OfferBoxの企業ページで伝えること・伝えないこと|文面と揃える中身
オファーの文面を読んで興味を持った学生は、承認する前に企業ページを見に来ます。結論から言うと、OfferBoxの企業ページは「会社を説明する場」ではなく、「文面で作った興味を、承認まで運ぶ場」です。書くのは、文面と揃えた仕事の中身、一緒に働く人、会社が何をしているかの一言、選考の流れ、そして写真。書かないのは、沿革の羅列、抽象語、制度の一覧、そして文面と矛盾することです。 企業ページが古い、空、文面と違う、のどれかだと、文面で作った興味がそこで消えます。この記事では、企業ページの位置づけ、伝えること、伝えないこと、作る手順、更新、やりがちな失敗、人事と現場の分担を整理します。OfferBoxのページの項目の仕様には触れず、考え方だけを書きます。文面の書き方はオファー文面の基本で書きました。
この作業の目的|文面の続きを、学生が自分で読める場にする
文面は短くします。会社の説明は文面に書かず、企業ページに任せます。この設計はオファー文面の構成で書いたとおりです。つまり、企業ページは「文面で省いた会社の説明」を引き受ける場です。
学生の動きは、次の順です。
- 文面を開く
- 冒頭で「自分宛」だと分かる
- 本文で仕事の中身に興味を持つ
- 企業ページを見に来る
- 承認するかを決める
4で見るものが、文面と揃っていて、仕事の中身が詳しく分かり、一緒に働く人が見えれば、5で承認されます。4で見るものが、文面と違う、古い、会社の話しかない、だと、5で離れます。企業ページの目的は、4から5をつなぐことです。「整えてから送る」の順番は掲載型とスカウト型の違いでも書きました。
伝えること1|文面と揃えた仕事の中身
企業ページで最も読まれるのは、仕事の中身です。文面で「この仕事で」と書いた仕事が、企業ページでは詳しく書かれている状態にします。
| 書くこと | 書き方 |
|---|---|
| 職種ごとの仕事の中身 | 1日の流れ、最初の数ヶ月で何をするか、誰と一緒にやるか |
| その仕事で求めること | 経験や資格ではなく、行動の型。「自分で調べて動く」「人に聞ける」など |
| その仕事の難しさ | 良いことだけでなく、大変な部分も。隠すと面談で「違う」となる |
| 文面の名義の人の仕事 | 名義の人が何をしている人かが、企業ページで分かる |
文面と企業ページで、仕事の説明が食い違うのが最も避けたいことです。文面のテンプレートの「仕事の中身」の部分と、企業ページの仕事の説明は、同じ元から作ります。テンプレートの作り方はオファー文面テンプレートを作るときの注意で書きました。
伝えること2|一緒に働く人
学生が企業ページで知りたいのは、「どんな人と働くか」です。会社の規模や事業より、人が見えるかどうかで、承認が変わります。
- 名義の人の紹介:何をしている人か、なぜこの会社にいるか。数行でよい
- 配属先の若手の紹介:入社して数年の人が、いま何をしているか。学生が自分を重ねられる
- 写真:働いている場面の写真。集合写真より、仕事をしている姿。顔が見えるもの
- チームの様子:人数の規模感、年齢の幅、どう仕事を分けているか。数字でなく様子として
「人」の情報は、古くなります。紹介した人が異動したら、企業ページも直します。更新の担当は後述します。
エージェントベストの見解
申し込んだあと、数ヶ月経った会社で起きやすいのは、「企業ページが契約時のまま、古くなっている」ことです。契約時に一度整えて、その後は文面と送信に時間を使い、企業ページを開かなくなる。紹介した若手が異動し、仕事の中身が変わり、写真の人がもういない。文面は最新でも、見に来た先が古いと、学生は「この会社は更新していない」と感じます。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてOfferBoxの契約後の運用を見ていますが、承認が落ちてきた会社の原因が、文面ではなく企業ページの古さだったことがあります。文面を直す前に、企業ページを学生の目線で開いてみる。契約時と、卒年の切り替わりと、送る山の前。この3回を更新の目安にすることを勧めます。企業ページは作って終わりではなく、文面と同じ頻度で見直すものです。
伝えること3|会社が何をしているかの一言と、選考の流れ
会社の説明は、一言で足ります。「何を、誰に、どうやって提供している会社か」を数行で。事業の全体像や沿革は、学生がここで読むものではありません。
選考の流れは、具体的に書きます。
- 承認したあとに何が起きるか:まず面談、選考ではない
- 面談のあとの流れ:段階の数と、それぞれで何を見るか
- 時期の目安:承認から内定までの、おおよその期間
- 誰が出るか:面談は名義の人、面接は現場のマネージャー、など
選考の流れが書いてあると、学生は「承認したら何が起きるか」が分かり、承認しやすくなります。書いていないと、「承認したらいきなり選考か」と構えます。選考フローの設計は選考フローを短くする考え方で書きました。
伝えないこと
企業ページに書かないものを並べます。書くと、読まれる部分が埋もれます。
| 書かないもの | なぜ |
|---|---|
| 沿革の羅列 | 学生は読まない。会社の説明は一言で |
| 抽象語(成長・挑戦・アットホーム・風通し) | どの会社も同じ。具体的な仕事の場面に置き換える |
| 制度や福利厚生の一覧 | 募集要項に書く。企業ページでは、その学生に関係するものだけ |
| 数字で押す表現 | 数字は根拠を示せないと空回りする。様子として書く |
| 文面と矛盾すること | 最も避ける。文面と企業ページは同じ元から |
