業界イメージが不利な会社のワンキャリアの見せ方|否定より体験談と場面で
業界のイメージが、学生にとって不利に働く。「きつい」「古い」「地味」「不安定」といった像を、学生が最初から持っている。ワンキャリアで企業ページを書いても、業界名を見た時点で読まれない気がする。結論から言うと、ワンキャリアでは、企業ページで像を否定しても、学生は体験談のほうを信じます。だから、自社の体験談に業界イメージに関わる何が書かれているかを先に読みます。像と合っている部分は隠さず、「どう扱っているか」を事実で添えます。像と違う部分は、「一日」と「最初の一年」の場面で見せます。イベントで若手が「入る前と入った後」を話し、スカウトで業界に触れず仕事の一日を書きます。今年の選考が、翌年の像を作ります。 この記事では、否定が効かない理由、体験談を先に読むこと、合っている部分の扱い、違う部分の見せ方、イベント、スカウト、今年の選考、分担を整理します。企業ページの基本はワンキャリアの企業ページで最初に書くこと、学生の読む順番はワンキャリアの学生が掲載を見る順番で書きました。
この作業の目的|「業界」ではなく「この会社の選考と仕事」を読ませる
学生が持っている業界イメージは、企業ページで変えられません。ワンキャリアでできるのは、「業界」ではなく「この会社の選考で何が起きるか」と「この会社の一日」を読んでもらい、体験談でそれを確かめてもらうことです。
目的は、業界の像を塗り替えることではなく、像が入る前に「選考と仕事の実態」を読んでもらい、「思っていたのと違うかもしれない」と学生自身に思ってもらうことです。
企業ページで像を否定しても、効かない理由
| 書き方 | 学生が受け取ること |
|---|---|
| 「〇〇業界のイメージと違って、当社は…」 | 「〇〇業界のイメージ」を先に思い出す |
| 「きついと思われがちですが、実は…」 | 「きつい」が残り、体験談で確かめに行く。体験談に「きつかった」があれば、企業ページが信じられなくなる |
| 「古い業界ですが、当社は新しい」 | 抽象で判断できない |
| 業界名を隠す | 体験談で分かり、「隠していた」が残る |
ワンキャリアに特有なのは、学生が「企業ページで読んだことを、体験談で確かめる」ことです。企業ページで否定しても、体験談に像どおりのことが書かれていれば、否定は逆効果になります。
自社の体験談に、何が書かれているかを先に読む
- 業界イメージに関わる記述を、体験談とクチコミから拾う:「残業が」「雰囲気が古い」「体育会系だった」「地味な仕事」
- 合っている部分と、合っていない部分を分ける:体験談に書かれていて、実態でもあるもの。体験談に書かれているが、実態と違うもの。体験談に書かれていないもの
- 合っている部分は、隠せない:企業ページで否定すると、体験談との差が広がる
- 合っていない部分は、企業ページと選考で正す:体験談は今年の選考で変わる
- 書かれていない部分は、企業ページで先に見せる:像と違う実態を、場面で
体験談を先に読む手順はワンキャリアの企業ページで最初に書くことの「自社の体験談とクチコミを、先に読む」で書きました。
エージェントベストの見解
相談で最も多い思い込みは、「業界のイメージが悪いから、企業ページで業界の魅力を伝え直せば学生の見方が変わる」というものです。当社は3媒体すべての販売パートナーとして、ワンキャリアの運用を見ていますが、企業ページで業界の魅力を書いた会社の体験談を読むと、「企業ページには〇〇と書いてあったが、実際は△△だった」が書かれていて、翌年の学生はその体験談を企業ページより先に読んでいます。企業ページで像を打ち消すほど、体験談との差が「盛っている」として残ります。当社が業界イメージの相談を受けるとき、最初にやるのは、企業ページの書き直しではなく、自社の体験談を一緒に読んで、像と合っている部分を認めることです。認めた部分を「どう扱っているか」と添えて書くほうが、打ち消すより、学生に信じられます。
