Wantedlyでライター・編集にスカウトを送る文面の考え方|作品の読み方
Wantedlyでライター・編集にスカウトを送るとき、最初にぶつかるのは「作品を見て『素敵な文章ですね』と送っているのに、返信が来ない。来ても、面談で『誰が直すのですか』『何を基準にボツにするのですか』と聞かれて止まる」という問題です。結論から言うと、ライター・編集へのスカウトは、文章のうまさや媒体の実績で相手を選ぶのではなく、先に自社が任せる種類を一つに絞り、書く側か直す側かと直す人と観点とボツの例と最初に任せる一本を決め、「同じ種類を、同じような読む人に向けて書き、直された理由を扱った経験と、数字を見て書かない題材を決めた経験を書いている人」を選び、その人の作品の「誰に向けて、何が起きたか」を読んだ一文から、直す人の名前で、直し方の実態で誘います。 この記事では、ライター・編集がスカウトで見ているもの、送る前に決めること、誰に送るか、文面に書くこと、返信後の面談、社内の分担、やりがちな失敗を整理します。文面の3段の型はビジネス職向けスカウト文面の型、募集記事はライター・編集を採る募集記事の書き方で書きました。
ライター・編集がスカウトで見ているもの
| 見ているもの | 何を確かめているか |
|---|---|
| 誰から来たか | 直す人か、人事か。直す人からなら、その人がどんな文章を書く人か |
| 自分の作品の何を読んだか | うまさを褒めただけか、「誰に向けて書き、何が起きたか」を読んだか |
| 種類と、読む人 | 製品の記事か、顧客向けの読み物か、採用向けか。読む人は誰か。「コンテンツ」なら全部と読む |
| 直す人と、ボツの基準 | 誰が、何を観点に直すか。好みか。文面で分かるか |
| 文面そのものの文章 | 書き手は文面の文章を読む。定型文、盛り、人事が整えた文は一目で分かる |
| 取材相手に会えるか | 社内の人や顧客に話を聞けるか。資料だけか |
「素敵な文章ですね」は、うまさを褒める文面が多く届いているので、読まれません。
送る前に決めること|種類を一つに、書く側か直す側か、直す人と観点とボツの例、最初の一本
送る前に、直す人が四つを決めます。決め方はライター・編集を採る募集記事の書き方で書きました。
- 種類を一つに:製品の記事か、顧客向けの読み物か、採用向けか、社内向けか。読む人は誰か。複数なら「最初の一つ」と「その後」を分ける
- 書く側か、直す側か:自分で書くのか、外部の原稿を直すのか。最初はどちらか
- 直す人と観点とボツの例:誰が、何を観点に直すか。前にボツにした記事と、その理由を一つ
- 最初に任せる一本:「〇〇の業種の担当者向けの、△△の使い方の記事を一本」。これが文面の2段目になり、送る相手を「それを書ける人」に絞れる
誰に送るか|うまさや実績ではなく、種類と読む人、直された経験の扱い、書かない題材を決めた経験の重なり
文章がうまい人、大きな媒体に書いた実績のある人で選ぶと、面談で「種類が違う」「読む人が違う」になります。選ぶ基準は、「同じ種類を、同じような読む人に向けて書き、直された理由を扱った経験と、数字を見て書かない題材を決めた経験を書いているか」です。
| 読む箇所 | 重なりの見方 |
|---|---|
| 種類と、読む人 | 製品の記事か、読み物か、採用向けか。企業の担当者向けか、個人向けか。自社の種類と読む人と近いか。ここが最も重なりが要る |
| 書いて、何が起きたか | 「〇〇の記事から△△の問い合わせが来た」「□□は読まれなかった」が書かれているか。数字の話があるか |
| 直された経験の扱い | 「直された理由を聞いて、次で先に直した」が書かれているか。直されることを扱える人か |
| 書かない題材を決めた経験 | 「数字を見て、〇〇は書かないと決めた」が書かれているか。数字で判断する人か |
「直された経験の扱い」が要点です。自社で経営者が直すなら、この記述のある人を優先します。
肩書と実績の幅に配慮する
