WantedlyとX(旧Twitter)の使い分け|流す場と残す場の分担

Wantedly併用・比較 更新日 2026/9/20

社員や代表がXを使っていて、採用に活かせないかと考えている。あるいは、Wantedlyの記事をXで流しているが、何をXに書き、何をWantedlyに書くかが決まっていない。結論から言うと、Xは「短い言葉で今日の場面を流す場」、Wantedlyは「判断に使う中身を残す場」で、役割が違います。使い分けるなら、本人の名義で今日の場面を流し、応募の判断に要ること(何をしている会社か、なぜか、誰と何をするか、最初の年)はWantedlyに書き、本音の範囲は両方で同じ線を引くことです。 この記事では、それぞれの役割、使い分けの分担、書くことの線、公式と本人の名義、本音の範囲、工数、やりがちな失敗、社内の分担を整理します。Wantedlyの記事をSNSで広げる方法はWantedlyの記事をSNSで広げる方法、SNS全般はSNSからの母集団形成で書きました。Xの仕様や数値は書きません。

それぞれの役割|Xは「今日を流す」、Wantedlyは「中身を残す」

XWantedly
言葉の長さ短い。一つの場面、一つの感想長い。場面の前後、理由、誰と
時間流れる。今日のことが、明日には下がる残る。記事は積み上がり、書き直せる
読む人フォローしている人。同業、知人、業界の人が多い会社を探している人、会社を読みに来た人
名義本人の名義が届く。公式は届きにくい会社の名義で、社員が話す
応募の導線ない。読む場所へ連れていく募集記事に「話を聞きに行きたい」がある
向く中身今日あったこと、考えたこと、記事を出した知らせ何をしている会社か、なぜか、誰と何をするか

Xは、会社を探している人が最初に来る場所ではありません。すでにフォローしている人に、今日の場面が流れる場所です。その中に、会社を読みに来る人がいれば、Wantedlyに連れていけます。判断に要る中身は、流れる場所には置けないので、残る場所に置きます。

使い分けの分担|本人が今日を流し、Wantedlyが中身を持つ

Xは、Wantedlyに人を連れてくる導線の一つで、Wantedlyの代わりにはなりません。逆に、Wantedlyの記事をXに貼らずに置いておくと、会社を探している人にしか読まれません。両方あると、「今日を見て興味を持った人」が「中身を読んで判断する」流れができます。

エージェントベストの見解

相談で最も多い思い込みは、「Xで見ている人が多い社員がいるので、採用に効くはずだ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、社員のXを採用に使いたいという相談を受けますが、その社員のXを見ている人の多くは、同業の人、取引先、業界の知人で、会社を探している候補者ではありません。Xで見ている人の数が多くても、会社ページに来る人は別の数で、面談で「Xを見て来た」と言う人がいるかで効いているかが分かります。効かせるなら、その社員に「会社を宣伝してもらう」のではなく、その社員のストーリーをWantedlyで先に書き、本人が今日の場面を流すときに記事に戻る導線を持ってもらうことです。見ている人の数ではなく、「本人の場面が記事にあるか」で、Xから来る人が決まります。

Xに書くことと、Wantedlyに書くことの線

Xに書くWantedlyに書く
今日の一つの場面。感想。考えたこと場面の前後、理由、誰と、何が変わったか
記事を出した知らせと、本人の一言記事そのもの
仕事の外の、本人の関心(本人の判断で)会社の「なぜ」、事業、最初の年、条件
会社の出来事の一報(イベント、新しい仲間)出来事の中身と、それが誰にとってどういう意味か
書かない:制度の説明、条件、数値、判断の経緯書く:制度は実態で、条件は募集記事で、数値は確認したものだけ

公式と本人の名義、本音の範囲

本人の名義で書くことには、辞めたあとも本人の発信が残る、という性質があります。会社の言葉として使わせるのではなく、本人の発信に会社の場面が含まれる形にしておくと、辞めたあとも本人にとって不都合が残りません。

工数の置き方

項目XWantedly
時間の性格短く、毎日か週に数回。本人の時間月に数本。人事と話す社員の時間
外に出せる部分出せない。本人の言葉でなければ届かない整える部分は出せる。話す中身は出せない
続かなくなる原因本人が忙しい、反応がない、書くことを会社に決められた記事を書く時間がない、話す社員がいない
費用費用は本人の時間プランの費用。公式ページで確認

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
公式で記事の一報だけ流す届かず、「効かない」で止まる記事に出た本人が一言添えて流す
Xに制度や条件を書く変わったときに直せず、記事とずれる制度と条件はWantedlyに
社員にXを書かせる本人の言葉でなくなり、続かない書くかは本人が決める
Xと記事で会社の姿がずれる読んだ人が「どちらが本当か」と迷う本音の線を同じにする
フォローの数で効果を見る会社ページに来たかと別の数字で判断する面談で「見たか」を聞く

最も多いのは、一つ目です。公式アカウントで記事の公開を流し、反応がなく、「Xは効かない」で終わります。

社内の分担

作業誰が
Xに書くことと書かないことの線を決める人事と責任者
本音の範囲を、Wantedlyと同じ線で合意する人事と、書く社員
本人の名義で書くかを決める本人
記事を出したら、本人が一言添えて流す記事に出た社員
公式アカウントで一報を流す人事
面談で「見たか・読んだか」を聞き、台帳に残す面談に出る人
Xの反応があった場面を、ストーリーの題材にする人事

運用代行や代理店が支えられるのは、役割の整理、書くことの線の型、本音の範囲の整理、台帳の型までで、線の決定、本人が書くかの判断、書く中身、面談で聞くことは企業と本人が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

これは切り分けの話です。自社で決めるべきなのは、「Xに書かないこと」の線、本音の範囲、本人が書くかどうかの尊重、までです。ここから先の、記事を流すときの形、公式の使い方、台帳の型は、外に出せます。逆に、「何を書くか」まで会社が決めると、本人の言葉でなくなり、見ている人に会社の宣伝だと読まれて、届かなくなります。当社がXとWantedlyの使い分けの相談を受けるとき、最初に確かめるのは、「Xで今日の場面を流している社員の、ストーリーがWantedlyにあるか」です。あれば、本人が流す今日の場面が、記事に戻る導線になります。なければ、Xに何を書くかの前に、その社員のストーリーを書くことから始めてもらいます。書くことを決めるのではなく、戻る先を用意するのが、会社の側の仕事です。

まとめ

よくある質問

代表がXで発信しています。採用に使えますか

代表の「なぜ」が、Wantedlyの会社ページに代表の言葉の場面で書かれていれば、代表のXから会社ページへ戻る導線になります。Xで今日の場面を流し、会社ページで「なぜ」を読む流れです。会社ページに「なぜ」がなければ、Xで興味を持った人の行き先がありません。代表のストーリーの書き方

社員がXで会社のことを書くのを、会社が確認すべきですか

書く前に確認する形は、本人の言葉でなくなるので勧めません。「書かないこと」の線(候補者や取引先が特定できること、制度や条件、数値)を先に合意し、線の中は本人の判断に任せます。線を越えたときにどうするかも、先に決めておきます。

WantedlyとXの使い分けは、御社に相談できますか

できます。当社は、役割の整理、書くことの線の型、本音の範囲の整理、台帳の型を支えられます。線の決定、本人が書くかの判断、書く中身、面談で聞くことは、企業と本人が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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