Infraのスカウトの送り方|学生が読む文面の型
長期インターンの採用で、応募を待つだけでは学生が集まりにくいとき、企業側から声をかける方法があります。Infraで学生に企業から連絡する場合も、考え方は同じです(使える機能や範囲はプランや時期で変わることがあるため、細部は申込時に確認してください)。結論から言うと、学生に読まれるスカウトは「なぜあなたに送ったか」と「入ったら最初に何をするか」の2点が、最初の数行で分かる文面です。 この記事では、誰に送るかの決め方から、文面の型、返信が来た後の流れまでを整理します。
スカウトを送る前に、誰に送るかを決める
文面を考える前に、送る相手を決めます。ここが曖昧だと、誰にでも当てはまる文面になり、誰にも読まれません。
決めることは3つです。
- 時間の条件:週に何日、どの時間帯に入れる学生か。学年や所属で目安を付ける
- 任せる業務との接点:その業務に近い経験や関心がプロフィールにあるか(例:営業ならアルバイトでの接客、ライターならブログや学内誌)
- 目的の重なり:プロフィールに書かれた「やりたいこと」と、任せる業務に重なりがあるか
3つすべてがそろう学生は多くありません。優先順位を決め、たとえば「時間の条件は必須、業務の接点か目的の重なりのどちらか一つ」のように線を引くと、送る相手を選びやすくなります。
学生がスカウトで最初に読むところ
学生のもとには、複数の会社から連絡が届くことがあります。その中で開いて読むかどうかは、件名と書き出しで決まります。
- 件名:職種と、学生の何に触れたかを入れる。「インサイドセールスのインターン|接客アルバイトの経験を拝見しました」
- 書き出し:会社紹介から始めず、プロフィールのどこを読んだかから始める
- 2〜3行目:任せる業務を一行で伝える
会社の理念や事業の大きさを先に書くと、学生には定型文に見えます。会社の説明は、学生が興味を持ってから読むものです。
文面の型
次の6つの段で組み立てると、短くても伝わる文面になります。
- プロフィールのどこを読んだか(1〜2文)
- なぜその点がこの仕事に合うと思ったか(1文)
- 任せる業務と、最初にすること(2〜3文)
- 始めやすさ(勤務日数・リモート可否・未経験から始める人がいるか)
- 送り主が誰か(担当社員の名前と役割)
- 次の一歩(まずは話を聞く、オンラインで30分、など)
例(マーケティング職の場合)
プロフィールで、ゼミで地域の商店街のアンケートを集計し、改善案を発表した経験を読みました。
数字を集めて、そこから次の打ち手を考える経験は、私たちのWebマーケティングの仕事とよく似ています。
最初の1か月は、広告の数字を毎週まとめ、担当社員と一緒に改善点を探すところから始めます。
週2日から、授業の予定に合わせて入れます。いまのインターン生にも未経験から始めた人がいます。
私はマーケティングチームで、インターン生の担当をしている者です。
まずはオンラインで30分ほど、仕事の様子をお話しできればうれしいです。
この型の要は、1と2で「あなた宛て」であることを示し、3と4で「入った後の自分」を想像させることです。
エージェントベストの見解
当社はOfferBoxやワンキャリアなど新卒向けの媒体でもスカウト運用を支援していますが、長期インターンのスカウトは、新卒採用のスカウトと同じ書き方をすると読まれにくい傾向があります。新卒のスカウトは、数年後の入社とその先のキャリアを語る文面になりやすい。一方、長期インターンを探す学生が知りたいのは、来月からの自分の毎日です。将来のキャリアや会社のビジョンを長く書いた文面を、そのまま長期インターン向けに転用すると、学生は「今の自分が何をするのか」を読み取れません。社内で新卒採用のスカウトを書いている担当者が長期インターンも兼ねる場合は、書き出しの段と業務の段だけは別に書き直すことを勧めます。同じ会社でも、学生が読みたいものが違うからです。
