WantedlyとLinkedInの使い分け|経歴でつながる場との分担

Wantedly併用・比較 更新日 2026/9/20

社員がLinkedInにプロフィールを置いている。海外在住や外国籍の候補者にも会いたい。Wantedlyも使っている。二つの違いは分かっていても、「社員のLinkedInを採用にどう使うか」「何をLinkedInに書き、何をWantedlyに書くか」「英語の記事はどちらに置くか」が決まっていないと、どちらも中途半端に回ります。結論から言うと、LinkedInは「職務経歴でつながり、本人の名義で発信する場」、Wantedlyは「会社の中身を読んで来る場」です。使い分けるなら、社員のプロフィールを会社の入口にし、日本語の記事をWantedlyで先に書いてから英語に直し、LinkedInに書くこととWantedlyに書くことの線を引き、面談の入口を一つにします。 この記事では、それぞれの役割、社員のプロフィールの使い方、日本語と英語の順番、書くことの線、面談の入口、工数と名義、やりがちな失敗、社内の分担を整理します。二つの違いそのものはWantedlyとLinkedInの違いで書きました。この記事は、両方を持ったあとの運用の使い分けを扱います。両サービスの仕様と数値は書きません。

それぞれの役割|「経歴でつながる」と「会社を読む」

LinkedInWantedly
プロフィールの中心本人の職務経歴。所属と役職と実績本人の関心と、会社の「なぜ」と場面
誰の名義か本人。会社ページもあるが、本人のつながりが中心会社。社員が会社の名義で話す
つながる相手同業、取引先、海外の同職種。転職を考えていない人も多い会社を探している人、会社を読みに来た人
言語相手に合わせる。英語のことが多い日本語が中心
向く中身職務の実績、業界の話題、本人の発信会社の「なぜ」、仕事の場面、最初の年、条件
応募の導線本人への連絡から始まることが多い募集記事に「話を聞きに行きたい」がある

LinkedInでは、候補者は会社より先に「人」を見ます。社員の経歴と発信を見て、「この人のいる会社」として会社に興味を持ちます。Wantedlyでは、会社の記事を読んで、「この会社の人」に会いに来ます。入口が逆なので、使い分けは「人から会社へ」と「会社から人へ」の二つの流れを、どちらも途切れさせない形にします。

社員のプロフィールを、会社の入口にする

社員のプロフィールは本人のものです。会社ができるのは、所属の表記を揃えることと、本人の発信に会社の場面が出たときに、読む先を用意しておくことまでです。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「LinkedInは外資や海外採用のためのもので、国内の採用には関係ない」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、Wantedlyと併せてLinkedInをどう扱うかの相談を受けますが、LinkedInには、いま転職を考えていない国内の人が、職務経歴を置いたままつながっています。その人たちは、会社を探していないので、Wantedlyには来ません。ただし、社員の発信を見て「この人のいる会社」に興味を持ったときに、読む場所があれば来ます。LinkedInを採用の入口にするのは、社員の発信から会社を読む場所への流れを用意することです。当社が確かめるのは、社員のLinkedInのプロフィールから会社名で探したときに、Wantedlyの会社ページで「なぜ」が読めるかです。読めなければ、LinkedInの前に会社ページから始めてもらいます。

日本語の記事を先に書き、英語に直す

順番の考え方はWantedlyとLinkedInの違いの「併用するときの分担」で書きました。ここでは、その順番を運用に落とします。

LinkedInに書くことと、Wantedlyに書くことの線

LinkedInに書くWantedlyに書く
本人の職務経歴と実績本人が会社で何をどう変えた場面
業界の話題への本人の考え会社の「なぜ」、事業、価値観の場面
転職の募集の一報(出す場合。本人の名義で)募集記事そのもの。条件、最初の年、誰と組むか
海外の同職種とのやり取り日本語で会社を読みに来た人への説明
書かない:会社の制度の説明、条件の詳細、数値書く:条件は募集記事に、数値は確認したものだけ

