文系の母集団形成|「こんな人」を職種ごとに行動の型で書く
文系の学生の母集団を作りたい。ところが、「文系」で一括りにして送り、職種を決めずに「総合職」で受け、「文系でも活躍できる」と書き、業界志望が広い学生に会社説明から入って、読まれない。結論から言うと、文系の母集団は、「文系」で一括りにせず、「こんな人」を職種ごとに行動の型で書きます。文系の学生は業界志望が広く、「何の仕事か」を先に見せる入口が要ります。掲載と回で仕事の場面を見せ、スカウトは経験を行動の型で拾い、「文系でも」と書きません。取り合いは「仕事の中身の具体」で。 この記事では、文系の母集団で起きる失敗、「こんな人」の書き方、入口ごとの役割、「何の仕事か」を先に見せること、経験の拾い方、見えにくい職種の書き方、取り合い、分担を整理します。母集団の考え方は母集団形成の基本|量と質の順番、文系向けの文面は文系学生向けのスカウト文面、理系は理系の母集団形成で書きました。
この作業の目的|「何の仕事か」が先に見える母集団にする
文系の学生は、理系のように研究と仕事がつながっていないことが多く、業界も職種も広く見ています。「この会社は何の仕事をする会社で、自分は何をするのか」が先に見えないと、会社説明を読んでも自分ごとになりません。母集団形成にとっては、「何の仕事か」を先に見せる入口と、仕事の場面が確かめられる場が要ります。
目的は、文系の母集団を「数が多いから数で回す」ものではなく、「職種ごとに、何の仕事かが先に見える入口」として作ることです。
文系の母集団で、起きる失敗
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| 「文系」で一括りにする | 営業も企画も事務も同じ文面。「何の仕事か」が見えない |
| 職種を決めずに「総合職」で受ける | 学生が自分の仕事を想像できず、面談で「何をするんですか」から始まる |
| 「文系でも活躍できる」と書く | 「文系は不利」という前提が伝わり、読み手が引く |
| 業界志望が広い学生に、会社説明から入る | 業界に興味がない段階で会社の説明を読まされ、閉じる |
| 仕事の中身が見えにくい職種を、抽象語で書く | 「幅広く活躍」「裁量が大きい」では、何をするか分からない |
| 数が多いからと、数で回す | 文系の学生は数が多いが、「こんな人」に近い人の割合は上がらない。枠が遠い人で埋まる |
共通するのは、「文系」を一つの塊として見て、職種と仕事の場面を見せていないことです。
「こんな人」を、職種ごとに行動の型で書く
- 職種ごとに、一枚ずつ:営業・企画・管理・販売・人事、で「こんな人」は違う
- 行動の型で書く:「コミュニケーション能力」ではなく、「初対面の相手に、自分から聞いて、相手の言葉で返した経験がある人」
- 文系の学生の経験は、学業以外に多い:アルバイト、サークル、留学、ゼミの運営。経験の「中身」ではなく「行動の型」を見る
- 「文系」を条件に入れない:文系であることは「こんな人」の要素ではない
- 行動の型の拾い方は文系学生向けのスカウト文面の「プロフィールで、読む箇所」とOfferBoxで文系学生に届く文面の手順2
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「文系の学生は数が多いから、母集団は作りやすい」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、文系の母集団形成を見ていますが、数が多いことと、「こんな人」に近い人が面談まで来ることは別で、数で回した会社は、エントリーは多くても面談で「何の仕事か」から説明が始まり、面談の枠が「まだ決めていない人」で埋まっています。逆に、職種ごとに「何の仕事か」を場面で先に見せた会社は、エントリーは減っても、面談に来た人が「この仕事をしたい」と決めて来ていて、面談が仕事の話から始まります。文系の母集団は、数ではなく、「何の仕事かを先に見せたか」で決まります。当社が文系の相談を受けるとき、最初にやるのは、「総合職」の一枚を職種ごとに分け、それぞれの仕事の場面を書くことです。
入口ごとの、役割
| 入口 | 文系での役割 | 注意 |
|---|---|---|
| 掲載 | 「何の仕事か」を、職種ごとに場面で書く。文系で最も効く入口の一つ | 「総合職」で一つにしない。ワンキャリアで文系向けに掲載する |
| イベント | 仕事の場面を、その職種の社員が話す少人数の回 | 会社説明の回にしない。イベントからの母集団形成 |
| スカウト | 経験を行動の型で拾い、「この仕事のこの場面で」とつなぐ | 「文系でも」と書かない。文系学生向けのスカウト文面、ワンキャリアで文系学生にスカウトを送る方法 |
| インターン | 仕事の場面を体験する場。「何の仕事か」が最も伝わる | 目的を一つに。インターンからの母集団形成 |
| 早期の接点 | 業界志望が広い段階で、「仕事を知る」入口 | 早期の母集団形成の考え方 |
文系は掲載とイベントの比重が高く、スカウトは「読んだ」と伝わる一文があってはじめて効きます。
「何の仕事か」を、先に見せる
- 会社の説明より先に、仕事の場面:「〇〇職の一日」「最初の一年で担当すること」「誰と、何を、どう進めるか」
- 業界の説明は、仕事の場面の後に:業界に興味がない段階で業界説明を読ませない。OfferBoxで文系学生に届く文面の手順3
- 「何をするか」が一文で言えるか:言えなければ、職種の分け方が粗い
