Greenの企業ページの作り方|写真と文章で伝える開発の現場
求人票を読んで興味を持った候補者は、次に「この会社はどんなところか」を確かめに来ます。Green(株式会社アトラエが運営する、IT・Web業界を中心とした中途採用の求人サイト)でも、求人とあわせて会社のことを紹介する写真や文章を載せられます。エンジニアの候補者がそこで確かめたいのは、会社の立派さではなく、自分が毎日働く開発の現場の様子です。 この記事では、会社紹介の写真と文章で開発の現場を伝える作り方を整理します。載せられる項目や写真の枚数、表示の形式は媒体の仕様によるため、作成前に管理画面と媒体の案内で確認してください。
候補者が会社紹介で確かめていること
求人票は「仕事」の情報、会社紹介は「場所と人」の情報です。エンジニアの候補者が会社紹介で確かめたいのは、おおむね次のようなことです。
- どんな人たちと、どんな雰囲気で働いているか
- 開発はどんな環境で進んでいるか(席の配置、リモートの割合、使っている道具)
- 会社として、技術や開発をどう位置づけているか
- 事業はどこに向かっていて、その中で開発はどんな役割か
会社紹介の写真が受付と会議室だけ、文章が沿革と理念だけだと、これらはほとんど分かりません。求人票と同じく、候補者の問いに答える順で作ることが大切です。
写真の選び方と撮り方
写真は、文章より先に目に入ります。エンジニアに向けた会社紹介では、次の写真を優先します。
- 開発チームが働いている様子:席で作業している、画面を見ながら話している、など。カメラ目線の集合写真より、普段の様子が伝わるもの
- 話し合いの様子:設計の議論、ふりかえり、ホワイトボードの前での打ち合わせ
- リモートで働いている場合はその様子:オンラインの打ち合わせの画面(映っている人の了承を取ったうえで)や、自宅で働くメンバーの作業環境
- チームの人の顔が分かる写真:現場のリーダーやメンバーが、どんな人かが分かるもの
撮るときの注意点です。
- 写る人の了承を取る:公開される場所であることを伝え、了承を得た人だけを写す
- 画面に機密情報が映らないようにする:コードや管理画面、顧客の情報が映っていないかを確かめる
- 作り込みすぎない:演出した写真より、普段の様子のほうが信頼されやすい
- 季節ごとに撮り直す:メンバーが入れ替わると、写真と実態がずれていく
文章の組み立て
文章は、次の順番で組み立てると、エンジニアが知りたいことに早く届きます。
- 事業が解決している課題:誰の、どんな困りごとを、どう解決しているか。業界の外の人にも分かる言葉で
- 開発の位置づけ:開発チームが事業の中でどんな役割を持っているか。企画から関わるのか、決まったものを作るのか
- チームの構成と進め方:何人くらいで、どんな役割分担で、どのように開発を進めているか
- 大事にしている考え方:理念やバリューを、開発の場面での具体例と一緒に書く
- これから取り組みたいこと:いまの課題と、それをどう変えたいか
4つ目の理念やバリューは、言葉だけを並べると、どの会社にも書けるものになります。「スピードを大事にする」なら、「リリースの判断はチームの中で行い、上長の承認を待たない」のように、開発の場面でどう表れているかを添えます。
エージェントベストの見解
会社紹介の相談で多い思い込みは、「立派に見せないと応募が来ない」というものです。実際には、オフィスの写真を新しくしたり、理念の文章を磨いたりしても、エンジニアの応募が大きく変わることは多くありません。それよりも、現場のメンバーが実際に議論している写真が一枚あること、開発チームが事業の中でどんな判断を任されているかが一段落書かれていることのほうが、候補者の判断材料になります。当社は採用媒体を複数扱っていて、共感で集める型の媒体では会社の想いを伝える記事を重ねることを勧めますが、Greenのように条件と仕事の中身で応募を集める型の媒体では、会社紹介も「仕事の場所の説明」として作るほうが、求人票とのつながりがよくなります。媒体の型に合わせて、会社紹介の役割を決めてください。
