上位大学の学生から反応が取れないとき|体験談の量と質で比べられる
いわゆる上位大学の学生に、ワンキャリアでスカウトを送り、掲載も整えている。ところが、反応が取れない。「うちのような会社では、上位大学の学生は相手にしてくれない」と感じる。結論から言うと、反応が取れない理由を、大学名のせいにしません。この学生は、大学名で選ばれ慣れていて、多くのスカウトと、多くの企業の体験談を読んでいます。会社を比べるのは、会社名や大学名ではなく、体験談の量と質と、企業ページで選考が見えるかです。反応が取れない理由を「自社の体験談に何が書かれているか」「企業ページで選考が見えるか」「スカウトが大学名以外を読んでいるか」「選考の速さ」の四つで見ます。大学名を条件から外して行動で選び、他社の体験談と自社の体験談を並べて読み、「上位大学向け」の型を作りません。 この記事では、この学生が受け取っているもの、四つの見方、行動で選ぶこと、体験談を並べること、型を作らないこと、上司への答え方、分担を整理します。スカウトの文面はワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方で書きました。この記事は、掲載と選考を含めた「反応が取れない」の全体です。
この作業の目的|「大学名で送る会社」から、「選考が見える会社」に見えるようにする
大学名で選ばれ慣れている学生にとって、大学名で送られたスカウトは、区別がつきません。区別がつくのは、「自分のことを読んだ」と分かる文面と、「この会社の選考はこうだ」と分かる体験談と企業ページです。
目的は、この学生の中で「読んで送ってきて、選考が見える少数の会社」に入ることです。大学名を条件に入れることではありません。
この学生が、受け取っているもの
- 多くのスカウト:一つ一つを読む時間がなく、冒頭で読むか読まないかを決めている
- 大学名だけで送られた文面:「〇〇大学の皆さまに」。学生は「大学名で検索した会社」と読む
- 多くの企業の体験談:他社の体験談を読み慣れていて、自社の体験談も同じ目で読む
- 選考の速さの比較:複数の会社を並行していて、速い会社が先に決まる
- 「特別」と持ち上げる文面:慣れていて、読まない
この学生の受け取り方は、「大学名で送られること」と「多くの体験談を読んでいること」の二つで、他の学生と違います。
反応が取れない理由を、大学名のせいにしない
| 見る場所 | 何を見るか | 直し方 |
|---|---|---|
| 1. 自社の体験談 | 何が書かれているか。「連絡が遅い」「面接官が話を聞かない」があれば、この学生は他社と比べて来ない | 今年の選考を「書かれる選考」に。ワンキャリア経由の学生が選考で離脱するとき |
| 2. 企業ページの選考の見え方 | 選考の流れ、何を見るか、連絡の日数、が書かれているか | 「選考で何が起きるか」で埋める。ワンキャリアの企業ページで最初に書くこと |
| 3. スカウトの文面 | 大学名に触れていないか。学生の行動や体験談の一文があるか | 大学名を抜き、行動の一文を入れる。ワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方 |
| 4. 選考の速さ | 受諾から面談まで、面談から一次まで、の日数 | 翌日までに返す。枠を先に押さえる。ワンキャリアでスカウトが受諾されたあとの連絡 |
四つを見て、どれも整っているのに反応がないときに、初めて「この学生は自社の狙いと合わないかもしれない」と考えます。順番を逆にしないことが要点です。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「上位大学の学生は、知名度のある会社しか受けないので、うちが掲載しても無駄だ」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアの運用を見ていますが、反応が取れていない会社の体験談を読むと、「連絡が遅かった」「面接官が企業ページに書いてあることを知らなかった」が書かれていて、企業ページには選考の流れがありません。多くの体験談を読んでいるこの学生は、他社の体験談と自社の体験談を並べて、「この会社は選考が雑だ」と判断して来ません。知名度の問題ではなく、体験談と企業ページの問題です。逆に、知名度がなくても、体験談に「連絡が速く、企業ページどおりだった」が書かれ、スカウトが大学名に触れずに行動を読んでいれば、この学生からも反応が来ています。当社が上位大学の相談を受けるとき、最初にやるのは、自社の体験談を他社の体験談と並べて読むことです。
大学名を条件から外し、行動で選ぶ
- 検索条件から、大学名を外す:「見る」ことは残し、「絞る」条件から外す
- 「こんな人」の行動で絞る:「自分で始めて続けた」「人を巻き込んだ」「条件を変えて試した」
- 行動で絞ると、大学名に関係なく「こんな人」に近い学生が出る:その中に、上位大学の学生も含まれる
- 上位大学の学生「だけ」を狙わない:狙いを「こんな人」に戻す
- 絞り方はワンキャリアのスカウトのターゲット、大学名の扱いはワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方の「条件にすることと、文面に書くことは別」
「上位大学から反応が取れない」は、「大学名で絞って送っている」ことの結果であることが多く、絞り方を変えると、症状そのものが変わります。
他社の体験談と、自社の体験談を並べて読む
- この学生が読んでいる他社の体験談を、自社も読む:同じ職種、同じ規模の会社の体験談
