Wantedlyの発信を広報担当と分担する方法|読者と役割の分け方

Wantedlyコンテンツ制作 更新日 2026/10/8

広報担当がいる会社では、「Wantedlyのストーリーは広報が書くのか、人事が書くのか」「広報の確認を通すと、記事がプレスリリースのようになる」という相談をよく受けます。どちらかに寄せると、片方の仕事が増えるか、記事の調子が変わるかのどちらかになりがちです。結論から言うと、広報と人事では、読者と目的が違います。それを先に並べたうえで、広報は「出してよい情報の線」と「社内で起きていることのネタ」を持ち、人事は「候補者に見せる場面」と「書くこと」を持つ、と分けます。広報の確認は、出してはいけない情報に観点を絞ります。 ストーリーが何を書く場所かはWantedlyのストーリーの基本、事業の出来事の書き方は事業の裏側を書く方法で書きました。

この作業の目的|同じ出来事を、二つの読者に向けて使い分ける

広報が書く記事の読者は、顧客、取引先、報道関係者、投資家などです。目的は、会社の事業や発表を正しく知ってもらうことです。Wantedlyの記事の読者は、一緒に働くかもしれない候補者です。目的は、会社の日常と考えを知り、「話を聞きに行きたい」と思ってもらうことです。

同じ「新しいサービスを始めた」という出来事でも、広報は「何を始めたか」を書き、Wantedlyでは「始めるまでに誰が何に迷い、どう決めたか」を書きます。分担の目的は、一つの出来事を二つの読者に向けて使い分け、どちらの仕事も増やしすぎないことです。

手順1|読者と目的の違いを並べる

項目広報の発信Wantedlyの発信
読者顧客、取引先、報道関係者、投資家候補者
知ってほしいこと事業、発表、実績日常、考え、一緒に働く人
書き方事実を正確に、会社の言葉で場面を、本人の言葉で
うまくいかなかったこと原則として書かない書くと信用される
成果の見方掲載、問い合わせ「話を聞きに行きたい」、面談での言葉

この表を広報と人事で一度見て、「同じ会社の発信でも、書き方が違ってよい」と合意しておきます。この合意がないと、確認のたびに調子をそろえる議論が起きます。

手順2|ネタの受け渡しを決める

  1. 広報が持っているネタ帳を、人事も見られるようにする:発表の予定、取材の予定、社内の出来事
  2. 人事は、その中から「裏側に場面がありそうなもの」を選ぶ:発表そのものではなく、その裏で誰が何をしたか
  3. 広報が取材した社員の話のうち、記事に使わなかった部分をもらう:迷ったこと、うまくいかなかったことは、Wantedlyの材料になる
  4. 人事が拾ったネタも広報に渡す:社員の日常の場面から、広報の発信に使えるものが出ることもある

広報の取材に人事が同席できると、聞き取りが一度で済みます。社員に何度も話してもらう負担を減らせます。社員への頼み方はWantedlyの記事づくりに社員の協力を得る方法で書きました。

エージェントベストの見解

相談で多い思い込みは、「広報担当がいるなら、Wantedlyの発信も広報に任せるのがよい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの運用を見ていますが、広報がそのまま書いたストーリーは、文章は整っていても、実績と発表が中心になり、候補者が知りたい日常の場面が抜けやすくなります。広報の仕事は、会社が外に出してよいことを正確に出すことで、それ自体は採用にも欠かせません。ただ、候補者が読みたいのは、発表の裏で誰が何に迷ったか、です。当社が勧めるのは、広報に「書く人」ではなく「線を引く人」と「ネタを渡す人」になってもらうことです。書くのは、候補者の質問を面談で聞いている人事のほうが向いています。

手順3|確認の観点を絞る

広報の確認は、次の観点に絞ります。

文体や言い回し、うまくいかなかった話を入れるかどうかは、確認の観点に入れません。ここを直し始めると、記事が広報の調子に寄っていきます。確認を短く回す流れはWantedlyの記事を上司に確認してもらう流れ、出してよい情報の線引きはWantedlyで会社の素顔を出す範囲で書きました。

手順4|発表日と文体をそろえる

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
広報が全部を書き直すプレスリリースの調子になる確認の観点を絞る
発表前の情報を出す社内外の調整が必要になる広報の予定を共有する
お互いに相手が書くと思っているどちらも書かない書くのは人事、と決める
社員に二度同じ話を聞く社員の協力が減る取材に同席し、一度で聞く
成果を同じ数字で見る広報と採用の判断がずれるそれぞれの成果の見方を分ける

社内の分担

作業誰が
読者と目的の違いを合意する広報と人事
ネタ帳と発表の予定を共有する広報
裏側に場面があるネタを選ぶ人事
社員に話してもらう・書く人事(取材に広報が同席してもよい)
出してはいけない情報の確認広報
本人の確認話した社員
公開する人事

エージェントベストの見解

広報と分担を始めた会社で、数か月後に起きやすいのは、確認が二重になって記事が止まることです。人事が書き、広報が確認し、さらに上司が確認する、という流れが重なり、一本を出すまでに時間がかかって、ストーリーの更新が途切れます。当社が運用の見直しでこの状態を見たときに勧めるのは、確認する人ごとに観点を一つに決めることです。広報は「出してはいけない情報」、話した本人は「自分の言葉として違和感がないか」、上司は必要な場合だけ「事実と違わないか」。観点が重ならなければ、確認は並行して進められます。広報の確認期限を決め、期限までに指摘がなければ出す、と合意しておくと、更新は止まりにくくなります。

まとめ

よくある質問

広報担当が一人で、Wantedlyまで手が回りません

広報に頼むのは、ネタ帳と発表の予定を共有することと、出してはいけない情報の確認だけにします。書くのは人事が受け持ちます。確認の観点が絞られていれば、広報の負担は短い時間で済みます。

広報の発表記事を、Wantedlyのストーリーにそのまま載せてもよいですか

載せること自体はできますが、候補者には読まれにくい傾向があります。発表の内容を短く引いたうえで、その裏で誰が何をしたかを一つの場面で書き足すと、Wantedlyの記事になります。発表記事への導線は、会社の採用サイトや広報のページに置く方法もあります。

広報と人事の分担は、御社に相談できますか

できます。当社は、読者と目的の整理、ネタの受け渡しの形、確認の観点と流れの設計、記事の構成を支えられます。社員に話してもらうこと、出してはいけない情報の確認、公開の判断は企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyのコンテンツづくりを支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。

相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト

Wantedlyの発信とスカウト、止まっていませんか

  • 会社ページ・ストーリー・募集・スカウトのどこで止まっているかを一緒に見ます
  • スカウト文面の作成から送信・返信対応まで、代行もできます
  • これから申し込む場合も、料金はWantedlyの正規料金のままです

この記事の内容に合うサービス:スカウト代行 ↗月額0円のプランから

相談無料 / 営業のお電話はしません / 正規料金・上乗せなし / 厚生労働大臣許可 13-ユ-316964
送信いただいた情報は、お問い合わせ対応の目的にのみ利用いたします。

この記事のタグ

Wantedlyの他の記事

Wantedlyの記事一覧を見る →