Wantedlyの募集記事の反応を見て直す手順|止まった段で1か所ずつ直す
募集記事は、出して終わりではなく、反応を見て直すものです。ところが、「反応が悪いので全部書き直した」「閲覧は多いのに来ないので、タイトルを煽った」という直し方では、何が効いたか分からず、次に活きません。結論から言うと、募集記事の反応は「一覧で開かれているか」「開いて話を聞きに行くか」「来た人が合っているか」「面談後に進むか」の4段で切り分け、止まっている段に対応する箇所を、月に一度、1か所だけ直します。材料は閲覧や応募の数ではなく、面談で聞く候補者の言葉で、直した理由を台帳に残します。 この記事では、反応の見方、やりがちな失敗、止まっている場所ごとの直す箇所、月に一度1か所の理由、面談の言葉を材料にすること、記録の残し方、閉じる・分ける判断、分担を整理します。募集記事の差し替えで比べる方法は募集記事を差し替えて比べる方法で書きました。この記事は、その前段の「どこを直すか」を決める話です。
この作業の目的|「どこで止まっているか」を見てから直す
募集記事の反応が悪いとき、原因は1つではありません。一覧で開かれていない、開かれたが話を聞きに行かない、話を聞きに来たが合わない、面談後に進まない。それぞれ、直す箇所が違います。
切り分けずに直すと、開かれていないのに本文を直したり、来た人が合わないのにタイトルを直したりします。目的は、「止まっている段を見て、その段に対応する箇所だけを直す」ことです。
反応の4段
| 段 | 何を見るか | 見える形 |
|---|---|---|
| 1. 一覧で開かれているか | 募集記事が一覧で開かれているか | 管理画面で見える閲覧の動き。ただし数字の大小より、変化 |
| 2. 開いて話を聞きに行くか | 開いた人が「話を聞きに行く」を押すか | 開かれているのに来ないなら、本文で止まっている |
| 3. 来た人が合っているか | 話を聞きに来た人が、募集の意図と合っているか | 面談で「なぜ来たか」を聞く |
| 4. 面談後に進むか | 面談のあと、選考に進むか、辞退か | 辞退の理由に「記事と違った」があるか |
1と2は管理画面で見え、3と4は面談で聞かないと分かりません。3と4を見ずに1と2だけで直すと、来る人は増えても合わない人が増えます。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 閲覧や応募の数だけで判断する | 煽りに寄る。来ても合わない |
| 反応が悪いので全部書き直す | 何が効いたか分からない |
| 一度に複数の箇所を直す | 同じく、何が効いたか分からない |
| 直した理由を残さない | 担当が変わると、なぜこの形かが分からない |
| 面談で「なぜ来たか」を聞かない | 3と4が見えない |
| 反応が無いのに、そのまま放置する | 古い記事が一覧に残り続ける |
| 反応が良い記事を、良いままにせず直す | 効いていたものを壊す |
最も多いのは、最初の「数だけで判断する」です。閲覧が少ないからタイトルを煽り、閲覧は増えたが来ない、という流れです。
エージェントベストの見解
媒体を比べたり運用を見直したりするときに、募集記事の良し悪しを「応募の数」で判断しようとする会社は多いのですが、応募の数は「開かれて、押された」までで、「合う人が来て、進んだ」ではありません。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの契約後の運用を見ていますが、応募が多い募集記事が、面談後に誰も進まないことがあります。理由は、タイトルと本文が「誰でも来られる」形になっていて、来る人が絞られていないからです。逆に、応募は少ないが面談後にほとんど進む募集記事もあります。当社が募集記事の見直しを支えるときは、応募の数ではなく、「面談で候補者が『記事のどこを読んで来たか』と答えた内容」と「面談後に進んだか」を並べて見ます。この2つが、募集記事の本当の反応です。数は、その次です。
止まっている場所ごとの、直す箇所
| 止まっている段 | 直す箇所 | 直し方 |
|---|---|---|
| 1. 一覧で開かれていない | タイトル、カバー写真 | 「誰に、何を」が一言で分かるタイトルに。付け方は募集タイトルの付け方。写真は仕事の場面に。カバー写真の選び方 |
| 2. 開いたが来ない | なにを、なぜ、どうやって | 最初の段落で仕事が分かるか。抽象語が残っていないか。「なにを」の書き方 |
| 3. 来たが合わない | こんな人、条件 | 誰に来てほしいかが書けているか。合わない人が分かる書き方か。「こんな人」の書き方 |
| 4. 面談後に進まない | 面談との整合、条件、一緒に働く人 | 記事と面談がずれていないか。条件が記事に書いてあるか。条件の書き方 |
4の「面談後に進まない」は、募集記事の問題ではなく、面談の問題であることもあります。記事に書いたことと面談で言うことが違う、記事に書いていない条件が面談で出る。この場合、直すのは記事より面談です。
月に一度、1か所だけ直す
直すときの原則は、「月に一度、1か所」です。
- 1か所だけ:タイトルだけ、こんな人だけ。複数を同時に直すと、何が効いたか分からない
- 月に一度:反応が見えるまでに時間がかかる。週ごとに直すと、反応が出る前に次を直すことになる
- 直す前の状態を残す:戻せるように
- 反応が良い記事は直さない:直すのは、止まっている記事だけ
- 直す箇所は、止まっている段から決める:上の表で
