地方の学生向けスカウト文面の考え方|勤務地と「来られるか」の材料
自社の勤務地から離れた地域の学生に、スカウトを送る。勤務地を文面の後ろに回すか、書かない。反応は来るが、面談で勤務地を知った学生が辞退する。面談の時間が消える。結論から言うと、地方の学生に向けた文面は、勤務地を冒頭近くに事実で書き、「来られるか」を学生が返信の前に判断できる材料を文面で渡します。勤務地、転居の扱い、面談の形(オンライン)、交通費と宿泊の扱い、です。隠して面談で分かるより、書いて反応が減るほうが、面談の時間が消えません。地元志向か転居可能かを自由記述で読み、自社が地方にあって都市部の学生に送る場合も同じ考え方です。三つの媒体で、この考え方は同じです。 この記事では、地方の学生が考えること、隠すと起きること、文面で渡す材料、読む箇所、自社が地方にある場合、反応が減ることの受け入れ、分担を整理します。文面全体の骨組みはスカウト文面の基本構成で書きました。媒体ごとの考え方はOfferBoxで地方の学生にオファーを送る考え方、ワンキャリアで地方の学生にスカウトを送る考え方、地方本社の場合は地方本社の会社がOfferBoxで都市部の学生に届くにはで書きました。
この作業の目的|「来られるか」を、学生が返信の前に判断できるようにする
離れた地域の学生は、文面を読んで「話を聞いてみたい」と思っても、その前に「そこに行けるか」を考えます。判断する材料が文面になければ、返信してから面談で聞くか、返信せずに閉じます。
目的は、判断の材料を文面で先に渡し、「来られる学生」だけが返信する形にすることです。反応の数は減っても、面談以降の辞退は減ります。
地方の学生が、返信の前に考えること
| 考えること | 学生が知りたいこと |
|---|---|
| そこに行けるか | 勤務地はどこか。転居が要るか |
| 転居が要るなら、その扱い | 会社が支えるか。自分で全部か(金額や制度は自社で確認) |
| 面談に移動が要るか | オンラインか、対面か。対面なら、どこで |
| 交通費と宿泊はどうなるか | 対面の回に、会社が持つか、自分で持つか |
| 地元に戻れるか | 地元に拠点があるか。将来、戻る道があるか |
この五つが、文面と企業ページで先に分かると、学生は「自分に可能かどうか」を判断してから返信できます。
勤務地を隠すと、起きること
- 反応は来るが、面談で勤務地を知った学生が辞退する:面談の時間が消える
- 学生の側に「聞いていなかった」が残る:ワンキャリアなら体験談に書かれる
- 「話を聞くだけ」で来た学生に、面談で勤務地を伝える形になり、面談が仕事の話にならない
- 反応の数だけを見ると、隠したほうが良く見える:面談以降の数で見ると、逆になる
- 隠すと起きることの詳しくはOfferBoxで地方の学生にオファーを送る考え方の手順1
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「勤務地を文面に書くと、その時点で読まれなくなる」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、三つの媒体の文面を見ていますが、勤務地を文面から抜いた会社は、反応は来るものの、面談で勤務地を知った学生が辞退し、面談の時間が消えています。勤務地を最初から書いた会社は、反応の数は減りますが、反応した学生は勤務地を知ったうえで返信しているので、面談以降に進みます。学生の側から見ると、勤務地を隠された面談は「聞いていなかった」で、最初から書かれていれば「分かって来た」です。当社が地方の学生への文面の相談を受けるとき、最初にやるのは、文面の冒頭近くに勤務地を戻すことです。反応が減ることを、辞退が減ることと一緒に見ると、面談まで進む学生の数は変わらないか、増えます。
文面で渡す、材料
| 材料 | 書き方 |
|---|---|
| 勤務地 | 冒頭近くに、事実で。「勤務地は〇〇県〇〇市です」。後ろに回さない |
| 転居の扱い | 「転居が要ります」「転居の支えは△△の形です」(制度は自社で確認して事実で)。「応相談」で濁さない |
| 面談の形 | 「面談はオンラインです。移動は要りません」 |
| 交通費と宿泊 | 対面の回がある場合、その扱いを先に。「対面の回の交通費は会社が持ちます」か「ご負担をお願いします」(自社の制度で事実で) |
| 地元との関係 | 地元に拠点があるなら一行。ないなら書かない。約束しない |
| 暮らしの実態 | 自社が地方にある場合、一行。「社員の多くは〇〇市内に住み、車で通勤しています」 |
金額や制度の中身は、自社の制度と管理部門で確認して、そのとおりに書きます。「先に示す」が要点で、面談で聞かれてから答えると、学生は「聞きにくかった」と感じます。文面に入れることの詳しくはワンキャリアで地方の学生にスカウトを送る考え方の「文面に入れること」で書きました。
地元志向か、転居可能かを、自由記述で読む
- 出身地:自社の地域が出身なら、戻る意向があるかもしれない。自由記述で確かめる
- 自由記述の志向:「地元で働きたい」「都市部で働きたい」「勤務地にこだわらない」
- 希望勤務地:自社の地域が含まれているか
- 都市部にこだわる記述:あれば、転居は難しい可能性が高い。後回し
- 大学の所在地と出身地の違い:進学で地域を出た学生は、戻る選択肢を持っていることがある