- 仕事の場面は、その職種の社員が書く:人事が書くと抽象語に寄る
- 読む場所(企業ページ・記事)に、職種ごとの仕事の場面を置く:掲載からの母集団形成
経験を、行動の型で拾う
- アルバイト・サークル・留学・ゼミの「中身」ではなく、「どう動いたか」を読む:「〇〇のアルバイトをした」ではなく、「新しい仕組みを自分で提案して回した」
- 行動の型を、仕事の場面につなぐ:「その動き方が、この仕事のこの場面と重なる」
- 経験の規模を見ない:大きな成果ではなく、動き方の型
- 書かれていることが少ない学生は、面談で聞く:文面で決めきらない
- 拾い方はOfferBoxで文系学生に届く文面の手順2「経験を、行動の型で拾う」
仕事の中身が見えにくい職種ほど、場面で書く
- 営業・企画・管理・コンサルは、名前だけでは中身が見えない:会社ごとに中身が違う
- 「一日の流れ」「一週間の中で最も時間を使うこと」「最初の一年の担当」を、事実で
- 「幅広く」「裁量」「成長」を使わない:何をするかが消える
- その職種の社員の記事を、読む場所に:「この人が、この仕事をこうやっている」
- 場面の書き方は文系学生向けのスカウト文面の「仕事の中身が見えにくい職種ほど、場面で書く」
取り合いは、「仕事の中身の具体」で
- 文系の学生は、業界をまたいで比べている:業界の魅力ではなく、「この会社で自分が何をするか」で比べる
- 仕事の中身の具体で勝つ:「入社後、最初に何をやるか」「誰と」「どう覚えるか」を事実で
- 速さで勝つ:返信を当日に、面談の日程を最初の返事で。スカウトからの母集団形成
- 「読んだ」で勝つ:経験を行動の型で拾った一文
- 知名度で負ける分は、仕事の具体で:知名度がない会社の母集団形成
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 「総合職」を職種ごとに分け、「こんな人」を行動の型で書く | 人事と各職種の責任者 |
| 職種ごとの仕事の場面を書く | その職種の社員 |
| 掲載と記事に、職種ごとの仕事の場面を置く | 人事 |
| 回に出て、仕事の場面を話す | その職種の社員 |
| 経験を行動の型で拾い、一文を書く | 送る人 |
| 返信を当日に、面談の日程を最初の返事で | 返信の担当 |
| 面談で、仕事の話から始める | 面談に出る人 |
運用代行や代理店が支えられるのは、職種の分け方の整理、「こんな人」の型、仕事の場面の書き方の型、文面の型、入口ごとの役割の整理までで、職種の決定、仕事の場面を書くこと、回に出ること、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは切り分けの話です。文系の相談で、「エントリーは多いのに、面談に来ない、来ても決まらない」と言われることがあります。当社が確かめるのは、「何の仕事か」がどこで見えていないかです。掲載で見えていないなら、エントリーの段階で「まだ決めていない人」が来ていて、面談に来ません。掲載で見えていて、面談で見えていないなら、面談に出る人が仕事の場面を話せておらず、決まりません。掲載でも面談でも見えているのに決まらないなら、他社の仕事の具体と比べて負けています。三つのどれかで、直す場所が違います。当社は、文系の相談を「エントリーの数」ではなく、「何の仕事かが、どの段で見えているか」から始めます。
まとめ
- 文系の母集団は「文系」で一括りにせず、「こんな人」を職種ごとに行動の型で書く。「文系」を条件に入れない
- 文系の学生は業界志望が広く、「何の仕事か」が先に見えないと自分ごとにならない。会社説明より先に仕事の場面を、業界説明はその後に
- 入口は掲載とイベントの比重が高く、職種ごとに仕事の場面を置く。スカウトは経験を行動の型で拾い、仕事の場面につなぐ一文があってはじめて効く
- 「文系でも」「幅広く」「裁量」「成長」を使わない。見えにくい職種ほど、一日の流れと最初の一年の担当を事実で
- 数が多いからと数で回さない。取り合いは業界の魅力ではなく「この会社で自分が何をするか」の具体と速さで
よくある質問
職種を分けずに「総合職」で採って、配属は入社後に決めたいです
配属が入社後でも、「最初に経験しうる仕事の場面」は書けます。「入社後の一年は、〇〇か△△のどちらかを担当し、その中で〇〇をする」と、候補の職種ごとに場面を書きます。「総合職」だけでは何をするかが見えず、面談に来ないか、来ても決まりません。配属の決め方が自社の制度で決まっていれば、それも事実で書きます。
文系の学生の経験が、どれも似ていて「こんな人」に近いか分かりません
経験の「中身」で見ると似ています。「行動の型」で見ると違います。同じアルバイトでも、「言われたことを続けた」と「仕組みを自分で変えた」は違う型です。「こんな人」の一枚を行動の型で書き直し、プロフィールや自由記述から型を拾います。書かれていることが少なければ、面談で聞きます。拾い方はOfferBoxで文系学生に届く文面の手順2で書きました。
文系の母集団形成は、御社に相談できますか
できます。当社は、職種の分け方の整理、「こんな人」の型、仕事の場面の書き方の型、文面の型、入口ごとの役割の整理を支えられます。職種の決定、仕事の場面を書くこと、回に出ること、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
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