長期インターン生を複数名同時に受け入れるとき
長期インターン生を一人受け入れて手応えを得た会社が、次に考えるのが「複数名を同時に受け入れる」ことです。結論として、複数名の受け入れは、一人ずつの受け入れを人数分繰り返すのではなく、インターン生同士が支え合う構造を作ることで、指導役の負担を増やさずに回せます。 人数分だけ指導の手間が増える設計にすると、指導役が先に疲れます。この記事では、複数名の受け入れで割ける時間と人、最初に決めること、運用の分担を整理します。
一人の受け入れと、複数名の受け入れの違い
一人のインターン生を受け入れるとき、指導役は本人と一対一で向き合います。質問への対応も、仕事の確認も、振り返りも、すべて指導役と本人の間で完結します。
複数名を受け入れると、次のような変化が起こります。
- 質問が重なる:同じような質問が、別々のインターン生から何度も来る
- 仕事の割り振りが複雑になる:誰に何を任せたかを把握する手間が増える
- 比較が生まれる:インターン生同士で、任された仕事や評価を比べる
- 関係ができる:インターン生同士で相談し合い、助け合うようになる
前の三つは負担になりますが、最後の一つは、うまく使えば負担を減らす力になります。複数名の受け入れの設計は、この「インターン生同士の関係」をどう活かすかが中心になります。
最初に決めること|役割の分け方
複数名を受け入れるとき、最初に決めたいのは、インターン生一人ひとりの役割の分け方です。分け方には、大きく二つの型があります。
| 型 | 内容 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 担当分け型 | 一人ひとりが別々の仕事を担当する | 仕事の種類が多く、それぞれ独立して進められる |
| チーム型 | 複数名で一つの仕事を分担して進める | 一つの大きな仕事を、手分けして進めたい |
担当分け型は、一人ひとりの責任がはっきりする一方、インターン生同士の関わりが少なくなります。チーム型は、互いに相談し合える一方、誰が何をしたかが見えにくくなります。
最初の複数名の受け入れでは、担当は分けつつ、週に一度は全員で進み具合を共有する、という中間の形が始めやすいです。
入社の時期をそろえるか、ずらすか
複数名を受け入れるとき、全員の勤務開始を同じ時期にするか、ずらすかも決めておきます。
同じ時期にそろえる場合
- 初日の説明や最初の研修を一度にまとめられる
- 同期のような関係ができ、相談し合いやすい
- 一方で、立ち上げの時期に指導役の手間が集中する
時期をずらす場合
- 先に入ったインターン生が、後から入った人に教えられる
- 指導役の立ち上げの手間が分散する
- 一方で、説明や研修を何度も行う必要がある
指導役の時間に余裕がない会社では、時期をずらし、先輩のインターン生が後輩を教える形にすると、指導役の負担を抑えられます。
エージェントベストの見解
複数名を受け入れる会社から相談を受けたとき、当社がよく提案するのは「先に入ったインターン生に、後から入った人の最初の1週間を任せる」形です。指導役が一から教えるより、数か月前に同じ立場だった先輩のほうが、新しく入った人がつまずく場面をよく分かっています。しかも、教える側に回ったインターン生は、自分の仕事を説明し直すことで理解が深まり、任される範囲が広がったと感じます。ただし、先輩の側に負担が偏らないよう、教える時間を勤務時間として扱い、指導役がその様子を確認することが前提です。人数が増えるほど、指導役がすべてを見る設計から、インターン生同士が教え合う設計に切り替えると、受け入れの人数を増やしても回る状態が作れます。
指導役の負担を増やさない仕組み
複数名の受け入れでは、指導役の負担を抑える仕組みを用意しておきます。
- よくある質問をまとめる:同じ質問が何度も来たら、答えを共有の場所にまとめる
- 仕事の一覧を共有する:誰が何を担当しているかを、全員が見られる形にする
- 週に一度の全体の共有:一人ずつの振り返りの代わりに、全員で進み具合を話す場を持つ
- 一対一の面談は月に一度:個別の相談や評価の話は、別の時間に分けて行う
この仕組みがあると、指導役は「質問に答える人」から「全体を見て調整する人」に役割が変わります。