- 読み方の詳しくはOfferBoxで地方の学生にオファーを送る考え方の手順2
「出身地が自社の地域」と「希望勤務地に含まれる」と「志向で触れている」が揃う学生から送ります。
面談は、オンラインを基本に
- 「話す場」に移動を求めない:オンラインで、短い時間
- 対面は、選考のまとまった段階に寄せる:最終と職場見学を同じ日に。何度も呼ばない
- 対面の回に、暮らしを見せる:職場だけでなく、住む場所の候補、街の様子
- オンラインで、職場と街を画面で見せる:対面の前に一度
- 選考の流れの設計はOfferBox経由の選考フローを短くする考え方
自社が地方にあり、都市部の学生に送る場合
- 考え方は同じで、読むところが少し変わる:出身地、地方への志向、都市部にこだわる記述
- 暮らしの実態を、仕事の具体と同じ重さで書く:「自然が豊か」だけでは判断できない。住む場所、通勤、休みの日
- 戻る道があるなら一行、ないなら書かない:約束しない
- 「地方だから」を言い訳にしない:仕事の具体を、都市部の会社と同じ重さで
- 出身者と都市部出身者で、文面を分ける:地方本社の会社がOfferBoxで都市部の学生に届くには
勤務地を書くと、反応が減ることを受け入れる
- 減るのは、「勤務地を知ったら来ない学生」の反応:その学生は、面談で辞退していた学生
- 見るのは、反応の数ではなく、面談以降に残る数:時間あたりで比べると、書くほうが良くなる
- 上司に「減る」と先に伝える:「反応は減るが、面談の時間が消えない」
- 減りすぎたら、送る相手の読み方を見直す:地元志向・転居可能の読み方が粗い
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 勤務地を文面の冒頭近くに書く方針を決める | 人事と責任者 |
| 転居・交通費・宿泊の扱いを決め、事実で書く | 責任者と管理部門 |
| 自由記述から地元志向・転居可能を読む | 送る人 |
| 面談をオンラインで、対面を一度にまとめる | 人事と面談に出る人 |
| 暮らしの実態を一行で書く(自社が地方の場合) | その地域に住む社員 |
| 「減る」を上司に伝える | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、文面に入れる材料の整理、読む箇所の型、面談と選考の組み方の案までで、勤務地と転居と費用の扱いの決定、読むこと、送ること、面談は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは向き不向きの話です。離れた地域の学生に届くことに向いているのは、「勤務地と移動の扱いを、文面で先に書ける」会社で、向いていないのは、「勤務地を後ろに回して、まず会って話したい」会社です。当社は、勤務地を後ろに回す運用を、お勧めしていません。反応の数は増えますが、面談で勤務地を知った学生が辞退し、面談の時間が消え、学生の側に「聞いていなかった」が残ります。離れた地域の学生から結果を出すのは、勤務地と移動の扱いを最初に書き、反応が減っても、反応した学生が面談以降に進む形です。この形に向いているかを、当社は申込前に確かめます。
まとめ
- 離れた地域の学生は、返信の前に「そこに行けるか・転居が要るか・面談に移動が要るか・交通費はどうか・地元に戻れるか」を考える。文面で先に材料を渡す
- 勤務地を隠すと、反応は来るが面談で辞退し、面談の時間が消え、「聞いていなかった」が残る。勤務地は冒頭近くに事実で
- 転居の扱い・面談の形(オンライン)・交通費と宿泊の扱いを、自社の制度で確認して事実で書く。「応相談」で濁さない。約束しない
- 地元志向か転居可能かを自由記述で読み、揃う学生から送る。面談はオンライン、対面は一度にまとめて暮らしも見せる
- 勤務地を書くと反応は減る。見るのは面談以降に残る数。上司に「減る」と先に伝える
よくある質問
交通費や転居の支えの制度が、まだ決まっていません
決まっていないなら、「決まっていません」と書くか、決めてから送ります。「応相談」と書くと、学生は判断できず、面談で聞くことになり、面談が条件の話になります。制度を決めるのは自社の判断ですが、送る前に「対面の回の交通費は持つ・持たない」だけでも決めておくと、文面に書けます。金額や制度の中身は、自社の制度と管理部門で確認してください。
勤務地を冒頭に書くと、文面が「条件の通知」のようになりませんか
一文で足ります。「勤務地は〇〇県〇〇市です」の一文を、書き出しの「読んだ一文」のあとに置き、そのあとは通常の型(仕事の場面・重なり・何を見るか・話す場)で書きます。一文が冒頭近くにあるだけで、学生は「隠していない」と受け取り、残りを仕事の話として読みます。条件の通知になるのは、勤務地のあとに条件の一覧が続く場合です。
地方の学生向けの文面は、御社に相談できますか
できます。当社は、文面に入れる材料の整理、読む箇所の型、面談と選考の組み方の案を支えられます。勤務地と転居と費用の扱いの決定、読むこと、送ること、面談は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、3媒体の運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
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