面談の入口を一つにする

台帳と段の揃え方はWantedlyを含む複数媒体の効果を並べて見る方法で書きました。

工数と名義

項目LinkedInWantedly
書く人本人。会社は所属の表記と読む先だけ本人が話し、人事が整える
時間の性格本人の関心で続く。義務にすると止まる月に数本。人事と話す社員の時間
外に出せる部分出せない整える部分と、英語への翻訳
費用本人の時間。会社の有料の仕組みを使うなら、条件は公式で確認。この記事では書かないプランの費用。公式ページで確認

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
英語の会社ページから作る想いが薄く、日本語の記事もない日本語のWantedlyから
社員にLinkedInの発信を求める本人の言葉でなくなり、止まる本人が決める。会社は読む先を用意
LinkedInに条件や制度を書く本人の発信が会社の告知になり、届かない条件はWantedlyか採用サイトに
LinkedIn経由をいきなり選考に入れる転職を考えていなかった人が離れる話を聞く面談から
つながりの数で効果を見る会社ページに来たかと別の数字で判断する面談で「見たか」を聞く

最も多いのは、一つ目です。海外の候補者を採りたいという目的から、英語の会社ページを先に作り、日本語の「なぜ」がないまま、英語の文章だけが残ります。

社内の分担

作業誰が
所属の表記を揃える人事と、社員
日本語の会社ページと、社員のストーリーを書く人事と、話す社員
英語に直す部分を決め、訳す(社内か、外か)人事、または翻訳者。本人が確認
LinkedInに書くことの線を決める人事と責任者
LinkedIn経由の候補者を、面談と台帳に入れる連絡を受けた社員と、人事
面談で「何を見て来たか」を聞く面談に出る人
有料の仕組みを使うかの判断責任者

運用代行や代理店が支えられるのは、役割の整理、書くことの線の型、英語に直す部分の選び方、台帳の型、翻訳の手配までで、本人が書くかの判断、話す中身、線の決定、面談は企業と本人が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

LinkedInのつながりの数や、投稿の閲覧数は、「本人の経歴と発信に関心のある人がどれだけいるか」を示す数字で、「この会社で働きたい人がどれだけいるか」の数字ではありません。当社はWantedlyの運用を申込のあとまで見ていますが、LinkedInでつながりの多い社員がいる会社ほど、「これだけ見られているのに、採用につながらない」という相談になります。見ている人の多くは、同業の同職種と取引先で、その人たちは転職の入口として社員を見ていません。当社が見るのは、面談に来た人のうち、「〇〇さんの発信を見て、会社を調べた」と言う人がいるかです。いれば、その社員の発信は入口として効いていて、Wantedlyに読む場所があれば来ます。いなければ、発信を増やすのではなく、会社ページの「なぜ」が読める状態かを先に見ます。数字は本人のもので、採用の判断には面談の言葉を使います。

まとめ

よくある質問

社員のLinkedInを、会社の採用に使ってよいですか

本人のものなので、「使う」のではなく、「本人の発信から会社を読む先を用意する」形にします。所属の表記を揃えること、会社ページの「なぜ」が読めること、本人が望めばその社員のストーリーをWantedlyに出すこと。この三つまでが会社の側の仕事で、何を発信するかは本人が決めます。

英語の募集は、LinkedInとWantedlyのどちらに出しますか

置ける場所と形は、両方の現在の仕様で確認してください。どちらに置くにしても、募集の元になる「なぜ」と「最初の年」と「条件」を、日本語でWantedlyに先に書いてから訳します。募集を出す場所より、読む場所があるかが先です。

WantedlyとLinkedInの使い分けは、御社に相談できますか

できます。当社は、役割の整理、書くことの線の型、英語に直す部分の選び方、台帳の型、翻訳の手配を支えられます。本人が書くかの判断、話す中身、線の決定、面談は、企業と本人が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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