OfferBoxの面談後のフォロー連絡|当日か翌日に送る文面の型
初回面談が終わった。ここから選考に進むかどうかは、面談の中身と同じくらい、面談のあとの連絡で決まります。結論から言うと、面談後のフォロー連絡は、当日か翌日に、面談で学生が話したことに触れ、答えられなかった質問に答え、次のステップを1つ示し、期限を柔らかく置き、名義の人の一言を添えて送ります。「ぜひ選考に」と押す連絡にはしません。決めるのは学生です。 押すと、面談で作った温度が「営業された」に変わります。この記事では、フォロー連絡の型、学生の温度別の書き分け、返事が無いときの追いかけ、進まないと言われたときの返し方、面談の記録の使い方、やりがちな失敗、分担を整理します。面談そのものは初回面談の設計、面談前の連絡は面談前の連絡で辞退を減らす方法で書きました。
この作業の目的|面談の温度を、選考に進む意思に変える
面談の直後、学生の温度は高い状態です。仕事の話を聞き、名義の人と話し、「この会社は」と思っている。この温度は、時間とともに下がります。他社の面談が入り、日常に戻り、「あの会社、どうしようか」になります。
フォロー連絡の目的は、温度が下がる前に、「面談は本当だった」と感じてもらい、選考に進むかどうかを学生が決められる状態にすることです。「進んでほしい」と伝えることではありません。学生が自分で決めた、という感覚が、選考に入ってからの辞退を減らします。
手順1|フォロー連絡の型
面談の当日か翌日に、次の型で送ります。長くしません。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| お礼 | 「本日はありがとうございました」の一言 |
| 話したことに触れる | 面談で学生が話した内容に、一言。「〇〇の経験の話、△△(名義の人)が印象に残ったと言っていました」。定型でなく、その学生の話 |
| 答えられなかった質問への答え | 面談で「確認します」と言ったことがあれば、ここで。無ければ省く |
| 仕事の話の補足 | 企業ページの該当箇所、面談で見せた資料。読み返せるもの |
| 次のステップを1つ | 「選考に進む場合は、次は〇〇です」。段階と、誰が出るか、所要の目安 |
| 期限を柔らかく | 「〇日頃までにご連絡いただけると、日程が組みやすいです。事情があれば相談してください」 |
| 決めるのは学生に | 「進むかどうかは、面談の内容を踏まえて決めてください」 |
| 名義の一言 | 名義の人からの一言。人事が送るなら、名義の人の名前で一言添える |
「話したことに触れる」が、フォロー連絡の中心です。オファーの冒頭が「読んだ・こう思った」だったように、フォローは「聞いた・こう思った」です。定型のお礼だけだと、面談の温度が続きません。
手順2|学生の温度別の書き分け
面談で分かった学生の温度で、書き分けます。型は同じで、強さが変わります。
温度が高い(前向きな発言、質問が多い、次を聞いてきた)
- 次のステップを具体的に。日程の候補まで添える
- 期限は短めでも構わない。「〇日までに」と明確に。ただし相談の余地は残す
- 他社の状況を一言聞く。「他社の選考の時期があれば、日程を合わせます」
迷っている(質問はあったが、態度が定まらない。他社の名前が出た)
- 押さない。「決めるのは面談の内容を踏まえて」を明確に
- 迷っている点を、面談で聞けていれば、それに答える材料を添える。勤務地、仕事の中身、キャリアの道筋など
- 「もう一度話す機会も作れます」と、選考の前の接点を提案する。配属先の若手と話す場など
- 期限は長めに。「〇日頃までに」と幅を持たせる
温度が低い(反応が薄い、質問が無い、他社が進んでいると言った)
- お礼と、面談で話したことへの一言だけ。次のステップは「進む場合は」と軽く
- 期限は置かない。「ご縁があれば」で締める
- 追いかけない。返事が無ければ、それで終える。記録する
温度が低い学生に強く押すと、関係が切れます。軽く締めて、翌年や別の機会に残します。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「面談後のフォローは、選考に進むよう促す連絡だ」というものです。実際には、促す連絡は、面談で作った「この会社は自分を見てくれた」という感覚を、「結局は数合わせか」に変えます。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてOfferBoxの契約後の運用を見ていますが、面談から選考に進む割合が高い会社のフォロー連絡には、「ぜひ」「お待ちしています」「前向きに」のような促す言葉がありません。あるのは、面談で学生が話したことへの一言と、次のステップの説明と、「決めるのはあなたです」です。促さないのに進むのは、学生が自分で決めたからです。自分で決めた学生は、選考に入ってから辞退しにくい。促されて進んだ学生は、選考の途中で「本当にこれでよいのか」と迷い、辞退します。フォローで押さない。それが、選考に進む数だけでなく、選考中の辞退にも効きます。
手順3|返事が無いときの追いかけ
フォロー連絡に返事が無い学生への対応です。
- 期限の前に、1回だけ:期限の数日前に、「〇日頃までにと書きましたが、事情があれば相談してください」と、期限の延長を含めた一言
- 新しい材料を添える:企業ページの更新、配属先の若手と話す場の案内など。「催促」ではなく「追加の情報」として
- 責めない:「ご返信がありませんが」は書かない
- 1回で返事が無ければ、終える:記録して、翌年や別の機会に残す
- 温度が低かった学生には、追いかけない:面談の記録で温度が低いと分かっていれば、1回の追いかけも省く
追いかけの考え方は承認されたあとの連絡手順と同じで、1回だけ、責めずに、材料を添えて、です。
手順4|進まないと言われたときの返し方
学生から「今回は選考に進みません」と連絡が来たときの返し方です。
- 引き止めない:「もう一度考えてほしい」は、学生に負担をかける
