Wantedlyの副業・業務委託の募集記事の書き方|「何を・いつまでに」を書く
Wantedlyでは、社員の募集だけでなく、副業や業務委託の形で関わる人の募集も出せます。ところが、副業・業務委託の募集記事は、社員の募集記事をそのまま「副業可」「業務委託」に変えて出されることが多く、読み手には「何を頼まれるのか」「どのくらいの稼働か」「報酬の形は」が分かりません。結論から言うと、副業・業務委託の募集記事は「何を頼むか」「成果の形」「稼働の目安」「進め方」「契約の形」を具体的に書き、報酬は金額を書かずに「面談で伝える」と明記して、雇用の募集記事と混ぜません。業務委託は雇用ではないので、「一緒に働く仲間」「チームの一員として」と書いて指揮命令の形にすると、契約の形と実態がずれます。この区別は自社の方針と制度を確認して決めます。 この記事では、読み手の違い、やりがちな失敗、業務委託と雇用の区別、書く要素、進め方の書き方、受け入れる側の準備、分担を整理します。
この作業の目的|「頼む仕事」が分かる募集にする
社員の募集記事は、「この会社で働く自分」を想像させるものです。副業・業務委託の募集記事は、それとは違い、「この仕事を引き受ける自分」を想像させるものです。
読み手は、本業がある人か、独立して仕事をしている人です。知りたいのは、会社の魅力より、「何を頼まれ、いつまでに、どの形で、いくらの目安で」です。募集記事の目的は、「頼む仕事の輪郭が、読んで分かる」ことです。
Wantedlyの募集の区分(副業、業務委託など)の設定や掲載の条件は変わることがあるので、現在の仕様は管理画面とヘルプで確認してください。
読み手が知りたいこと
| 知りたいこと | 書き方 |
|---|---|
| 何を頼むか | 職種名ではなく、具体的な仕事。「〇〇の設計」「△△の記事を月に数本」「□□の月次の分析」 |
| 成果の形 | 何を納めるか。成果物か、稼働か、定例の参加か |
| 稼働の目安 | 週にどのくらいか、時間帯の制約があるか、リモートか |
| 進め方 | 誰とやり取りするか、どの頻度で、どの道具で |
| 報酬の形 | 成果物ごとか、月額か、時間単位か、金額はどのくらいか。Wantedlyでは給与・待遇の具体的な金額や箇条書きは制限対象なので、募集には書かず、「面談で伝える」と明記する。曖昧にしない |
| 契約の形 | 業務委託か、他の形か。期間、更新の有無 |
| 社員になる道があるか | あるなら、その形。無いなら、無いと |
| 一緒にやる人 | やり取りする社員の話 |
「成果の形」と「進め方」は、社員の募集記事には無い要素です。業務委託では、「何を納めるか」と「どう進めるか」が仕事の輪郭で、これが無いと読み手は判断できません。
やりがちな失敗
| 失敗 | 読み手からどう見えるか |
|---|---|
| 社員の募集記事を「副業可」「業務委託」に変えて流用 | 何を頼まれるか分からない。「一緒に働く仲間」と書いてあるが、自分は社員ではない |
| 「チームの一員として」「フルコミットで」と書く | 指揮命令の形に見え、業務委託の実態とずれる |
| 稼働の目安が無い | 本業と両立できるか判断できない |
| 報酬をいつ伝えるかが書いていない | 聞きにくい。応募しない |
| 成果の形が無い | 何をすれば終わりか分からない |
| 会社の魅力が長く、仕事の話が短い | 読み手が知りたいことにたどり着かない |
| 社員になる道を曖昧にする | 「いずれ社員に」と期待させるか、逆に警戒される |
| 受け入れる側の進め方が決まっていない | 契約後に、やり取りの形で揉める |
最も多いのは、最初の「流用」です。「一緒に働く仲間を募集」の文面が残り、業務委託の読み手には自分向けに見えません。
エージェントベストの見解
これをやる前に、先に決めておかないと契約後に揉めることがあります。「業務委託として頼む仕事の形」です。当社は3媒体すべての販売パートナーとしてWantedlyの募集の相談を受けますが、副業・業務委託の募集で、実際には社員と同じように毎日の指示を受けて働く形を想定している会社があります。この形は、契約の名前が業務委託でも、実態が雇用に近く、制度上の扱いが関わります。当社は制度の判断はできませんが、募集記事を書く前に「成果物で頼むのか、稼働で頼むのか」「日々の指示をするのか、成果を受け取るのか」を管理部門と確かめておくことをお願いしています。ここが決まっていれば、募集記事は「何を納めるか」「どう進めるか」で書け、読み手にも社内にも輪郭が伝わります。決まっていないまま「一緒に働く仲間」と書くと、契約と実態がずれた状態で始まります。
業務委託と雇用の区別
業務委託は、雇用とは契約の形が違います。募集記事の言葉にも、その違いを反映します。
| 雇用の募集記事の言葉 | 業務委託の募集記事の言葉 |
|---|---|
| 一緒に働く仲間 | 一緒にやる人、お願いしたい人 |
| チームの一員として | 〇〇の部分を担当してもらう |
| 勤務時間、出社 | 稼働の目安、定例の参加 |
| 業務内容 | 頼む仕事、納めるもの |
| 上司、指示 | やり取りする担当、進め方 |
| 給与 | 報酬 |
| 入社 | 契約開始 |
言葉を変えるのは、形式のためではなく、実態を合わせるためです。募集記事で「指示のもとで」と書いていれば、契約後も指示の形になり、業務委託の実態とずれます。
どこまでが業務委託として扱える形か、どこからが雇用として扱うべきかは、自社の方針と制度を、管理部門や専門家と確かめて決めてください。この記事では、その線の具体は書きません。
書く要素と順番
副業・業務委託の募集記事は、社員の募集記事と順番を変えます。
