ワンキャリアの新卒紹介サービス|成功報酬の仕組みと申込書で確かめること
ワンキャリアには、求人掲載やスカウトのように企業が自分で学生に働きかける仕組みのほかに、キャリアアドバイザーが学生を紹介する「新卒紹介」があります。掲載やスカウトとは費用のかかり方がまったく違うので、同じ見積もりの中に並んでいても、別の物差しで見る必要があります。結論から言うと、ワンキャリアの新卒紹介は完全成功報酬型で、公式サイトに手数料の金額は載っておらず、見積もりで決まります。手数料の上限や、内定辞退・退職のときの返金は職業紹介の公開情報に決まりがあり、個々の金額と返金の細部は申込書・契約書で定める形です。 この記事では、サービスの仕組み、公開されている費用の情報、申し込む前に確かめる項目を整理します(2026年9月30日時点。最新は公式ページでご確認ください)。
結論|新卒紹介は「決まったときに払う」費用
企業向けサービスサイトでは、新卒紹介は「完全成功報酬型」と説明されています。掲載やスカウトのように月額や期間で払う形ではなく、紹介された学生の採用が決まったときに手数料が発生する形です。
金額については、公式の料金ページに具体的な数字はありません。手数料の金額や計算の仕方は、見積もりと申込書で確かめます。公開されているのは、課金の形と、職業紹介の許可にもとづく手数料の上限、返金の決まりです。
| 項目 | 公開されている内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 課金の形 | 完全成功報酬型 | 新卒紹介のサービスページ |
| 金額 | 公式サイトには記載なし。見積もりで確認 | 新卒紹介のサービスページ |
| 手数料の上限 | 就職後1年間の賃金の300%か5,000万円の高いほう(消費税は含まない) | 職業紹介事業における明示 |
| 個々の手数料 | 申込書・契約書で確認 | 同上 |
仕組み|誰が学生を見つけ、何を根拠に紹介するか
サービスページでの説明は、ワンキャリアが持つ50万件以上のキャリアデータとコンテンツを活用し、自社専属のキャリアアドバイザーが対応する、というものです。選考通過率や内定承諾率が高いことも特徴として挙げられています。これはワンキャリア側の説明で、自社で同じ数字が出るかどうかは、募集の条件や選考の進め方によって変わります。
掲載やスカウトとの違いは、学生との最初の接点をアドバイザーが持つ点です。スカウトでは企業がプロフィールを読んで文面を書きますが、紹介ではアドバイザーが学生と話したうえで企業を勧めます。そのため、企業側がアドバイザーに何を伝えるか(仕事の中身、選考で見ること、合わない人の特徴)が、紹介される学生の質を左右します。
規模別の活用シーンのページでは、従業員10名以下、11〜50名、51名以上のどの区分でも、新卒紹介が組み合わせの一つとして挙げられています。規模に関係なく、掲載やスカウトと並べて検討される位置づけです。
エージェントベストの見解
当社は採用媒体の販売パートナーであると同時に、人材紹介も手がけています。紹介と媒体の両方を見ていると、新卒紹介を「スカウトの人手が足りない分を埋めるもの」として入れる会社は、途中で使い方に迷うことが多いと感じます。紹介はアドバイザーが学生と話したうえで勧めるので、企業が渡す情報が薄いと、面接に来る学生の像がぶれます。逆に、スカウトで反応が取りにくい職種や、説明に時間がかかる仕事にこそ紹介は向いています。仕事の難しさや配属の実態を、アドバイザーが口頭で補ってくれるからです。当社が勧めるのは、職種ごとに「自社で読んで送る」のか「アドバイザーに説明を任せる」のかを分けることです。全部を紹介に寄せると費用が採用人数に比例して膨らみ、全部をスカウトに寄せると説明の難しい職種で止まります。
確認する項目|申込書で見る5つのこと
職業紹介事業における明示のページには、個々の手数料は申込書・契約書で確認するよう書かれています。申し込む前に、次の5つを申込書や担当者への質問で確かめます。
- 手数料の金額と計算の元:定額なのか、年収に対する割合なのか、職種で変わるのかは公開情報では確認できないため、見積もりと申込書で確かめます
- 消費税の扱い:法定の手数料表は消費税を含まない金額です。見積もりの金額が税込か税抜かを確かめます
- 発生するタイミング:「採用が決まったとき」が内定承諾なのか入社なのかで、請求の時期が変わります。公開情報では確認できません