- お礼と、一言:「面談でお話しできてよかったです。〇〇の話は、△△(名義の人)も印象に残っていました」
- 理由を聞くなら、差し支えなければ:「差し支えなければ、決め手になった点を教えてください」。答えは記録し、文面と面談の見直しに使う
- 関係を残す:「またどこかで」「別の機会にご縁があれば」
- 記録する:段階(面談後)と理由。段階ごとの記録は承認後の辞退を減らす連絡設計
進まないと言った学生が、後期に戻ってくることがあります。引き止めず、関係を残した会社に戻ります。
手順5|面談の記録を、フォローに使う
フォロー連絡の「話したことに触れる」を書くには、面談の記録が要ります。面談に出た人が記録するか、人事が面談後に聞き取ります。
| 記録する項目 | フォローでどう使うか |
|---|---|
| 学生が話した経験や志向 | 「〇〇の話が印象に残った」の〇〇 |
| 学生の質問と、答えられたかどうか | 答えられなかった質問に、フォローで答える |
| 学生の温度 | 温度別の書き分け |
| 他社の状況 | 期限の置き方、日程の合わせ方 |
| 名義の人の印象 | 名義の一言の材料 |
| 迷っている点 | 材料を添える |
記録は、面談の直後に数分で書きます。時間が経つと、「話したこと」が思い出せず、フォローが定型になります。記録の型は初回面談の設計で書きました。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| フォローが翌日以降 | 温度が下がる | 当日か翌日 |
| 定型のお礼だけ | 面談の温度が続かない | 話したことに一言触れる |
| 「ぜひ選考に」と押す | 営業されたと感じる | 決めるのは学生に |
| 次のステップが無い | 何をすればいいか分からない | 1つ示す |
| 期限が厳しい、または無い | 圧力か、決めない | 柔らかく、相談の余地を |
| 答えると言った質問に答えない | 信頼を失う | フォローで答える |
| 温度に関係なく同じ強さで送る | 低い学生に押して関係が切れる | 温度別に書き分ける |
| 何度も追いかける | しつこい | 1回だけ、材料を添えて |
| 進まない学生を引き止める | 負担をかけ、関係が切れる | お礼と一言、関係を残す |
| 面談の記録が無い | 触れることが無く、定型になる | 面談直後に数分で記録 |
最も多いのは、「定型のお礼だけ」です。面談の記録が無いと、こうなります。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 面談の記録 | 面談に出た人(または人事が聞き取る) |
| フォロー連絡の型を作る | 人事 |
| フォロー連絡を送る | 人事(名義の人の一言を添えて)、または名義の人 |
| 名義の一言 | 名義の人 |
| 答えられなかった質問の確認 | 人事(社内に聞く) |
| 追いかけと、進まない学生への返し | 人事 |
| 段階と理由の記録 | 人事 |
名義の人の負担は、面談直後の記録(数分)と、一言だけです。フォローの本文は人事が書きます。運用代行に出している場合、フォロー連絡の作成と送信は代行が行えますが、面談の記録は面談に出た人から代行に渡す必要があります。代行の範囲は運用代行に任せられる範囲で書きました。
エージェントベストの見解
自社で持つべきなのは、どこまでか。当社がOfferBoxの運用代行でフォロー連絡を担うとき、型に沿った文面の作成と送信、追いかけ、記録は当社が行いますが、「面談で学生が話したこと」と「名義の人の印象」は、面談に出た企業の人にしか分かりません。面談直後に、話した内容、質問、温度、他社の状況、印象を、数分で当社に渡してもらう。それが無いと、当社が書けるのは定型のお礼だけで、フォローの中心である「話したことに触れる」が書けません。当社は、面談の記録の型を1枚にして面談に出る人に渡し、面談の直後にその1枚を埋めてもらう形にしています。埋まっていれば、フォローは当日に出ます。埋まっていなければ、翌日に聞き取りに行き、フォローが遅れます。面談の記録は、代行に出しても社内に残る、最も短くて最も効く作業です。
まとめ
- フォロー連絡は当日か翌日に、話したことに触れ、答えられなかった質問に答え、次を1つ示し、期限を柔らかく、名義の一言を添える
- 「ぜひ選考に」と押さない。決めるのは学生。自分で決めた学生は選考中に辞退しにくい
- 温度が高い学生には具体的に、迷っている学生には材料と接点を、低い学生には軽く締めて関係を残す
- 追いかけは期限の前に1回、責めずに材料を添えて。進まない学生は引き止めず、お礼と一言で関係を残す
- 面談の直後に数分で記録する。記録が無いとフォローは定型になる
よくある質問
フォロー連絡で、選考に進んでほしいと伝えてはいけないのですか
「進んでほしい」を前面に出すと、学生は営業されたと感じます。面談で話したことに触れ、次のステップを説明し、「決めるのはあなたです」と伝えるほうが、結果として進む学生は増えます。名義の人の一言として「またお話しできればうれしいです」程度なら、押す連絡にはなりません。
面談で温度が低かった学生にも、フォローは送るべきですか
送ります。ただし、お礼と面談で話したことへの一言だけにし、次のステップは「進む場合は」と軽く、期限は置かず、追いかけません。温度が低い学生に押すと関係が切れますが、軽く締めておくと、後期や翌年に戻ることがあります。
面談後のフォローは、御社に頼めますか
型に沿った文面の作成と送信、追いかけ、記録は当社が行えます。面談で話したこと、温度、他社の状況、名義の人の印象は、面談に出た方から面談直後に渡していただきます。当社がOfferBoxの運用代行を受けるときは、記録の型を1枚にして面談に出る方にお渡しします。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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