文章を書くときは、社内の言葉をそのまま使わないことにも気をつけます。部署名、プロジェクトの呼び名、社内だけで通じる略語は、候補者には意味が伝わりません。「○○チーム」と書くなら、そのチームが何を担当しているかを一言添えます。事業の説明も、業界の外の人が読んで分かるかどうかを、社外の知人や入社して間もない社員に読んでもらって確かめると、分かりにくい箇所が見つかります。
写真と文章は、互いに補い合うように置きます。話し合いの写真の近くに、どんな議論をしている場面かを一文で添えると、写真だけでは伝わらない開発の進め方まで伝わります。
更新の段取り
会社紹介は、一度作ると更新されないまま残りやすい場所です。写真のメンバーがすでに退職していたり、書かれている事業の状況が古かったりすると、候補者は「今の情報ではない」と感じます。
更新の段取りの例です。
- 半期に一度、写真と文章を見直す日を決める:採用の計画を見直す時期に合わせる
- 組織の変化があったら、その月のうちに直す:チームの新設や再編、オフィスの移転など
- 写真に写っている人が退職したら、差し替えを検討する:本人の了承の範囲も含めて確認する
- 求人票と矛盾がないかを確かめる:求人票で書いているチームの人数や進め方と、会社紹介の内容が揃っているかを見る
社内の分担
会社紹介は、人事だけで作ると現場の様子が伝わりにくく、現場だけで作ると事業の全体像が抜けやすくなります。
- 人事:全体の構成、文章の整え、写真の手配と了承の確認、公開と更新の管理
- 現場のリーダー:チームの構成と進め方、開発の位置づけ、これから取り組みたいことを箇条書きで出す
- 経営・事業の責任者:事業が解決している課題を、短い言葉で出す
- 撮影に協力するメンバー:普段の様子を撮らせてもらう
エージェントベストの見解
会社紹介の作成を後回しにする会社には、順番の話をしています。求人票を先に作り込み、会社紹介は空欄に近いまま公開すると、求人票を読んで興味を持った候補者が、確かめに来た場所で何も得られずに離れていきます。とくに在職中のエンジニアは、応募の前に会社のことを確かめてから動く人が多い印象です。当社がGreen運用代行で求人票を作るときも、会社紹介の写真と文章がどの程度揃っているかを最初に確認し、足りなければ材料集めから始めます。写真が一枚もない場合は、まず開発チームの普段の様子を数枚撮ることをお願いします。豪華な撮影でなくて構いません。普段の様子が数枚あるだけで、求人票の読まれ方が変わります。
求人票の並べ方はGreenの求人票の書き方で、共感で集める型の媒体との違いはWantedlyとGreenの違いで整理しています。
まとめ
- 会社紹介でエンジニアが確かめたいのは、会社の立派さではなく開発の現場の様子
- 写真は、普段の働く様子・話し合い・人の顔が分かるものを優先し、写る人の了承を取る
- 文章は、事業の課題→開発の位置づけ→チームの進め方→考え方→これからの順で組み立てる
- 半期ごとの見直しと、組織が変わったときの更新を段取りに入れる
- 求人票だけ作り込んで会社紹介を空けておくと、確かめに来た候補者が離れていく
よくある質問
プロのカメラマンに撮ってもらう必要はありますか
必須ではありません。普段の様子が伝わることのほうが大切なので、社内で撮った写真でも十分に役立ちます。明るさやピントなど、見づらくない程度に整っていれば問題ありません。
写真に写りたくない社員がいる場合はどうすればよいですか
無理に写す必要はありません。写ってもよい人だけで撮り、後ろ姿や手元の写真で開発の様子を伝える方法もあります。了承の範囲は、公開前に本人に確認してください。
会社紹介の文章はどのくらいの頻度で更新すればよいですか
半期に一度の見直しを基本に、組織の変化があったときはその月のうちに直すのがおすすめです。求人票との矛盾がないかも、更新のたびに確かめてください。
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