Greenで候補者から「気になる」が来たときの返し方
候補者から届く「気になる」は、企業から送るものと違い、相手が先に関心を示してくれた合図です。応募ほど強い意思ではありませんが、求人や会社を見たうえで押してくれています。ここで返す速さと文面の具体性が、そのまま面談に進むかどうかを左右します。 この記事では、Green(株式会社アトラエが運営する、IT・Web業界を中心とした中途採用の求人サイト)で候補者から「気になる」が来たときに、何を確かめ、どう返すかを手順で整理します。返し方に使える機能の細部は変わることがあるため、管理画面で確認してください。
届いた「気になる」は、応募の一歩手前
まず、届いた合図の重さを正しく見積もることが大切です。候補者が「気になる」を押す理由はさまざまです。
- 求人の中身に興味はあるが、応募するほどの確信はまだない
- 会社のことをもう少し知ってから決めたい
- いくつかの会社に軽く関心を示し、反応を見ている
どの理由でも共通しているのは、「応募という重い一歩の前に、会社から何か返ってくるのを待っている」ことです。応募と同じ扱いで書類選考に回すと、相手は身構えます。かといって放置すると、関心はほかの会社に移ります。応募の一歩手前の人として扱い、話を聞く場に誘うのが基本の動きです。
返す前に確かめる3つのこと(手順)
届いたらすぐに返すのが理想ですが、その前に短い確認を挟みます。慣れれば数分で済む作業です。
- どの求人に関心を示しているか:求人と紐づいている場合はその求人、会社全体への関心ならどの職種が近いかを見る
- 経歴の中で、求人と重なる部分はどこか:一つでよいので、文面で触れられる具体的な経験を探す
- 会う価値があるか:求人の必須経験に照らして、話せば可能性がある人かを判断する
3つ目で「会うのは難しい」と判断した場合の扱いは、後の章で書きます。会う価値がある人には、次の型で返します。
返信の型
返信は長く書く必要はありません。次の4つの要素がそろっていれば十分です。
- お礼:関心を示してくれたことへのお礼を一文で
- 相手のどこを見たか:「○○の開発で△△を担当されていた点が、いまのチームの課題と重なると感じました」のように具体的に
- 何を話したいか:選考ではなく、仕事の中身やチームの話をする場であることを伝える
- 次の一歩:面談の候補日を2〜3つ、または日程調整の方法を示す
避けたいのは、「ご関心ありがとうございます。ぜひ一度お話ししましょう」だけで終わる文面です。誰にでも送れる文面は、相手に「自分の経歴を読んでくれた」と感じさせません。二つ目の要素を一文入れるだけで、受け取る印象が変わります。
もう一点、面談に出る人の名前と役割を書いておくと、相手は誰と話すのかを想像できて返信しやすくなります。現場のエンジニアが出る場合は、その人の担当領域も一言添えます。
エージェントベストの見解
「気になる」が届いたあとに面談につながらない会社に共通するのは、返信の中で選考の案内をしてしまうことです。「まずは書類をお送りください」「一次面接の日程を」と返すと、相手は応募したつもりがないのに選考に乗せられたと感じ、そこで止まります。中途の候補者は在職中なので、選考に入る前に「本当に動く価値がある会社か」を確かめたい人が多い。当社が運用代行で返信を書くときは、最初の連絡では選考という言葉を使わず、「仕事の中身をお話しする場」として面談を提案します。選考に進むかどうかは、面談のあとに相手と一緒に決めればよい。ここを分けるだけで、返信から面談への進み方が変わります。面談の進め方はGreenのカジュアル面談の進め方にまとめています。
返信を送った後に相手から反応がない場合も、扱いを決めておきます。面談の候補日を送ったのに返事がないときは、数日おいて一度だけ「ご都合が合わなければ、別の日程もご用意できます」と短く連絡します。それでも反応がなければ、その時点では追いません。在職中の候補者は、業務が立て込んで返信できないだけのこともあるので、責めるような書き方は避けます。
返信後に面談が決まったら、面談で話す人に、相手のプロフィールと「どこを見て返信したか」を共有しておきます。返信で触れた経験の話から面談を始めると、相手は最初のやり取りとのつながりを感じ、話が具体的になります。返信と面談で話す内容がずれると、相手は「誰が自分のことを見ていたのか」が分からなくなります。
返さないと決めたときの扱い
届いた「気になる」すべてに面談を提案する必要はありません。経歴が求人と大きく離れている場合や、募集がすでに埋まっている場合は、会わない判断もあります。
その場合の扱いとして、次のどれかを社内で決めておきます。
- 何も返さない:媒体の仕組み上、反応しないことが一般的な場合もある。社内で方針として決めておけば、担当者が迷わない
- 短いお礼と、合う求人がない旨を返す:将来別の職種で募集するときに、再び接点を持ちやすい
- 別の求人を案内する:経歴が別の職種に近い場合は、その求人を紹介する
どれを選ぶにしても、担当者ごとに対応が分かれないよう、方針を一つにしておくことが大切です。対応がばらつくと、同じ会社なのに丁寧に返された人と放置された人が出てきます。
社内の分担と、返すまでの時間
返信の速さは、担当者の頑張りではなく仕組みで決まります。次のように決めておくと、届いてから返すまでの時間が安定します。
- 確認する時間を決める:朝と夕方の1日2回など、管理画面を見る時間を固定する
- 返す人を一人に決める:判断に迷う場合だけ現場に相談する
- 現場に聞くことを絞る:「この人と話したいか」の一点だけ聞き、返事は当日中にもらう約束をしておく
- 面談の枠を先に押さえる:現場の人の空き時間を週に数枠、あらかじめ確保しておく
エージェントベストの見解
返信の速さが落ちる原因を探ると、多くの場合「現場の判断待ち」に行き着きます。人事は届いた日に気づいていても、現場のエンジニアに「この人どうですか」と聞いて返事が来るまでに数日かかる。そこで当社が勧めているのは、判断の基準を先に現場から受け取っておくことです。「この2つの経験があれば会う」と決めておけば、人事はその場で返信できます。基準に当てはまらない人だけを現場に相談すればよいので、相談の数も減ります。紹介会社から推薦を受けるときも、基準を先に渡しておく会社ほど書類の返事が速くなります。媒体でも紹介でも、速さを決めるのは人の頑張りより、基準を前もって渡しているかどうかです。
まとめ
- 候補者からの「気になる」は応募の一歩手前。選考ではなく話を聞く場に誘う
- 返す前に、関心の対象・重なる経験・会う価値の3つを短く確かめる
- 返信は、お礼・相手のどこを見たか・話したいこと・次の一歩の4要素で組む
- 返さないと決めた場合の扱いも、社内で方針を一つにしておく
- 返信の速さは、確認の時間と現場の判断基準を先に決めておくことで安定する
よくある質問
「気になる」が届いたら、どのくらいで返すのがよいですか
できれば当日中、遅くとも翌営業日を目安にしてください。中途の候補者は複数の会社を並行して見ていることが多く、返信が遅れるほど関心が薄れる傾向があります。
返信で職務経歴書の提出をお願いしてもよいですか
最初の返信では避けたほうがよいです。相手はまだ応募していないので、書類を求められると選考に乗せられたと感じやすくなります。面談で話したあと、選考に進むことになった段階でお願いするのが自然です。
返信の文面はテンプレートを使ってもよいですか
骨組みはテンプレートで構いませんが、「相手の経歴のどこを見たか」の一文だけは毎回書き分けてください。その一文があるかどうかで、返信から面談に進む割合が変わります。
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