「1か所だけ」は、遅く見えますが、何が効いたかが分かるので、次の記事にも活きます。全部直すと、その記事は良くなっても、なぜ良くなったかが分からず、次の記事で同じことを繰り返します。
面談で聞く言葉を、材料にする
直す材料は、管理画面の数字より、面談で聞く候補者の言葉です。
- 「募集記事のどこを読んで来ましたか」:挙がる部分が、効いている部分。挙がらない部分は、読まれていないか、効いていない
- 「読んで、分からなかったことはありますか」:分からなかった部分が、直す箇所
- 「記事と違ったと感じたことはありますか」:4段目の材料
- 辞退の理由を聞ける範囲で聞く:「記事と違った」があれば、記事か面談を直す
面談に出る人に、この3つの質問を型として渡しておきます。聞いたことは、人事に戻します。ストーリーの反応を面談で聞く考え方はストーリーでやりがちな失敗で書いたのと同じです。
直した記録を、台帳に残す
直したら、記録します。
| 残すこと | 例(型) |
|---|---|
| いつ | 月 |
| どの記事の、どの箇所 | 〇〇職の募集、タイトル |
| 何から何へ | 「〇〇職募集」→「未経験から〇〇を始めたい人へ」 |
| なぜ | 面談で「何の仕事か分からなかった」と言われた |
| その後どうなったか | 翌月に、面談で「タイトルで自分向けだと分かった」と言われた |
記録があると、担当が変わっても「なぜこの形か」が分かり、同じ失敗を繰り返しません。記事の台帳と一緒に置きます。台帳の考え方はコンテンツを資産として貯める考え方で書きました。
閉じる・分ける判断
直しても反応が無い記事は、閉じるか、分けるかを判断します。
- 閉じる:募集が終わった、その職種を採らなくなった。閉じた記事は台帳に残す
- 分ける:1本に複数の職種や読み手が入っている。新卒と中途、経験者と未経験、を分ける。分け方は募集記事を複数出す考え方
- 作り直す:職種の中身が変わった。直すより、新しく書く
- そのまま:反応は少ないが、来た人が合っていて進んでいる。数が少ないだけなら、直さない
「そのまま」の判断があることを、忘れないようにします。反応が少ない記事が悪いとは限りません。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 4段のどこで止まっているかを見る | 人事 |
| 面談で3つの質問を聞く | 面談に出る人 |
| 聞いた言葉を人事に戻す | 面談に出る人 |
| 直す箇所を決めて、1か所直す | 人事 |
| 台帳に記録する | 人事 |
| 閉じる・分ける・作り直すを判断する | 人事と責任者 |
運用代行や代理店が支えられるのは、4段の切り分けの型、直す箇所の案、面談で聞く質問の型、台帳の型、閉じる・分ける判断の材料までで、面談で聞くこと、聞いた言葉を戻すこと、直すかどうかの判断は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
自社で持つべきなのは、どこまでか。当社がWantedlyの募集記事の見直しを支えるとき、4段の切り分け、直す箇所の案、台帳の型は当社が出せます。ただし、「面談で候補者に3つの質問を聞き、その言葉を人事に戻す」ことだけは、企業にしかできません。この言葉が無いと、当社も企業も、管理画面の数字だけで判断することになり、煽りに寄ります。当社が見直しの支援で最初にお願いするのは、面談に出る人に3つの質問を型として渡し、聞いたことを一行で人事に送ってもらうことです。一行が月に数件あれば、当社は直す箇所を絞れます。無ければ、当社の案は推測になります。募集記事の見直しは、書く技術より、聞く一言から始まります。
まとめ
- 募集記事の反応は「開かれているか」「開いて来るか」「来た人が合っているか」「面談後に進むか」の4段で切り分ける
- 数だけで判断する、全部書き直す、複数を同時に直す、理由を残さない、が次に活きない直し方
- 止まっている段に対応する箇所(タイトルと写真/なにを・なぜ/こんな人・条件/面談との整合)だけを直す
- 月に一度、1か所だけ。反応が良い記事は直さない
- 面談で3つの質問を聞き、直した記録を台帳に残し、閉じる・分ける・作り直す・そのままを判断する
よくある質問
閲覧の数は、見なくてよいのですか
見ますが、大小ではなく変化を見ます。タイトルを直した翌月に開かれる数が変わったか、のように、1か所直したあとの変化として使います。数の大小だけで「良い」「悪い」と判断すると、煽りに寄ります。
反応が無い記事を、すぐ直したくなります
出してから反応が見えるまでに時間がかかります。出した月に直すと、反応が出る前に次を直すことになります。月に一度と決め、それまでは面談で聞く言葉を集めます。
募集記事の見直しは、御社に相談できますか
できます。当社は、4段の切り分けの型、直す箇所の案、面談で聞く質問の型、台帳の型、閉じる・分ける判断の材料を支えられます。面談で聞くことと、直すかどうかの判断は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの募集の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
Wantedlyの発信とスカウト、止まっていませんか
- 会社ページ・ストーリー・募集・スカウトのどこで止まっているかを一緒に見ます
- スカウト文面の作成から送信・返信対応まで、代行もできます
- これから申し込む場合も、料金はWantedlyの正規料金のままです
この記事の内容に合うサービス:スカウト代行 ↗月額0円のプランから