Wantedlyのストーリーの写真の撮り方|書いてから場面を撮る
ストーリーの写真は、会社ページや募集記事の写真と、役割が少し違います。会社ページの写真は「会社の空気」、募集記事のカバー写真は「この職種の仕事の空気」を一覧で伝えるもので、ストーリーの写真は「記事に書いた場面」を見せるものです。結論から言うと、ストーリーの写真は、記事を書いてから、書いた場面に対応するものを撮ります。自然光で、普段のままを、たくさん撮って選び、記事内の枚数は少なくし、キャプションで場面を補います。写真が無くても記事は出し、あとから足せます。 この記事では、ストーリーの写真の役割、撮る順番、撮り方、枚数とキャプション、写真が無いときの判断、同意、型ごとの注意、誰が撮るか、やりがちな失敗、分担を整理します。写真の基本は会社ページの写真の選び方と募集記事のカバー写真の選び方で書きました。この記事は、ストーリーに絞った話です。
この作業の目的|書いた場面を、読む人に見せる
ストーリーは、1本に1つの場面を書きます。写真の目的は、その場面を読む人に見せることです。「先月の会議で意見が割れた」と書いた記事なら、その会議の場面。「〇〇さんが初めて1人で提案に行った日」なら、〇〇さんが仕事をしている場面。
記事と関係の無い写真(集合写真、オフィスの外観、イベントの乾杯)は、場面を見せません。装飾のための写真は、無いほうが記事の場面が伝わります。
手順1|記事を書いてから、写真を撮る
写真を先に撮ると、記事に合わない写真を無理に使うことになります。順番は、記事が先です。
- 記事を書く:場面が決まる
- 書いた場面に、どの写真が要るかを決める:会議の場面なら会議、仕事の場面なら仕事中。1本につき1つか2つ
- その場面を撮る:同じ場面が再現できるとき(次の会議、次の仕事中)に、普段のままを撮る
- 撮れないなら、近い場面で代える:過去の会議は撮れないが、同じ部屋で同じ人が話している場面なら近い
- 記事に入れて、キャプションを付ける:写真だけでは場面が分からないので、一言添える
「同じ場面を再現できるときに撮る」が要点です。記事に書いた出来事そのものは、過去なので撮れません。同じ人が同じ場所で同じ仕事をしている場面なら、記事の場面として読まれます。
手順2|撮り方
撮り方の基本は、会社ページの写真と同じです。ストーリーで特に守ることを並べます。
| 守ること | 理由 |
|---|---|
| 自然光のある時間に撮る | 暗い写真は場面の空気を暗くする |
| 普段のままを撮る。片づけない、着替えない | 記事の場面と写真の場面が違うと、記事も疑われる |
| カメラを意識させない。少し離れて、たくさん撮る | 自然な表情は、たくさんの中にしか無い |
| 加工しない | 明るさの調整程度。作った写真に見せない |
| 人が写っている写真を選ぶ | 場面は、人がいて初めて場面になる。物や場所だけの写真は装飾になる |
| 顔が見える写真を優先し、本人が望まなければ手元や横顔 | 人が見えるほど場面が伝わる。ただし本人の意向が先 |
| 横向きを基本に | ストーリーの中で収まりがよい。縦横の比率は管理画面で確認する |
プロに頼む必要はありません。社内の誰かが、昼間に、普段の仕事中を数十枚撮れば、選べる写真は出ます。プロに頼むなら、「撮影用に整えない。普段の仕事を撮ってほしい」と伝えます。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと写真が記事に合わないことがあります。「記事を書いてから写真を撮る」順番です。当社がWantedlyの運用の相談でストーリーを見るとき、写真が先に撮られていて、記事がその写真に合わせて書かれている会社があります。イベントで撮った写真があるからイベントの記事を書く、集合写真があるから会社紹介の記事を書く。この順番だと、記事の題材が「写真があるもの」に偏り、候補者に届く「1つの場面」の記事が減ります。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの契約後の運用を見ていますが、ストーリーが読まれている会社は、記事を先に書き、写真は場面に合わせてあとから撮っています。写真が無ければ無いまま出し、翌週に撮って足す。写真が記事を決めるのではなく、記事が写真を決める。この順番を守ると、写真のために記事の題材が歪みません。