像と合っている部分は、隠さず「どう扱っているか」を添える
- 合っている部分を、事実として企業ページに書く:「〇〇の時期は、△△の作業が続きます」
- その部分を、どう扱っているかを添える:「その時期は□□の体制にしています」。改善の予定を約束しない
- 体験談に書かれた悪い点が実態なら、今年の選考と働き方で直し、直したことを事実で書く:「体験談にあった〇〇は、△△の形に変えました」
- 「実態でない」なら、反論せず、今年の選考で守る:翌年の体験談が変わる
- 合っている部分と合っていない部分を、社内で先に分ける:企業ページを書く前に
隠さないことで、企業ページを読んで来た学生は、体験談を読んでも「書いてあったとおり」と感じます。書いたことを守る仕組みはワンキャリアで本選考を掲載するときの書き方の「書いたとおりに運用する仕組み」で書きました。
像と違う部分は、「一日」と「最初の一年」の場面で見せる
- 業界名は、一言で事実として:「〇〇を作っている会社です」。強調も弁解もしない
- 仕事の一日を、場面で:「朝は〇〇の確認から始まり、昼前に△△の打ち合わせ、午後は□□を一人で進める」
- 最初の一年を、具体で:「入った最初の月は、✕✕の案件を先輩と二人で担当する」
- 像と違う事実を、「違う」と言わずに置く:「きつい」の像がある業界で、「午後は自分の判断で進め、退社の時間は自分で決めている」を場面で書く
- 写真で、一日を見せる:素材写真ではなく、仕事中の場面。ワンキャリアの掲載に使う写真の選び方
- 業界の構造や市場の話を、書かない:学生の判断の材料にならない
「違う」と言わないことが要点です。「違う」と書いた時点で、比較の軸が「像」になります。
イベントで、若手が「入る前と入った後」を話す
- 入社してまもない社員に、「入る前、この業界をどう思っていたか」「入って、どうだったか」を話してもらう
- 本人の言葉のまま、加工しない:「思っていたより〇〇だった」の「〇〇」を、本人の言葉で
- 合っていた部分も、本人の言葉で:「△△はやはりそうだった。でも□□は違った」。良いことだけにしない
- タイトルに、「入る前と入った後を、二年目が話す会」:ワンキャリアのイベントページのタイトル
- 会社が「イメージと違う」と言うより、若手が「思っていたのと違った」と言うほうが届く
イベントの作り方はワンキャリアのイベントページの作り方、集まらないときはワンキャリアのイベントに学生が集まらないときで書きました。
スカウトで、業界に触れず仕事の一日を
- 文面で、業界のイメージに触れない:「〇〇業界と聞くと」から始めない
- 学生の一文と、仕事の一日の場面と、選考で何を見るか:ワンキャリアのスカウトの基本の「何を送るか」
- 送る相手を、その仕事に近い行動を書いている学生から選ぶ:業界の像そのものを志向に書いている学生は後回し。ワンキャリアのスカウトのターゲット
- 文面から企業ページへ、企業ページから体験談へ、の流れで確かめられる形に:文面で書いた一日が、企業ページにも体験談にもあること
今年の選考が、翌年の像を作る
- 業界イメージは、企業ページでは変わらず、体験談で変わる:翌年の学生が読むのは、今年の選考を受けた学生の体験談
- 今年の選考で、像と違う部分を学生に見せる:面接官が話を聞く、連絡が速い、仕事の一日を面接で話す
- 選考を受けた学生が、「業界のイメージと違って、この会社は〇〇だった」と書く:それが翌年の企業ページより強い
- 落ちた学生にも丁寧に:落ちた学生も体験談を書く
- 「書かれる選考」の条件はワンキャリア経由の学生が選考で離脱するとき
業界イメージが不利な会社ほど、今年の選考が翌年の入口になります。
社内の分担
| 作業 | 誰が |
|---|---|
| 体験談から業界イメージに関わる記述を拾い、合っている・合っていないを分ける | 人事と現場 |
| 合っている部分を「どう扱っているか」と添えて書く | 人事。本人と上司が確認 |
| 仕事の一日と最初の一年を場面で話す | 現場の人 |
