WantedlyとYouTubeの使い分け|動画は温度、判断は記事

Wantedly併用・比較 更新日 2026/9/20

Wantedlyで会社ページとストーリーを出している。上司や現場から「動画も作ったほうがいいのではないか」と言われる。あるいは、すでに採用動画をYouTubeに置いていて、Wantedlyとどう組み合わせるかが決まっていない。結論から言うと、動画は「声と動きで場面を見せるもの」、Wantedlyは「読んで、話を聞きに行きたいと来る場所」で、役割が違います。動画は候補者の温度を上げ、応募の判断はWantedlyの記事の側で決まります。使い分けるなら、動画を作る前にストーリーの場面を決め、動画の中身を記事と揃え、動画から会社ページに戻す導線を置き、古くならない中身で短く撮ることです。 この記事では、それぞれの役割、使い分けの分担、中身の揃え方、工数の置き方、やりがちな失敗、社内の分担を整理します。SNS全般の考え方はSNSからの母集団形成、Wantedlyの記事を広げる方法はWantedlyの記事をSNSで広げる方法で書きました。YouTubeの仕様や数値は書きません。

それぞれの役割|動画は「場面を見せる」、Wantedlyは「読んで応募する」

YouTube(採用動画)Wantedly
伝わるもの声、話し方、表情、職場の動き。文章で書けない空気何をしている会社か、なぜか、誰と何をするか。判断に使う中身
候補者がすること見る。温度が上がる、または下がる読む。「話を聞きに行きたい」と来る
残り方出た社員が変わると古くなる。作り直しにくい記事は書き直せる。積み上がる
作る時間撮影・編集・出る社員の同意。一本が重い話を聞いて書く。一本が軽く、数で積める
応募の導線動画の中にはない。戻す先が要る募集記事に「話を聞きに行きたい」がある

動画は、文章で伝えにくい「この人たちと働く感じ」を見せられます。ただし、動画を見ても、候補者はそのまま応募できません。「どんな仕事か」「最初の年に何をするか」を読む場所が要り、それがWantedlyです。動画は入口の温度を上げるもので、判断の材料はWantedlyの側にあります。

使い分けの分担|動画は温度、判断は記事

動画があると応募が増える、とは限りません。動画を見て温度が上がった人が、Wantedlyの記事を読んで「合う」と判断したときに来ます。記事が薄いと、動画で上がった温度が、記事で下がります。

エージェントベストの見解

これをやる前に、先にストーリーの場面を決めておかないと、動画を作っても効果が出ません。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、「動画を作ったほうがいいか」という相談を受けますが、話を聞くと、ストーリーがまだ数本で、会社ページの「なぜ」が代表の言葉の場面になっていない段階で、動画の話が先に出ていることが多くあります。この段階で動画を作ると、「会社紹介」の動画になり、事業と沿革と社屋の映像に音楽が付いた形で、候補者が判断に使える場面がありません。順番は、ストーリーで「社員が何をどう変えた場面」を数本書き、来た候補者が挙げる場面が見えてから、その場面を撮ることです。撮る場面が記事の中にあれば、動画は短くて済み、記事を読んだ人が「この人の声を聞きたい」で見る形になります。動画の予算より先に、記事の場面が揃っているかを見ます。

動画の中身|古くならないもので、短く

向く中身向かない中身
ストーリーに出た社員が、記事の場面を自分の言葉で話す事業と沿革と社屋の紹介に音楽が付いたもの
職場の一日の、動きが見える数分制度や条件の説明。変わると古くなる
代表が「なぜ」を自分の言葉で話す短いもの演出された座談会。話し方が本人のものでなくなる
仕事の場面(会議、現場、作業)の断片「アットホーム」「風通し」を映像で言い換えたもの

工数の置き方|動画は「一本が重い」、記事は「数で積む」

項目YouTubeWantedly
作る時間企画、撮影、編集、出る人の確認。一本ごとに大きい話を聞いて書く。一本ごとに小さい
出る人の負担顔と声が残る。同意と、辞めたあとの扱い名前と写真。書き直せる
外に出せる部分撮影と編集は出せる。話す中身は出せない整える部分は出せる。話す中身は出せない
更新作り直しは重い。古くならない中身で作る直せる。月に一度見直す
費用外に出すなら制作費。条件は制作会社ごとに違う。この記事では書かないプランの費用。公式ページで確認

時間が足りないときは、動画より記事を残します。記事は積み上がり、動画は古くなります。時間の直し方はWantedlyの運用に工数が足りないときで書きました。

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
記事より先に動画を作る会社紹介の動画になり、判断に使える場面がないストーリーの場面を先に
動画だけで応募の導線がない温度が上がった人の行き先がない会社ページと募集記事へ戻す
制度や数値を動画で言う変わったときに作り直せず、古い情報が残る記事に書き、動画では言わない
出た社員が辞めて、動画が残る読んで来た人が、いない人の声を聞く同意の文書と、消す判断の担当を決めておく
再生数で効果を見る会社ページに来たかと別の数字で判断する面談で「見たか」を聞き、台帳で見る

最も多いのは、一つ目です。動画の話が先に出て、記事の場面が揃う前に撮ってしまいます。

社内の分担

作業誰が
どの記事の、どの場面を動画にするかを決める人事と、記事に出た社員
出る社員の同意と、辞めたあとの扱いを決める人事と責任者
撮影と編集(社内か、外か)人事、または制作会社
動画と記事の導線を置く人事
面談で「見たか・読んだか」を聞き、台帳に残す面談に出る人
動画を消す・作り直す判断責任者

運用代行や代理店が支えられるのは、役割の整理、記事の場面から動画にする場面の選び方、導線の置き方、台帳の型までで、場面の決定、出る社員の同意、撮影の実施、消す判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。ワンキャリアで動画を使う考え方はワンキャリアで動画を使う方法で書きました。

エージェントベストの見解

動画を作ったあと、最初の年で起きることに共通するのは、動画に力を入れた分、記事の更新が止まることです。当社はWantedlyの運用を申込のあとまで見ていますが、採用動画を作った会社の会社ページを翌年に見ると、動画は残っているのに、ストーリーは動画を作った時期で止まり、動画に出た社員が異動や退職でいなくなっている、という形が多くあります。動画は作ったときの状態で固定され、記事は書き足せる。この違いを分かったうえで、動画は「古くならない場面を短く」、記事は「月に一度、書き足す」と役割を分けておくと、動画の側が古くなっても、記事の側で会社の今が伝わります。動画を作る前に、動画を作ったあとの記事の時間を、先に予定に固定しておくことを勧めています。

まとめ

よくある質問

採用動画は、外に出して作るべきですか

最初の一本は、社内で短く撮ることを勧めます。どの場面が候補者に効くかは、記事の反応で見えてくるので、それが見える前に外に出すと、「会社紹介」の動画になりやすいです。効く場面が分かってから、その場面だけを外に出して撮ると、短く、古くならない動画になります。

Wantedlyのストーリーに、YouTubeの動画を貼れますか

貼れる形と範囲は、現在の仕様で確認してください。貼れる場合も、動画だけを置かず、その場面を文章でも書きます。読む人と見る人の両方がいるので、動画がなくても記事だけで判断できる形にしておきます。

WantedlyとYouTubeの使い分けは、御社に相談できますか

できます。当社は、役割の整理、記事の場面から動画にする場面の選び方、導線の置き方、台帳の型を支えられます。場面の決定、出る社員の同意、撮影の実施、消す判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/20 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

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