手順3|枚数とキャプション
ストーリーの写真は、少ない枚数で足ります。
- 1本につき、1枚から数枚:場面が1つなら、写真も1つか2つ。多いと、記事が写真の説明になる
- 記事の最初に1枚:場面を最初に見せる。一覧のサムネイルにもなることが多いので、場面が一目で分かるものを
- 記事の途中に、場面が変わるところで1枚:「そのあと、〇〇の場面で」と話が移るところに
- 最後に、写真は要らない:締めは文で
- キャプションを付ける:「〇月の定例会議。この日、△△の意見で□□が変わった」。写真だけでは伝わらない場面を一言で。ただし長くしない
- 写真の並びは、記事の時系列に合わせる:先の場面の写真を、あとに置かない
「写真は少なく、キャプションで補う」が、ストーリーの写真の基本です。写真を並べて記事を長く見せるより、1枚と一言のほうが場面が伝わります。
手順4|写真が無いときの判断
写真が無いから記事を出せない、という状態を作りません。
- 写真が無くても、記事は出す:ストーリーの中心は文。写真は補い
- 翌週に、場面を再現できるときに撮って足す:記事は公開後に写真を足せる
- どうしても撮れない場面は、近い場面か、手元・場の写真で:会議の場面なら、その会議室の様子。仕事の場面なら、使っている道具の手元
- フリー素材で埋めない:候補者は一目で分かり、記事も疑われる
- 写真が無い記事が続くなら、撮る人を決める:手順6で
写真が揃うまで公開を待つと、ストーリーの頻度が落ち、途切れます。頻度を守る考え方はストーリーの更新頻度の決め方で書きました。写真より、途切れないことが先です。
手順5|同意と、型ごとの注意
写っている人の同意は、会社ページと同じで、写真を見せてから取ります。ストーリーでは、型ごとに注意が加わります。
| 型 | 写真の注意 |
|---|---|
| 社員インタビュー | 話している場面より、その人が仕事をしている場面。インタビュー中の写真は「取材」に見える。手順は社員インタビューを書く手順 |
| 入社エントリー | 入社式や記念写真ではなく、いまの仕事の場面。本人が「入る前と後」を語る記事に、いまの姿を |
| 代表の考え | 代表が話している場面か、判断した現場の場面。演台や講演の写真は「偉い人の話」に見える |
| 事業の裏側 | 顧客、取引先、機密が写らないように。画面、資料、ホワイトボードの文字に注意。書き方は事業の裏側を書く方法 |
| カルチャー | 記事に書いた場面(会議、決める場面、新しい人の最初の週)。集合写真ではなく |
| 社内イベント | 準備や裏方の場面。酒、私的な場面、家族が写る場面は載せない。全員の同意。注意は社内イベントを書くときの注意 |
「事業の裏側」の写真は、写り込みに注意します。画面に顧客名、机の上に取引先の資料、ホワイトボードに数字。撮る前に片づけるのではなく、撮ったあとに写り込みを確認し、あれば使いません。
手順6|誰が撮るか
写真を撮る人を、決めておきます。決まっていないと、「撮る人がいない」で写真が無い記事が続きます。
- 記事を書く人(人事)が撮る:記事の場面を最も分かっている。書いた場面を撮りに行く
- 1行を拾う人が撮る:拾った出来事の場面を、そのときに撮っておく。「今週あったこと」の1行に写真を添える。集める仕組みは会社ページを更新し続ける仕組み
- 各チームに撮る人を1人置く:仕事中の場面を、月に数枚撮ってもらう。溜めておけば、記事を書いたときに選べる
- プロに頼むなら、年に一度、普段の仕事中をまとめて:会社ページと募集記事とストーリーで共通で使える場面を、一度に
「拾う人が撮る」が、最も自然です。出来事があったときに、1行と1枚をセットで残しておくと、記事を書くときに写真が揃っています。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 写真を先に撮って、記事を合わせる | 題材が写真に偏る | 記事を書いてから撮る |
