Wantedlyの募集記事のカバー写真の選び方|仕事中の場面を募集ごとに
募集記事の一覧で、候補者の目に最初に入るのは、タイトルとカバー写真です。タイトルは読み、写真は感じ取る。この2つで、開くかどうかが決まります。結論から言うと、募集記事のカバー写真は「この職種の人が仕事をしている場面」で、募集ごとに変え、タイトルの内容と合わせます。会社ページの写真を全募集で使い回すと、どの募集も同じに見え、職種の違いが伝わりません。 文字入れや作り込みはせず、フリー素材は使わず、写っている人の同意を取ります。この記事では、カバー写真の役割、選ぶ軸、募集ごとの変え方、タイトルとの一致、避ける写真、同意と差し替え、閲覧の読み方、やりがちな失敗、分担を整理します。会社ページの写真は会社ページの写真の選び方で書きました。この記事は、募集記事に絞った話です。
この作業の目的|一覧で「この仕事の空気」を伝える
タイトルが「何をする人を探しているか」を言葉で伝えるなら、カバー写真は「その仕事の空気」を感じ取らせるものです。営業の募集なら顧客と話している場面、開発の募集なら画面に向かっている場面、店舗の募集なら店で接客している場面。
写真が職種と合っていると、候補者はタイトルを読む前に「この仕事だ」と感じ、タイトルで確かめて開きます。合っていないと(全募集が同じ写真、ロゴだけ)、写真は何も伝えず、タイトルだけで判断されます。
カバー写真の目的は、会社を良く見せることではなく、この募集の仕事の空気を一覧で伝えることです。
手順1|選ぶ軸
募集記事のカバー写真を選ぶ軸は、会社ページの写真の4軸に、1つ足します。
| 軸 | 確かめ方 |
|---|---|
| この職種の仕事中の場面か | 募集している職種の人が、その仕事をしているところ。他の職種の場面ではない |
| 人が写っているか | 顔か、少なくとも働いている姿。道具や場所だけの写真は空気が伝わらない |
| 候補者が自分を重ねられるか | 募集している職種、年代の近い人 |
| 実態と合っているか | 普段の服装、普段の場。撮影用に整えない |
| タイトルの内容と合っているか | タイトルが「顧客の〇〇を助ける営業」なら、顧客と話す場面。タイトルと写真がずれると開いた候補者が戸惑う |
5つ目の「タイトルとの一致」が、募集記事の写真だけの軸です。タイトルは本文の「何をやるか」を縮めたもので、写真もそこに合わせます。タイトルの付け方は募集タイトルの付け方で書きました。
手順2|募集ごとに変える
職種が複数ある会社は、募集記事ごとにカバー写真を変えます。
- 営業の募集:顧客と話している、電話をしている、提案の資料を作っている場面
- 開発や技術の募集:画面に向かっている、チームで画面を見ながら話している、ものを作っている場面
- 企画や管理の募集:会議で説明している、資料を前に議論している場面
- 店舗やサービスの募集:店や現場で、客と接している場面
- 総合職や新卒の募集:配属先の候補の場面のうち、最初の配属先として最も多いもの。または、若手が働いている場面
- 同じ職種で新卒と中途:同じ写真でよい。ただし新卒向けは年の近い人が写っているほうが重ねやすい
全募集で同じ写真だと、候補者が一覧を見たとき、どれが自分の職種か分かりません。募集ごとに変えると、一覧の中で「自分の職種の募集」が目に入ります。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないとカバー写真が選べないことがあります。「タイトルと本文の『何をやるか』が、先に書けているか」です。当社がWantedlyの運用の相談で募集記事を見るとき、カバー写真が全募集で同じ会社の写真になっている記事は、タイトルも職種名だけで、本文の「何をやるか」も薄いことが多くあります。写真に何を写せばいいか分からないのは、その募集で何をやるかが決まっていないからです。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの契約後の運用を見ていますが、開かれている募集記事は、「何をやるか」が具体的で、タイトルがその要約で、写真がその場面になっています。3つが同じことを指しています。写真を選ぶ順番は、本文→タイトル→写真です。写真から選ぶと、会社の写真の中から「きれいなもの」を選ぶことになり、職種の場面になりません。