- 返金の条件と割合:後で説明する返金の決まりが、自社の申込書でどう書かれているかを確かめます
- 退職の報告:紹介で無期雇用した人が6ヶ月以内に離職したかどうかを報告する決まりがあります。社内で誰が報告するかを決めておきます
費用の全体像はワンキャリアを予算が少ないなかで使う考え方、採用単価の見方はワンキャリアの採用単価の考え方にまとめています。
注意点|返金と上限の読み方
返金が発生する場面
職業紹介事業における明示のページでは、新卒の返戻金について次のように定めています。内定を辞退したとき、入社後まもなく本人の責任で解雇されたとき、自己都合で退職したとき(退職勧奨やハラスメントなどが原因の場合を除く)は、受け取った手数料の全部または一部を返金する、というものです。入社後に退職した場合の返金は半額とされ、具体的なやり方は申込書等で定めるとされています。
ここで注意したいのは、会社側に原因がある退職は返金の対象から外れていることです。退職勧奨やハラスメントが原因の退職は除かれています。入社後の受け入れが整っていないと、費用を払ったうえで返金も受けられない、ということが起こりえます。
上限は「価格」ではない
法定の手数料の上限(就職後1年間の賃金の300%か5,000万円の高いほう)は、職業紹介の許可にもとづいて公開されている上限です。実際の手数料がこの水準という意味ではありません。実際の金額は、見積もりと申込書で見ます。なお、ワンキャリアの職業紹介の許可番号は13-ユ-308779です。
エージェントベストの見解
新卒紹介の相談で多い思い込みは、「成功報酬だから、決まらなければ費用はかからない。だからリスクがない」というものです。お金の面では確かにそうですが、紹介された学生の面接に使う社内の時間は、決まらなくてもかかります。しかも紹介は、アドバイザーが勧めた学生が来るので、会う前に断る判断がしにくい。面接官の時間が足りなくなって、掲載やスカウトから来た学生への対応が遅れる会社もあります。当社が申し込みの前にお聞きするのは、「紹介の学生に月に何人会えるか」です。会える人数を先に決めてアドバイザーに伝えておけば、紹介の数を調整してもらう話ができます。成功報酬は費用のリスクを下げますが、面接の時間のリスクは下げません。
まとめ
- ワンキャリアの新卒紹介は完全成功報酬型。公式サイトに金額は無く、見積もりと申込書で確かめる
- 法定の手数料の上限は就職後1年間の賃金の300%か5,000万円の高いほう(消費税は含まない)。実際の金額は申込書・契約書で確かめる
- 内定辞退や、入社後まもなく本人の責任で解雇されたとき、自己都合の退職では手数料の全部または一部が返金される。入社後の退職は半額
- 会社側に原因がある退職は返金の対象外。受け入れの準備も費用の一部と考える
- 職種ごとに「自社で送る」か「アドバイザーに任せる」かを分け、紹介の学生に会える人数を先に決める
よくある質問
新卒紹介の料金は、公式サイトで確認できますか
公式の料金ページには金額が出ていません。手数料の金額と計算の仕方、税込か税抜かは、見積もりと申込書で確かめます。公開されているのは、完全成功報酬型であることと、法定の手数料の上限、返金の決まりです。
内定を出した学生が辞退した場合、手数料はどうなりますか
職業紹介事業における明示では、内定辞退のときは受け取った手数料の全部または一部を返金するとされています。どの時点で請求が発生し、どれだけ返るかは申込書等で定める形なので、申し込む前に確認します。
新卒紹介とスカウトは併用できますか
規模別の活用シーンのページでは、新卒紹介とスカウトが同じ組み合わせの中に並んで挙げられています。当社はワンキャリアの販売パートナーとして、どちらをどの職種に使うかの相談から受けています。代理店手数料は媒体側から支払われるため、企業の料金は各媒体の正規料金のままです。スカウトの始め方はワンキャリアのスカウトの基本にまとめています。
- ワンキャリア 新卒紹介(企業向けサービスサイト)
- ワンキャリア 職業紹介事業における明示
- ワンキャリア 活用シーン(従業員10名以下)
- ワンキャリア 活用シーン(従業員11〜50名)
- ワンキャリア 活用シーン(従業員51名以上)
本記事は 2026/9/30 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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