ワンキャリアの年間予算の組み方|総額を4つの箱に配分する手順
来年度の採用予算を組む時期になると、「ワンキャリアに年間でどのくらい見ておけばいいのか」という相談が増えます。結論から言うと、ワンキャリアの企業向けの料金ページに金額は無く、年間の費用は見積もりで決まります。そのため、予算づくりは「ワンキャリアはいくらか」から始めるのではなく、「自社は何人採り、1人あたりにいくらかけるか」から始めて、その総額をワンキャリアの中でどう配分するかを決め、見積もりで置き換える順番になります。この記事では、その手順と、配分を考えるときの「箱」の分け方を整理します(2026年9月30日時点。最新は公式ページでご確認ください)。
結論|予算は「箱」に分けて組み、見積もりで置き換える
ワンキャリアの料金ページで紹介されている代表的なプランは、求人掲載、スカウト、イベント、コンテンツ制作などを組み合わせた形になっています。組み合わせるメニューは払い方がそれぞれ違うことがあるので、年間の予算は次の4つの箱に分けて考えると整理しやすくなります。
| 箱 | 当てはまりそうなもの | 予算を組むときに決めること |
|---|---|---|
| 期間にかかわらず固定でかかる | 初期費用や、サービス共通の利用料のようなもの | あるかどうかを見積もりで確かめ、期初に確保する |
| 月ごとにかかる | 求人掲載、スカウト | 何ヶ月使うか、何件載せるか、何通送るか |
| 回ごと・本ごとにかかる | イベント、記事制作 | 何回・何本、いつ使うか |
| 採用が決まったときにかかる | 紹介を組み合わせる場合 | 何人を紹介で採る想定か |
どの箱にいくら入るかは見積もりで確かめるしかありません。ただ、先にこの4つの箱を用意しておくと、見積もりを受け取ったときに「どの箱の金額か」を当てはめるだけで予算表になり、何を増やし何を減らすかが見えやすくなります。
仕組み|予算は「採用人数×採用単価」から決まることが多い
企業の採用予算は、「採用人数×採用単価」で総額が決まり、それを複数の媒体や商品に配分するのが一般的な考え方です。つまり、先に「何人採るか」と「1人あたりにいくらかけられるか」があり、その総額をいくつかの媒体や商品に割り振る、という順番です。
ワンキャリアの予算を組むときも、ワンキャリアだけで総額を考えるのではなく、採用全体の総額のうちどれだけをワンキャリアに配分するか、という形で考えることになります。そのうえで、ワンキャリアに配分した額を、さきほどの4つの箱に分けていきます。
この順番で組むと、見積もりの金額が想定より大きかったときに、「総額を増やすか」「ほかの媒体への配分を減らすか」「ワンキャリアの中でどの箱を小さくするか」という3つの選択肢で話ができます。金額だけを見て採用か見送りかを決めるより、社内で合意を取りやすくなります。
エージェントベストの見解
予算の相談で最も多い思い込みは、「ワンキャリアを使うなら、プランに入っているメニューをひととおり並べるのが標準だ」というものです。掲載・スカウト・イベント・紹介をすべて使う会社もあれば、掲載とスカウトだけで組む会社もあり、どの会社も同じ形で使うわけではありません。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの3媒体すべての販売パートナーとして、予算の配分から相談を受けますが、新卒の採用人数が少ない会社がメニューをすべて並べると、1人あたりの単価が大きく膨らみます。当社が先に確かめるのは、「どの箱が自社の採用に効いているか」です。たとえば昨年、イベントで会った学生から内定承諾が多く出ているなら、回ごとの箱を厚くします。スカウトからの承諾が多ければ、月ごとの箱のうちスカウトを厚くします。プランは部品の見本で、配分の比率は自社の実績で決めるものです。
確認する項目|自社の年間予算を組む手順
年間の予算は、次の順番で組みます。
- 採用人数を決める:新卒と中途を分けて、卒年ごと・職種ごとに人数を出します
- 1人あたりにかけられる金額を決める:昨年の実績があれば、昨年の総額を承諾の人数で割った数字を起点にします。考え方はワンキャリアの採用単価の考え方に書いています
- 総額を出し、媒体と商品に配分する:ワンキャリアに配分する額と、ほかの媒体や紹介に配分する額を分けます