手順3|避ける写真
募集記事のカバー写真で、避けるものを並べます。会社ページの写真と共通するものも含みます。
| 避ける写真 | なぜ |
|---|---|
| 全募集で同じ会社の写真 | 職種の違いが伝わらず、一覧で見分けがつかない |
| ロゴ、看板だけの写真 | 人も働く様子も見えない |
| 他の職種の場面 | 開いた候補者が「違う仕事では」と戸惑う |
| 文字入れ、キャッチコピーを重ねた写真 | 広告に見える。タイトルと重複する |
| 作り込んだ、加工した写真 | 実態と違う。面談で「写真と違う」 |
| フリー素材 | 一目で分かる。「自社の写真が無い会社」と映る |
| 役員だけの写真 | 候補者が重ねられない |
| 同意の無い写真 | 後で問題になる |
一方、Wantedlyの募集のガイドラインは、メンバーの集合写真やMTG中の写真、オフィスや社内の環境が写っている写真を効果的な例に挙げています。この職種のチームの集合写真や、働く場所が写った写真は、避けるものではありません。
「文字入れ」は、募集記事の写真で起きやすい失敗です。写真にキャッチコピーを重ねると、目立つように見えて、広告と同じに見えます。タイトルが言葉を担うので、写真は場面だけにします。
手順4|撮り方と、写真が無いとき
募集記事のために撮るなら、その職種の人が仕事をしているところを、普段のままで、昼間に、たくさん撮って選びます。撮り方は会社ページの写真の記事と同じです。
写真が無い場合の判断も同じで、写真が無いから募集記事を出せない、という状態を作りません。
- その職種の仕事中の写真が無ければ、翌週に撮る:募集記事は先に出す
- 撮るまでの間は、会社ページの仕事中の写真の中で、最も近い場面を仮に使う:フリー素材で埋めない
- 撮れたら差し替える:仮の写真のまま長く出さない
- 顔を出せる人がいなければ、手元や横顔で:仕事の場面であれば、顔が無くても空気は伝わる
縦横の比率や、一覧でどの範囲が見えるかは、媒体の仕様で決まります。管理画面で確認し、一覧で切れる部分に人の顔が来ないように選びます。
手順5|同意と、募集の状況での差し替え
写っている人の同意と、差し替えの決め事です。
- 同意は、その写真をその募集記事に使うことについて取る:会社ページで同意した写真でも、募集記事に使うなら改めて一言
- 写っている人が異動や退職したら、差し替える:募集記事で「この人と働く」と見せた人がいないのは、面談で「写真の人は」となる
- 募集の内容が変わったら、写真も見直す:「何をやるか」が変わり、タイトルが変わったら、写真も場面を合わせる
- 募集を閉じるときは、閉じる:古い募集の写真が残っていると、会社ページの印象が古くなる
- 数ヶ月に一度、「タイトルと写真が合っているか」を見る:更新の項目に入れる。仕組みは会社ページを更新し続ける仕組み
「募集の内容が変わったら写真も」が、見落とされやすい点です。本文とタイトルを直しても、写真は前の場面のまま、ということが起きます。
手順6|閲覧だけで判断しない
カバー写真を変えると、閲覧の数が変わることがあります。ただし、閲覧だけで写真の良し悪しを判断しません。
- 見るのは、月の「話を聞きに来た数」:開かれても、本文で離れれば意味が無い。タイトルの試し方と同じ
- 写真とタイトルを同時に変えない:何が効いたか分からなくなる
- 目を引く写真と、仕事の場面の写真は、違う:目を引く写真は開かれるが、本文の「何をやるか」と合っていなければ離れる。仕事の場面の写真は、開いた候補者が本文で「やはりこの仕事だ」と確かめられる
- 試すなら、同じ職種の場面の中で2枚を比べる:場面が違う2枚を比べると、写真の差ではなく場面の差になる
閲覧を増やすために目を引く写真に寄せると、広告に近づき、話を聞きに来る候補者は増えません。写真は入口で、本文とタイトルと同じ場面を指していることが条件です。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 全募集で同じ会社の写真 | 職種の違いが伝わらない | 募集ごとに、その職種の場面 |
| ロゴや看板だけの写真 | 働く様子が伝わらない | 仕事中の人やチームの場面 |