| 記事と関係の無い写真を載せる | 場面が伝わらない | 書いた場面の写真だけ |
| 枚数が多い | 記事が写真の説明になる | 1本に1枚から数枚 |
| キャプションが無い | 写真の場面が分からない | 一言添える |
| 写真が揃うまで公開しない | 頻度が落ち、途切れる | 無いまま出し、あとで足す |
| フリー素材 | 記事が疑われる | 無いほうがまし |
| インタビュー中の写真 | 取材に見える | 仕事中の場面 |
| 事業の裏側で顧客や機密が写り込む | 問題になる | 撮ったあとに写り込みを確認 |
| イベントの酒の場面 | 「飲み会の会社」 | 準備や裏方の場面 |
| 撮る人が決まっていない | 写真が無い記事が続く | 拾う人が撮る |
最も多いのは、最初の「写真を先に撮って記事を合わせる」です。手元にある写真から記事を考えると、こうなります。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 記事の場面に要る写真を決める | 記事を書く人(人事) |
| 撮る | 拾う人、各チームの撮る人、または人事 |
| 選ぶ | 人事(記事の場面に合うかで) |
| 写っている人の同意 | 人事が本人に写真を見せて |
| 写り込み(顧客・機密)の確認 | 人事と、事業の裏側なら責任者 |
| キャプション | 人事 |
| プロに頼む場合の手配 | 人事(「普段を撮る」と伝えて) |
運用代行や代理店が支えられるのは、記事の場面に要る写真の整理、選ぶ軸、キャプションの案、型ごとの注意の確認までで、撮ることと同意は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
自社で持つべきなのは、どこまでか。当社がWantedlyのストーリーを支えるとき、記事に要る写真の整理、選ぶ軸、キャプションの案、写り込みの確認の観点は当社が出せます。ただし、「撮る」ことは、社内の人にしかできません。外部の当社が撮りに行くと、社員はカメラを意識し、普段の場面になりません。当社が勧めるのは、「今週あったこと」の1行を拾う人が、そのときに1枚撮っておく仕組みです。1行と1枚がセットで溜まっていれば、記事を書くときに写真を探さず、当社が記事に整えるときも場面に合った写真を選べます。撮るのは企業、選んで整えるのは当社。この分担で、写真が無い記事も、記事に合わない写真も減ります。
まとめ
- ストーリーの写真は「記事に書いた場面」を見せるもの。記事を書いてから、その場面を撮る
- 自然光で、普段のままを、たくさん撮って選ぶ。加工せず、人が写っているものを
- 1本に1枚から数枚。最初に1枚、場面が変わるところに1枚、キャプションで場面を補う
- 写真が無くても記事は出し、あとで足す。フリー素材で埋めない
- 型ごとの注意(インタビューは仕事中、事業の裏側は写り込み、イベントは裏方)を守り、拾う人が1行と1枚をセットで残す
よくある質問
記事に書いた出来事は過去で、写真が撮れません
同じ人が同じ場所で同じ仕事をしている場面を、次の機会に撮ります。過去の会議は撮れなくても、同じ会議室で同じ人が話している場面なら、記事の場面として読まれます。撮れるまでは、写真無しで出して構いません。
写真が無い記事を出すと、見栄えが悪くありませんか
ストーリーの中心は文で、写真は補いです。写真が無くても、場面が具体的に書かれていれば読まれます。写真を待って公開が遅れ、頻度が落ちるほうが、会社ページに来る人を減らします。出してから、あとで足せます。
ストーリーの写真の選定は、御社に相談できますか
できます。当社は、記事の場面に要る写真の整理、選ぶ軸、キャプションの案、写り込みの確認の観点を支えられます。撮ることと、写っている人の同意は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyのストーリーの整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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