む割合)を実績で置き直す。送る数を再計算する
  2. 面談枠が変わったとき:面接官の予定が変わったら、送る数も変える
  3. 学生の動きの山の前後:山に入る前に上乗せし、山が過ぎたら戻す
  4. 送りすぎ・送らなさすぎのサインが出たとき:その週に直す。翌月まで待たない

「毎週変える」と、何が効いたか分かりません。「月に一度、決めた時期に見直す」と「サインが出たらその週に直す」の2つで足ります。

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
採る人数から送る数を決める面談枠を超えて送り、承認が溜まる面談枠から逆算する
他社の送る数を目安にする自社の面談枠と合わない自社の面談枠と読む時間で決める
送る数だけ山を作り、面談枠は一定山の時期に承認が溜まる送る数と面談枠を一緒に増減する
割合を決めずに送り始める送る数が気分で決まる仮でよいので割合を置き、最初の月で置き直す
承認に返信できないのに送り続ける辞退が増える送る数を減らし、返信の担当を決める
送る数を毎週変える何が効いたか分からない月に一度の見直しと、サインが出たときだけ
読む時間を見ずに送る数を決める冒頭が浅くなり、承認が落ちる読む時間で送る数を確かめる

最も多いのは、最初の「採る人数から送る数を決める」です。採る人数が多いほど送る数を増やしたくなりますが、面談枠が増えなければ、承認が溜まるだけです。

社内の分担

作業誰が
面談枠を出す面接官(現場)
割合を置く・置き直す人事
送る数を計算する人事(または運用代行)
読む時間を出す読む人
送る人事(または運用代行)
承認に返信する送った時間帯に管理画面を見られる人
サインを見て直す人事

面談枠を出すのは現場の仕事で、送る数はそれに従います。人事が送る数を決めてから現場に面談枠を頼む順番だと、枠が足りずに承認が溜まります。現場が枠を出し、人事が送る数を決める。この順番にします。運用代行に出す場合、送る数の計算と送信は代行が行いますが、面談枠と返信は社内です。代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

同じ「送るペースを決めたい」という相談でも、当社が毎週一定の型を勧めるのは、担当が1人で、面談枠も毎週同じくらいしか取れない会社です。この体制で山を作ると、山の時期に承認が溜まって止まります。毎週一定なら、承認も返信も面談も一定で、担当の時間が読めます。逆に、面接官が複数いて、学生が動く時期に面談枠を集中できる会社には、山を作る型を勧めます。山の時期に数を出し、その分の面談枠を先に確保しておけば、短い期間で母集団ができます。当社がOfferBoxの運用代行を受けるときも、最初に「面談枠を毎週一定にできるか、時期に集中できるか」を聞き、それでペースの型を決めます。体制に合わないペースは、どんなに送る数が正しくても回りません。

まとめ

よくある質問

週に何人に送ればよいか、目安を教えてください

自社の面談枠と、承認される割合、面談に進む割合で決まるので、共通の目安は書けません。決め方は、週の面談枠を出し、割合で割り戻して送る数の上限を出し、読む時間で確かめることです。割合は仮でよく、最初の月の実績で置き直します。

送る数を増やしたいのですが、面談枠が増やせません

面談枠が上限なら、送る数は増やせません。増やすと承認が溜まり、辞退が増えます。面談枠を増やす方法(面接官を増やす、オンラインで枠を作る、初回面談を短くする)を先に考え、それでも増やせないなら、送る数はいまのままで、冒頭の深さを上げて承認から面談に進む割合を上げるほうが、結果として会える数が増えます。

ペースの設計は、御社に頼めますか

頼めます。当社がOfferBoxの運用代行を受けるときは、面談枠を先に確認し、割合を仮で置いて送る数を出し、最初の月で置き直します。運用代行を頼まない場合も、同じ手順でお伝えします。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

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