- ワンキャリアの配分を4つの箱に分ける:固定(初期費用や共通の利用料があれば)、月ごと(求人掲載・スカウト)、回ごと(イベント・記事制作)、採用ごと(紹介)です
- 月ごとの箱は月数とセットで決める:掲載やスカウトは月数で総額が変わります。月数の決め方はワンキャリアの掲載期間の決め方
- 見積もりで置き換える:箱ごとの使い方(月数・件数・回数・人数)を伝えて見積もりを依頼し、税区分を揃えて自社の予算表に置き換えます
- 翌年の分も見ておく:初回向けの割引が入っている場合は、割引なしの金額も予算表に並べておきます
見積もりを依頼するときに伝えることを、次のように1枚にまとめておくと、提案の中身がぶれにくくなります。
- 卒年ごと・職種ごとの採用人数
- 使いたいメニューと、その月数・件数・回数
- 昨年、どの経路から承諾が出たか
- 予算の総額のうち、ワンキャリアに配分できる幅
注意点
- 金額は公開されていない:年間の費用は見積もりで決まります。ほかの会社の年間の金額は、採用人数や使うメニューが違えば当てはまりません
- プランは標準ではない:代表的なプランは組み合わせの例で、自社の配分は実績で決めます
- 税込か税抜か:社内の予算表は、見積もりの税区分に揃えて作ります
- 新卒と中途で費用の出方が違うことがある:成果報酬で費用が出るものと、期間や回数で費用が出るものは、予算表の箱を分けておきます
- 最新の内容は公式ページで:料金ページは更新されることがあります
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 採用人数を決める | 経営と採用の責任者 |
| 昨年の実績から1人あたりの金額を出す | 人事 |
| 総額を媒体と商品に配分する | 採用の責任者 |
| 4つの箱に分けて見積もりを依頼する | 人事 |
| 税区分を揃えて予算表に置き換える | 人事と経理 |
エージェントベストの見解
年間予算を組んだあとに当社がよく見るのは、予算が「年度の初めに一度決めたら動かせない」ものになっていて、途中で効いている箱に寄せられない、という状態です。採用は、秋にインターンの反応を見て、冬にスカウトの受諾を見て、春に承諾の数を見るというように、途中で分かることが多い仕事です。固定・月ごと・回ごと・採用ごとの箱に分けておくと、どの箱なら年度の途中で動かせるかが見えます。固定の箱は期初に決まりますが、回ごとのイベントは2回目を出すかどうかを1回目の結果で決められますし、採用ごとの紹介は決まった分だけ費用が出ます。当社が勧めているのは、予算表の各箱に「いつ見直すか」の日付を書いておくことです。見直しの日付があると、決裁者にも途中で配分を変える前提を共有できます。
まとめ
- ワンキャリアの年間の費用は、公式サイトに金額が無く、見積もりで決まる
- 予算は「採用人数×採用単価」で総額を出し、媒体と商品に配分する順番で組む
- ワンキャリアの配分は、固定・月ごと・回ごと・採用ごとの4つの箱に分けて見積もりで置き換える
- 配分の比率は、昨年どの箱が承諾につながったかで決める
- 予算表の各箱に見直しの日付を書き、途中で効いている箱に寄せられるようにする
よくある質問
ワンキャリアの年間予算は、いくら見ておけばいいですか
公式の料金ページに金額は無く、見積もりで決まります。採用人数と1人あたりにかけられる金額から総額を出し、ワンキャリアに配分する額を決めたうえで、使いたいメニューと月数・回数を伝えて見積もりを取り、予算表に置き換えてください。
新卒だけで使う場合は、どう組めばいいですか
新卒だけでも考え方は同じです。卒年ごとの採用人数から総額を出し、求人掲載・スカウト(月ごと)、イベント(回ごと)など使うメニューを箱に分けて見積もりを取ります。使うメニューと月数によって金額が変わるため、複数の組み方で見積もりを並べると判断しやすくなります。
予算が少ない場合はどうすればいいですか
部品を全部小さくするより、昨年の実績で効いていた箱に寄せるほうが、使い方が決まりやすくなります。予算が限られているときの考え方は予算が少ない会社のワンキャリアの使い方に書いています。当社経由でも料金は各媒体の正規料金のままですので、配分の相談だけでもどうぞ。
本記事は 2026/9/30 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
この記事の内容に合うサービス:スカウト代行 ↗月額0円のプランから