| タイトルと写真がずれる | 開いた候補者が戸惑う | 本文→タイトル→写真の順で選ぶ |
| 文字入れ | 広告に見える | 場面だけ |
| フリー素材 | 自社の写真が無い会社と映る | 無いなら会社ページの近い場面を仮に |
| 写真を待って募集記事を出さない | 候補者に届かない | 先に出し、翌週に撮る |
| 会社ページの同意を募集記事にも流用 | 本人が知らないところで使われる | 改めて一言 |
| 募集の内容が変わっても写真がそのまま | 本文と写真がずれる | 本文を直したら写真も |
最も多いのは、最初の「全募集で同じ会社の写真」です。会社ページの写真が1枚あると、それを全部に使いたくなります。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 募集ごとに要る場面を決める | 人事(本文とタイトルから) |
| 撮る | 人事、または社内の誰か。その職種の仕事中を |
| 選ぶ | 人事(タイトルと合っているかで) |
| 写っている人の同意 | 人事が本人に、その募集記事に使うことを伝えて |
| 管理画面で縦横と見え方を確認 | 人事 |
| 募集の内容の変化と、異動・退職で差し替え | 人事 |
写っている人の負担は、「写られる」「同意する」だけです。運用代行や代理店が支えられるのは、募集ごとに要る場面の整理と、タイトルと合っているかの確認までで、撮ることと同意は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「カバー写真は目を引くものがよい」というものです。実際には、目を引く写真で開かれても、本文の「何をやるか」と写真の場面が合っていなければ、候補者は開いてすぐ離れます。当社がWantedlyの運用でカバー写真を見直すときは、「目を引くか」ではなく「本文とタイトルと同じ場面か」で選びます。営業の募集なら顧客と話している場面、開発なら画面に向かっている場面。地味に見えても、開いた候補者が「やはりこの仕事だ」と確かめられる写真のほうが、話を聞きに来る人が増えています。写真は、開かせるためだけのものではなく、開いたあとに本文を信じさせるためのものです。目を引くことより、本文と合っていること。この基準で選ぶと、写真に迷わなくなります。
まとめ
- 募集記事のカバー写真は「この職種の人が仕事をしている場面」で、一覧で仕事の空気を伝えるもの
- 選ぶ軸は、職種の仕事中・人が写っている・重ねられる・実態と合う・タイトルと合う、の5つ
- 募集ごとに変える。全募集で同じ会社の写真だと、一覧で職種の違いが伝わらない
- ロゴや看板だけの写真、文字入れ、フリー素材、他の職種の場面は避ける。メンバーの集合写真やMTG中、社内の環境の写真はガイドラインでも効果的とされる。写真が無くても募集記事は先に出す
- 同意はその募集記事への使用について改めて取る。本文とタイトルを直したら写真も直す。閲覧ではなく話を聞きに来た数で見る
よくある質問
会社ページの写真を、募集記事にも使ってよいですか
その職種の仕事中の場面なら使えます。ただし、全募集で同じ写真にすると、一覧で職種の違いが伝わりません。募集ごとに、その職種の場面に変えることを勧めます。会社ページで同意した写真でも、募集記事に使うなら本人に改めて一言伝えます。
写真に募集のキャッチコピーを入れると目立ちませんか
目立つように見えますが、広告と同じに見え、候補者は避けます。言葉はタイトルが担い、写真は場面だけにします。目立たせるより、本文とタイトルと写真が同じ場面を指していることのほうが、開いたあとの離脱を減らします。
カバー写真の選定は、御社に相談できますか
できます。当社は、募集ごとに要る場面の整理、タイトルと合っているかの確認、避ける写真の判断を支えられます。撮ることと、写っている人の同意は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの募集記事の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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