Infraの求人タイトルの付け方|仕事内容が一行で伝わる書き方
長期インターン求人サイトのInfraで、学生が最初に目にするのは求人の一覧です。一覧で開いてもらえなければ、本文をどれだけ丁寧に書いても読まれません。結論から言うと、タイトルは「何をする仕事か」が一行で分かることを最優先にし、雰囲気を伝える言葉はその後ろに回します。 この記事では、タイトルを組み立てる4つの要素と、よくある書き換えの例、本文とのずれを防ぐ確認の仕方を整理します。表示される文字数など媒体側の仕様は変わることがあるため、ここでは文字数に頼らない考え方で書きます。
タイトルが担う役割は「開くかどうか」の判断だけ
タイトルに、会社の魅力も働きやすさも成長も詰め込もうとすると、何の仕事か分からない一行になります。一覧を見ている学生は、1件あたり数秒で「開く・開かない」を決めています。その数秒で判断できる材料は、ほぼ次の2つです。
- 自分が興味のある仕事か
- 自分でも始められそうか
この2つが読み取れれば、学生は開きます。開いたあとの「続けられそうか」「誰と働くか」は本文の仕事です。タイトルに役割を背負わせすぎないことが、最初の整理です。
原稿全体のどこに何を書くかはInfraの求人原稿の書き方で扱いました。この記事はその入口、一行目だけを扱います。
一行を組み立てる4つの要素
タイトルは、次の4つの要素から2〜3個を選んで組み立てると、内容が伝わりやすくなります。
- 職種:営業、マーケティング、ライター、エンジニア、SNS運用など
- 動作:電話で商談を作る、記事を書いて公開する、広告の数字を見て改善する
- 対象:法人向け、学生向け、飲食店向け、自社メディア、自社サービス
- 始めやすさ:未経験から、週2日から、リモート可、文系歓迎
すべてを入れる必要はありません。職種と動作があれば、それだけで「何をするか」は伝わります。そこに対象か始めやすさを1つ足すのが、多くの場合ちょうどよい長さです。
組み立ての例
- 職種+動作+対象:「インサイドセールス|法人向けクラウドサービスの商談を電話でつくる」
- 職種+動作+始めやすさ:「Webライター|採用記事の取材と執筆。未経験から週2日で」
- 職種+対象+始めやすさ:「SNS運用|飲食ブランドの公式アカウント。リモート中心」
避けたい言葉と、置き換え方
学生がタイトルから仕事を想像できなくなる言葉には、共通点があります。どの会社にも当てはまる言葉です。
| 避けたい言葉 | 何が困るか | 置き換えの方向 |
|---|---|---|
| 裁量のある仕事 | 何に裁量があるのか分からない | 「商談の進め方を自分で決める」など、任せる範囲を書く |
| 成長できる | どの原稿にも書いてある | 「3か月で一人で商談に出る」など、できるようになることを書く |
| ビジネス職 | 職種が分からない | 営業、企画、マーケティングなど職種名にする |
| 急成長ベンチャー | 会社の説明で、仕事の説明ではない | 本文の会社紹介に回す |
| 幹部候補 | 長期インターンで想像しにくい | 任せる業務を書く |
記号や絵文字を多く並べるのも、目は引いても内容が伝わりにくくなります。区切りに縦線を1本入れる程度にとどめると読みやすくなります。
エージェントベストの見解
タイトルの相談で多い思い込みは、「目立つ言葉を入れれば開いてもらえる」というものです。実際には、目立つ言葉で開いてもらえても、本文が期待と違えば応募には進みません。むしろ、強い言葉で開いた学生ほど、本文で仕事が地味に見えた瞬間に閉じます。当社がInfraの原稿を見直すときは、タイトルの言葉を盛るのではなく、本文の冒頭3行と同じことを一行に縮める作業をします。タイトルと冒頭が一致していると、開いた学生がそのまま読み進めるので、応募までの離脱が減ります。開かれる数だけを追うと、面接に来た学生が「思っていた仕事と違った」と言い出す原因にもなります。タイトルは広告のコピーではなく、仕事の要約だと考えるほうが、結果として応募の質がそろいます。
