Wantedlyの募集記事を差し替えて比べる方法|1要素ずつ比べる手順

Wantedlyコンテンツ制作 更新日 2026/9/11

募集記事のタイトルを変えたら反応が良くなった気がする。でも、本当に効いたのか分からない。結論から言うと、募集記事を差し替えて比べるときは、仮説を1つ立て、変えるのは1要素だけにし、月の「話を聞きに来た数」で前後を比べ、記録を残します。閲覧の数で判断せず、同時に複数を変えず、週で判断しません。 この3つを守らないと、「何が効いたか分からないまま変え続ける」状態になります。この記事では、比べる目的、仮説の立て方、変える要素の選び方、並行と期間分けの使い分け、見る指標、期間の揃え方、記録、効いた型の戻し方、やりがちな失敗、分担を整理します。複数パターンを作る考え方は募集記事を複数パターン作る理由で書きました。この記事は、そのパターンの「どちらが効くか」を確かめる方法です。

この作業の目的|「気がする」を「分かった」に変える

募集記事の改善は、感覚で行われがちです。「このタイトルのほうが良さそう」「写真を変えたら増えた気がする」。感覚で変え続けると、効いたものと効かなかったものが混ざり、次の卒年に同じことを繰り返します。

差し替えて比べる目的は、「効いた型」を記録として残し、次のパターンとテンプレートに戻すことです。1要素ずつ、期間を揃えて、数で比べる。地味ですが、これだけで「気がする」が「分かった」に変わります。

OfferBoxで「変更は1つずつ」「率は月次で」と書いたのと同じ考え方です。考え方は週次レビューのやり方で書きました。

手順1|仮説を1つ立てる

比べる前に、「何を変えると、何が起きるはずか」を1つ書きます。

仮説の型例
タイトルの型「職種名だけ」から「何をする人を探しているか」に変えると、開かれて話を聞きに来る数が増える
カバー写真の場面集合写真から仕事中の場面に変えると、開いた候補者が本文で離れなくなる
「こんなことやります」の深さ「ゆくゆくは」中心から「最初の数ヶ月」中心に変えると、話を聞きに来た候補者の面談での話が具体的になる
「なぜ」の書き方会社の理念の繰り返しから「なぜ今この募集か」に変えると、候補者が自分の役割を語る
「求める動き方」の書き方経験の羅列から行動の型に変えると、合わない候補者が減り、合う候補者が来る

仮説が無いまま変えると、結果を見ても「良かった・悪かった」しか言えず、次に活きません。仮説があると、「タイトルの型が効いた」と記録できます。

手順2|変えるのは1要素だけ

比べる期間に変えるのは、1要素だけです。タイトルと写真を同時に変えると、どちらが効いたか分かりません。

  1. 変える要素を1つ決める:仮説に対応する要素
  2. 他の要素は固定する:本文、写真、条件、会社ページ。比べる期間は触らない
  3. 会社ページとストーリーの更新も、比べる期間はできるだけ止めない程度に:止めると会社ページに来る人が減り、募集記事の数も動く。通常の更新は続け、大きな変更は避ける
  4. 募集の状況が変わったら、比較を中断する:「なぜ」の理由が変わった、配属先が変わった。条件が変わった比較は成立しない
  5. 1要素の比較が終わってから、次の要素へ

「1要素」の単位は、タイトル全体、写真1枚、「こんなことやります」の段落、のように、独立して差し替えられる範囲です。タイトルの一語だけを変える比較は、差が小さすぎて読めません。

エージェントベストの見解

媒体を比べたり募集記事を見直したりするときに、閲覧の数で判断しようとする会社は多いのですが、閲覧は「開かれた」までで、「話を聞きに来た」ではありません。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの契約後の運用を見ていますが、閲覧が増えたのに話を聞きに来る数が変わらなかった、という比較は珍しくありません。煽りのタイトルや目を引く写真は、開かれても本文で離れます。当社がWantedlyの募集記事を比べるときは、閲覧ではなく、月の「話を聞きに来た数」で前後を見ます。加えて、面談の最初に「募集記事のどこを読んで来ましたか」と聞き、変えた要素が読まれているかを確かめます。数と言葉の両方で見ると、「開かれたが読まれていない」と「読まれて来た」を分けられます。閲覧は参考まで。判断は、来た数と、来た人の言葉で。

手順3|並行するか、期間で分けるか

比べ方は2つあります。媒体の仕様で、同じ職種の募集記事を同時に複数出せるかどうかで決まります。出せるかどうかは、管理画面と媒体の案内で確認します。

方法使える場合進め方注意
並行同じ職種で複数の募集記事を同時に出せる1要素だけ違う2本を同時に出し、同じ期間で比べる候補者が両方を見ることがある。タイトルが違えば別の募集に見える。似すぎると混乱する
期間で分ける同時には出せない、または1本に絞りたい型Aを1ヶ月、型Bを1ヶ月、のように順に出す時期で候補者の動きが変わる。同じ長さの期間で、時期の影響が小さい範囲で

並行のほうが時期の影響を受けませんが、候補者が両方を見て混乱する可能性があります。期間で分けるほうが単純ですが、時期の違いが混ざります。どちらでも、期間を揃えることが条件です。

手順4|見る指標と、期間の揃え方

見る指標は2つです。

閲覧の数が見えるなら参考にしますが、判断には使いません。週の数字も使いません。分母が小さく、時期で動くからです。

期間の揃え方を並べます。

  1. 同じ長さの期間で比べる:1ヶ月なら1ヶ月ずつ
  2. 時期の影響が小さい範囲で:候補者が動く時期の山と谷をまたがない。時期の考え方は、OfferBoxの送る時期と時間帯の考え方と同じ
  3. 募集の状況を揃える:比べる期間に、「なぜ」の理由や配属先が変わらない
  4. 来た数が少なすぎる場合は、期間を延ばす:数件の差で判断しない。同じ長さで延ばす
  5. 差が出なければ、「どちらでもよい」と記録する:それも結果。時間をかけない

