Wantedlyと他ツールの連携|ATS・Slack・カレンダーの対応一覧
Wantedlyを使いはじめると、「いま使っている採用管理の仕組みに候補者を取り込めるか」「応募の通知をSlackに流せるか」といった、他のツールとのつなぎ方が気になってきます。結論から言うと、ATS(採用管理システム)との連携を公式にサポートしているのは、ウォンテッドリー株式会社自身が提供するWantedly Hireだけです。それ以外のATSについては、各ATSの窓口に問い合わせる形になります。この記事では、公式ヘルプで確認できる連携の種類と、それぞれの制約を整理します(2026年9月30日時点。最新は公式ページでご確認ください)。
結論|公式に確認できる連携の一覧
| 連携先 | できること | 主な制約 |
|---|---|---|
| Wantedly Hire(ATS) | 管理画面で発行したAPIキーで、Wantedly Visitの候補者情報をHireに自動で取り込む | APIキーは再表示できない |
| その他のATS | 公式のサポート対象外。各ATSの窓口に問い合わせる | ― |
| Slack | 応募・候補者からのメッセージなどの通知 | 通知先のチャンネルを選べない、1ワークスペースに複数の会社アカウント不可、ゲストアカウント不可 |
| Google Workspace | 社内報・社内ポータルを見た社員を自動でメンバーに追加 | 社内向け機能との組み合わせ |
| Googleカレンダー | 日程調整機能との連携 | Google Workspaceのみ、会社アカウント単位 |
| SAML・SCIM | シングルサインオンとアカウントの自動管理 | β版。動作保証はGoogle Workspace・Azure AD・OneLogin・Oktaのみ |
| 募集の埋め込み | 募集をWantedly以外のページに埋め込む | ― |
ヘルプには、Wantedly HireとのAPIと一部の連携を除き、Chromeの仕様変更によって提供を終えた機能がある、とも書かれています。以前使っていた連携の方法が、いまも使えるとは限りません。
仕組み|ATSとの連携
Wantedly Hireとの連携
Wantedly Hireとの連携では、Wantedly Visitの管理画面でAPIキーを発行し、それをHire側に設定します。設定すると、Visitの候補者情報がHireに自動で取り込まれます。APIキーは発行したときにしか表示されず、あとから再表示できないので、発行した人が安全な場所に控えておく必要があります。WantedlyとWantedly Hireの役割の違いはWantedlyとWantedly Hireの関係にまとめています。
それ以外のATS
Wantedly Hire以外のATSについて、Wantedly側の連携のサポートはありません。ヘルプは、各ATSの窓口に問い合わせるよう案内しています。候補者データの一括ダウンロードはWantedlyの管理画面ではできないとされていますが、ATSによっては取得できる場合があります。どこまで取り込めるかは、使っているATSの側で確認します。
エージェントベストの見解
ツール連携の相談で最も多い思い込みは、「つながれば管理が楽になる」というものです。実際には、Wantedlyの候補者は「話を聞きに行きたい」という段階で入ってくるので、選考の申し込みとして入ってくるほかの媒体の候補者と同じ段にそのまま並べると、ATSの中で数字が合わなくなります。当社は3媒体の販売パートナーとして、OfferBoxやワンキャリアとWantedlyを併用している会社の運用も見ていますが、連携の前に「Wantedlyから来た人は、ATSのどの段から始めるか」を決めていない会社は、連携したあとに段の定義をやり直すことになりがちです。先に段の定義を決め、そのうえで公式に対応しているWantedly Hireを使うのか、手で写すのか、ATSの窓口に確認するのかを選ぶ。この順番で考えると、連携の方法で迷う時間が短くなります。段の定義の考え方はWantedlyと採用管理システムの連携の考え方が参考になります。
仕組み|通知・日程・アカウント管理の連携
Slack
Slackと連携すると、応募、候補者からのメッセージ、社内報の公開、Perkの新着を通知でき、Pulseの操作もできます。ただし、通知先のチャンネルは選べません。また、1つのSlackワークスペースに複数の会社アカウントをつなぐことはできず、Slackのゲストアカウントでは使えません。グループ会社で別々の会社アカウントを持っている場合や、外部の協力者をゲストで招いている場合は、この制約に当たります。応募の通知はメールでも受け取れるので、Slackでつなげない人はメールで受け取ります。
Google WorkspaceとGoogleカレンダー
Google Workspaceと接続すると、社内報や社内ポータルを見た社員が自動でメンバーに追加されます。Googleカレンダーは日程調整機能と連携でき、対象はGoogle Workspaceのみで、会社アカウント単位の設定です。個人のGoogleアカウントのカレンダーとはつなげない点に注意します。