| 経営者の長い挨拶 | 読まれない。名義の人の紹介のほうが読まれる |
| 「求める人物像」の抽象的な列挙 | 「主体性」「コミュニケーション力」では判断できない。行動の型で書く |
抽象語の置き換えは、文面のテンプレートと同じです。「成長できる環境」と書きたくなったら、「入社して間もない〇〇さんは、いまこの仕事をしている」と、場面を1つ書きます。
作る手順
- 文面のテンプレートを先に固める:仕事の中身、名義の人、締め。企業ページはここから作る
- 仕事の中身を、テンプレートと同じ元から書く:職種ごとに、1日の流れと最初の仕事、難しさ
- 人の紹介を書く:名義の人、配属先の若手。本人に確認してもらう
- 写真を用意する:仕事をしている場面。顔が見えるもの。本人の同意を取る
- 会社の一言と、選考の流れを書く
- 抽象語を探して置き換える
- 学生の目線で開いてみる:文面を読んだ学生が見に来た、という前提で。別の1人にも見てもらう
- 更新の担当と時期を決める:契約時、卒年の切り替わり、送る山の前
7の「学生の目線で開く」を、送る前に一度やります。文面を書いた人は企業ページを見慣れているので、別の1人(できれば入社して間もない社員)に見てもらうと、古さや矛盾が見えます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 会社の説明が中心で、仕事の中身が薄い | 文面で持った興味の続きが無い | 仕事の中身を最も詳しく |
| 文面と企業ページで仕事の説明が違う | 「どちらが本当か」と学生が迷う | 同じ元から作る |
| 人が見えない | 一緒に働く姿を想像できない | 名義の人と若手の紹介、仕事中の写真 |
| 抽象語で埋まっている | 他社と見分けがつかない | 場面に置き換える |
| 選考の流れが無い | 承認したら何が起きるか分からず構える | 段階と誰が出るかを書く |
| 契約時のまま更新しない | 古さが伝わる | 年3回を目安に見直す |
| 良いことだけ書く | 面談で「違う」となる | 仕事の難しさも書く |
最も多いのは、「会社の説明が中心で、仕事の中身が薄い」です。企業ページを「会社紹介」と捉えると、こうなります。「文面の続き」と捉え直します。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 仕事の中身を書く | 人事が下書き、現場が直す(テンプレートと同じ元) |
| 人の紹介 | 人事が聞き取り、本人が確認 |
| 写真 | 人事が手配、本人が同意 |
| 会社の一言、選考の流れ | 人事 |
| 抽象語の置き換え(場面を出す) | 現場 |
| 学生の目線で見る | 入社して間もない社員 |
| 更新 | 人事が主担当、現場が確認 |
現場の負担は、「仕事の中身を直す」「場面を出す」「紹介を確認する」の3つに絞ります。書く作業は人事が担います。運用代行に出している場合、企業ページの下書きは代行が行えますが、仕事の中身と人の紹介は企業のものです。代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
自社で持つべきなのは、どこまでか。当社がOfferBoxの運用代行で企業ページの整備を手伝うとき、構成、会社の一言、選考の流れ、抽象語の置き換えの案は当社で作れますが、仕事の中身の実態、人の紹介、写真は企業にしか出せません。ここを当社が想像で書くと、文面と同じで、面談で「ページと違う」となります。逆に、仕事の中身と人が企業のものなら、当社が構成を整えても「その会社のページ」になります。企業ページで最も時間がかかるのは、現場に仕事の中身を聞き、若手に紹介を頼み、写真を撮ることです。ここは代行に出せません。その代わり、一度作れば、更新は年に数回で済みます。文面のテンプレートと企業ページを同じ打ち合わせで作ると、現場の時間は一度で済み、両方が揃います。
まとめ
- 企業ページは「会社を説明する場」ではなく「文面で作った興味を承認まで運ぶ場」
- 伝えるのは、文面と揃えた仕事の中身、一緒に働く人、会社の一言、選考の流れ、仕事中の写真
- 伝えないのは、沿革、抽象語、制度の一覧、数字で押す表現、文面と矛盾すること
- 文面のテンプレートと同じ元から作り、学生の目線で別の1人に見てもらう
- 契約時、卒年の切り替わり、送る山の前の年3回を目安に更新する
よくある質問
企業ページに、会社の強みや実績を書かなくてよいのですか
一言で足ります。学生が企業ページで知りたいのは、仕事の中身と一緒に働く人です。強みや実績は、面談や選考で話すか、企業ページの会社の一言に含める程度にします。長く書くと、仕事の中身が埋もれます。
写真は、集合写真ではだめですか
仕事をしている場面の写真のほうが、学生には「働く姿」が伝わります。集合写真は、雰囲気は伝わりますが、仕事の中身は伝わりません。両方あるなら、仕事中の写真を先に置きます。本人の同意を取ることを忘れずに。
企業ページの整備は、御社に頼めますか
構成、会社の一言、選考の流れ、抽象語の置き換えの案は当社で作れます。仕事の中身、人の紹介、写真は企業に出していただきます。当社がOfferBoxの運用代行を受けるときは、文面のテンプレートと企業ページを同じ打ち合わせで整えます。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/10 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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