SNSからの母集団形成|「読む場所」への導線として使う
SNSで発信して、母集団を作りたい。ところが、フォロワー数と閲覧数を追い、公式アカウントで会社の宣伝を流し、反応が取れる投稿に寄って、話を聞きに来る人はいない。結論から言うと、SNSは母集団の入口ではなく、「読む場所(企業ページ・記事)」に人を連れてくる導線です。フォロワー数や閲覧数を母集団と数えず、「SNSから読む場所に来て、話を聞きに来た人」で見ます。社員本人が場面を一文で書き、煽らず、続く仕組みで回します。運用のルールは、媒体の規約と自社のルールで確認します。 この記事では、SNSで起きる失敗、位置づけ、届く形、公式アカウントの役割、どのSNSか、読む場所を先に整えること、反応の見方、続く仕組み、他の入口との分担、ルール、分担を整理します。母集団の考え方は母集団形成の基本|量と質の順番、記事をSNSで広げる方法はWantedlyの記事をSNSで広げる方法で書きました。
この作業の目的|SNSを、「読む場所」への導線として位置づける
SNSは、学生が企業を「探していないとき」に目にする場です。探していない人に、社員の一文が届いて、企業ページや記事を読みに来る。この導線が、スカウトや掲載では出会えない人との接点になります。ただし、SNSの中で母集団はできません。母集団になるのは、読む場所に来て、話を聞きに来た人です。
目的は、SNSを「数の場」ではなく、「読む場所に人を連れてくる導線」として、続く形で回すことです。
SNSで、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| フォロワー数や閲覧数を、母集団と数える | 数が増えても、読む場所に来ず、話を聞きに来ない |
| 公式アカウントで、会社の宣伝を流す | 探していない人には届かない。「広告」として流される |
| 煽る投稿で、反応を取る | 反応は増えても、来る人が「こんな人」から遠い。会社の見え方が変わる |
| SNSだけで、待つ | 読む場所(企業ページ・記事)が整っておらず、来ても読むものがない |
| 担当が一人で、燃え尽きる | 毎日投稿を一人で続け、止まる |
| 規約と自社のルールを、確認しない | 媒体の規約や社内のルールに反して、投稿を取り下げる |
共通するのは、SNSを「母集団の入口」として扱っていることです。SNSは「導線」です。
SNSの、位置づけ
| 入口 | 母集団のでき方 | SNSの役割 |
|---|---|---|
| スカウト | 企業が選んで送り、返信した人 | 送った人が、社員の投稿を読む |
| 掲載 | 読んで、自分に近いと判断して、来た人 | 探していない人を、読む場所に連れてくる |
| イベント | 参加後に次の場へ進んだ人 | 回の案内を、探していない人に届ける |
| リファラル | 知っている人が選んだ人 | 社員の投稿が、社員のつながりに届く |
SNSは、どの入口の「上流」にもなり、どの入口にもなりません。SNSから来た人は、掲載(読む場所)を経て、面談へ進みます。掲載からの母集団形成の「他の入口から来た人が、読む順番を整える」に、SNSから来た人の順番も含めます。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「SNSでフォロワーを増やせば、母集団ができる」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、記事をSNSで広げる運用を見ていますが、フォロワー数を追った会社は、反応が取れる投稿に寄り、来た人が「こんな人」から遠く、企業ページを読まずに帰っています。逆に、フォロワー数を見ず、社員本人が仕事の場面を一文で書き、企業ページと記事を先に整えた会社は、投稿の反応が少なくても、読む場所に来た人が話を聞きに来ています。SNSの価値は、フォロワー数ではなく、「探していない人が、読む場所に来て、話を聞きに来たか」です。当社がSNSの相談を受けるとき、最初にやるのは、SNSの数字を見る前に、読む場所(企業ページ・記事)が整っているかを確かめることです。
届く形|社員本人が、場面を一文で、誰に向けてか
- 本人が出す:公式より、社員本人の一文が届く。探していない人は、会社の投稿を読まない
- 場面を一文で:「今日、〇〇の場面で、〇〇があった」。会社の説明ではなく
- 誰に向けてかを書く:「〇〇に興味がある人に」。「こんな人」に近い人が自分で気づく
- 読む場所への導線を添える:企業ページ、記事。「詳しくはこちら」ではなく、「この場面の記事」
- 届く形の詳しくはWantedlyの記事をSNSで広げる方法の「届く形」
公式アカウントの、役割
- 公式は、社員の投稿を「拾う」役:社員の一文を、公式が広げる
- 公式で、会社の宣伝を流さない:探していない人に届かない
- 公式で流すのは、事実の案内:回の日程、記事の更新、選考の流れの変更
- 公式の運用ルールを決める:誰が、何を、どの頻度で。自社のルールで確認
- 公式の使い方はWantedlyの記事をSNSで広げる方法の「公式アカウントの使い方」
どのSNSか
- 「こんな人」がいる場所で決める:全部を開けない
- 社員が、すでに使っている場所:新しく始めるより続く
- 職種で違う:技術職は技術の話が流れる場所、など。自社の「こんな人」の場所を、面談で聞く
- 一つから始める:回ってから、二つ目
- 場所の選び方はWantedlyの記事をSNSで広げる方法の「どのSNSか」
読む場所を、先に整える
- SNSから来た人が、最初に読むものを決める:社員の記事、仕事の中身、「こんな人」
- 投稿の場面と、記事が対応している:投稿で触れた場面の記事がある
- 企業ページに、「こんな人」と「合わない人」が事実で書かれている:掲載からの母集団形成
- 読んだ後の、次の場が見える:話を聞きに行く、回、インターン
- 読む場所が整っていないなら、SNSを始めない:来ても読むものがなく、帰る
反応の、見方
