Wantedlyでライター・編集を採る募集記事の書き方|直す人とボツを書く
Wantedlyでライター・編集の募集記事を出したとき、最初にぶつかるのは「『コンテンツ制作』『発信を強化』と書いたのに、話を聞きに来る人が少ない。来ても、面談で『何を、誰に向けて書くのですか』『誰が直すのですか』『数字に責任を持つのですか』を聞かれて答えられない」という問題です。結論から言うと、ライター・編集の募集記事は、「コンテンツ制作」ではなく「何を、誰に向けて、どの数字のために書き、書く側か直す側か、誰が直して誰がボツにするか」を書き、募集記事を書く前に種類を一つに絞り、直す人とボツの決め方と見る数字を決めておきます。 この記事では、ライター・編集が募集記事で見ているもの、書く前に決めること、「なにを・なぜ・どうやって」の書き方、「こんな人」の書き方、作品の求め方、スカウトと面談への接続、社内の分担、やりがちな失敗を整理します。募集記事の基本構成はWantedlyの募集記事の基本構成、スカウト文面の型はビジネス職向けスカウト文面の型で書きました。社内の記事を外部に書いてもらう場合は記事を外部に書いてもらうときの注意で書きました。
ライター・編集が募集記事で見ているもの
| 見ているもの | 何を確かめているか |
|---|---|
| 何を、誰に向けて書くか | 自社の製品の記事か、顧客向けの読み物か、採用向けか、社内向けか。読む人は誰か。「コンテンツ」の一語では分からない |
| 書く側か、直す側か | 自分で書くのか、外部の書き手の原稿を直すのか、企画して振るのか。両方か |
| 数字に責任を持つか | 読まれた数か、問い合わせか、応募か。数字が決まっているか。書いて終わりか |
| 誰が直し、誰がボツにするか | 書いたものを誰が直すか。経営者の好みで直されるか。ボツの基準があるか |
| 外部の書き手との関係 | 外部に出しているか。その管理も含むか。自分で全部書くのか |
| 取材相手に会えるか | 社内の人や顧客に話を聞けるか。資料だけで書かされるか |
「誰が直し、誰がボツにするか」と「取材相手に会えるか」が、ライター・編集に特有の点です。また、書き手は募集記事そのものの文章を「この会社の文章の現状」として読みます。
書く前に決めること|種類を一つに、書く側か直す側か、直す人とボツの決め方、見る数字
| 決めること | 選択肢 |
|---|---|
| 種類 | 製品の記事/顧客向けの読み物/採用向け/社内向け/製品の中の文章。最初に任せるものを一つ。複数なら、最初の一つと、その後 |
| 書く側か、直す側か | 自分で書く/外部の原稿を直す/企画して振る。最初はどれか |
| 直す人 | 誰が直すか。編集の責任者か、経営者か、事業側か。直す観点は何か |
| ボツの決め方 | 誰が、何を基準に。「好み」で決めないなら、何で決めるか。前にボツになった例 |
| 見る数字 | 読まれた数/問い合わせ/応募。一つに。決まっていないなら、決まっていないと |
| 取材の可否 | 社内の人に話を聞けるか。顧客に会えるか。資料だけか |
| 外部の書き手 | いるか。その管理を含むか |
| 最初の月に任せること | 一本の記事か、既存の記事の直しか、企画の一覧づくりか。誰と組むか |
「経営者が好みで直す」「数字は決まっていない」「取材はできず資料だけ」でも構いません。隠さずに書けば、それを前提に読む人が来ます。
「なにを」|何を、誰に向けて、どの数字のために
「なにをやっているのか」は、会社の事業の説明ではなく、この書き手が最初に任される種類と、読む人に絞ります。
- 種類と読む人を、一つに絞る:「〇〇の業種の担当者が読む、△△の使い方の記事」「候補者が読む、□□の仕事の実態の記事」
- どの数字のために書くかを書く:「検索から来て問い合わせにつながる数を見る」「まだ数字は決まっていない。まず読まれたかを見る」
- 書く側か直す側かを書く:「まず自分で書く。外部の書き手の原稿の直しは、その後」
- いまの状態を書く:「記事は経営者が思いついたときに書いていて、続いていない」「外部に出しているが、直す人がおらず、そのまま出している」
「なにを」の書き方の基本は「なにをやっているのか」の書き方で書きました。
エージェントベストの見解