| 若手が「入る前と入った後」をイベントで話す | 入社してまもない社員 |
| スカウトで業界に触れず一日を書く | 送る人 |
| 今年の選考で像と違う部分を見せる | 面接官 |
運用代行や代理店が支えられるのは、体験談の読み方の型、合っている部分の整理、企業ページの場面の型、イベントの型、スカウトの型までで、一日を話すこと、合っている部分の判断、若手が話すこと、選考は企業が行います。代理店の代行の範囲は代理店に運用まで頼めるかで書きました。
エージェントベストの見解
これは発注側の誤解の話です。業界イメージが不利な会社から、「体験談に書かれた悪い点を、企業ページで打ち消したい」と相談されることがあります。当社は、それを企業ページに書きません。ワンキャリアの学生は、企業ページより体験談を信じます。打ち消した企業ページは、翌年の体験談に「企業ページと違った」として残り、像を強めます。当社がお願いするのは、体験談に書かれた悪い点が実態なら、今年の選考と働き方で直し、直したことを事実で書くこと、実態でないなら、反論せず今年の選考で守ることです。像を変えるのは企業ページの言葉ではなく、今年の選考を受けた学生が書く翌年の体験談です。
まとめ
- ワンキャリアでは、企業ページで業界の像を否定しても、学生は体験談を信じる。否定するほど、体験談との差が「盛っている」として残る
- 自社の体験談に業界イメージに関わる何が書かれているかを先に読み、合っている部分・合っていない部分・書かれていない部分に分ける
- 合っている部分は隠さず、「どう扱っているか」を事実で添える。実態なら直して直したことを書き、実態でないなら反論せず今年の選考で守る
- 像と違う部分は、業界名を一言にして、「一日」と「最初の一年」の場面と仕事中の写真で見せる。「違う」と書かない
- イベントで若手が「入る前と入った後」を本人の言葉で話し、スカウトで業界に触れず一日を書く。今年の選考が翌年の像を作る
よくある質問
業界名を書いた時点で読まれない気がします
業界名は一言で事実として書き、そのあとを「選考で何が起きるか」と「一日」にします。業界名を隠すと、体験談で分かり、「隠していた」が残ります。ワンキャリアの学生は、業界名で企業ページを閉じるより、「この会社の選考はどうか」を確かめに来ています。読まれないのは、業界名のあとに業界の説明や反論が続く場合です。
体験談に書かれた悪い点が実態で、すぐには直せません
直せない部分は、隠さず「〇〇の時期は△△が続きます」と事実で書き、「その時期は□□の体制です」とどう扱っているかを添えます。直す予定は約束しません。学生は、隠された悪い点より、書かれた悪い点のほうを「正直な会社」として受け取ります。直せる部分から今年の選考と働き方で直し、翌年の体験談に残る形にします。
業界イメージが不利な会社のワンキャリアの見せ方は、御社に相談できますか
できます。当社は、体験談の読み方の型、合っている部分の整理、企業ページの場面の型、イベントの型、スカウトの型を支えられます。一日を話すこと、合っている部分の判断、若手が話すこと、選考は、企業が行ってください。当社はOfferBox・Wantedly・ワンキャリアの販売パートナーとして、ワンキャリアの運用を支えています。3媒体の全体像は3媒体の違いと選び方にまとめています。
本記事は 2026/9/12 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
相談無料 / 求人広告代理店エージェントベスト
ワンキャリアの掲載・スカウト・イベント、組み立てから相談できます
- 採用人数と時期から、掲載・スカウト・イベントの組み合わせを一緒に考えます
- ほかの新卒媒体と並べて、どこに予算を置くかを比較します
- これから申し込む場合も、料金は正規料金のままです
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