SAML・SCIM
シングルサインオン(SAML)とアカウントの自動管理(SCIM)は、β版として提供されています。動作が保証されているのは、Google Workspace・Azure AD・OneLogin・Oktaの4つです。
募集の埋め込み
募集をWantedly以外のページ、たとえば自社の採用ページに埋め込む機能もあります。採用ページとの役割の分け方はWantedlyと採用サイトに何を置くかにまとめています。
確認する項目|連携の前に確かめること
- 使っているATSは何か:Wantedly Hireなら公式の連携があります。それ以外ならATSの窓口に、Wantedlyの候補者をどう取り込めるかを確認します
- APIキーを誰が管理するか:Hireと連携する場合、キーは再表示できないので、発行と保管の担当を決めます
- Slackの通知をどこで受けるか:通知先のチャンネルは選べません。誰がその通知を見て返信するかを決めます
- Google Workspaceを使っているか:Googleカレンダー連携とGoogle Workspaceとの接続は、Workspaceが前提です
- 以前の連携が今も動くか:Chromeの仕様変更で提供を終えた機能があるため、昔の手順書に頼らず、今のヘルプで確認します
注意点
- ATS連携の公式サポートはWantedly Hireのみ:ほかのATSは各ATSの窓口に問い合わせます
- 候補者データの一括ダウンロードはできない:ATSによっては取得できる場合があります
- Slackは通知先のチャンネルを選べない:1ワークスペースに複数の会社アカウント不可、ゲスト不可
- Googleカレンダー連携はWorkspaceのみ:会社アカウント単位です
- SAML・SCIMはβ版:動作保証は4つのサービスに限られます
エージェントベストの見解
Slack連携を入れる前に、先に決めておかないと効果が出ないのが「通知を見て返す人」です。通知先のチャンネルは選べないため、通知が流れる場所を見ている人が、そのまま返信の担当になるとは限りません。応募の通知が流れても、誰が拾うかが決まっていないと、全員が見ているのに誰も返さない状態が起きます。当社が運用の立ち上げで案内しているのは、通知を受けたら候補者チケットに担当者を付けるまでを、通知を見た最初の人の役割にしておくことです。担当者が付けば対応ステータスは「対応中」に変わるので、ほかの人から見ても誰が持っているかが分かります。連携は通知を速くするものですが、返信を速くするのは、通知のあとに誰が何をするかの決めごとです。ツールをつなぐ作業と同じ日に、この決めごとも一行で書いておくと、連携がそのまま返信の速さにつながります。
まとめ
- ATS連携の公式サポートはWantedly Hireのみ。APIキーでVisitの候補者情報を自動で取り込み、キーは再表示できない
- ほかのATSは各ATSの窓口に問い合わせる。候補者データの一括ダウンロードは管理画面ではできない
- Slackは応募やメッセージを通知できるが、通知先のチャンネルは選べず、1ワークスペースに複数の会社アカウント不可、ゲスト不可
- Googleカレンダー連携と自動のメンバー追加はGoogle Workspaceが前提。SAML・SCIMはβ版
- Chromeの仕様変更で提供を終えた機能があるため、連携の手順は今のヘルプで確認する
よくある質問
自社で使っているATSに、Wantedlyの候補者を自動で取り込めますか
ATS連携を公式にサポートしているのはWantedly Hireのみで、それ以外のATSは各ATSの窓口に問い合わせるよう案内されています。候補者データの一括ダウンロードは管理画面ではできないとされていますが、ATSによっては取得できる場合があります。
Slackの通知を、採用用のチャンネルに流せますか
ヘルプによると、通知先のチャンネルは選べません。また、1つのワークスペースに複数の会社アカウントをつなぐことはできず、ゲストアカウントでは使えません。通知を見る人を決めておくか、メールでの通知と組み合わせます。
以前使っていた連携の方法が動かなくなりました
ヘルプでは、Wantedly HireとのAPIと一部の連携を除き、Chromeの仕様変更によって提供を終えた機能があるとされています。今のヘルプで、使える連携の方法を確認してください。
- Wantedly ヘルプ|ATSとの連携について(2026-06-12更新)
- Wantedly ヘルプ|Wantedly Hireとの連携(APIキー)
- Wantedly ヘルプ|Slack連携(2026-04-01更新)
- Wantedly ヘルプ|Google Workspaceとの接続
- Wantedly ヘルプ|日程調整機能
- Wantedly ヘルプ|SAML・SCIM連携(β版)
- Wantedly ヘルプ|募集をWantedly以外のページに埋め込む
- Wantedly ヘルプ|候補者データのダウンロード
本記事は 2026/9/30 時点の公開情報にもとづいて作成しています。
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