ライター・編集の募集記事を出す前に、先に決めておかないと効果が出ないのは、「誰が直し、何を基準にボツにするか」です。当社がWantedlyのライター・編集の募集を支えるとき、「コンテンツを強化したい」と書かれているのに、経営者に聞くと「書いたものは自分が読んで、気に入らなければ直す」という会社が多くあります。それ自体は問題ではありません。問題は、書かれていないことです。書き手が面談で最初に聞くのは、「書いたものは、誰が、何を基準に直しますか」で、ここに答えがないと、「何度も好みで直される仕事」を想像して離れます。「経営者が読んで直す。直す観点は〇〇。前に△△の理由でボツにした」と書けば、それを前提に読む人が来ます。当社が最初にお願いするのは、種類の確認ではなく、経営者本人に「前にボツにした記事と、その理由」を一つ言ってもらうことです。その一つで、直す基準が見えます。
「どうやって」|直す流れと、取材と、数字の書き方
| 書くこと | 書き方 |
|---|---|
| 書く流れ | 企画を誰が出し、誰が書き、誰が直し、誰が出すか。「企画は月に一度、〇〇と決める」 |
| 直す観点と、ボツの基準 | 「事実の確認と、読む人に合っているかを見る。好みでは直さない」。前にボツにした例 |
| 取材の形 | 社内の人に話を聞く時間があるか。顧客に会えるか。資料だけか |
| 見る数字 | 何を、どこで見て、誰と振り返るか。決まっていないなら、決まっていないと |
| 前に書いて起きたこと | 「〇〇の記事から△△の問い合わせが来た」「□□は書いたが、読まれなかった」。両方書く |
「発信力のある会社」と書くより、「企画は月に一度決め、書いたものは〇〇が事実と読む人の観点で直す。好みでは直さない」と書くほうが、仕事の流れが伝わります。書き方の基本は「どうやっているのか」の書き方で書きました。
「こんな人」|経歴ではなく、行動で書く
| 経歴で書く(避ける) | 行動で書く |
|---|---|
| ライター経験3年以上 | 読む人に会って、思い込んでいた読み手と違うと分かり、書き方を変えたことがある |
| 文章力のある方 | 直された理由を聞いて、次の原稿で先に直したことがある |
| SEOの知識 | 書いた記事の数字を見て、書かない題材を決めたことがある |
| 編集経験 | 外部の原稿を、書き手が納得する形で直したことがある(直す側なら) |
| 即戦力 | 最初の月は〇〇の記事を一本任せる予定です。△△と組みます |
「直された理由を聞いて、次で先に直した」が、ライター・編集で最も読まれる行動です。「最初の月に何を任せ、誰と組むか」を書くと、経験年数の条件がいらなくなります。書き方の基本は「こんなことやります」の書き方で書きました。
作品の求め方
作品は「あれば見せてほしい」にとどめます。「必須」にすると、会社の仕事で書いたものを公開できない人が離れます。見るときは、文章のうまさではなく「誰に向けて、何のために書き、何が起きたか」を聞きます。
スカウトと面談への接続
- スカウトの文面は、募集記事の「何を、誰に、誰が直すか」と同じ言葉で:相手の作品の「誰に向けて、何が起きたか」を読み、自社の種類と重ねる。書き手は文面の文章そのものを読むので、定型文は一目で分かる。ビジネス職向けスカウト文面の型
- 面談には、直す人が出る:経営者が直すなら経営者が、編集の責任者が直すなら責任者が出る。直す人が出ないと、直し方が伝わらない
- 面談で話すのは、直し方とボツの話:前にボツにした記事と理由、直す観点、相手なら何を書くかを聞く
- 自社の記事を見せる:いまの記事を見せて、「これをどう直すか」を聞く。自社の記事の現状を隠さない
つなげ方はスカウトと募集記事のつなげ方で書きました。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 種類を一つに、書く側か直す側か、直す人とボツの基準、見る数字を決める | 経営者(直す人) |
| 「なにを」(種類、読む人、数字、いまの状態)の下書き | いま書いている人か経営者が書く |
| 「どうやって」(直す流れ、取材、数字) | 直す人が話し、書き、本人が確認 |
| 前にボツにした例と、書いて起きたことの確認 | 直す人 |
| 募集記事と会社ページの文章の見直し | いま書いている人 |
| 「こんな人」を行動で書く、最初の月の予定 | 直す人と人事 |
| 面談 | 直す人 |
一人目のライター・編集を採る募集では、いま経営者が思いついたときに書いているか、外部に出してそのまま出していることが多くあります。その場合は、「いまは経営者が不定期に書いていて、続いていない。直す人はいない。最初の月は〇〇の記事を一本。直すのは経営者で、観点は△△」と正直に書きます。