| 見るもの | 見ないもの |
|---|---|
| SNSから、読む場所に来た人が増えたか | フォロワー数、いいね、閲覧数 |
| 面談で「どこで知りましたか」に、SNSと答えた人の数と、その人の近さ | 投稿ごとの反応 |
| SNSから来た人の、面談以降の進み方 | 拡散の数 |
| 投稿の形を一つ変えたとき、読む場所に来た人が変わったか | 反応の数の増減 |
「面談で聞く」が中心です。SNSの数字を追うと、煽りに寄ります。見方の詳しくはWantedlyの記事をSNSで広げる方法の「反応の見方」で書きました。台帳では、入口を「掲載」とし、「知ったきっかけ」にSNSを持ちます。
続く仕組み
- 記事を出すときに、社員が一文を書く:記事と一緒に。別の作業にしない
- 投稿する社員を、数人に:一人に集中させない。Wantedlyの記事づくりに社員の協力を得る方法
- 頻度は、記事の頻度と同じ:毎日投稿しない。記事が出たら、一文
- 業務時間内で、短く:数分で済む形
- 社員の投稿を、強制しない:出したい人が、出す
- 続ける仕組みはWantedlyの記事をSNSで広げる方法の「続ける仕組み」
運用のルールは、媒体の規約と自社のルールで確認する
- 媒体ごとの規約:投稿の内容、採用目的の利用、広告の扱い。媒体の規約で確認
- 自社のルール:社員が個人のアカウントで会社の仕事を書く範囲、公式の運用、情報の扱い
- 学生の投稿への反応:学生の投稿に会社が反応する範囲は、自社のルールで
- 社員の投稿を、会社が管理しない:ルールの範囲で、本人の言葉で
- ルールがないなら、先に作る:SNSを始める前に
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| SNSの位置づけ(導線)と、ルールを決める | 人事責任者と管理部門 |
| 読む場所(企業ページ・記事)を先に整える | 人事と現場 |
| どのSNSかを「こんな人」の場所で決める | 人事 |
| 記事を出すときに、場面の一文を書く | 記事に出た社員(任意) |
| 公式で社員の投稿を拾い、事実の案内を流す | 人事 |
| 面談で「どこで知りましたか」を聞き、台帳に残す | 面談に出る人 |
| 読む場所に来た人と、面談以降を見る | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、位置づけの整理、届く形の型、読む場所の整え方、反応の見方の型、続く仕組みの型までで、ルールの決定、社員の投稿、公式の運用、面談で聞くことは企業が行います。SNSの運用代行は当社では扱いません。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは切り分けの話です。SNSの相談で、「SNSからの応募が少ない」と言われることがあります。当社が確かめるのは、「SNSから読む場所に来ていないのか」「来ているが読む場所で止まっているのか」「読んだが次の場が見えていないのか」の三つのどれかです。一つ目なら投稿の形(本人か公式か、場面の一文があるか)、二つ目なら読む場所の中身(投稿の場面と記事が対応しているか、「こんな人」が書かれているか)、三つ目なら次の場の見え方(話を聞きに行く導線、回の案内)を直します。SNSの数字を見ても、三つのどれかは分かりません。分かるのは、読む場所に来た人の数と、面談で聞いた「どこで知りましたか」です。当社は、SNSの相談を、読む場所と面談の記録から始めます。
まとめ
- SNSは母集団の入口ではなく、「読む場所(企業ページ・記事)」に人を連れてくる導線。フォロワー数や閲覧数を母集団と数えない
- 届く形は、社員本人が、仕事の場面を一文で、誰に向けてかを書き、読む場所への導線を添える。公式は社員の投稿を拾い、事実の案内を流す役で、宣伝を流さない
- どのSNSかは「こんな人」がいる場所と社員がすでに使っている場所で、一つから。読む場所が整っていないなら、SNSを始めない
- 見るのは「SNSから読む場所に来た人」と「面談で『どこで知りましたか』にSNSと答えた人の近さと進み方」。煽らない
- 記事を出すときに一文、数人で、業務時間内で、強制せず。運用のルールは媒体の規約と自社のルールで確認し、なければ先に作る
よくある質問
社員が、個人のアカウントで会社のことを書きたがりません
書きたい人だけで構いません。強制すると、続かず、言葉が会社の言葉になって届きません。まず、記事に出た社員に「記事が出たので、一文だけ」と頼み、出したい人が出す形から始めます。会社のルールで「書いてよい範囲」が明確になっていると、社員は書きやすくなります。社員が誰も出さないなら、公式で記事の事実の案内を流すだけにし、SNSを導線の主にしません。
学生がSNSで自社について書いているのを見つけました
反応する範囲は、自社のルールで先に決めます。決めていないなら、反応しません。学生の投稿に会社が反応すると、学生にとっては「見られている」と感じることがあり、会社の見え方が変わります。書かれている内容が事実と違うなら、読む場所(企業ページ・記事)の事実を整えることで応えます。SNSの中で応えない、が基本です。
SNSからの母集団形成は、御社に相談できますか
できます。当社は、位置づけの整理、届く形の型、読む場所の整え方、反応の見方の型、続く仕組みの型を支えられます。ルールの決定、社員の投稿、公式の運用、面談で聞くことは、企業が行ってください。SNSの運用代行は当社では扱いません。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
採用の進め方を、媒体選びから一緒に整理しませんか
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- スカウト代行・運用代行と組み合わせて、手が回らない部分を外に出せます
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