書き換えの手順
既存のタイトルを見直すときは、次の順で進めると迷いません。
- 本文の冒頭3行を読む:任せる業務が書かれているか確認する。書かれていなければ、先に本文を直す
- 職種と動作を抜き出す:冒頭から「何を」「どうする」を一つずつ取り出す
- 対象か始めやすさを1つ足す:その仕事を選ぶ学生が気にすることを1つだけ選ぶ
- 会社にしか書けない言葉か確かめる:他社のタイトルに入れ替えても通じる言葉は削る
- 現場の担当社員に読んでもらう:「この仕事で合っているか」を確認する
5の確認は省かれがちですが、タイトルの「動作」は現場の実態とずれやすい部分です。人事が想像で書いた動作が、実際の業務の一部でしかないことはよくあります。
職種ごとの工夫
- 営業・インサイドセールス:誰に売るか(法人・個人・業界)と、接点の手段(電話・メール・訪問)を入れると、学生は向き不向きを判断しやすい
- マーケティング:扱う数字や手段(広告・SEO・メール配信)を入れると、「雑用ではない」ことが伝わる
- ライター・編集:何を書くか(取材記事・解説記事・SNS投稿)を入れる
- SNS運用:どのアカウントか(自社ブランド・取引先)を入れ、発信の範囲を想像させる
- エンジニア:触る技術やプロダクトを入れると、学習中の学生が自分ごととして読める
複数の求人を並べたときの見え方
同じ会社から複数の求人を出していると、一覧ではタイトルが縦に並びます。このとき、すべてのタイトルが社名や同じ前置きで始まっていると、学生にはどれも同じ求人に見えます。並べたときに違いが分かるよう、職種名を先頭に置き、二つ目の要素で求人ごとの違い(対象、動作、始めやすさ)を出します。掲載中の求人のタイトルを表に書き出して上から読んでみると、似すぎているもの、何が違うのか分からないものがすぐに見つかります。見直しのついでに、募集を終えた求人が残っていないかも確かめておくと、一覧が整理されます。
エージェントベストの見解
タイトルを変えたら、その効果は「開かれた数」ではなく「応募した学生が面接で何と言ったか」で確かめることを勧めています。当社は人材紹介も行っていて、求人票の一行目が候補者の期待をどれだけ決めてしまうかを、紹介の現場でも見てきました。長期インターンでも同じで、面接の冒頭に「この求人のどこを見て応募しましたか」と聞くと、タイトルのどの言葉が効いたのかが分かります。答えがばらばらなら、タイトルが仕事を一つに絞れていない可能性があります。答えがそろっていれば、その言葉は残し、ほかの言葉を入れ替えて試します。数字だけを見て書き換えを繰り返すより、学生の言葉を材料にするほうが、書き換えの理由が社内で説明しやすくなります。
まとめ
- タイトルの役割は「開くかどうか」の判断材料を渡すことだけ
- 職種・動作・対象・始めやすさの4要素から2〜3個を選んで組み立てる
- 「裁量」「成長」「ビジネス職」など、どの会社にも当てはまる言葉は避ける
- タイトルは本文冒頭3行の要約。先に本文を直してから縮める
- 効果は面接で「どこを見て応募したか」を聞いて確かめる
よくある質問
タイトルに時給を入れたほうがよいですか
時給が学生にとって判断材料になる職種や地域では、入れる選択肢もあります。ただ、時給だけで開いた学生は、仕事内容より条件で比べる傾向があります。まずは仕事内容が伝わる一行にし、時給は本文の勤務条件の段で分かりやすく書くのが基本です。
同じ職種で複数の求人を出すとき、タイトルは変えるべきですか
任せる業務や対象が違うなら、その違いをタイトルに出します。同じ内容を複数出す場合は、学生から見て重複に見えないかを確かめ、必要がなければ1本にまとめます。
タイトルはどのくらいの頻度で見直せばよいですか
決まった頻度より、面接で「思っていた仕事と違う」という声が出たとき、任せる業務が変わったときが見直しの合図です。季節の切り替わりに原稿全体を見直すついでに確認するのも一つの方法です。
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