ライター・編集の仕事は、「ライター」「編集」「コンテンツマーケター」「広報で記事も書いていた人」「営業で顧客向けの資料を書いていた人」「一人で会社の記事を全部書いていた人」など、違う肩書で書かれています。肩書と大きな媒体の実績で検索すると、自社の種類と読む人に合う人を落とします。「誰に向けて書き、何が起きて、直された理由をどう扱ったか」で読み、肩書と実績は「あればよい条件」に置きます。絞り方の基本はスカウト対象の絞り方で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「ライター・編集には、作品の文章を褒める一文を入れれば返信が来る」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyのスカウトを見ていますが、ライター・編集が返信した文面を並べると、「素敵な文章ですね」「読みやすい文章でした」の一文は、返信の有無とほとんど関係がありません。人事が整えた定型の文面は、書き手には「この会社には直せる人がいない」と読まれます。関係があるのは、「作品の、誰に向けて何が起きたかを読んでくれたか」と、「直す人と観点とボツの例が文面で分かるか」の二つです。当社が対象を組み直すとき、最初にやるのは、検索条件からうまさと実績を外し、「直された理由を扱った経験を書いている人」で並べ直し、褒め言葉を消して、直す人と観点とボツの例を文面の最初のほうに入れ、送り主を直す人本人にすることです。
文面に書くこと
文面の型(相手の一文→自社の場面→話す場の案内)はビジネス職向けスカウト文面の型に書いたので、ここではライター・編集特有の要点だけを書きます。
- 相手の一文は、誰に向けて何が起きたかで:「〇〇の担当者向けに書かれた△△の記事から、□□が起きたと書かれていたのを読んで」「直された理由を聞いて次で先に直されたと書かれていた点を読んで」。うまさを褒めない
- 送り主は、直す人本人で:経営者が直すなら経営者、編集の責任者が直すなら責任者。人事が整えた文にしない。書き手は文面の文章を読む
- 種類と読む人を、最初のほうで:「最初にお願いしたいのは、〇〇の業種の担当者が読む、△△の使い方の記事です」。「コンテンツ」と書かない
- 直す人と観点とボツの例を、一文で:「書いたものは私が直します。観点は、事実と、読む人に合っているか。前に〇〇の理由でボツにしました」。隠さない
- 取材の可否を、一文で:「社内の人に話を聞く時間は取れます。顧客には会えません」
- 最初の一本を、一文で:「最初の月は、△△の記事を一本」。募集記事と同じ言葉
- 話す場は、直す人と:「私が、直し方と、前にボツにした記事の話を隠さずします。いまの記事も見せます。転職を決めていなくても構いません」
相手の作品を評価しません。送る前に、送り主のプロフィールと会社ページの文章を見直します。
返信後の面談|自社の記事を見せる
| 話すこと | 中身 |
|---|---|
| 直し方と、ボツの基準 | 誰が、何を観点に直すか。前にボツにした記事と理由。直す人本人が話す。「聞いていない」を出さない |
| 自社の記事を見せる | いまの記事を見せて、「これをどう直すか」を聞く。現状を隠さない。ここが長い面談ほど次につながる |
| 種類と読む人と、取材の可否 | 文面と同じことを。会える相手と会えない相手 |
| 前に書いて起きたことと、読まれなかったこと | 「〇〇から△△が来た」「□□は読まれなかった」。両方話す |
| 相手の作品の話 | うまさではなく、誰に向けて、何のために書き、何が起きて、直されたときどうしたか。聞く時間を長く |
面談には、直す人が出ます。面談の設計はカジュアル面談の設計で書きました。
選考に進むとき、記事を一本書く課題を出すなら、面談のときに「課題がある」「どのくらいの時間がかかるか」「対価の有無」を先に伝えます。伝え方はカジュアル面談から選考に進むときの伝え方で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 種類、書く側か直す側か、直す人と観点とボツの例、最初の一本を決める | 直す人(経営者か編集の責任者) |
| 「種類と読む人、直された経験の扱い」で対象を並べ直す | 人事(直す人が基準を伝える) |
| 相手の作品を読み、一文を書く | 直す人(人事が下書きするなら、直す人が自分の言葉に直す) |
| 送り主のプロフィールと会社ページの文章の見直し | いま書いている人 |
| 型、送信、返信対応、台帳 | 人事 |
| 面談 | 直す人 |
社内に書き手がいない一人目の募集では、経営者が直す人になります。その場合は、経営者が相手の作品を読み、「一人目で、直すのは私。観点は〇〇。前に△△の理由で外部の原稿をボツにした」と正直に文面に書きます。
運用代行や代理店が支えられるのは、対象の並べ直しの基準づくり、型、避ける言葉のチェック、募集記事との整合の確認までで、種類と直す基準の決定、相手の作品を読んだ一文、面談は直す人が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