運用代行や代理店が支えられるのは、募集記事の型、直す流れと数字を文で書く直し方、「こんな人」を行動に直す作業、スカウト文面との整合の確認までで、種類の決定、直す基準、面談は社内が担います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「ライター・編集には、書く題材が豊富なことを見せないと来ない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、Wantedlyのライター・編集の募集と面談を見ていますが、「題材が豊富」「幅広いジャンル」と書いた募集記事より、「〇〇の業種の担当者向けに、△△の使い方の記事を書く。直すのは□□で、観点は事実と読む人。前に◇◇の理由でボツにした」と一つに絞って直し方を書いた募集記事のほうが、話を聞きに来る人の経験が合う傾向があります。書き手は、「幅広い」を読むと「何でも書かされて、好みで直される」を疑い、直す基準が書かれていないと「終わらない直し」を想像します。種類を一つに絞り、直す人と基準とボツの例が書かれていれば、「直し方が決まっている会社」として読まれます。当社が案内するのは、「コンテンツ制作」「幅広い」を消し、種類を一つ、直す人と観点、ボツにした例を一つ書くことです。題材の多さで人は来ません。直し方が決まっていることで来ます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 「コンテンツ制作」「発信を強化」で書く | 何を誰に書くかが分からず、読まれない | 種類と読む人を一つに |
| 直す人とボツの基準を書かない | 「好みで何度も直される」を想像される | 誰が、何を観点に。前のボツの例 |
| 書く側か直す側かを書かない | どちらの人も「自分の話が無い」と読む | 最初はどちらかを書く |
| 取材の可否を書かない | 「資料だけで書かされる」を想像される | 会えるか、会えないかを書く |
| 募集記事と会社ページの文章が雑なまま | 「この会社の文章の現状」として読まれる | 文章を先に見直す |
| 面談に直す人が出ない | 直し方が伝わらない | 直す本人が出て、ボツの例を話す |
最も多いのは、「コンテンツ制作」と、直す基準の抜けです。
まとめ
- ライター・編集が見ているのは、何を誰に向けて書くか・書く側か直す側か・数字に責任を持つか・誰が直し誰がボツにするか・取材相手に会えるか・募集記事そのものの文章
- 書く前に、種類を一つに絞り、書く側か直す側か、直す人と観点とボツの基準、見る数字、取材の可否を、直す人が決める。経営者が好みで直すなら、隠さず観点を書く
- 「なにを」は種類と読む人と数字といまの状態。「どうやって」は直す流れと観点とボツの基準と取材の形を、実態で。前に書いて起きたことと読まれなかった例も
- 「こんな人」は経歴ではなく、「読む人に会って書き方を変えた」「直された理由を聞いて次で先に直した」の行動で。作品は「あれば」
- 面談には直す人が出て、前にボツにした記事と理由を話し、自社の記事を見せてどう直すかを聞く
よくある質問
経営者が読んで、気に入らなければ直す会社です。正直に書くと来ませんか
隠すほうが、面談か入社後に分かって離れます。「書いたものは経営者が読んで直す。直す観点は、事実と、読む人に合っているか。前に〇〇の理由でボツにした」のように、直す人と、観点と、ボツの例を書きます。「好みで直す」でも、観点が書かれていれば、それに合う人は来ます。
取材はできず、資料だけで書いてもらう予定です
そのまま書きます。「社内の人に話を聞く時間は取れる。顧客には会えない。顧客向けの記事は、営業から聞いた話と資料で書く」のように、会える相手と会えない相手を分けて書きます。資料だけで書いてきた人は一定数いて、その人には「実態が書かれている会社」として読まれます。
ライター・編集の募集記事は、御社に相談できますか
できます。当社は、募集記事の型、直す流れと数字を文で書く直し方、「こんな人」を行動に直す作業、スカウト文面との整合の確認を支えられます。種類の決定、直す基準、面談は、社内で担ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの募集記事とスカウトの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
Wantedlyの発信とスカウト、止まっていませんか
- 会社ページ・ストーリー・募集・スカウトのどこで止まっているかを一緒に見ます
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