手順5|記録し、効いた型をテンプレートに戻す

比べた結果を記録し、テンプレートに戻します。

記録する項目内容
仮説何を変えると何が起きるはずか
変えた要素型Aと型Bの内容
期間いつからいつまで、並行か期間分けか
話を聞きに来た数型ごと、月ごと
面談で聞いた「どこを読んだか」型ごとの答え
結果効いた/差が無い/逆だった
テンプレートへの反映どの層のどの部分を、どう変えたか

効いた型は、3層のテンプレートの該当する層に戻します。タイトルの型が効いたなら「パターンごとに変える部分」の型に、「なぜ」の書き方が効いたなら「軸ごとに変える部分」の型に。戻しておくと、次のパターンを作るときに、効いた型から始められます。テンプレートの3層は募集記事を複数パターン作る理由で書きました。

記録は、担当が変わっても引き継げる形にします。「去年、タイトルをこう変えたら効いた」が記録に無いと、次の卒年に同じ比較を繰り返します。

手順6|比べる順番

何から比べるかの順番を置きます。効く幅が大きいものから。

  1. タイトル:一覧で開かれるかどうかを決める。効く幅が最も大きい
  2. 「こんなことやります」の深さ:開いた候補者が来るかどうかを決める
  3. カバー写真:タイトルと合わせる前提で、場面の違い
  4. 「なぜ」の書き方:来た候補者の面談での話し方が変わる
  5. 「求める動き方」の書き方:合う候補者と合わない候補者の比率が変わる

タイトルと「こんなことやります」で差が出なければ、他の要素で差が出ることは少ないです。この2つを先に比べます。

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
仮説を立てずに変える結果が次に活きない何を変えると何が起きるはずかを1つ書く
複数の要素を同時に変える何が効いたか分からない1要素だけ
閲覧で判断する開かれても来ない型に寄る話を聞きに来た数で
週で判断する分母が小さく、時期で動く月で
期間の長さを揃えない比べられない同じ長さで
比べる期間に募集の状況が変わる比較が成立しない中断して、揃ってから
記録を残さない次の卒年に同じことを繰り返す仮説から結果まで記録
効いた型をテンプレートに戻さない次のパターンで活きない該当する層に戻す
差が出ないのに比べ続ける時間の無駄「どちらでもよい」と記録して次へ

最も多いのは、「複数の要素を同時に変える」です。改善したい気持ちが先に立つと、タイトルも写真も本文も一度に変えたくなります。

社内の分担

作業誰が
仮説を立てる人事
変える要素を書く人事(配属先に聞く部分は配属先)
出す・差し替える人事
話を聞きに来た数を月で集める人事
面談で「どこを読んだか」を聞く面談に出る人
記録し、テンプレートに戻す人事

面談に出る人の負担は、「どこを読んだか」を最初に聞くだけです。運用代行や代理店が支えられるのは、仮説の候補、比べる順番、記録の型、テンプレートへの戻し方までです。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。

エージェントベストの見解

これをやる前に、先に決めておかないと比較が空回りすることがあります。「面談の最初に『募集記事のどこを読んで来ましたか』と聞く」ことを、面談の型に入れておくことです。当社がWantedlyの運用の相談で募集記事の比較の話をするとき、数は集めているのに、来た候補者が「何を読んで来たか」を聞いていない会社が多くあります。数だけだと、「型Aのほうが来た」までしか分からず、「型Aのタイトルで開いて、最初の数ヶ月を読んで来た」までは分かりません。後者が分かると、次に何を変えるかが決まります。聞くのは一言で、面談の最初に入れれば済みます。この一言が、比較の結果を「数」から「理由」に変えます。数と理由の両方が揃って初めて、テンプレートに戻せる型になります。

まとめ

よくある質問

閲覧の数は見なくてよいのですか

参考にはしますが、判断には使いません。閲覧は「開かれた」までで、開かれても本文で離れれば、話を聞きに来ません。判断は、月の「話を聞きに来た数」と、面談で聞く「どこを読んだか」で行います。

来る数が少なくて、比べられません

同じ長さで期間を延ばします。数件の差で判断すると、偶然に左右されます。延ばしても差が出なければ、「どちらでもよい」と記録して、次の要素に移ります。差が出ないことも、記録として次に活きます。

募集記事の比較は、御社に相談できますか

できます。当社は、仮説の候補、変える要素の選び方、比べる順番、記録の型、効いた型をテンプレートに戻す整理を支えられます。差し替えと、面談で聞くことは企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの募集記事の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

出典

本記事は 2026/9/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。

相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト

Wantedlyの発信とスカウト、止まっていませんか

  • 会社ページ・ストーリー・募集・スカウトのどこで止まっているかを一緒に見ます
  • スカウト文面の作成から送信・返信対応まで、代行もできます
  • これから申し込む場合も、料金はWantedlyの正規料金のままです

この記事の内容に合うサービス:スカウト代行 ↗月額0円のプランから

相談無料 / 営業のお電話はしません / 正規料金・上乗せなし / 厚生労働大臣許可 13-ユ-316964
送信いただいた情報は、お問い合わせ対応の目的にのみ利用いたします。

この記事のタグ

Wantedlyの他の記事

Wantedlyの記事一覧を見る →