- 何を頼むか:最初に。「〇〇を、△△の形で頼みたい」
- 成果の形と稼働の目安:何を納めるか、どのくらいの稼働か
- 進め方:誰と、どの頻度で、どの道具で
- 契約の形と、報酬を伝える場:契約の形と期間。報酬は「面談で伝える」と明記
- なぜ社外に頼むのか:社内でやらない理由。「社内に〇〇の経験者がいない」「一時的に量が増えている」。ここは短く
- 一緒にやる人:やり取りする担当の話
- 社員になる道:あるか、無いか
- こんな人:経験と、進め方の相性。「自分で進められる人」「定例で報告できる人」
社員の募集記事は「なぜ」が前に来ますが、業務委託の募集記事は「何を」が前に来ます。読み手が最初に知りたいのが、仕事の輪郭だからです。社員の募集記事の型は募集記事の基本で書きました。
進め方の書き方
業務委託では、「どう進めるか」が仕事の一部です。
- やり取りの相手:「担当は〇〇(職種)で、週に一度の定例と、日々のチャットで」
- 頻度:定例があるか、どのくらいの頻度か
- 道具:どのツールで、どの形で納めるか
- 判断の範囲:どこまで自分で決めてよいか、どこから相談か
- 最初の1か月:最初に何から始めるか。「最初の月は〇〇の把握と、小さな△△から」
「判断の範囲」を書くと、読み手は「自分で進められる仕事か」を判断できます。書いていないと、契約後に「どこまで聞けばいいか」で止まります。
受け入れる側の準備
募集記事を出す前に、社内で決めておくことがあります。
- 頼む仕事と成果の形を決める:成果物か、稼働か、定例か
- 業務委託として扱える形かを、管理部門と確かめる:日々の指示の有無、時間の拘束の有無
- やり取りする担当を決める:本人と上司に合意。見る時間が業務に入る
- 報酬の形と範囲、契約の期間を決める
- 社員になる道の有無を決める
- 最初の1か月に何を頼むかを決める
社員の募集と同じで、「先に決めてから書く」です。記事は、決めたことを読み手の言葉で書いたものです。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 頼む仕事と成果の形を決める | 頼む部署の責任者 |
| 業務委託として扱える形かの確認 | 管理部門(必要なら専門家) |
| やり取りする担当を決める | 責任者と人事 |
| 報酬と契約の形を決める | 責任者と管理部門 |
| 募集記事を書く | 人事(担当に確認) |
| 一緒にやる人の話を聞いて書く | 人事 |
| 契約と受け入れ | 管理部門と担当 |
運用代行や代理店が支えられるのは、書く要素の型、雇用との言葉の使い分け、進め方の書き方、記事の作成までで、頼む仕事の決定、業務委託として扱える形かの判断、報酬と契約の決定は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「副業・業務委託の募集は、社員の募集より簡単だ」というものです。当社が3媒体の販売パートナーとしてWantedlyの募集を見る中で、副業・業務委託の募集記事は、社員の募集記事より書く前に決めることが多いことに気づきます。社員の募集は「この会社で働く」ことが前提で、仕事の細部は入社後に決められますが、業務委託は「何を、どの形で、いくらで」が契約の中身で、募集の時点で決まっていなければなりません。決まっていない募集記事は、読み手にとって「何を頼まれるか分からない募集」で、応募されないか、契約後に揉めます。当社が副業・業務委託の募集の相談を受けるとき、最初にお渡しするのは記事の型ではなく、「先に決めておく項目」の一覧です。項目が埋まれば、記事は短く書けます。
まとめ
- 副業・業務委託の募集記事は「何を頼むか」「成果の形」「稼働の目安」「進め方」「契約の形」「社員になる道」を具体的に。報酬は金額を書かず、面談で伝えると明記
- 社員の募集記事の流用、「一緒に働く仲間」「チームの一員として」は、業務委託の実態とずれる
- 業務委託と雇用で言葉を使い分け、どこまでが業務委託として扱える形かは自社の方針と制度を管理部門や専門家と確かめる
- 順番は「何を」が先。なぜ社外に頼むかは短く
- 進め方(やり取りの相手・頻度・道具・判断の範囲・最初の1か月)を書く。頼む仕事と契約の形を先に決めてから募集する
よくある質問
副業の人にも、社員と同じようにチームに入ってほしいです
「チームに入る」の中身を分けます。定例に参加し、成果を持ち寄る形なら業務委託で書けます。毎日の指示を受けて、社員と同じ時間に働く形なら、雇用に近い実態になり、制度上の扱いが関わります。どちらの形で頼むかを、管理部門と確かめてから募集記事を書きます。
報酬の金額は、募集記事に書くべきですか
書きません。Wantedlyでは、給与・待遇を具体的な金額や箇条書きで書くことは制限対象です。報酬の形と金額は社内で先に決めておき、募集には「報酬は面談でお伝えします」と入口を明記して、面談で聞かれる前に伝えます。曖昧なままにすると、読み手は応募しません。
副業・業務委託の募集記事は、御社に相談できますか
できます。当社は、書く要素の型、雇用との言葉の使い分け、進め方の書き方、記事の作成を支えられます。頼む仕事の決定、業務委託として扱える形かの判断、報酬と契約の決定は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、Wantedlyの募集の整備を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/11 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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