インターン生同士の比較と関係への配慮
複数名を受け入れると、インターン生同士の比較が避けられません。任された仕事の大きさ、褒められた回数、勤務の日数。比較が強くなると、関係がぎくしゃくし、辞める理由にもなります。
- 評価の基準を全員に同じ形で伝える:何ができると任される範囲が広がるかを明示する
- 一人ひとりの成果を個別に認める:全員の前で一人だけを強く褒めることは控える
- 得意な仕事を分ける:同じ仕事で競わせるより、得意な分野で担当を分ける
エージェントベストの見解
当社はInfraの代理店として、複数名の長期インターンの募集も支援しています。複数名をそろえて受け入れる会社では、募集の段階で「一緒に働くインターン生がいること」を書くかどうかで、応募してくる学生の層が変わります。一人で任される経験を求める学生もいれば、同世代と一緒に働きたい学生もいます。複数名の受け入れなら、後者の学生に向けて、チームの様子やインターン生同士の関わり方を募集に書いておくと、入ってからの満足度が上がりやすい印象です。継続して複数名を受け入れる見通しがあるなら、当社ではサブスクリプション型のプランを中心にご案内し、募集の時期をずらして先輩が後輩を教える流れを作るお手伝いもしています。
終了の時期が重なるときの備え
複数名を同時に受け入れると、受け入れの終わりも重なりやすくなります。同じ学年の学生を同じ時期に受け入れた場合、就職活動や卒業の時期にまとめて離れ、仕事が一度に止まることがあります。
- 学年をずらして受け入れる:上の学年と下の学年を組み合わせ、終了の時期を分散させる
- 終了の予定を早めに聞いておく:学業や就職活動の予定から、いつまで続けられそうかを定期的に確かめる
- 仕事の記録を共有の場所に残す:誰が抜けても、残った人が状況を把握できるようにする
- 次の募集の時期を前もって決める:終了の時期が見えたら、その前に次の学生の募集を始める
複数名の受け入れが軌道に乗るほど、全員が抜けたときの影響は大きくなります。始まりの時期だけでなく、終わりの時期も分散させる設計にしておくと、受け入れを途切れさせずに続けられます。就職活動の時期の扱いは就活の時期に長期インターン生が離れるときでも整理しています。
まとめ
- 複数名の受け入れは、インターン生同士が支え合う構造を作ることで指導役の負担を抑える
- 役割は担当分け型とチーム型があり、最初は担当を分けつつ全体で共有する形が始めやすい
- 時期をずらすと、先輩のインターン生が後輩を教えられる
- よくある質問のまとめ、仕事の一覧、全体の共有の場で、指導役を調整役にする
- 評価の基準を同じ形で伝え、得意な分野で担当を分けて比較を和らげる
よくある質問
何名まで同時に受け入れられますか
会社の規模や、指導役が割ける時間によって異なります。人数より、指導役が全体を把握できるかどうかが目安になります。最初は二名から三名程度で始め、仕組みが回ることを確かめてから増やすほうが進めやすいです。
インターン生同士の仲が悪くなった場合はどうすればよいですか
まず、それぞれの話を個別に聞きます。仕事の分担や評価への不満が原因であることが多いため、担当の見直しや、評価の基準の説明で解消できることもあります。関係の問題が続く場合は、担当や勤務日を分けることも考えます。
先輩のインターン生に指導を任せても問題ありませんか
教える時間を勤務時間として扱い、社員の指導役がその様子を確認していれば、よく機能する形です。ただし、先輩に負担が偏ったり、社員の責任まで背負わせたりしないよう、役割の範囲は社員の側で決めておいてください。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
長期インターンの採用と受け入れ、まとめて相談できます
- 求人原稿の作成から応募対応・面接設定まで、Infraの運用を代理店として支援します
- 継続して採るならサブスクリプション、まず1名ならデポジット(成果報酬)。採用計画から選べます
- 受け入れ体制や、新卒採用へのつなぎ方も一緒に考えます
この記事の内容に合うサービス:長期インターン採用(Infra) ↗月額5万円〜/成果報酬9万円〜