- 他社の体験談に書かれていて、自社の体験談や企業ページにないものを探す:「面接で何を見るかが事前に分かった」「配属の決め方が説明された」「連絡が速かった」
- 自社の体験談に書かれている悪い点を、今年の選考で直す:翌年の体験談が変わる
- 他社と同じことを書くのではなく、自社の選考で同じことを「する」:書いただけでは、体験談は変わらない
- 体験談の読み方はワンキャリアの学生が掲載を見る順番
この学生は、体験談で会社を比べます。比べられる材料を、自社の選考で作ります。
「上位大学向け」の型を、作らない
- 「上位大学向け」に作った文面は、大学名で送った文面:学生には他の多くの会社と同じに読まれる
- 文面は、他の学生に送る型と同じ:大学名に一切触れず、行動の一文と、選考で何を見るか
- 企業ページも、「上位大学向け」に変えない:「選考で何が起きるか」は、全学生に同じ
- 違うのは、「大学名に触れない」ことがより重い、という点だけ
- 他社と同じ文面にならない工夫はワンキャリアで上位大学の学生にスカウトを送る考え方の「他社と同じ文面に、ならない工夫」
「上位大学向け」という発想そのものが、大学名で送る発想で、そこから離れることが、この学生に届く最初の一歩です。
上司の「上位大学から採れ」への、答え方
- 否定しない:「上位大学の学生に届く形にする」と受ける
- 「大学名で絞って送る」と「行動で絞って送る」の違いを、記録で示す:両方の期間の受諾の数
- 自社の体験談と他社の体験談を並べて見せる:「この学生は、ここで比べています」
- 「上位大学の学生からも、行動で選んだ結果として反応が来る」形を目指す:「だけ」を狙わない
- 今年の選考を直すことが、翌年の上位大学の学生への最も強い施策だと伝える:体験談が変わる
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 反応が取れない理由を四つ(体験談・企業ページ・文面・速さ)で見る | 人事 |
| 他社の体験談と自社の体験談を並べて読む | 人事と面接官 |
| 検索条件から大学名を外し、行動で絞る | 人事 |
| 大学名に触れず、行動の一文で文面を書く | 送る人 |
| 企業ページを「選考で何が起きるか」で埋める | 人事と面接官 |
| 今年の選考を「書かれる選考」にする | 面接官と人事 |
| 上司に記録で答える | 人事 |
運用代行や代理店が支えられるのは、四つの見方の整理、体験談の読み方の型、行動で絞る条件の案、文面の型、企業ページの項目の案、上司への答え方の型までで、体験談を読むこと、送ること、選考の直し、「こんな人」の決定は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。上位大学の学生から反応が取れない会社から、「上位大学向けの企業ページとスカウトの型がほしい」と求められることがあります。当社は、「上位大学向け」の型を作りません。この学生が会社を比べるのは、大学名向けに作られた文面や企業ページではなく、体験談です。多くの体験談を読んでいる学生に、「上位大学向け」に整えた企業ページを見せても、体験談に「連絡が遅い」があれば、企業ページのほうを信じません。当社がお願いするのは、自社の体験談を他社と並べて読み、今年の選考で直すことです。上位大学の学生に届く最も強い施策は、文面や企業ページの工夫ではなく、翌年の体験談に「選考が丁寧だった」が残ることです。
まとめ
- 大学名で選ばれ慣れている学生は、多くのスカウトと多くの体験談を受け取っていて、会社を体験談の量と質と選考の見え方で比べる
- 反応が取れない理由を大学名のせいにせず、自社の体験談・企業ページの選考の見え方・スカウトが大学名以外を読んでいるか・選考の速さ、の四つで見る
- 検索条件から大学名を外し、「こんな人」の行動で絞る。上位大学の学生「だけ」を狙わない
- 他社の体験談と自社の体験談を並べて読み、他社にあって自社にないものを今年の選考で「する」。書くだけでは体験談は変わらない
- 「上位大学向け」の型を作らない。上司には、大学名で絞った期間と行動で絞った期間の記録と、体験談の並べ読みで答える
よくある質問
自社の体験談が少なく、他社と並べても比べられません
体験談が少ないなら、今年の選考が体験談を作る年です。他社の体験談で「この学生が何を評価しているか」(連絡の速さ、面接で何を見るかの明示、配属の説明)を読み、それを今年の自社の選考で「する」ことで、翌年の体験談が作られます。今年の入口は、スカウトで大学名に触れず行動を読む文面と、企業ページの「選考で何が起きるか」です。知名度がない会社がワンキャリアで学生に届くには
行動で絞っても、上位大学の学生からは反応が来ません
行動で絞った結果、行動で近い学生から反応が来て、面談まで進んでいるなら、運用は回っています。上位大学の学生からだけ来ないなら、四つ(体験談・企業ページ・文面・速さ)を、その学生に送った分だけ見直します。それでも来ないなら、その学生の狙いと自社の仕事が合っていない可能性があり、「こんな人」の行動で来ている学生に集中します。
上位大学の学生への運用は、御社に相談できますか
できます。当社は、四つの見方の整理、体験談の読み方の型、行動で絞る条件の案、文面の型、企業ページの項目の案、上司への答え方の型を支えられます。体験談を読むこと、送ること、選考の直し、「こんな人」の決定は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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