ライター・編集にスカウトを送る前に、先に決めておかないと効果が出ないのは、「前にボツにした記事と、その理由を、一つ言えるようにすること」です。当社がWantedlyのライター・編集向けスカウトを支えるとき、「直す基準は、言葉にしたことが無い」という経営者が多くあります。ただ、基準が無い文面は、書き手には「好みで何度も直される会社」と読まれて開かれません。前にボツにした記事を一つ思い出し、「なぜボツにしたか」を言葉にすれば、それが基準になります。「前に〇〇の記事を、読む人が担当者なのに経営者向けの言葉で書かれていたのでボツにした」と書いた会社は、返信の数は減っても、直される理由を扱ってきた人が来て、面談で「基準が無いとは聞いていない」になる人がいなくなります。当社が最初にお願いするのは、対象の絞り込みではなく、直す人に「前にボツにした記事と、その理由」を一つ、言葉にしてもらうことです。その一つが、基準になり、文面の信用になります。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 文章のうまさや実績で相手を選ぶ | 面談で「種類が違う」「読む人が違う」 | 種類と読む人、直された経験の扱いで選ぶ |
| 「素敵な文章ですね」と送る | 「読んでいない」と読まれ、開かれない | 誰に向けて何が起きたかを読んだ一文で |
| 人事が整えた文面で送る | 「直せる人がいない会社」と読まれる | 直す人本人の名前と言葉で |
| 直す人とボツの基準を書かない | 「好みで何度も直される」を想像される | 誰が、何を観点に。前のボツの例 |
| 取材の可否を書かない | 「資料だけで書かされる」を想像される | 会える相手と会えない相手を書く |
| 面談に直す人が出ない | 直し方が伝わらない | 直す本人が出て、自社の記事を見せる |
最も多いのは、最初の「うまさで選ぶ」と、褒め言葉の文面です。
まとめ
- ライター・編集は、誰から来たか(直す人か)・自分の作品の何を読んだか・種類と読む人・直す人とボツの基準・文面そのものの文章・取材の可否、を文面の段階で見ている
- 送る前に、種類を一つに絞り、書く側か直す側か、直す人と観点と前にボツにした例、最初の一本を、直す人が決める。基準は、前のボツの例から言葉にする
- 誰に送るかは、うまさや実績ではなく、種類と読む人、「直された理由を扱った経験」「数字を見て書かない題材を決めた経験」の重なりで。肩書と実績は「あればよい条件」に
- 文面は直す人本人の名前と言葉で。相手の作品の「誰に向けて何が起きたか」を読んだ一文、種類と読む人、直す人と観点とボツの例、取材の可否、最初の一本を。褒め言葉と「コンテンツ制作」を書かない
- 面談は直す人が出て、前にボツにした記事と理由を話し、自社の記事を見せてどう直すかを聞く
よくある質問
直す基準を、言葉にしたことがありません
前にボツにした記事を一つ思い出し、「なぜボツにしたか」を言葉にします。「読む人が担当者なのに、経営者向けの言葉だった」「事実が確認できなかった」「うちの製品の話になっていなかった」のように、一つの例から観点が出ます。それを文面に「前に〇〇の理由でボツにした」と書けば、基準になります。
大きな媒体に書いた実績のある人に送りたいのですが
実績は「あればよい条件」です。大きな媒体の読み物を書いてきた人でも、企業の担当者向けの製品の記事を書く仕事とは重なりません。「同じ種類を、同じような読む人に向けて書き、何が起きたか」を書いている人は、実績の大きさと関係なく、自社の種類と重なれば送ります。「〇〇の担当者向けの記事から△△が起きたと書かれていたのを読んで」と、読む人と起きたことで送ります。
ライター・編集向けのスカウトの対象の絞り込みは、御社に相談できますか
できます。当社は、対象の並べ直しの基準づくり、文面の型、避ける言葉のチェック、募集記事との整合の確認を支えられます。種類と直す基準の決定、相手の作品を読んだ一文、面談は、直す人が担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyのスカウト運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
Wantedlyの発信とスカウト、止まっていませんか
- 会社ページ・ストーリー・募集・スカウトのどこで止まっているかを一緒に見ます
- スカウト文面の作成から送信・返信対応まで、代行もできます
- これから申し込む場合も、料金はWantedlyの正規料金のままです
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