やりがちな失敗
- 同じ文面を全員に送る:プロフィールに触れる部分がない文面は、定型文と分かる。1と2の段は一人ずつ書く
- 長すぎる:段ごとに1〜3文で十分。スクロールしないと次の一歩が見えない文面は読まれにくい
- 条件を書かない:週何日から入れるかが分からないと、学生は返事をためらう
- 送りっぱなしにする:送った数と返信の数を記録しないと、文面のどこを直せばよいか分からない
記録は、送った日、相手の学年や専攻の傾向、触れたプロフィールの箇所、返信の有無の4つがあれば足ります。数週間分たまったら、返信が来たものと来なかったものを並べ、書き出しで触れた箇所に違いがないかを見ます。たとえば、サークルの役職に触れたものより、具体的な取り組みに触れたもののほうが返信が多い、といった傾向が見えれば、次の書き出しに活かせます。文面全体を一度に変えるより、書き出しの段だけを変えて比べるほうが、何が効いたのかが分かりやすくなります。
返信が来た後の流れ
スカウトへの返信は、応募とは違います。学生は「話を聞いてみたい」段階で、まだ応募を決めていません。そのため、返信の後は、いきなり面接ではなく、まず仕事の話をする場を設けると進みやすくなります。
- 返信への一通目は当日中に:お礼と日程の候補を送る
- 最初の場は面談として設ける:仕事の様子、1日の流れ、担当社員を紹介する
- 面談の終わりに意向を聞く:応募したいかどうかを学生に確認する
- 応募の意向があれば、面接へ:同じ日に続けて行う形も検討する
返信後の連絡の考え方は、Infraで応募が来た後の初回連絡でも書いています。スカウトの書き出しは、媒体を問わずスカウトの書き出しで読まれるかが決まるが参考になります。
エージェントベストの見解
スカウトを始めた会社が最初の1か月で手を止める理由として多いのが、「誰が一人ずつの書き出しを書くのか」が決まっていないことです。型を作り、送る相手を選ぶところまでは進んでも、プロフィールを読んで1〜2文を書く作業は、思った以上に時間がかかります。人事が兼務で抱えると、他の業務に押されて週に数通しか送れなくなります。当社が勧めているのは、型のうち書き出しと理由の段だけを人が書き、残りの段は職種ごとに固定する分担です。さらに、送る相手の候補を選ぶ作業と、書き出しを書く作業を別の人に分けると、どちらも短時間で回ります。仕組みを作ってから送り始めるほうが、勢いで送り始めて途中で止まるより、結果として送れる数が安定します。
まとめ
- 文面の前に、時間の条件・業務との接点・目的の重なりで送る相手を決める
- 件名と書き出しで「なぜあなたに送ったか」を示し、会社紹介から始めない
- 型は「読んだところ→合う理由→任せる業務→始めやすさ→送り主→次の一歩」
- 返信は応募ではない。まず面談で仕事を見せ、意向を確かめてから面接へ
- 書き出しは人、残りは固定、相手選びと執筆は分担。仕組みを作ってから送る
よくある質問
スカウトは何通くらい送ればよいですか
決まった数より、返信の数と面談につながった数を見て調整します。送る相手の条件を広げすぎると返信が減り、狭すぎると送れる相手がいなくなります。まずは一定期間送ってみて、どの条件の学生から返信が来たかを記録するのが始め方です。
送る時間帯は気にしたほうがよいですか
学生は授業の合間や夜に連絡を確認することが多いと言われます。ただ、時間帯より文面の中身のほうが返信に与える影響は大きい傾向があります。時間帯を調整するのは、文面を整えた後で十分です。
返信が来ないスカウトを、もう一度送ってもよいですか
同じ文面を繰り返し送るのは避けます。時間を空けて、業務の新しい情報や、学生のプロフィールの更新に触れる形で送るなら、改めて読まれることがあります。送る回数の上限を社内で決めておくと、相手の負担になりにくくなります。
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